室蘭岳(鷲別川源流調査とソリ下山)
- GPS
- 03:34
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 728m
- 下り
- 717m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストあり。 |
写真
感想
鷲別川の源流調査を行なってきました。
そして源流は標高660m付近であることが明らかになりました。
(国土地理院の地図では標高370m付近が源流の表記になっています。)
以下、調査報告です。
9:03 だんパラ公園駐車場からスタートしました。
スタートからスノーシューを装着しました。
9:16 白鳥ヒュッテで職場の先輩らにばったりと出会いました。
夏道コースで登頂後に水元沢コースから下山する旨を伝えたところ、
「冬に水元沢コースに行く人はいないだろ。大丈夫か?」と心配されました。
そして「遭難するのは別に構わないけど、明日の16時の会議には間に合うように」、
「ビバーク後、直接、会議に出るのも乙なものだ」などと冷やかされました。
あげくの果てには「○君の最期を皆で記念撮影だ」となりました。
頑張って、などの暖かい言葉は残念ながら一つもありませんでした。
意地を見せて、一気に先輩らを抜き去り、そして引き離しました。
心拍計をみると170拍/分を越えていました。
息があがり、そしてグッタリと疲れました。見栄は禁物だと反省しました。
10:11 なんとか室蘭岳山頂に到着しました。今年の室蘭岳初登頂です!
1月3日は深雪により、だんパラ駐車場の手前でクルマが立ち往生しました。
スコップを使い、かろうじて脱出はできたものの、前途は多難であり、涙の撤収でした。
1月17日は、実力を過信して水元沢コースからバージンスノーをラッセルしました。
思いのほか時間がかかり、タイムオーバーで途中で引き返すはめとなりました。
本題に戻ります。山頂は賑わっていました。とりあえず他の人と雑談したあと、
今回の目玉の一つであるソリデビューを果たしました。
ふかふかのパウダースノーゆえ、ちゃんと滑れるのかな?と恐る恐るスタートしました。
ところが思いのほかスピードが出たような気がしました。
目線が雪面に近いので、スピード感がものすごくて、恐怖を感じました。
おまけに顔まで新雪まみれになりました。怖いけど、とても面白い!と思いました。
ソリ下山の始めはグダグダでしたが、徐々にコツをつかみました。
グリセードならぬヒジセードで方向を制御し、
アシセードとザックセードでスピードを制御する手法を確立いたしました。
なおザックセードは、あらかじめザックが目一杯になるほど荷物を詰めておく必要があります。
標高700m付近の登別-室蘭市境にたどり着きました。1月17日に下見した地点です。
そして意を決して谷に飛び込みました。
一つ目の急斜面を降りたところが標高660m付近でした。
私は標高550m辺りが水源ではないかと予想していました。
ところが予想に反して、この標高660m付近で水が流れる音が聞こえました。
ストックで雪を掘ると、小川のせせらぎがありました。
念のため慎重に登り返してみました。途中、水の音は全くありませんでした。
10mほど登り返したところで雪を掘ってみました。そこは枯れた谷でした。
したがいまして、先ほどの標高660m付近が鷲別川の源流付近だと確信しました。
昨年2月11日の伊達-室蘭市境の経験から、冬の谷は危険であると承知していたため、
源流を確信した後は、光速で尾根にエスケープしました。
その後はちんたらとソリ下山を織りまぜながら水元沢コースに合流しました。
12:37 だんパラ公園駐車場に戻りました。
総時間3時間34分。距離8.41km。平均速度2.4km/h。
消費カロリー1772kcal。 鷲別川源流がすぐに見つかりほっとしました。
(実績平均心拍数139拍/分,総重量80kg,身長172cm,設定最大心拍数185拍/分)
小事ですが、1月17日も含めて重量の確認不足でした。
出発前の総重量は81kgでした(ソリ1kgを含む。17日はソリ無し)。体重は63kgでした。
下記URLにGPSトラック、歩行記録、写真を載せてみました。
http://www.geocities.jp/yamasansaku/murodake_100124.html
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