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Yamareco

記録ID: 561156
全員に公開
ハイキング
関東

伊豆大島三原山(御神火スカイライン被害視察)

2014年12月12日(金) 〜 2014年12月14日(日)
 - 拍手
GPS
04:40
距離
26.1km
登り
873m
下り
861m

コースタイム

1日目
山行
5:20
休憩
1:10
合計
6:30
6:20
60
御神火スカイライン入り口
7:20
20
スカイライン完全分断地点
7:40
7:50
90
山頂口BS展望所
9:20
9:40
20
カプセルホテル アイランド伊豆大島
10:00
20
元町港BS
10:20
10:50
30
岡田港BS
11:20
20
山頂口BS展望所
11:40
11:50
20
火口見学道
12:10
40
火口最接近地点
12:50
山頂口BS
1日目のルート表記になってますが山行は3日目です。
それも1回目と2回目が繋がってしまっていますのでご注意
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
12日
東海汽船
23:30横浜大桟橋ー13日6:00岡田港

13日
大島バス
6:20岡田港ー6:40元町港

14日
大島バス
10:00元町港ー10:20岡田港
10:50岡田港ー11:15三原山頂口
13:40三原山頂口ー14:05岡田港
東海汽船
14:30岡田港ー18:30横浜大桟橋

大島バスは岡田港ー三原山頂口が890円、往復で1780円
三原山ライン1日フリー切符が1500円なのでそちらの方がお得
全路線1日フリー切符2000円、全路線2日フリー切符3000円も有り
コース状況/
危険箇所等
御神火スカイラインは崩落だらけ
山頂口BS以降の危険箇所無し
ただし火口お鉢巡りは暴風
第4回伊豆大島マラソン
高低差365m 累積標高700mとも900mとも
そして10m/s超の強風
日本屈指の難コースへ挑む
第4回伊豆大島マラソン
高低差365m 累積標高700mとも900mとも
そして10m/s超の強風
日本屈指の難コースへ挑む
13日 AM7時
受付会場の元町港客船待合所
強風と高波の影響で今朝の入港地は岡田港へ変更
そこからバス360円で会場入り
13日 AM7時
受付会場の元町港客船待合所
強風と高波の影響で今朝の入港地は岡田港へ変更
そこからバス360円で会場入り
会場2
過酷なコースなので最初からマラソン中の撮影は諦め
会場2
過酷なコースなので最初からマラソン中の撮影は諦め
同時刻 元町港の風と波
そりゃ船も接岸できません
同時刻 元町港の風と波
そりゃ船も接岸できません
14日 AM6:20
ホテル出てすぐの御神火(ごじんか)スカイライン入り口
5時出発予定が寝坊で1時間以上遅れ
前日のマラソンで心身ともに疲れ切っていた模様
控え目に言って終盤は泣きそうなくらい辛かった
ゴール後グロッキーになり小一時間動けず
14日 AM6:20
ホテル出てすぐの御神火(ごじんか)スカイライン入り口
5時出発予定が寝坊で1時間以上遅れ
前日のマラソンで心身ともに疲れ切っていた模様
控え目に言って終盤は泣きそうなくらい辛かった
ゴール後グロッキーになり小一時間動けず
さぁ行きましょう
ホテルに荷物を置きサブザックにてスタート
チェックアウト時刻10時までに戻る予定
さぁ行きましょう
ホテルに荷物を置きサブザックにてスタート
チェックアウト時刻10時までに戻る予定
AM6:40 開始20分でいきなりコレ
こちらは事前に観光協会のHPの地図で確認して来たのだが通行止め等の情報は皆無だった
そもそも土砂災害は1年以上前のはず
車両のみ対象なのか歩行者も含めた全面通行禁止なのかも分からず
しかしこの時刻はバスも走っておらず、別ルート選択の時間的余裕は無いため、自己責任でバリケード突破
結果としてこの1回目の山行は、三原山山頂を諦め、スカイラインの被害状況の視察記と化してしまったが、この目で見れたことは有意義だった
AM6:40 開始20分でいきなりコレ
こちらは事前に観光協会のHPの地図で確認して来たのだが通行止め等の情報は皆無だった
そもそも土砂災害は1年以上前のはず
車両のみ対象なのか歩行者も含めた全面通行禁止なのかも分からず
しかしこの時刻はバスも走っておらず、別ルート選択の時間的余裕は無いため、自己責任でバリケード突破
結果としてこの1回目の山行は、三原山山頂を諦め、スカイラインの被害状況の視察記と化してしまったが、この目で見れたことは有意義だった
バリケード真後ろにいきなり大崩落
バリケード真後ろにいきなり大崩落
同地点振り返って
同地点振り返って
あまりに対照的な美しさ
あまりに対照的な美しさ
日本一のモルゲンロート
1
日本一のモルゲンロート
カーブの崖側全面崩落を坂上から振り返って
カーブの崖側全面崩落を坂上から振り返って
これが1年以上前の被害だとすると復興まではまだまだ遠い
これが1年以上前の被害だとすると復興まではまだまだ遠い
今回の大島旅行は都からの観光復興助成金によって宿泊料金は3000円引き
おかげでカプセルホテルは1000円で泊まれた
今回の大島旅行は都からの観光復興助成金によって宿泊料金は3000円引き
おかげでカプセルホテルは1000円で泊まれた
ただ予約時はなぜ今さら観光の助成金が出るのか疑問に思わないでも無かったが
ただ予約時はなぜ今さら観光の助成金が出るのか疑問に思わないでも無かったが
この惨状を見て納得
この惨状を見て納得
見事な「浮き富士」
見事な「浮き富士」
完全に浮いてます
完全に浮いてます
同じ方向にお辞儀する支柱
同じ方向にお辞儀する支柱
ごっそり剥ぎ取られた山肌
ごっそり剥ぎ取られた山肌
AM7時頃
ずっと空中浮遊してる富士
AM7時頃
ずっと空中浮遊してる富士
この辺はもう、道路見て、富士を見ての繰り返し
この辺はもう、道路見て、富士を見ての繰り返し
富士アップ
富士最大アップ
ごっそり
ガードレールが紙切れのよう
ガードレールが紙切れのよう
何枚おんなじ構図で撮るんだか
何枚おんなじ構図で撮るんだか
笹と浮き富士
そして・・・
AM7:16
薄々と感じていたが、やっぱこれは人も通れないよね、という現実を見せ付けられた瞬間
AM7:16
薄々と感じていたが、やっぱこれは人も通れないよね、という現実を見せ付けられた瞬間
完全に分断
しているものの
下まで数m降りて向こうに渡れなくもなさそう
下まで数m降りて向こうに渡れなくもなさそう
ということで渡りました
これは既に渡った後に振り返って
向かって右側(崖側)のリボン伝いに降りて
ということで渡りました
これは既に渡った後に振り返って
向かって右側(崖側)のリボン伝いに降りて
左側(山側)に続くリボンに沿って渡り
左側(山側)に続くリボンに沿って渡り
山側の足掛かりを利用して上がると
山側の足掛かりを利用して上がると
渡れます
これ以降は大規模崩落は少なくなり
これ以降は大規模崩落は少なくなり
スカイライン終点です
スカイライン終点です
AM7:43
奥にあるのが三原山山頂口バス停
無知ゆえこの時は認識して無かったが、この×マークは歩行者も含めた全面通行禁止
ただし登り口のは正式な道路標識では無かったよなぁ
AM7:43
奥にあるのが三原山山頂口バス停
無知ゆえこの時は認識して無かったが、この×マークは歩行者も含めた全面通行禁止
ただし登り口のは正式な道路標識では無かったよなぁ
横一文字だと「車両進入禁止」斜線一本だと「車両通行止め」
そのどちらかなら歩行者は通行可だった
やはり通ってはならない道だったようだが、観光協会もその旨周知徹底すべきかと思います
横一文字だと「車両進入禁止」斜線一本だと「車両通行止め」
そのどちらかなら歩行者は通行可だった
やはり通ってはならない道だったようだが、観光協会もその旨周知徹底すべきかと思います
AM7:46
山頂口BSにある展望所
8時をタイムリミットに設定していたため、ここから火口まで行く時間は無いと判断して、撤退
AM7:46
山頂口BSにある展望所
8時をタイムリミットに設定していたため、ここから火口まで行く時間は無いと判断して、撤退
1回目の山行は地図上現在地の地点で撤退
ちなみに標識の意味は把握してなかったものの、さすがにもう一度は通りづらい気持ちになり、帰りは地図上で左側に延びる三原山登山道路へ迂回
現在地のすぐそばから右下方向へ分岐しているのが登ってきた御神火スカイライン
1回目の山行は地図上現在地の地点で撤退
ちなみに標識の意味は把握してなかったものの、さすがにもう一度は通りづらい気持ちになり、帰りは地図上で左側に延びる三原山登山道路へ迂回
現在地のすぐそばから右下方向へ分岐しているのが登ってきた御神火スカイライン
ここからは走り下りなくてはチェックアウト時刻に間に合わないため、撮影はほぼ無し
が、このようにやはり車両は駄目っぽいが人はどうなんだと悩んでしまう柵があり、気になった
(通過後振り返って撮影)
こちらから登りたい人は戸惑うのでは
ちなみにここは割れ目火口経由で山頂口へ続く道で、途中階段があるので車両は通れないが歩行者は問題なく通り抜けられる
ここからは走り下りなくてはチェックアウト時刻に間に合わないため、撮影はほぼ無し
が、このようにやはり車両は駄目っぽいが人はどうなんだと悩んでしまう柵があり、気になった
(通過後振り返って撮影)
こちらから登りたい人は戸惑うのでは
ちなみにここは割れ目火口経由で山頂口へ続く道で、途中階段があるので車両は通れないが歩行者は問題なく通り抜けられる
同地点の地図 AM8:25
途中車両が通れないことが分かるかと思います
しかし遊歩道手前に駐車場があるのだから、こんな手前に進入禁止の柵を設ける意味が分からない
同地点の地図 AM8:25
途中車両が通れないことが分かるかと思います
しかし遊歩道手前に駐車場があるのだから、こんな手前に進入禁止の柵を設ける意味が分からない
一旦宿へ戻りここからは山行2回目
9時半過ぎにホテルをチェックアウトして今度はバスを乗り継いで山頂口へ
三原山ラインのフリーパス1500円
一旦宿へ戻りここからは山行2回目
9時半過ぎにホテルをチェックアウトして今度はバスを乗り継いで山頂口へ
三原山ラインのフリーパス1500円
AM11:20
3時間半前に訪れた展望所に再び
AM11:20
3時間半前に訪れた展望所に再び
二度手間になりこの日午後2時半出航までに予定していた他の観光は全て諦めざるを得なくなりました
しかし天候には恵まれ素晴らしい三原山の雄姿
二度手間になりこの日午後2時半出航までに予定していた他の観光は全て諦めざるを得なくなりました
しかし天候には恵まれ素晴らしい三原山の雄姿
同地点からアップ
すでに湯気が見える
同地点からアップ
すでに湯気が見える
AM11:45
火口を一周する歩道へと着く
帰りのバスは13:40なので今回のタイムリミットは12:30くらい
見学道と一周コース両方行けそう
AM11:45
火口を一周する歩道へと着く
帰りのバスは13:40なので今回のタイムリミットは12:30くらい
見学道と一周コース両方行けそう
見学道は舗装路
あの湯気の左側を通り過ぎ
あの湯気の左側を通り過ぎ
少し登った所が終点
少し登った所が終点
見学道終点からの火口
右側は隠れて見えない
見学道終点からの火口
右側は隠れて見えない
戻ります
小さく見える休憩所まで戻って今度は一周コースへ
小さく見える休憩所まで戻って今度は一周コースへ
湯気はそこかしこから
湯気はそこかしこから
あちらこちらから
あちらこちらから
もうもうと出ています
もうもうと出ています
ふと海を見ると綺麗な三角形
元町港からもよく見えてました
あれは利島のようです
ふと海を見ると綺麗な三角形
元町港からもよく見えてました
あれは利島のようです
半周ほど来た所で火口に最接近
半周ほど来た所で火口に最接近
ここからは火口の全景が見れます
ここからは火口の全景が見れます
それにしても利島は絵になる
それにしても利島は絵になる
ちなみに火口周辺は風が強く大変寒かった
体が飛ばされそうな暴風が吹き荒れ、ヨロけること数度
ちなみに火口周辺は風が強く大変寒かった
体が飛ばされそうな暴風が吹き荒れ、ヨロけること数度
コース中最も勢いの良かった湯気さん
コースを横切るようにたなびいており、通り抜ける際ちょっと暖かかった
コース中最も勢いの良かった湯気さん
コースを横切るようにたなびいており、通り抜ける際ちょっと暖かかった
NO.1湯気っち逆側から
NO.1湯気っち逆側から
もくもく
15:00頃
後は撮るべき絵も無く、バスで岡田港、そして客船で横浜へ
15:00頃
後は撮るべき絵も無く、バスで岡田港、そして客船で横浜へ
さようなら伊豆大島
さようなら伊豆大島
ただいまベイブリッジ
ただいまベイブリッジ
お疲れ様でした

感想

ちょうど外周一周がおよそ42kmになる「島ランの聖地」伊豆大島に行ってきました。伊豆大島マラソン参加がてら三原山登山も敢行。
衝動買いしたチープなデジカメの初陣にちょうど良かろうと思い初レポ。
結果として昨秋の台風26号による土砂災害の爪痕を記録することに。
そのへんは写真コメント参照。

三原山を一言で表すなら「近くて遠い山」。
我々ヤマノボラーにとっては、たかが700m級の山に対しわざわざ山頂付近までバスを利用するというイメージは持ちづらいが、三原山に関してはそれが正解。

一番の中心街である元町を拠点とした場合、
1.基本的に「歩行者用の登山道」というものが存在しない。探せばあるのかもしれないが標識等も無く分からない。
2.車道としての最短ルートである御神火スカイラインは今回通行禁止と判明。
3.別ルート(三原山登山道路)は大幅な回り道なので、歩いて登ると時間がかかりすぎる。頑張って登ったとしても、舗装道路を何kmも歩くのでハイキング登山の楽しみ方はできない。
4.島の西側へ回ればテキサスコースなどの登山道もあるようだが、港からは離れているので結局そこまではバスを利用することになる。

以上により、早朝未明から自力で登るくらいなら、素直にバスの始発を待った方がずっと効率が良かったね、という話。

1回目の山行の撤退帰路で、やはり早朝に登山道路を歩いて登ってみたものの途中で戻って来たらしい年配の方と会いお話しましたが、案の定「(人が)登る道って無いんだねぇ」と仰ってました。

早朝1回目は山行としてはグダグダでしたが、御神火スカイラインでは野生のキョンを2頭、山頂口BS付近の山道では樹上を伝う猿をこれまた2匹見かけ、大島の野生を味わうことができたのは良かったです。

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