矢沢 熊倉沢 右俣&左俣 遡下降


- GPS
- 11:04
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,200m
- 下り
- 1,204m
コースタイム
- 山行
- 10:53
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 11:03
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・水量: 平水 ・ヌメリ: 水流際などはヌメるが、水流中/乾いたところを登っていれば特に気にならなかった。PT全員ラバーソールにて遡行 ・他PT: 見なかった、駐車場でも他の車を見なかった ・携帯電波: docomo/SoftBank 共に尾根登山道のみで電波アリ。駐車場は繋がったり繋がらなかったりで怪しい、繋がらないと考えていい ・参考遡行図「新版 東京起点 沢登りルート 100」P.20-23 (両沢ともに初級/1級上/Ⅲ) 荒天時の沢トレとして計画した、1日で4本の沢をやる贅沢トレーニング。 ■右俣: 右沢遡行→左沢下降 ■左俣: 西沢遡行→東沢下降 天気は蓋をあけてみると雨は昼前に少し降ったぐらいで、ずっと曇りでたまに日差しだった。気温も高く、特に増水することもなく、2人共レインウェアを着ることはなかった。 右俣左俣の出合までは駐車場から林道+ほぼ自然に還った元林道歩きで30分程度。そこからかかった時間はざっくりと; ・右俣右沢遡行(〜登山道): 2h10m (滝上よりロープ確保2回) ・右俣左沢下降(登山道〜): 2h0m (懸垂下降2回) ・左俣西沢遡行(〜登山道): 3h20m ※上流8mの滝上から隣の沢を遡行 ・左俣東沢遡行(登山道〜): 2h0m (懸垂下降1回) 両沢ともに下降は尾根でなく沢筋でもよかったが、滝がない沢筋を歩くのもダルかったので、大きめの滝が出始める場所を狙って尾根から降りる計画を立てた。計画通りの場所に降りることができ地形図読みの良いトレーニングになった。 ■右俣 大きなトラブルや、危険に感じた場所はなかった。 核心は連爆帯の中にある4mCS滝。左右に逃げ場もない状態で水流を登るが、落ちると下段の滝まで落ちそうな地形。参考遡行図には「左壁の残置ハーケンを利用してA0で」とあるが、残置ハーケンは見つからず、かなりシビアなホールドを使ってあがらないといけなかった。リードがフリーでなんとか登り、上からフォローを肩がらみで確保した。かなり危険に感じた+ハーケンの刺さりが良くフォローが抜けなかったので、そのままハーケン残置させてもらった。 ■左俣 核心は伏流帯のダルいゴーロ歩き。沢音もなくなりかなり精神的にしんどい。見ごたえのある大きな滝もなく、詰めもしんどいので、初心者を連れてくるなら、こちらではなく右俣がオススメ。 上流の8m滝で、水流を登ろうか迷いヌメリを嫌って、右の泥壁を登った、が、これがとても悪かった。泥壁に見えるが下地は岩でハンマーも刺さらない。ヒーコラ言いながらなんとかリードが登ったが、フォローが登れるとは思えず、とれそうな支点が高く、持っていた補助ロープでは届きそうになかった。そこでフォローに少し戻ってもらい右隣の沢から尾根を上がり8m滝を巻きながら本流を目指してもらう作戦に。が、隣の沢を少し遡行したフォローは尾根にあがるのが難しそう、とのことだったので、リードが本流から左岸尾根にあがり、そこから懸垂下降3回でフォローのいる沢床に降りて合流した。ここでおそらく1時間強ほどロスしたと思われる。そこからその枝沢で登山道まで詰めた。8m滝上は水流がかなり少なかったので、水流という意味ではそちらの枝沢のほうが沢登りらしく良かった気がする。持っていた特小無線機が大活躍した(尾根を挟んでもやりとりできてよかった)。 登攀という視点では、下降で巻いて降りた東沢にある滝(8m/Ⅲ+)が面白そうだった。沢として滝の数が少なく、連爆帯が非常に短いので難しいが……。 この記録のGPS(コース)はリードのものなので、左俣上流の8m滝巻きトラブルのカバーでかなり距離や標高差が大きくなっている、フォローのヤマレコでは歩行距離10.3km、累積標高1098mになっていた。 |
その他周辺情報 | ラストコンビニ: セブンイレブン あきる野戸倉店 下山後温泉: 秋川渓谷 瀬音の湯 |
写真
装備
MYアイテム |
![]() 重量:1.41kg
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個人装備 |
グローブ
雨具
着替え
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
スマホ(GPS兼用)
時計
タオル
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
スリング
セルフビレイランヤード
参考遡行図
地形図
バイル
サングラス
ココヘリビーコン
|
共同装備 |
ロープ(8mm30m)
補助ロープ(ケブラー5.5mm20m)
クイックドロー
カム数本
アッセンダー
レスキューセット(プーリー/マイクロトラクション)
ハーケン数枚
特小無線機2台
ナイフ
ツェルト
|
感想
この山域では去年に行った軍刀利沢以来の沢登り。
右俣は去年時点でトレーニングにいこうと計画を立てていたが行かず、今年のフィジカル的には両俣やるぐらいでちょうどいいだろう+荒天時沢トレもしたい、という感じで計画を立てて行くことに。
右俣では2箇所でロープ確保を行ったが、このタイムで遡行できたのはかなり良いパフォーマンスだったと思う。フォローがロープの準備と片付けを担当して、リードは登攀と支点構築に集中することができた。
左俣では上流8m滝でのトラブルはあったが、主にリード(僕)が難しい泥壁を楽しそうに調子に乗って登ってしまったのが一番の問題でw、参考遡行図通りに水流を登れば問題なかった…んだろうか(?)、下から見るとかなりヌメリが怪しそうだったんだが、この辺はルーファイ経験の少なさが出た可能性はある。とはいえリカバーも含めて良く動けたと思う。
意外に地形図読みが必要なことが多く、そちらの経験値が多く積めたと思う。尾根からの沢へ降りるラインはなかなか良いルーファイだったと思う。低山の沢でも楽しく遊べてよかった。今夏はデカい沢やっていくぞー!おつかれさまでした!
ダイジェスト動画: https://x.com/yaklimber/status/1675438939967213577
一日に遡下降で4本は初でしたが、そんなに長い沢でもなく、大きな滝も多くないのでキツくは無いコースだと思います。
トレーニング目的で行ったのですが、渓相が地味なので本当に『THEトレーニング』という感じの沢でした。
自分的に反省点は懸垂下降のやり方忘れていた(手の位置など)と、ルーファイができないこと。
今まで何本か沢に行っててもルーファイ力が低いなと感じたので、今後の改善目標です。
沢登って降りて×2をやっても距離はキツくなかったので体力・脚力が付いてきたな、と感じられて嬉しかったです!
リスと鹿に会えました!沢であまり動物を見かけたことがなかったのご褒美みたいで良かったです!
コメント
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