飯豊山(川入からピストン)
- GPS
- 14:39
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 2,134m
- 下り
- 2,083m
コースタイム
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 8:19
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 6:13
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・御沢登山口〜地蔵山西分岐 普通の樹林帯でひたすら登りになるのでここまででもかなり辛い。日は当たらないが晴れてるとやはり暑い。峰秀水は水量の多い湧き水でかなり冷たいのでここでリフレッシュできる。 ・三国小屋まで 開けた稜線が多くなり眺めが良いが直射日光がくるとかなり暑い。日焼け対策は必須。剣ヶ峰前後は岩稜帯で難易度的にはそれほどではないが高度感のあるところもあり慎重に通過したい。ポールは出来れば収納したほうが良い。北アルプスの練習にはちょうど良さそう。三国小屋では飲料水が購入でき日陰で座れる場所もあるので休憩に良い。 ・切合小屋まで だらだらとのぼりが続きうんざりするが花が増えてきて少し癒される。三国小屋から見える種まき山のピークを越えれば楽になる。切合小屋も飲料水購入可能なほか水場も備えているが当日は水の出が細かった(通過者が使用できるかは不明なので要問合せ)。 ・本山小屋まで 草原と花、砂礫地が多くなり眺めが良い。草履塚と御秘所の2回の大きな登りがあり消耗した体力だと辛い。特に最後の御秘所のガレ場は砂も交じり滑りやすい。ピークに見える大きなケルンのような目印のすぐ先がテン場になっているためゴールはわかりやすい。 |
その他周辺情報 | いいでの湯が入浴料500円と格安。売店でモンベルのコラボTシャツが売っている。街中に出るまでの道沿いにそば屋が多数。 |
写真
感想
関東地方に高気圧が張り出し午後に天気が崩れる予報だったため東北の飯豊へ。いずれ縦走したいと思っていたので練習も兼ねてテン泊で行くことにした。
飯豊はどこから登ってもきついとは聞いていたし地図上でもそのように感じていたが暑さも相まって相当なものだった。距離の長さに何度も心がおられそうになるがオープンイヤーのイヤホンでポッドキャストを聞きながら無心で歩く。
標高差はあるものの斜度が大きいところが長く続くわけではないため歩幅を小さくすれば疲れていても前に進めたのはまだよかった。
樹林帯は暑さで全身びしょぬれになるが剣ヶ峰付近まで来ると風が吹き抜けるので汗は緩和された。ここから先は南側からの直射日光を浴びることになるのでこの日は首元まで覆えるマスクで完全防備した。
三国岳避難小屋に到着すれば行程のおおよそ半分。消耗具合を考えると次の切合小屋で泊まる方が良いかとも考えるが、芍薬甘草湯とBCAAを摂取し先に進む。
切合小屋到着時点でかなり足に来ていて攣りそうになったので芍薬甘草湯を追加。撤退の可能性も考えたが風もなく足の方も何とかなりそうだったので先に進む。
ここから先は草原と花で眺めがよいが疲労で楽しむ余裕があまりない。北アの稜線に似てるなと思いつつ体重移動で体を前に動かす。御秘所の登りはガレ場でなかなかペースがつかみづらいがここのピークがゴールなのはわかっていたのである意味気が楽だ。
ピークの大きなケルンのようなところに到達すると本山のテン場と少し離れたところに本山小屋がある。ぱっと見は本当に北アルプスのようだ。この日はテントは4張、小屋には10名程度は宿泊者がいた様子。
その他雑感
・平日木曜にもかかわらず人が多い。百名山故なのかもしれないが、岩場歩きや稜線の風景の素晴らしさ、有人小屋がある安心感を考えると人気があるのも納得。週末や連休は避けたいかもしれない。
・アブが多いと聞いていたがほとんど見かけず快適だった。駐車場の時点でトンボが飛んでいたのでおおかた駆逐されたのかもしれない。
・道は良く整備され狭いところは少ないのでマット外付けしても問題なさそう
・夏用シュラフ、エアマット、薄手のパーカで寒さは感じなかった。足元だけは湿っていせいか若干冷える感じがあったのでカイロを仕込んだら快適になった
・飲食
一日目
水2L+購入したジュース、黒糖50g、ライトミールブロック、BCAA、梅干しシート
二日目
水1.5L、薄皮パン、黒糖30g、
・ゴアの靴が漏水するようになったため今回はトレランシューズを使用
ザック重量13.5kgだったが懸念された足裏の痛みは出なかった。軽くて足さばきが良いので岩場以外では登山靴より圧倒的に楽。グリップ力は悪くはないと思うが岩場や横方向に力が加わるようなスタンスだと滑ることが何度かあった。またアッパーが柔らかく快適な一方、前述のような負荷がかかる地形だと靴の中で足が動くような感覚がある。不都合が生じるほどではなさそうだが安定感という意味ではやはり登山靴に分があると感じた。
通気性が良いので足の蒸れ感はほとんど感じないが、足汗が多かったようでテン場到着時にはかなりしっとりとしていた。行程の前半は全身びしょぬれになるくらい汗をかいていたのでさすがに仕方ないかもしれない。ゴア靴なら当然ぐしょ濡れになっていたと思われるので夏場の登山での靴選択は悩ましいところ。
・ザック
メッシュ張りの通気性が高いザックのおかげで汗でザック内が濡れずに済んだ。
背中の蒸し暑さも感じずに済んだので暑い時期には効果がある。
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