年始初滑り ツェルマット＆サースフェー

2015年01月02日(金) 〜 2015年01月05日(月)

天候

サースフェー：1/2 晴れのち霧 -5℃　1/3 曇り時々晴れ -3℃　
ツェルマット：1/4 雪のち晴れ -2℃　1/5 快晴（強風） -7℃

アクセス

利用交通機関：

電車 飛行機

往路：スイス航空…成田〜チューリッヒ直行 15:50着。スキー板はエコノミークラスでも無料で預かってくれますので申告不要。

復路：ルフトハンザ航空…ミラノ〜FRA経由〜羽田 13:05着。スキー板は無料ですが要申告。スターアライアンス格安券で燃油込み￥105,000

電車：スイストランスファーチケットを使用。国境->滞在目的地->国境 の最短移動という条件付きで1ヶ月有効。チューリッヒ空港->フィスプ／ツェルマット->ブリークで使用し、ブリーク〜ミラノ間は別に購入しました。総額￥21,000

所要：Zurich Airport->Visp->Saas Grund、Zermatt->Brig->Milano Centraleがそれぞれ約3時間。詳しくは http://www.sbb.ch/en

宿泊：Saas GrundのHoliday Touring（アパート自炊）、ZermattのAlpenrose（ホテル朝食つき）をBooking.comで予約。5泊で総額￥61,700

あとスキー滑走券、Coop（スーパー）での食材購入、会社への土産など現地でのカード払いが総額330CHF程でした。

コース状況／危険箇所等

サースフェー…
雪質：★★★　北向きの大きなU字谷にある氷河がゲレンデ。1年中オープン。
大きさ：★★☆　標高3500〜1800mで最長コースが9km、総延長100kmくらい。
レベル：★★☆　山麓と山頂はビギナー向け、その間の滑降コースは中級。

サースグルント…
雪質：★★☆　西向きのカール斜面に広がる。12月中旬にオープン。
大きさ：★☆☆　標高3200〜1100mで総延長40km程と、欧州内では小型。
レベル：★☆☆　初級。人が少なく好展望で、ロングクルージングが楽しめる。

ツェルマット/チェルビニア…
雪質：★★★　朝夕のアイスバーンとロープウェイ待ちを除けば最高。
大きさ：★★★　総延長360km。時間帯や天気に応じて滑走するエリアを選べる。
レベル：★★☆　誰でも滑れるが、割と起伏が多いためスノボは疲れるかも。

どれも氷河帯なのでコース外にはクレバスあり。そのため、本格オフピステ狙いの方はVerbier（ヴェルビエ）やArlberg（アールベルク）に流れるようです。1月初旬は体感温度が低く、クラインマッターホルン3883mは日中-15℃、風速10m程度でもオープンしてましたので、十分な防寒と無理のない高度順化をお勧めします。

写真

1/1 19:20

元日、チューリッヒへ飛行

1/1 19:21

上空から見たシャフハウゼン（Schaffhausen）

1/1 21:59

空港駅よりICでフィスプ（Visp）へ

1/2 17:00

1/2、ミッテルアラリン 標高3500mの朝

1/2 17:14

Langfluhから見上げたドム 4545mの東壁

1/2 19:55

Langfluhより東に切り立つフェー氷河

1/2 19:56

Langfluhより村（写真中央）への滑降はブラック（上級）

1/3 18:21

1/3、雲の切れ目から陽光に輝くドム。威風堂々とした山容

1/3 19:10

V字谷のサースグルントの上に広がる別天地のゲレンデ

1/3 20:58

Hoo-Saasより中間駅まで下ったところ

1/4 20:59

1/4、新雪パウダーに一面覆われたゴルナーグラート付近

1/4 21:00

リッフェルベルク〜ゴルナーグラート手前を結ぶリフト

1/4 22:06

ロートホルンエリアへ。年末の混雑と強風によりコブが出現

1/4 23:55

午後3時過ぎ、ようやく顔を出したツェルマットの主

1/5 0:45

アーベントロート（夕焼け）のマッターホルン

1/5 0:48

いわゆる冬型（西高東低）の気圧配置で、雲の流れが速い

1/5 2:01

日没後のツェルマット。高緯度なので、17:30には真っ暗

1/5 16:03

1/5 朝8:03、マッターホルン東壁に朝日が当たった瞬間

1/5 16:07

8:07、ゴルナーグラートへ登る電車の中から撮影

1/5 16:28

8:23、リッフェルベルクでの光景に息を飲むスキーヤー達

1/5 16:28

ついに出逢えた、モルゲンロート（朝焼け）のマッターホルン

1/5 16:31

同じくモルゲンロートに染まったワイスホルン

1/5 16:34

自然の造形は美しい。このとき神々しさを感じた

1/5 17:33

イタリア国境稜線に到着。ゴォーと吹き荒れる地吹雪

1/5 17:46

今年初登頂から150周年を迎えるヘルンリ稜（右の尾根）

1/5 18:51

ピステを離れ、風紋のできた氷上に伸びるシュプール

1/5 18:51

朝のリフト、Furggsattelbahn。まだ滑っている人はまばら

1/5 18:58

暴風の爪痕。何とかロープウェイが動き出したのは11時だった

1/5 20:18

イタリア側へ。太陽が眩しい南斜面でのんびり滑降

1/5 21:07

長さではトロワヴァレーに負けても、この絶景は他に類がない

1/5 21:09

イタリアから上がってくるロープウェイ。彼方にモンブラン

1/5 21:54

イタリア領チェルビニア、Plan Maison 2550mにて

1/5 23:52

帰路。ツェルマットの村まで滑って下りた

1/6 19:45

1/6 スキーを終えてミラノ中央駅。空港へはバスが便利

1/6 23:42

ミラノを後に、再び大空へ

1/7 0:11

フランクフルトが近づくと共に、日没がやってくる

1/7 0:18

窓側席の時は眠らない。そう心に決めたのだった

1/7 1:14

夕闇の中出発を待つ、羽田行きルフトハンザ航空

撮影機器：

PowerShot S110 CANON

感想

taksizm

きっかけは夏山のリンプフィッシュホルンへ登り、翌年GWに春スキー、2015年元旦に戻ってきてこれで3回目のツェルマット。またはサースフェーといい、なんだろうか？懐かしくも洗練されたシャレーが並ぶ街の雰囲気、遺失物まで届けてくれる人の親切さなど、日本国内と似た感覚で日本にはない非日常の山岳を楽しめる。そんな場所かなと思っています。

コメント

はれはれ

本物は素晴らしい！！感激！！
初めまして８０８０です。
年初め早々本物のマッターホルンみられて感激です。
やっぱし凄い、当分目に焼き付いて思い出しそうです。
ありがとうございます。
では又レコお願いします。

taksizm

Re: 本物は素晴らしい！！感激！！
8080様

こんばんは taksizmです。コメント有難うございます！

低温でバッテリー切れ寸前のカメラを、懐で暖めつつ撮った写真でしたが、
レコをご覧の方に感想いただくと、私自身も目にした光景（鳥肌モノでした）
が再び蘇ってきますし、何より嬉しいです こちらこそ感謝。

国内ほど気軽には行けない本場アルプス ですが、次回滑った（or 登った）
際はまたレポしようと思います！

mmkk

初めまして！
初めまして、こんばんは！

12年前の秋にスイスに行きました。
スキーをしている人たちもいて、圧倒的なスケールのゲレンデに「なんじゃこりゃ・・・ 」と思ったことを思い出しました。

本当にすごい景色ですよね〜。
そして写真が素晴らしく空気まで感じれるような感じがしました。

ＨＰも拝見するとまた素晴らしい写真がたくさん！
旅がお好きなのかな？
自分もチベットも行ったことがあります

胸がきゅんとするような旅の感覚を思い出しました。
ありがとうございます〜！

taksizm

Re: 初めまして！
mmkk様

遅レス恐れ入ります（出張してました ）！taksizmです。
全く同感で、よくこの絶景ポイントに上手くゲレンデやら展望台を造ったと （登山電車など100年前に人力で建設したとか）、スイスへ行くたびに感心させられます

ご感想、ありがたく拝読しました プロフからリンクしてますHPは４年ほど前、
陸路でラサからカトマンズへ抜けた際に撮ったものです。
ご指摘の通り元バックパッカーでして、今となっても旅は辞められません

こちらこそ有難うございます！

mmkk

Re[2]: 初めまして！
おぉ、バックパッカーですか〜！
自分もそうでした♪
もう10年前ですが、3年近くぶらぶら旅してました。
これからもお互いいい旅、いい山行できるといいですね〜！