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講習/トレーニング
谷川・武尊

谷川岳( 雪上訓練)

2014年12月14日(日) [日帰り]
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コースタイム

6:10自宅発→8:10谷川岳ベースプラザ着。身支度&ロープ−ウェイ移動→ 9:10天神平駅
天神平から少し尾根をのぼったあたりで雪訓〜14時すぎまで。

天候
過去天気図(気象庁) 2014年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
行きは関越で赤城からチェーン規制にて2キロ40分!の渋滞。
とりあえず2時間程度で8時すぎに到着。駐車場は余裕。
帰路はスムーズに流れていたので高速を下りるまで約1時間。
近くて良い山、谷川岳love
コース状況/
危険箇所等
登山ポスト ベースプラザ、 天神平ロープウェイ駅にあり。
ゆきだらけ。
2014年12月14日 09:19撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
12/14 9:19
ゆきだらけ。
ほかにも大勢の雪訓のひとびとが。
2014年12月14日 09:21撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
12/14 9:21
ほかにも大勢の雪訓のひとびとが。
雪ふかし。
トレースあり。
2014年12月14日 09:27撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
12/14 9:27
トレースあり。
滑落停止用の場所をつくってみた。
2014年12月14日 09:36撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
12/14 9:36
滑落停止用の場所をつくってみた。
スタンディングアックスビレイ
スタンディングアックスビレイ
滑落停止中。
2014年12月14日 11:45撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
12/14 11:45
滑落停止中。
2014年12月14日 13:24撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
12/14 13:24
だんだん雪が強まり、視界が悪くなってきた...
2014年12月14日 13:24撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
12/14 13:24
だんだん雪が強まり、視界が悪くなってきた...
撮影機器:

感想

今年、雪訓を谷川としたのは以下の理由から。
●カモルール改正
●12月はバタバタで金曜前夜発が厳しく、朝出では富士山は果てしない...
 ちゃんと休養がとれていない状態での雪訓をさけたい。
●今年はあまりハードな雪山はいかない予定、 などなど。

テント泊を日帰りとしたのは以下の理由から。
●事前の天気予報などで「新潟エリア週末大荒れ」、
風向きもろもろで谷川方面への影響も懸念
●谷川での雪訓が初でテン場などの風の状況など未知数。
●ロープ−ウェイがとまったり高速閉鎖も困る などなど。

金曜夜のぎりぎりまで迷った結果、日曜日帰りに変更。
結果論として、他の雪訓パーティーがテントをはっていたであろう、
天神平から少し登ったあたりは強風もなさそうで、テント泊でも平気だったかも。
ま、安全第一としました。

行ってみて驚いたのはこの時期の谷川は、「雪訓王国」だったこと。
ロープ−ウェイの利用者はスキー・スノボより、山ヤのほうが多かったのでは?
天神平でおりて右方向に尾根方面へ斜面をあがっていくと、いるわ、いるわ。
すでにテントで前夜からいたであろう人々、後ろからも次々に10人以上の団体が。
自分たちのような小人数も複数、10人規模の団体も7〜8組はいたかな。
山岳会風、どこかの有料ガイド講習風?などいろいろ。
みんな、アイゼンのはきかた、ピッケルの持ちかた、滑落停止、(スタンディングアックスビレイ)、わかん歩き、ビーコントレなどなどやっていました。
電車とバスでさくっとこれるし、ロープ−ウェイでアプローチも簡単。
人気なのも納得です。

大量積雪があったこともあり(50〜70センチ?)尾根へのトレースがある以外、周囲はどこもふかふかの雪。なので滑落停止の場所確保が大変。(富士山も違う意味で大変だけど。)
訓練をするためには、まず、お気に入りの斜面をさがし、ラッセルして、シリセードをくりかえし、雪面をかためる作業が必要。
訓練メニューは、【つぼ足歩行、アイゼン歩行、わかん歩行、ラッセル、
初期静動、滑落停止、スタンディングアックスビレイ、ビーコントレ】

去年の富士山と今年の谷川の比較で感じたのは以下の通り。
(ベテランではなく、雪山2年生の感想であることをご留意ください。)
●富士山
強風やガチガチのアイスバーンなどが経験できる。シビアな雪山や悪天時の雪山を経験したときの驚きが少なくてよいかも。
滑落停止やアイゼン歩行の練習はより実践的にできるかと。
ただ、安全確保はとてーも気をつかう。
あと、雪訓までのアプローチが大変。ま、それも訓練の1つだけど。
とにかくいろいろとたいへんでストレス・プレッシャーが大きく、
人によって「雪山、全然楽しくない」となっちゃうかも。

●谷川
雪がふかふかで滑落停止もあまりすべらない。ただ、あれだけの団体が訓練していることを考えると、姿勢を学ぶ上ではそれでも十分有意義かと。
アイゼン歩行でトラバースの練習をできる場所が難しい...
ただ、なにより安全で、雪への親しみ、ワクワク感をもちながら、雪訓が行えるので、初心者フレンドリー。少しずつステップアップしていきたい人にはいいかも。

そんなわけで、そのシーズンに何を目指すかによって雪訓は使いわけもありかもしれません。雪山は初めてでも「雪訓後は次は赤岳です!」とか、シーズン中に北アに行きたいんです、っていう(準)ビギナーは、富士山くらいのシビアな環境を経験しておいたほうがよいのかもしれません。

個人的には、来週の安達太良(小屋泊)前に装備のチェック、雪山の感触を取り戻す意味で有意義でした。

自分への備忘録。
●今回の荷物。 ベースプラザにて量ったら14キロ(ツェルト、ヘルメット、ハーネス、わかんなど込み。日帰りだけど厳冬期シュラフも。抜いたモノは食器とテントマット、シュラフマット)これだとテント泊フル装備だったらで、個人装備が15キロくらいでいけるかな? まずまずといったところ。あとは共同での食材など?+3キロとして、18キロくらいまでにはおさえたい。
●オーバーグローブをついつい外しがちでウール手袋が濡れる。
シビアな山だとやばいので注意。
●滑落停止、 脇をしめ、足を必ず上げる。雪面に打ち込むとき、ちょっと身体の脇へ。正面だと顔や胸にあたりそうでこわい。
●ビーコン、今ひとつ、探すにあたってのジグザグ動き、→に対してどう動くのか、
上手くできず。来年BCチームのビーコントレに入れてもらいたい...
●スパッツの後ろの絞るゴムが邪魔。転倒したり、片足が埋まって抜くとき、アイゼンにからまったりする。かならずスパッツの中にいれておくこと。
●上にきているものはアウター以外、きちんとズボンのなかにいれておく。
シリセードやラッセルしたりしているとき、洋服の裾にいっぱい雪団子がつき、とけるとぬれてしまう! って、去年も思った気が....

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