巻機山 今年も夏が始まった合図がした〜♪(by Mrs.GREEN APPLE)やっぱりニッコウキスゲとキンコウカが超スゲーッ・・・！
群馬県
新潟県
クライムジャンキー
その他1人 
体力度について
- GPS
- 06:46
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,449m
- 下り
- 1,446m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 9:36
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山ポストは桜坂駐車場トイレ前、桜坂駐車場登山口にあり。登山道に危険箇所はありません。昨晩の雨で、4合目手前のスリッピーな箇所と六合目前後の泥濘箇所は前日までの雨の影響で、危険な状態でした。下り4合目下で滑ってコケました。避難小屋前の水場は使えます。一部は、まだ雪渓の下です。 |
| その他周辺情報 | 下山後の日帰り温泉は｢金城の里｣(350円)がお薦めです。月曜日が定休日です。やはり、肌がすべすべして気持ち良い・・・。美人の湯ですので、美人の方はもっと美人になりますし、それなりの方は美人になります・・・。 「民宿上田屋食堂」の「山菜だらけそば」（税込950円）が超お勧めです。冷たいものと温かいものがありますが、当然今日は冷たいものを頂きました。食べきれない程の大量の山菜が載っています。チョット塩辛いですが、登山後には最適です。 お土産には 高千代酒造株式会社「純米吟醸酒巻機」、八海醸造株式会社｢清酒坂戸山」を是非・・・「飲みやすくスッキリした味わい」ですよ！ そして お酒好きの方には❝雄々しくキリッと締まった原酒の味わい❞の八海醸造株式会社「清酒金城山」もお勧めです。 |
写真
七合目に到着。南南西方面には谷川連峰がギリギリ見えます。谷川岳〜一ノ倉岳〜茂倉岳、七ツ小屋山〜大源太山、大障子ノ頭〜小障子ノ頭〜万太郎山〜エビス大黒ノ頭〜仙ノ倉山〜平標山。
1
感想
【山に感謝、自分に称賛を、この景色を見る為に生まれて来た・・・】
【山に登るたびに新たな発見や新しい学びがあり、山の魅力は尽きる事がありません】(by 今上天皇、元平成皇太子殿下)
クライムジャンキー（登山中毒者）でございます。
誰かが 言っていました、巻機山には大きな土手が二つ（ニセ巻と巻機山本峰）あると・・・改めて同感です。いや・・・牛ヶ岳まで入れると大きな土手が三つかな・・・？優しい女性的（長澤まさみの様な）な山容が北アルプスの薬師岳によく似ていると思います。ですから、仲間内では 巻機山の事を❝スモール薬師岳❞と呼んでいます。
本日は2,023年第3回目の巻機山に幼馴染みのMちゃんと二人で登って参りました。今月（7月）は梅雨入り後の天候不順が続き、坂戸山以外の山々には中々登れず、ストレスが溜まっていた所でした。がしかし、先日新潟県も梅雨明け宣言の発表があり、本格的な夏の到来となり、❝梅雨明け十日❞の貴重なこの時期にまだまだニッコウキスゲが超見頃だと思われる巻機山をまずはチョイスさせて頂きました。但し、日曜日でしたので大勢の登山者で賑わっていました。100台停められる桜坂駐車場でも、まだ朝早いAM4:30過ぎでも三分の一以上の車が停められていました。流石、100名山で人気のお山ですね・・・。もう一つの問題は今日は新潟県に❝熱中症警戒アラートが発令されていて高温が予想されていた事です。結果的に南魚沼市のこの日の日中の最高気温は34度と猛暑日の一歩手前でした。
ほぼ予定通りにAM4:00に幼馴染みのMちゃんをピックアップしてR291を南下していきます。桜坂駐車場にAM4:30過ぎに到着。新しいトイレで用を足し、身支度をし、登山届けを提出し、予定より19分遅れで登山口をスタート。この時点の天気は曇りで気温は20℃位ですが、湿度は70%以上…蒸し暑い…。まだチョット薄暗い樹林帯の登山道・・・ジットリと汗が滴り落ちる。秋には❝前期高齢者❞となる僕・・・寄る年波のせいか・・・歩くペースが中々上りません。足元にはイチヤクソウ、オカトラノオ、エゾアジサイ、ツルアリドオシの白い花、終盤戦を迎えているギンリョウソウetcが咲き乱れています。※登山口を少し歩くと何と・・・何と・・・終盤戦のオニノヤガラが登山道脇に3株・・・目に飛び込んできました。個人的にレア物なんで、こんな事でテンション爆上がりです。
大量の汗をかいて早くも体力を消耗しながらも・・・それでも何とか五合目に到着。この時点では目の前の米子沢と東洋のマッターホルンの大源太山etc谷川連峰方面が良く見えます。その先のブナの美人林で癒やされながら、ゆっくりと進みます。程なく、六合目に到着。北には天狗岩、ヌクビ沢は見えますが、割引岳にはちょっとガスが・・・。少し歩いて、いつもの休憩ポイントで小休止。暑くて食欲も無いので水分補給だけして、リスタート。依然として蒸し暑い・・・大汗をかきます。
七合目に到着するも、周りにガスが出て来て眺望は悪くなって来ました・・・。ギリギリ谷川連峰、飯士山位しか見えません。苗場山も妙高山と火打山方面もガスの中・・・。この辺りからこの先ずーっとキンコウカが一面に咲き乱れています。八合目に到着するも、やはりガスで眺望はゼロ・・・。ヘリが木道の補修工事用の資材を繰り返し荷揚げしています。その為、危険を回避する為に係員が登山道を一時閉鎖して安全を確保していました。※下山時に工事業者に完成はいつか聞いてみたら、三日後には完成してるとか？本当かな？でも、近々八合目少し先からニセ巻稜線までの間のボロボロの木道は新しくなっているのは間違いありません。この辺りからニッコウキスゲがチラリ・・・ホラリ・・・。ニセ巻稜線に出ても、ガスで遠望はゼロ・・・。巻機山本峰とクマの足型だけは良く見えます。ニセ巻に到着。やはり、ガスで眺望はゼロ…。避難小屋に向け、下ります。この斜面一面に広がるキンコウカは斜面が真っ黄色になるほどの圧巻の景色です。避難小屋では、小屋裏のトイレをお借りし、御機屋へ登り返します。そして、織姫の池と竜王の池で逆さ御機屋を撮り、御機屋へ登りつめます。足元にはイワオトギリ、キンコウカ、コメツツジ、モウセンゴケ、キオン、ネバリノギラン、コシジシモツケソウ、ヒカゲノカズラ、タテヤマリンドウ、ジョウシュウオニアザミ、イタドリ、ワタスゲの白い綿毛、タカネシュロソウ、タカネアオヤギソウ、イワイチョウ、コバイケイソウ、ヤマブキショウマ、ハクサンボウフウetcが咲き乱れています。
程なく御機屋に到着。やはり、ガスで眺望はゼロ・・・。この時点で予定より1時間以上遅れています。そして、ここで再び小休止。バナナ（小）を二本食べザックをデポしてリスタート。顔に見える三ツ池〜巻機山本峰〜牛ヶ岳へ向かいます。まずは三ツ池にて、笑うセールスマン❝喪黒福造❞の顔を画像に収め、巻機山本峰のケルンへ・・・。やはり、ガスで眺望はゼロ・・・。先を急ぎます。朝日岳へ向かう縦走路分岐を過ぎると、山一面が真っ黄色に覆われたニッコウキスゲの大群落が現れます。足元にはハクサンフウロ、キオン、コバノトンボソウ、タカネシュロソウ、タカネアオヤギソウ、ハナニガナ、タテヤマリンドウetcが咲き乱れています。牛ヶ岳手前のニッコウキスゲの群生地もまだまだ見頃・・・。
そして、程なく牛ヶ岳山頂に到着。昨年は牛ヶ岳山頂からその先のビュースポットまでの間には、びっしりとニッコウキスゲで埋まっていたんですが、今日はチラホラとしか咲いていません。ビュースポット手前にはまだまだフレッシュなクルマユリが10輪程・・・。ビュースポットに到着するも、相変わらず眺望はほぼゼロ…。時間が大分押しているので、戻ります。再び、御機屋に到着し、ランチタイム休憩。サッポロ一番旅麺京都 醤油ラーメン87gを食べて、食後にインスタントコーヒーをまったりと飲み・・・いつもの様に幼馴染みのMちゃんと山談義や世間話の花を咲かせ・・・50分位ゆったりとした時間を過ごしました。
予定時間を大分押していますので、下山開始。食後に痛み止めと攣り止めの薬を飲みました。最近、長く歩く時の❝おまじない❞的な・・・儀式の様な感じでしょうかね？安心感がありますね。再び、避難小屋裏のトイレをお借りし、ニセ巻へ登り返します。本日は泥濘の多い登山道ですので、安全第一でゆっくりと下ります。そして、いつもの様に六合目少し上の休憩ポイントで本日最後の小休止。水分補給だけして、下山開始。六合目下の泥濘地帯も何とかクリア。五合目に到着するも、相変わらず、ガスで眺望はほぼゼロ・・・。辛うじて、大源太山〜七ツ小屋山が見えていました。四合目を過ぎると粘土質のスリッピー地帯に突入。ここも安全第一でゆっくりと下ります。その後は細心の注意を払い…何とか無事に桜坂駐車場登山口に到着。
本日も無事に楽しい山歩きが出来ました。尚、スライドした登山者は100名程でした。
因みに 井戸尾根コースのフルコース(個人的に名付けているだけです)とは 桜坂駐車場登山口から井戸尾根コースを御機屋、御機屋から山頂、牛ヶ岳先のVS までのピストン、御機屋から割引岳までのピストン、御機屋から避難小屋まで下り、避難小屋から水場、米子沢源頭付近の甌穴(おうけつ)までのピストン、ニセ巻経由井戸尾根コースを桜坂駐車場登山口までのルートです。
お花畑はニセ巻から避難小屋間、朝日岳分岐から牛ヶ岳間、御機屋から割引岳への鞍部、避難小屋から水場に向かう左側斜面、米子沢源頭付近の斜面です。
それぞれ 若干の植生の違いや 雪の残りかたによる季節感の違いが見られたり、眺望も場所によって少し違いが感じられます。
危険な所はありませんので 時間と体力のある方にはお勧めです。
出来れば 残雪(ソリ遊びも出来ます)と春の花が咲き始める5、6月と7月のニッコウキスゲがスゲーッ！と8月のコバイケイソウと錦秋に染まる紅葉の9、10月etc と季節を変えて登って見ると 巻機山の魅力が益々感じられると思います。
お花畑以外の見所は 五合目から見える米子沢越しのニセ巻、大源太山や谷川連峰の一部が見える眺望、六合目手前のブナの美人林、六合目から見えるヌクビ沢越しの天狗岩と割引岳、森林限界を越えた七合目からの北アルプスや谷川連峰の見える大展望、八合目から富士山も、八合目からの階段を登りきって稜線に出ると向かい右に熊の足形、向かいの“大きい土手”には巻機山本峰山頂、御機屋、割引岳が見え、眼下には水量豊富な米子沢や点在しているオオシラビソの林が広がります。避難小屋先の竜王の池に“逆さ巻機山”が映りますし、御機屋から山頂の中間にある三ツ池はよく見ると人の顔に見えます。御機屋や山頂からは西から南にかけての眺望が良く、牛ヶ岳先のVS と割引岳からは東から北にかけての眺望が良いです。
皆さんに早く日常が戻ります様に・・・。そして、世界が平和になります様に・・・。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
巻機山の最新記録
牛ヶ岳の最新記録
ニセ巻機山の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する