黒百合平で厳冬期初テン泊、厳しかった天狗岳登頂
長野県
cityofhoge
- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 807m
- 下り
- 799m
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標高グラフを拡大| 天候 | 1/11 晴れ 1/12 晴れ(中山峠〜東天狗岳はプラス強風) |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
●中山峠〜東天狗岳 ・深雪箇所あり ・上の方に行くに従いクラスト気味の箇所多し |
| 予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
★★★★★★★★★★★★★ 2015/01/11
★★★★★★★★★★★★
おまけ。
日野春駅からの鳳凰三山。
アクセスがよければ、冬季行ってみたいです。
2
★ 2015/01/11
★★★★★★★★★★★★
おまけ。
日野春駅からの鳳凰三山。
アクセスがよければ、冬季行ってみたいです。
先ずは整地。
新雪が深いので、ある程度の硬さになるまで掘り起こします。
30分ほどかかったでしょうか、かなりの重労働でした。
これで暖が取れる。
スペースの都合でスノーアンカーは使えませんでした。
★★★★★★★★★★★★★ 2015/01/12
★★★★★★★★★★★★
朝起きるとテントが雪で押しつぶされそうになっていました。
6時過ぎの外気温はマイナス20℃、テント内マイナス7.8℃。
テント内はスノーフライの効果で？予想外に暖かかったです。
5
★ 2015/01/12
★★★★★★★★★★★★
朝起きるとテントが雪で押しつぶされそうになっていました。
6時過ぎの外気温はマイナス20℃、テント内マイナス7.8℃。
テント内はスノーフライの効果で？予想外に暖かかったです。
この後、推定10-20mの風が吹き続けます。
雪面も変化し若干クラスト気味に。
バラクラバを着けているのに顔が壊れそう。。
鼻と口の周りの水分が凍結し、役に立たなくなりました。
バラクラバも予備が必要ですね。
感想
●厳冬期初テン泊
ここ最近の興味本位で、今まで唯一できていなかった厳冬期のテン泊に挑戦してみました。
GWとか9月下旬でもテン泊だと十分寒いのに、厳冬期にテン泊なんて何が楽しいの？って今まで思ってましたが、
人の話を聞いたり、本で読んだりするうちに、ちょっと気持ちが揺れ始めました。
装備は何でもあるに越したことはないですが、とりあえず厳冬期テン泊に最低限必要なものだけを購入しました。
初めての厳冬期テン泊で思ったことです。
��.かなり重労働な整地
意外と大変でした。
『平らな場所を作ればいいんでしょ？』位に思ってましたが、とんでもない。。
・雪上
・テントが張れる固さのある場所
・風も防げる場所
なんてほぼないと思います。
なので、自分でそういう場所を作るのですが、これがまぁ大変でした。
張る場所の雪が深くて柔らかいと、ある程度の固さになるまで掘り進めないといけない。
これが腕は疲れるし腰が痛いしで凄く大変でした。
※とても踏んで圧雪できる深さでなかった。
※踏んで圧雪できる場所では、逆に壁にできる雪がなかった。
��.でも大事な整地
整地がうまく行かなかったので以下のような痛い結果になりました。
・テント面積に対し十分余裕をもって整地(掘削)できなかった。
→夜中に雪が降ってテントの周りの壁との間に雪が積もり、テントの居住空間が圧迫された。
テントの中のものに結露つゆがつきやすくなった。
・入り口側の地面が高くなってしまった。
→とても出入りしづらくなった。
整地もコツがいるようです。
��.効果てきめん？のスノーフライ
どのくらい効果があるのか不安でしたが、思った以上に効果がありました。
外気がマイナス20℃に対し、テント内の気温はマイナス7.8℃。
テントの周りを雪の壁で囲んでいたのも関係あるかもしれませんが、予想以上の断熱効果に驚きました。
もしかしたら、スノーフライのスカートが地面まであるので、内壁との間に空気の層ができているのでしょうか。
通常のダブルウォールのテントの方もいらっしゃいましたが、寒くないのでしょうか。
��.効果てきめんのスリーピングマット
モンベルのスリーピングマットのキャンプ38というマットを使用してみたのですが、お店の方の仰るとおり、素晴らしい断熱性、使い心地でした。
これまではモンベル標準のテントマットのみで、GWの雪上設営を乗り切ったりしたものの、床冷えが酷く辛かったです。
もしかしたらキャンプ25という25mm厚のでも良いかもしれません。
●かなり過酷だった稜線
今回は中山峠〜山頂までの稜線上の気象条件がかなり過酷に感じました。
東天狗岳直下付近で気温マイナス22℃、風速は体感10〜20m程度、体感温度に換算すると大体マイナス45℃〜50℃前後だったことになります。
そんな状況の中で感じたことです。
��.スリーシーズンシューズの限界
今までは、ここまで厳しい状況の中歩いたことがなく、冬山もスリーシーズンシューズで結構イケるのではと思ってましたが、ようやく本当に冬靴がないとまずい状況に遭遇しました。
今回使用したのは、靴がakuのアイガープロ＋靴下がメリノウールの超極厚でしたが、足の指何本かの感覚がなくなる寸前でした。
あと30分位その状況が続いていたらアウトだったと思います。
『工程の短い山ならスリーシーズンシューズで大丈夫』というのは本当にリスクと隣合わせなんだと思いました。
予算の問題は別ですけどね
(^_^)
��.バラクラバも予備が必要かな
今回、バラクラバが自分の息の水分でカチンコチンになり、使い物にならなくなりました。
原因は間違いなく悪天候ですが、
これも予備が必要かもしれません。
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