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Yamareco

記録ID: 569035
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

日光白根山 〜 丸沼高原スキー場から 〜

2015年01月02日(金) [日帰り]
 - 拍手
usofuyu その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:35
距離
6.7km
登り
664m
下り
659m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:26
休憩
0:04
合計
6:30
10:08
10:08
188
13:16
13:18
97
14:55
14:56
38
15:34
15:35
6
15:41
ゴール地点
天候 くもり時々雪
過去天気図(気象庁) 2015年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
☆ロープウェイの営業時間は、この日は、8:30〜15:15。
☆ロープウェイの料金は、1,400円(ICカードの保証金1,000円必要。保証金はICカードを返却すれば清算できます。)
コース状況/
危険箇所等
【ロープウェイ山頂駅⇔七色平への分岐点】
緩やかな傾斜の道で、トレースも残っていたため、快適なスノーシュー・ハイクを楽しめました。踏み抜きの深さは平均30cm程度。
【七色平分岐点より上の樹林帯】
◇トレースなし。ピンクテープと木にペイントされた赤い印を頼りにルートを取りましたが、雪に隠れて分かりにくい所が多々ありました。森林限界直下は、正規のルートがどうしても分からず、雪の急斜面を無理やり突破。
◇スノーシューを履いていても、踏み抜きの深さは浅いところでも膝丈、腰丈以上の所も。
※積雪の深さが深さなので帰り時間を考えるとスノーシューを履かないという選択肢はとりにくかったのですが、急斜面ではスノーシューはやはり歩きづらかったです。特に下りの急斜面は、スノーシューを履いた足を斜面に乗せるだけでは歯が立たず滑り落ちてしまうので、慎重に歩きました。
【森林限界⇔山頂近くの祠】
◇大部分は積もった雪がクラストしている状態。所々吹き溜まりあり。ロープや標識で正規ルートが分かる所もありましたが、大部分が雪に埋もれてどこがルートか分かりませんでした。
◇登りはスノーシューの歯がきちんと雪面に刺さったため、スノーシューでも安心して登ることができました。下りではアイゼン(12本歯)使用。
【山頂近くの祠⇔山頂】
山頂直下は岩場の急斜面。スノーシューを外し、歩行。この日は新雪が降り積もった直後で凍結もしていなかったため、アイゼンは使用しませんでした。

※スノーシューはMSRのEvo Ascent(一昨年の12月に購入)を使用してます。
その他周辺情報 ★「白根温泉大露天風呂薬師之湯」で入浴。800円。お湯は、あまり特徴の無いものの、熱湯のため冷えた体がポカポカに。洗い場は7人分と少し狭く、順番待ち。お風呂は内湯と外湯があり、広々としていたため、混雑していた割にゆったりと入浴できました。
★焼肉屋「あおぞら沼田店」で食事。手頃な価格で美味しいお肉が食べられました。チゲスープはおすすめです。
山頂は雲に覆われています。
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山頂は雲に覆われています。
鳥居をくぐってのスタートです。
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鳥居をくぐってのスタートです。
二荒山神社にお参りしました。初詣。
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二荒山神社にお参りしました。初詣。
歩きはじめは楽しい雪道♪
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歩きはじめは楽しい雪道♪
途中からトレースがなくなりました。
途中からトレースがなくなりました。
この写真に写っている(ルートの右手)ピンクテープや木に書かれた赤い印を頼りにルートを辿ります。
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この写真に写っている(ルートの右手)ピンクテープや木に書かれた赤い印を頼りにルートを辿ります。
雪たっぷり。
水分を多く含んだ重い雪でした。
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雪たっぷり。
水分を多く含んだ重い雪でした。
雪に包まれた木々が綺麗です。
こんな綺麗な雪景色も見られるのですが、ルート探しとルート作りに忙しく、あまり周りの景色を楽しめませんでした。
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雪に包まれた木々が綺麗です。
こんな綺麗な雪景色も見られるのですが、ルート探しとルート作りに忙しく、あまり周りの景色を楽しめませんでした。
なんとか森林限界突破!
ここまで雪にまみれながら雪の斜面を突破するため悪戦苦闘していたため、写真を撮る余裕なく、いきなりです。
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なんとか森林限界突破!
ここまで雪にまみれながら雪の斜面を突破するため悪戦苦闘していたため、写真を撮る余裕なく、いきなりです。
一瞬青空が見え、山頂まで見渡せました。
強風で視界も悪く、撤退しようかと幾度となく考えましたが、ここまで来たら、山頂まで行くしかない!
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一瞬青空が見え、山頂まで見渡せました。
強風で視界も悪く、撤退しようかと幾度となく考えましたが、ここまで来たら、山頂まで行くしかない!
山頂近くの祠まではあとわずか。
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山頂近くの祠まではあとわずか。
山頂直下は岩ゴツゴツ。
スノーシューでの登攀は危険だと踏んで、スノーシューを外しました。
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山頂直下は岩ゴツゴツ。
スノーシューでの登攀は危険だと踏んで、スノーシューを外しました。
なんとか山頂到着。
44座目の百名山Get!
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なんとか山頂到着。
44座目の百名山Get!
山頂から祠を振り返る。
祠のあるピークの北側の急斜面は雪がたっぷり降り積もっていたため、ステップを切って、昇り降りしました。
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山頂から祠を振り返る。
祠のあるピークの北側の急斜面は雪がたっぷり降り積もっていたため、ステップを切って、昇り降りしました。
帰りは急な斜面もあったため、ゆっくり下ることにしました。
帰りは急な斜面もあったため、ゆっくり下ることにしました。
帰路では青空も見えました。
帰路では青空も見えました。
ずっとこんな穏やか天気だったらよかったのに…。
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ずっとこんな穏やか天気だったらよかったのに…。
二荒山神社まで無事に戻ってこれました。
無事に下山できた報告とお礼のため、もう一度参拝しました。
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二荒山神社まで無事に戻ってこれました。
無事に下山できた報告とお礼のため、もう一度参拝しました。
山頂駅前まで戻ってきたら、山頂のガスが取れていました。
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山頂駅前まで戻ってきたら、山頂のガスが取れていました。

感想

 日光白根山に行ってきました。
 ロープウェイで途中まで上がれるということで、お気軽に初登りを楽しむ予定だったのですが…。
 年末年始に積もった雪のせいで悪戦苦闘の山行となりました。

 この日は、登山者は、自分たち2人のほか、もう一グループ2人のみ。
途中からトレースが消え、猛ラッセル。スノーシューを履いていても膝丈以上は踏み抜きます。

 登山道であることを示すピンクテープや木に赤いペイントがあり、その印を辿ることができます。しかし、天気が悪く光が弱いため、印が見つけにくい。印が雪に覆われているところも多く、ルート探しに苦労しました。
オレンジ色のゴーグルを着用していると、印を見つけにくかったため、ゴーグルを外して、慎重に印を辿りました。
しかし、結局、森林限界の少し手前で印を完全に見失ってしまいました。

 樹林帯で印を辿れても、完全に斜面が雪に覆われてしまっていたため、どこにルートがついていたか分からない所が多くありました。特にトラバースする部分。正規のルートを探すのではなく、安全に通過できるルートを定めて、足場を固めて通過しました。

 印を見失ってからは雪深い斜面を全身雪にまみれながら、無理やり突破。
スノーシューを外せる場所がなく、スノーシューを履いたままだったため、蹴りこみができず、ステップを切れないため、ずるずる滑り落ちてしまうことも。
この雪との格闘中にゴーグルに雪が入り、ゴーグルの内側が凍結してしまい、ゴーグルが使用不能に。これが森林限界を突破してからきつかった。

なんとか森林限界を突破できたものの、ロープウェイの営業時間内に余裕を持って戻れるタイムリミットが迫ってきていました。
一応12:30を折り返しの目安にしていたのですが、森林限界を突破した時点で既に予定時間超過。
撤退を考えましたが、ロープウェイでの下山をあきらめ、もう少し頑張ってみることに。

風が強く、積もった雪でルートも不明瞭。しかも視界が悪く、山頂がどこか分からない。
とにかく高い方へ高い方へと登りました。
ゴーグルが使用不能なため、ゴーグルをせずに我慢するほかなかったのですが、まゆ毛やまつ毛が凍ってしまい、目が痛い。・゜゜・(≧д≦)・゜゜・。エーン!!
幾度となく心が折れそうになりました。

今回の山行は単独ではなく、山友のSさんと一緒だったため、何とか山頂にたどり着くことができました。

山頂からの下山もルートが分からず、難儀しました。
標識に向かって歩いていたら、吹き溜まりに嵌り、おなかのあたりまで埋没。脱出するまで5分以上かかりました。
正規ルートを辿ろうとする努力をやめ、やむをえず雪がなるべくない、アイゼンがよく効く斜面を選び下りました。

 樹林帯から下は往路のルートを辿りました(GPSのログは正確に取れていません)。
森林限界直下は正規ルートを外していることが明らかだったので、正規ルートを探そうとしたのですが、見つからず。
道迷いするよりはと思い、急斜面は承知で行きにつけたトレースを素直に戻ることにしました。

 ロープウェイでの下山は諦めていたので、ゆっくり慎重に下山しました。

 ロープウェイの営業時間内に戻ることができなかったのですが、スキー場の好意で時間外にもかかわらずロープウェイに乗せてもらえました。スキー場の係りのみなさんありがとうございました。

 初登りは自然の厳しさと人の温かさに触れた山行となりました。
 今年も精進を重ね、安全に山登りを楽しみたいと思います。

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コメント

いつか行きたい所です
冬場は強風があるので、休みと天気と風と相談しないといけないので
中々チャンスが訪れませんが、いつか行きたいと思っています。
羨ましい限りです。
2015/1/4 16:21
晴れの日に是非
drunkさん、あけましておめでとうございます
車の不具合はとんだ災難でしたね
車が故障しなければどんなレコが上がったのか気になるところですが、長者ヶ岳のレコ良いですね。
天使山地からは、やはり富士山が綺麗に見える!
登山道の状況も分かり易く非常に参考になります

スノーシーズンの山登りは、グリーンシーズン以上に気象コンディションに気を使わないといけないので、難しいですよね。
今回の日光白根山もギリギリ晴れると踏んでの山行だったのですが…。

drunkさん、今年もよろしくおねがいしますm(_ _ )m
2015/1/4 19:09
お疲れ様でした
usofuyuさんこんばんは☆

日光白根でusofuyuさんたちが下山中にお話させていただいた者です。usofuyuさんのトレースのおかげでものすごく助けていただきました ありがとうございました<m(__)m>

翌日は頂上駅でも強烈な風が吹いていたので、初日に無理して五色沼まで行ってたら次の日帰ってこれたかどうか・・・

いつかはusofuyuさんたちのようにガシガシ登れるようになれればと淡い夢をもって、また再挑戦したいと思います

お世話になりました
2015/1/12 20:49
Re: お疲れ様でした
slowwalkerさん、こんばんは

こちらとしても、slowwalkerさん達がいてくれて、心強かったですよ

2日は雪が深く、大変でしたよね。
自分たちもスノーシューを履いていなかったら、樹林帯を突破できずに敗退していたはずです。

お互い無事に帰ってこられて、何よりです。

今後も、よろしくお願いします。
2015/1/12 23:05
プロフィール画像
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