赤城山（吹雪・深雪の黒檜山ピストン）

2010年02月07日(日) [日帰り]

• GPS: 01:48
• 距離: 1.4km
• 登り: 464m
• 下り: 11m

コースタイム

10:00大洞駐車場-10:20黒檜山登山口-11:00猫岩手前-11:30大洞駐車場（一旦退却）-
12:00再び登山口-13:30黒檜山頂上13:50-14:20猫岩-14:30登山口

黒檜山登山口から登り90分、下り40分

天候

曇天・強風・尾根は地吹雪

コース状況／危険箇所等

ここ数日の最大級寒波で積雪１Ｍ弱。アクセス道路は圧雪され除雪車がフル回転するも吹き溜まりもあり、４ＷＤ大型車以外は、スタッドレスに加えてチェーンも必携。

登山道は危険はなし。ただこの日はプチ・ラッセルの体力必要。尾根は地吹雪でトレースが消えるので、最低限の冬山知識は必要。

この日の入山は単独４−５名、１０名弱のグループ１組。

最初に６本爪アイゼン＋ワカンで１時間登ったが、斜度があって岩もあるので、自然の力に歯が立たず、持ち水も凍結してしまったので一旦退却。１２本爪＋冬用ストックで再チャレンジ。

写真

2/7 14:30

黒檜山登山口（再チェレンジ時。２時間前は一人しか入っておらずラッセル要でしたが、その後団体さんが通過したのでだいぶトレースができてます）

2/7 10:43

猫岩手前の尾根に出たところで、大沼を望む。

2/7 13:33

あっという間に頂上。といっても、吹雪やら急斜面で１時間半というタイムよりも断然疲れた。

2/7 13:44

頂上の標識。天気が良ければ眺望もよしのに、、、。

2/7 14:01

樹氷だか霧氷だかわかりませんがともかく寒かった。

撮影機器：

サイバーショット DSC-T9 SONY

感想

びっとる

正直、たいしことのない山だと舐めてかかったら、自然の威力にあっけなく打ち返された。そもそも登山口までの道路で、除雪車が５台以上フル稼働しているのに、深雪でチェーン無しで立ち往生する乗用車を５台以上見て、大沼沿いの道路が地吹雪で瞬間視界ゼロになった時点で登山口で冷静に装備を見直すべきであった。新雪だから、標高差５００Ｍも無いしつぼ足でもいいやぐらいに思っていたら、１時間のぼっただけで体力切れになりました。

車に戻って、南アルプス３０００Ｍ登ったフル装備に切り替えたら、夏山標準タイムと同じ時間で、あっという間に登頂できました。やっぱり油断は禁物と大変勉強になった山行となりました。

初めての赤城ですが、今日のような深雪は珍しいようで、下山中にお会いした何度も冬に来ているといっていた年配のご夫人も「赤城でこんなのは初めて」とおっしゃってました。冬山が一旦荒れたら、１８００Ｍでも、天候の穏やかな３０００Ｍ以上の体感温度の低さと、辛さがありました。