両見山ー三合落岳〜塩沢金峯山 ゴ・ドーハンの山旅 金剛院と里山御嶽巡り

2023年07月22日(土) [日帰り]

• GPS: 07:09
• 距離: 14.8km
• 登り: 1,142m
• 下り: 1,150m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:21
• 休憩: 0:44
• 合計: 7:05

10:26 竹平諏訪神社
11:02 11:26 両神御嶽神社
12:05 12:05 両見山
13:38 13:50 三合落岳
14:44 14:44 外山峠
15:27 15:33 塩沢城山
17:05 17:07 午房バス停
17:31 ゴール地点

天候

曇り後晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

浦島口の対面にあるスペース

コース状況／危険箇所等

特に気になる藪や危険な岩場はありませんが、迷いポイントは多数あります。

写真

まずは今週もキノコの観察から。白かった表面が黒ずんでいました。

表皮の一部が破れ、ゼラチン状の物が見えています。

あちこちでヤマユリが凄いことになっていました。

7/22 10:20

林道浦島線の起点からスタート。石段を昇ると竹平の獅子舞の諏訪神社です。

7/22 10:21

「両神大権現別當 御嶽座王大権現 金剛院入口/元治二年乙丑年三月吉日(1865)/本庄宿講中」

7/22 10:38

「如意輪塔 女人講中」(嘉永二己酉、1849)と名号塔「南無阿彌陀佛」（明治期）

7/22 10:41

浦島公会堂のエッヘンドヤ君

7/22 10:45

「(弁)才天供養」塔(明和六丑年、1769)

7/22 10:50

もうすぐ開花のタバコさん。

7/22 11:05

両神御嶽神社。かつては本山派修験(越生山本坊配下)の金剛院。かつて普寛行者もこちらで学んだそうです。弟子の順明、寿光行者はこちらの出身。

7/22 11:13

日本武尊東征の際に祀られた伊弉諾、伊弉冉の両神と木曽御嶽山から勧請した國常立命が祭神。御主人から順明、寿光行者のお話を伺いました。

7/22 11:22

お犬様「昭和三十七年五月吉日金剛院五百年 世話人薄平・・二十二代薄平壽徳　両神村薄石工黒澤恒松」

7/22 11:28

御主人教えていただいた道順で山に入りました。

7/22 11:36

舗装の林道は10年くらい前にできたそうです。

7/22 11:53

林道が尾根を乗越す地点から、取り付きます。

7/22 12:01

気持ちの良い尾根

7/22 12:08

程なく木祠のある両見山のようです。先程の三神の他、大山祇神、大己貴神、大口眞神が祀られているようです。現在は両神山の遙拝は無理そうです。

7/22 12:12

両神御嶽神社「両現宮」の表記がありました。現宮は昭和五十一年、金剛院二十二代壽徳の代に新調したとあります。直下に金剛院の赤い屋根が見えました。

7/22 12:47

両神山まで続くかつての修験の道の一部を歩きます。

7/22 12:49

休憩適地の峰

7/22 13:07

次第に傾斜がきつくなります。旧両神村では学校登山で登っていたという話です。

7/22 13:10

清々しい尾根ですが、右は落ちたらアウトです。

7/22 13:27

いよいよ三合落名物の急登のようです。

7/22 13:28

今だったら色んな面で学校登山は無理でしょう。

7/22 13:29

分岐の峰。山頂へは少し下ってから登り返します。

7/22 13:34

三合落とうちゃこ。「岳」がついた山名板。

7/22 13:35

「小森」1115.07 m三等三角点

7/22 13:38

神社でいただいた御札(3点1000円)

7/22 13:50

この先(両神山方面)はまた何れ。

7/22 14:01

先程の分岐の峰から四阿屋山方面に行き、途中から塩沢金峯山経由で下山します。

7/22 14:04

峠に嬉しい江戸期の石祠がありました。「文政四巳年(1821)」

7/22 14:17

ピンクテープに導かれ尾根を下っていたら、目印にしていた峰が右手に見えて、こちらの分岐まで戻りました。

7/22 14:20

おいしそうなキノコに見えますが・・・？

7/22 14:39

またまた峠に石祠がありました。

7/22 14:40

先程と同じ「文政四巳天(1821)」、きれいに残っています。

7/22 14:41

当寺のお賽銭でしょうか。

7/22 14:42

外山峠というみたい。金剛院面々に下る道があります。

7/22 14:51

尾根を直進します。

7/22 15:12

右に巻道がありますが、ここは直登します。

7/22 15:15

この辺りが相撲場かな。北勝富士残念でした。推しの大栄翔も後半固くなっちゃったかな。白鷺の姐御は御健在のようで何より。

7/22 15:17

四阿屋山へは直進ですが、ここは左へ。

7/22 15:20

塩沢への尾根を下ります。

7/22 15:27

塩沢城山への登り。

7/22 15:29

ピークからこちらへ下ります。ここも迷いポイントかな。

7/22 15:32

この岩の下を通過しましたが、倒れそうでちょっと心配。

7/22 15:46

小鹿野二子山が見えました。

7/22 15:46

両神山はガスっているようです。この少し後、防災ヘリが飛んでいきましたが・・

7/22 15:47

金峯山への登り

7/22 15:49

塩沢金峯山の山頂風景。石造物群(大正末期)は以前モンブランさんと調査済みなので今回はちょこっとだけ。

7/22 15:50

「金峯山　國常立神」

7/22 15:53

「金峯山　金毘羅大神」

7/22 15:54

「袈裟みれは心も晴る金峯山 金の御幣に神々集る」とあるようですが、喜登坊さんが詠んだのかなぁ？

7/22 15:56

尾根上に石塔と石祠

7/22 15:56

「鬼子母尊神」

7/22 15:58

「金峯山　釈迦牟尼如来」

7/22 15:59

左から「金峯山 香取大神」「金峯山 鹿島大神」「金峯山 大六t天神」

7/22 16:00

「大日如来/大正十二年四月廿六日(1923)」

7/22 16:04

塩沢城址。なので廓の段差があります。

7/22 16:04

太田道灌に敗れて逃れてきた長尾景春が築いたそうです。その後景春は日野(熊倉)城を道灌に攻め落とされ、古河公方の下に逃れたそうです。

7/22 16:10

ヌタ場？

7/22 16:16

ディープなお二人

7/22 16:29

宇賀神社奥宮の鳥居が下山口。駐車場があります。

7/22 16:32

拝殿正面に「長尾山」の額。元々は塩沢城の守護神だったみたいですが、後に伏見稲荷が勧請されたようです。

7/22 16:33

甲源一刀流や気楽流の巨大な奉納額や立派な神楽殿に往時の隆盛ぶりが偲ばれます。この後は車道歩きです。

7/22 16:46

巳待供養塔「寛政六甲寅稔霜月大吉辰(1794)/願主當村」台石に施主銘が列刻されています。先程のヘリが返ってきました。

7/22 16:52

「力士　山砲山之碑」(大正九年、1920)埼玉出身の力士には頑張ってもらいたいものです。

7/22 16:54

金毘羅山「一山書/文化十四丁丑年九月吉日(1817)」

7/22 17:06

林道塩沢線起点。県道に出ました。

7/22 17:06

おがニャッピー消防団。『ハヤブサ消防団』に出てきた滝場が秩父華厳の滝に思えてしょうがない。

7/22 17:26

駐車地の戻ってゴールです。

7/22 17:45

最右が三合落だと思います。

撮影機器：

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

godohan

・朝は例によって皆野アルプスのキノコ観察に行きました。
・下山後、何処に登るかで今回も悩みましたが、なかなか行く機会が無かった三合落にしました。金剛院から辺見尾根の修験道はもちろん憧れのコースですが、自分にはハードルが高くてなかなか踏み込めないでいましたが、とりあえず三合落まで行ってみることにしました。朝から曇りがちなお天気で尾根筋では涼しいくらいでした。
・下山は四阿屋山方面に向かいましたが、状態の良好な江戸期の石祠に出逢えてよかったです。金峯山から塩沢城址にかけての雰囲気が良いので、冬枯れの時季にじっくりと歩いてみたいものです。

コメント

umimin

godohanさん、こんばんは。

キノコの観察、続いていますね。前回のレコを拝見し、どんなキノコか察してきましたが、この先、どう変化して行くのか楽しみです。

山百合がすごいことになっているのは、豪華ですね。纏いリスくん、ノーマルしか見たことないので、えっへんどやくんにも会いたいです。しかし、「えっへんどや」とは、ほんとまさにその通り👍

両神御嶽神社では、お話しが聴けてよかったです。お犬様は目に金が入ってますね。私とchecheriさんが先日お詣りした三峯神社のお札のお犬様は向かい合った阿吽の二頭でした。以前授かった鳴神山のお札は左向き吽でした。こちらのお札は阿吽でそれぞれ一枚づつになっていますが、二枚は阿吽で向かいあって戸口とかに貼るのか、それとも、阿は玄関、吽は勝手口とか分担があるのか。気になりますが、向かいあって左右に貼ったら、すんごい守られて感ですね✨

godohan

umiminさん どうもです。

返信遅れて申し訳ないです。秩父の実家に行っていてただ今戻りました。秩父も暑かったですが、そちらはさらに凄いみたいで大変ですね。
両神御嶽神社はかつては隆盛していましたが、現在は訪れる方も稀なようです。高齢のご夫婦が守っていられるようですが、世の趨勢とはいえ行く末が心配ではあります。
お犬様の御札もそれぞれ特徴があっておもしろいですね。御札ではないのですが、秩父の博物館でスタンプラリーをやっていて、ニホンオオカミがデザインされたタオルを貰えるというので、思わず周っちゃいました(笑)
キノコの最終形、どうにか撮影できたので後でアップしますね。　godohan