阿蘇・外輪・北向山
- GPS
- 03:19
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 306m
- 下り
- 784m
コースタイム
13:45岩戸駐車場(阿蘇・立野)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
地図上には道の記載があるが、非常に分かりにくく、GPS持参で雑誌に掲載されたルート図とネットで調べたルート図及び解説をもってしても迷う箇所がいくつかあった。落ち葉があり、踏み分けも弱く林の中は分かりにくいが、テープがあるので何とかなる。 |
写真
感想
阿蘇の南外輪山ルートを数回に分けて歩いていましたが、立野から俵山までのルートとして挑戦しました。北向山から立野に下るルートはいくつかあるようですが前回挑戦した時、雪の中、途中でGPSのバッテリー切れ突然停止、で断念しました。「地図がなくても簡単歩ける。」ように思えたのですが、地図もなく下るのは危険なので「次回に。」と、それ以来情報を集め、今回、万全の態勢で再チャレンジです。
情報もたくさんあり、地図も完ぺき、さらにGPSのバッテリーも予備も含め完ぺきに充電し、「距離といい、完璧に歩けるなあ〜、楽勝じゃ〜、逆に立野からの登りでもよかったのではないか!」と前回の恐怖におびえた表情から一転し、余裕の発言でした。(テープもたくさんあったしなあ〜。)
さらに「原生林が楽しみ」など余裕がありすぎる発言連発…(アホか〜)。
実際に歩いてみると、前回歩いたコースの先は、GPSで現在地を慎重に確認し地図を見ているのに、ルートが分かりません。地図にルートが記入したあるのに、あまりにも人が通らないために所々廃道化している上に、参考にした山の雑誌やWebの方は、ベテランで、その人たちが「迷った。」「本来の道ではないが…。」等を連発しているので、自分が「迷わないはずがない!」その通り…。迷いに迷い、地図には全く表記がない大きな林道に出て、山道の入り口を捜したのですが見当たらず、結局もとに戻り、「谷ルート」を捜すが、なかなか見つかりません。まあ、この辺かな〜、でも「あまりにも道とは思えない。」でも「一応下ってみよう。」と捜しながら涸れた谷を下りました。相当のエキスパートの登山者が「これは本来の道ではない。」と書くくらいですから、相当な道だろう、と思ったら、その通り、相当な谷筋の道でした。谷筋の道は下るとだんだん、落差が激しくなり、谷の横を巻くことになりますが、回を重ねるごとに段々巻く幅が広くなります。とうとう大きな滝があり、横の壁面も険しすぎて、その斜面を巻くこともできません。横の大きな尾根を越えて反対側に道を捜すしか方法はありません。その先にあるであろう、相当の藪こぎを覚悟し尾根を越えます。「あ〜あ、ここまで来て藪こぎかあ〜!」と落胆は大きいものがありました。もしダメなら2時間、登り返しとなるからです…。険しい尾根をよじ登り、強烈な藪こぎを覚悟して尾根の向こうを見ると…。
何とそこには、自動車は絶対通れないような急斜面の「林道」のような道が下までありました。(その時の自分の心境からは)夢のような道です…。人間でもやっと下れるような急斜面に、どうやって道を作ったのでしょう。車はもちろん、ブルドーザーも登れないような急斜面です。その先に本当の昔からの林道がありました。その右側にはとんでもない超豪華な道ができています。たぶん、立野ダム建設に関連する道路です。我々の知らない山奥でとんでもない税金が投入されているのですね。左の道は古い林道で、崖のような(というか、崖そのもの)斜面をリンドウは横切っています。「落石が多いだろうな〜。」と思ったら「進入禁止」の表示。「まあ、ここから登る人に対しての看板だが、下ってきた人間には関係ないな。」と黙々と歩きます。崖の下に木箱が置いてありました。その周囲をミツバチらしき蜂が飛んでいます。以前テレビで見たことがあるのですが、日本ミツバチではないのでしょうか。誰かが昔からここに巣箱を置いているのでしょう。
2回ほど水力発電所の巨大なパイプの上を渡り、ゴールの岩戸神社駐車場を目指します。「あとどれくらいだろう?」とGPSを覗くと、何と表示がフリーズしています。4時間経っていないのに早くも停止しています。
やっと駐車場へ。それと同時に回収のための車が来てくれました。予定より30分遅れ、私も予定より30分遅れて到着したのでJustタイミングでした。出発した俵山峠まで送ってもらい、自分が乗ってきた自動車に乗り込みました。
今回感じたことは、国土地理院の地図にも表記されているような細い道(登山道)でも、超マイナーな場所では、いつのまにか消え去っている道もたくさんあることを思い知りました。
全体的には、思った以上にルート自体に面白さがあり、とても楽しめました。単独で行く時は、GPS持参をお勧めします。あまり使われていないルートで分かりにくいところが数か所あります。次回は、原生林ルートや南郷往還ルートなど歩いてみたいと思っています。
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