記録ID: 5720439
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沢登り
奥秩父
東のナメ沢
2023年07月16日(日) [日帰り]
kamog
その他2人 - GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 617m
- 下り
- 606m
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標高グラフを拡大| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
東のナメ沢 遡行グレード 3級 出だしは右スラブからヒタヒタ取り付き、流木過ぎてから 右のフレークを使って登ってから流芯左へ渡る。 斜度が少し出てくる辺りまで登ってからロープを出す。 ※今回は意外に染み出しが多く、フレークがヌメっていたので 右岸尾根側から巻いてスタートした。 斜度が少し出てくる箇所に古い古いスリングが垂れたリングボルト 1個あり。 左上する草付き凹状をヌメリに耐えながらスメアで登る。 今日は浅い草付き凹状に水と泥がありクライミングシューズが 汚れてスメアも信用しづらい。 ピトン決めるリスを何とか見つけピッチを切る。 次のピッチも＃2サイズのカムでピッチを切る。 更なるピッチも左上草付き凹状をグズグズに耐え登って古い残置へ。 ハンギングビレイはできない。 右横に続く草付きバンドをトラバースすると ピッチ終了点らしきリングボルト2＋RCCボルト1。 ここをトラバース振られ防止用ランニングとしたが この後を考えると、ここでピッチを切った方がよい。 ランニング支点にすると上の滝基部まで70mロープじゃないと 届かないので。（今回は60mW） 上段滝はカムでセルフビレイ取って、流芯左の凹角を登る。 少し登ると潰れたピトン2個。どれも細身のダイニーマ （巾6mmサイズ）が何とか入る状態。 さらに登ると古いリングボルト。そこから少し右へ行き 上部にある半円ガバフレークを取って強引に攀じる。 少し左手のフレークを使ってスメアで登り、 次の大滝最上段の滝基部へ右上していく。（�検棔� 最上段の滝は釜を右へ渡って、3m上の甘いフレークを使うが 出だしのスメアが今日は効かず、右側の左岸尾根を巻いた。 この巻きもすぐにスラブ（ヌメっていた）になるが 右側から何とか越えて、最上段の滝上部へトラバースできた。 今回は最後まで溯行せず、今巻いた左岸尾根の樹林を使い ラペリング（懸垂下降）する。 降りながら絡まりそうな枝を排除しながら60mギリギリの 太い2本松で1ピッチを切る。 案の定ロープ回収が重いが何とかロープダウン。 2ピッチ目は2本松から下の大滝スラブが見下ろせる木まで。 ここも回収時ロープが重い。 3ピッチ目はスラブ下降で草付き帯の中に生えたやや細身の 木まで。 4ピッチ目は3本の細身の木にロープを掛けてスラブ下降。 重りを掛けられたうえ、ロープ回収するときは擦れて 痛い目をみるこれらの木々にはいつも「ごめんなさい」と 声をかけている。同じ生き物ですから。 60mダブルで大滝上の安定したテラスに降り 右岸尾根に藪を頼りにひと登りしてそのまま出合まで 降りる。 東のナメはスラブクライミング、アンカーがほぼ取れない中 での安定したクライミング力と弱点を見抜くオブザベーション、 そしてメンタル力が必要な好ルートだと思う。 |
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感想
酷暑の中、東のナメ沢大滝登攀でした。
個人的には覚えているだけで6回目。
東沢の水量は平水だったので快適なクライミングかなーと思ったら想定外に染み出し多くヌメリあり。
普段はフリーで取り付く出合少し上の右フレーク登りもヌメリあって右岸尾根巻きしてからスタート。
主に左を突く渓嶺会ルートですが、昔の残置は一部残っているものの、少ない適地で自身でネイリングしながら状態なので、スラブクライミングのほぼフリーソロ�元薀�ラスです。
時間も少し食ったので、大滝ラストの最上段を越えてから左岸尾根を懸垂下降4ピッチ。（60mダブルロープで）
ロープ回収時は枝が絡まりやすくなかなか苦労しますが、4ピッチ目で右岸尾根に上がれるテラスまで下りて来られました。
皆さんには「次は自分たちで来られるための下見と思ってくださいねー」と伝えましたが果たして。
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機会がありましたらこちらのルートにも行ってみたいと思います
ぜひ頑張ってください。
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