飯豊山(川入〜ピストン・暑さ厳しく計画変更)

2023年07月28日(金) 〜 2023年07月30日(日)

• GPS: 21:04
• 距離: 27.0km
• 登り: 2,221m
• 下り: 2,206m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:52
• 休憩: 1:14
• 合計: 6:06

9:38 川入
10:00 10:13 御沢野営場
10:22 10:23 御沢登山口
10:56 11:09 下十五里
11:29 11:35 中十五里
12:13 12:13 上十五里
12:47 12:52 笹平
13:27 13:27 横峰
13:45 13:58 峰秀水
14:11 14:11 地蔵山西分岐
14:58 15:15 剣ヶ峰
15:31 15:37 剣ヶ峰の水場
15:44 三国岳避難小屋(三国小屋)

2日目

• 山行: 5:45
• 休憩: 1:41
• 合計: 7:26

5:30 三国岳避難小屋(三国小屋)
6:17 6:17 七森
6:52 6:52 種蒔山
7:02 7:02 種蒔雪渓
7:07 7:08 切合・種蒔山分れ
7:14 8:08 切合小屋
8:43 8:45 草履塚
9:00 9:00 姥権現
9:08 9:08 御秘所
9:26 9:32 御前坂下
9:59 9:59 一ノ王子
10:13 10:19 本山小屋
10:32 10:54 飯豊山
11:09 11:09 本山小屋
11:15 11:15 一ノ王子
11:19 11:27 一ノ王子東の水場
11:29 11:29 一ノ王子
11:48 11:48 御前坂下
12:02 12:03 御秘所
12:07 12:07 姥権現
12:27 12:28 草履塚
12:56 切合小屋

3日目

• 山行: 5:24
• 休憩: 1:54
• 合計: 7:18

6:26 切合小屋
6:32 6:33 切合・種蒔山分れ
6:38 6:38 種蒔雪渓
6:44 6:44 種蒔山
7:03 7:03 七森
8:07 8:18 三国岳避難小屋(三国小屋)
8:24 8:28 剣ヶ峰の水場
8:37 8:41 剣ヶ峰
9:13 9:14 地蔵山西分岐
9:36 9:36 峰秀水
9:52 9:52 横峰
10:15 10:15 笹平
10:35 10:35 上十五里
10:59 10:59 中十五里
11:16 11:16 下十五里
11:37 11:37 御沢登山口
11:47 13:20 御沢野営場
13:43 13:43 川入
13:44 ゴール地点

天候

毎日晴れ時々曇り。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

東京八重洲23:20〜4:10福島駅(実際には3:55着)
福島6:01〜8:43山都駅
山都駅から、飯豊山登山アクセスバス 1,000円
行き：山都駅8:50〜9:35川入着。キャンプ場まで徒歩30分(山と高原地図で50分になってるけど、そこまで全然かかりません)
帰り：川入14:45〜15:30山都駅

コース状況／危険箇所等

川入〜横峰小屋跡まで長坂と書かれてるだけあって、長い。木の根っ子多い。
地蔵山分岐までは、歩きやすい。途中の水場の水は冷たくて美味しい。
三国岳手前の剣ヶ峰への登りは鎖場、岩陵あり。
三国小屋〜切合：アップダウン6回ほどあり。ザレ場の坂。
切合〜本山(飯豊山)：三回ほどアップダウンをこなす。岩陵あり。

写真

7/28 9:33

川入バス停に到着しました。バスといっても大型ワゴン車で乗客9人で満席になります。この日は私を含めて6人。

7/28 9:33

周りには人家がチラホラとあるだけで、何もありません。トイレや自販機もなし。

7/28 9:46

9時半過ぎに出発しますが、既に暑さがきつく。
始めはキャンプ場まで約30分の車道歩き。

7/28 9:59

30分弱でキャンプ場に到着。山と高原地図には50分と記載がありますが、普通に歩いてそこまでかかりません。

7/28 10:13

ゲートがあるここからスタート。既に10:13。

7/28 10:17

最初は林道を少し歩きます。

7/28 10:23

登りが始まりました。

7/28 10:57

蒸し暑さでペース上がらず・・・

7/28 11:07

下十五里まで長く感じました。地図上ではほんの少ししか進んでない・・・

7/28 11:31

中十五里。長坂と記載されている区間は、500〜600m置きに指標が立っているので歩きやすいですが、その500mが長くも感じます。

7/28 11:43

早くもアカモノの実が成っていました。この後もたくさんあったので、時々パクつきながら歩きました。

7/28 12:02

ようやく上まで来ました。でもまだまだ・・・

7/28 12:30

木の根っ子や段差の大きいところがたくさんあり、けっこう消耗させられました。しかも暑さに追い打ちを掛けられます。

7/28 12:49

笹平

7/28 13:07

溝のようになっている道も多かったです。

7/28 13:11

横峰まで来ると、その後は割と緩やかなアップダウンとなりました。

7/28 13:11

地蔵小屋跡地

7/28 13:56

そしてこの水場の水が、冷たくて美味しくて生き返りました。
ここに来る手前で、下りて来た方から、三国小屋には水場がないのでその日の自炊用と明日の行動用の水を給水していった方がいいと教えてもらったので、ハイドレとプラティパスとペットボトルにと、5リットル給水しました。1日の終わりラスト2時間の地点で5kgの重さが加わり絶望的なきつさ・・・

7/28 14:10

地蔵山への分岐。ここまでは水場からは緩やかなアップダウンできつくなく、あと1時間半で三国小屋だとホッとしたのも束の間・・・この時点で14:10

7/28 14:25

開けたところに出て来て展望を楽しめました。磐梯山が見えました。

7/28 14:25

そして始まりました、本日最後の登り。

7/28 14:35

段差の大きいところも出て来て、

7/28 14:46

岩場も出て来て、太ももが吊りました・・・
同じ位のペースの方と一緒になり、剣ヶ峰までほぼ同行させていただきました。

7/28 14:59

剣ヶ峰に到着。ここまで来たらもうあと少しで三国小屋なので、ここで大休止。一緒だった人は先に行っていただきました。
とにかく暑くて、下半身もズボンまでびしょ濡れ状態になってしまいました。

7/28 14:59

けっこうまだ登るのは、登っている人が見えていたので覚悟はしていましたが・・・

7/28 15:22

最後の最後に岩稜帯で鎖場もあり、険しい道のりでした。

7/28 15:23

登って来て下を振り返ると、剣ヶ峰の指標がポツンと見えました。

7/28 15:31

水場マークのあるところ。ロープが垂れ下がっているので、ここで給水しても良かった・・・事前情報が少なく、現地ですれ違った方の情報でかなり前で給水しましたが、三国小屋の方はここに水を汲みに来られているとのことなので、ここで給水でもいいかと思います。ただ、急な場所なので、両手はフリーになるようにザックが必要との事です。

7/28 15:34

崖場をトラバースして、

7/28 15:36

険しいゾーンがやっと終わり、あと3分だそうです。

7/28 15:42

そしてようやく三国小屋に到着。ちょうど地蔵山分岐から1時間半。

7/28 15:43

中も綺麗で、トイレは水洗で紙も流せます。飯豊山の小屋はここと、切合、本山と3か所しか今回行ってませんが、どこも感動の水洗トイレでした。とてもありがたいですね。

7/28 16:54

本山が奥に見えました。

7/28 16:54

本山からのたおやかな稜線。

7/28 16:54

そしてその奥に飯豊連峰最高峰の大日岳が目立ってます。

7/29 5:24

明けて7/29、朝。
小屋はけっこう広くて快適でした。この日の宿泊者は12〜13人ほど。縦走される方は涼しいうちに歩いておきたいと言われてましたが、2:30頃に出ていかれていました。

7/29 5:24

本山の頭が見えてますが、遠い道のりです。

7/29 5:43

梯子と鎖のところもあり。

7/29 6:05

朝の6時で既に太陽ギラギラで既にきつくなってきました。

7/29 6:19

種蒔山への登り。

7/29 6:31

クルマユリに、

7/29 6:32

ニッコウキスゲ、

7/29 6:32

その群生、

7/29 6:46

ミヤマキンポウゲと、花がたくさん咲いてて癒されます。

7/29 6:51

種蒔山に着きました。

7/29 6:52

モミジカラマツ

7/29 6:52

コバイケイソウとカラマツソウの群生

7/29 6:52

切合まで、6回ほどアップダウンがあり、じょじょに堪えてきます。

7/29 6:59

途中、草原のようになっているところもあり綺麗でした。

7/29 6:59

7/29 7:01

チングルマもまだ元気に咲いていました。

7/29 7:07

ここまで来たらあと5分で小屋です。

7/29 7:12

7:12、切合小屋に着きました。ここでテントを張って今日はここ泊りにしました。自炊道具などをテントに置いて軽装で本山を往復します。

7/29 8:10

8:10テントを張って少し休んで、本山に向けて出発しました。

7/29 8:11

大日岳が存在感ありますね。

7/29 8:11

7/29 8:18

アオノツガザクラ

7/29 8:24

コイワカガミ

7/29 8:26

ハクサンコザクラ

7/29 8:27

チングルマ

7/29 8:28

イワイチョウ

7/29 8:42

草履塚、ここまでの登り下りがけっこうしんどかった。

7/29 8:42

本丸が見えて来ました。でもまだ遠いな・・・

7/29 8:44

マツムシソウとカラマツソウがたくさん

7/29 8:44

大日岳、恰好いいなあ。

7/29 8:44

昨日三国小屋で一緒だった人は、今日は御西小屋までと言っていたけど、いつか自分も行ってみたい・・・今日会った人からあの稜線のお花畑がいいと聞いて、気になりだしました。やっぱり日にちに余裕持って縦走してみたい。

7/29 8:47

ハクサンフウロ

7/29 8:51

見えて来たけど・・・

7/29 8:51

図鑑の写真で見ると、綿毛の多さといい、葉っぱといい、ハヤチネウスユキソウにそっくりなんですが・・・ただのウスユキソウなのかな？

7/29 8:59

ミヤマシャジン

7/29 9:00

姥権現

7/29 9:00

姥のお地蔵さんが鎮座してました。

7/29 9:06

御秘所

7/29 9:23

道の両脇には花がたくさん

7/29 9:24

来た来た、あと少し！

7/29 9:39

辿って来た稜線を振り返って。

7/29 9:41

たぶんシラタマノキ?

7/29 9:41

横向きなのでチシマギキョウ？

7/29 9:45

タカネツメクサ

7/29 9:49

ミヤマコゴメグサ

7/29 9:58

ここが本山小屋のテント場のようです。トイレが遠いですね・・・

7/29 9:59

水場への指標があったので帰りに給水して帰りましたが、冷たくて美味しい水でした。ちなみに切合小屋の水場の水は冷たくなく美味しくないです。たぶんポリタンクに溜めた雨水かも。なのでここでたっぷり給水しました。（写真撮るの忘れた・・）

7/29 10:04

飯豊リンドウがありました！

7/29 10:04

花びらが開いていてリンドウっぽくないんですね。

7/29 10:06

そして本山小屋に到着。

7/29 10:20

山頂はさらに奥に20分。でも緩やかなので後はビクトリーロードです。

7/29 10:21

上を向いているからイワギキョウかな？

7/29 10:27

ニッコウキスゲの群落がありました。

7/29 10:30

ここにも飯豊リンドウ

7/29 10:33

顔が死んでたのでモザイク掛けました(笑)

7/29 10:34

大日岳への稜線、いつか歩いてみたい。
山頂に、著名な山岳ライターさんが来ていました。先ほど小屋の人と話されている様子では取材に来られているとのことでした。
声を掛けて他の人も気付いて、いちいち受け答えするのも煩わしいだろうかと思い、そっとお顔を見るに留めておきました。

7/29 10:34

山頂からの展望

7/29 10:34

山頂からの展望

7/29 10:34

山頂からの展望

7/29 10:34

山頂からの展望
ガスが増えて来て残念でした。

7/29 10:51

7/29 10:52

7/29 10:52

7/29 11:11

ハクサンシャクナゲが一輪だけ咲いていました。

7/29 12:09

黄色い花は分からない・・・

7/29 12:53

切合小屋まで戻ってきました。水色の我がテントが見えました。

7/29 17:30

この後、西日が沈む19時近くまで暑くて地獄でした・・・

7/30 6:29

明けて7/30、6:29。
飯豊本山をバックに帰還を開始します。

7/30 6:29

この日も6:30で既に灼熱地獄でした。

7/30 7:15

三国小屋までのアップダウンのきついこと・・・

7/30 8:20

小屋で40分ほど大休止して出発。

7/30 8:27

岩稜帯を歩いて、

7/30 8:36

無事剣ヶ峰まで下ってきました。

7/30 8:59

帰りもアカモノをパクつきながら歩きました。

7/30 11:37

あとはひたすら登った道を下って、登山道入り口まで下りてきました。

7/30 11:49

キャンプ場まで戻ってきて。
宿泊者、って書いてなかったので、

7/30 11:49

ありがたく、キュウリ1本いただきました。大きかったので食べきるの大変でした(笑)

7/30 13:44

キャンプ場から歩いて30分。炎天下の中待つのが大変なので屋根とベンチ作ってほしいです。といってもキャンプ場まで車で行かれる方がほとんどなので、無理でしょうね・・・

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

kumao3193

本来なら初日に切合まで上がれたら、2日目は梅花皮小屋まで、3日目に飯豊山荘へ下山と計画してたものの、初日の歩き出し1時間位で夢に終わりました。暑い!! 一睡もできない翌朝に灼熱地獄と長い登りによってペースは上がらず、初日は三国小屋泊まりとなってしまいました。
この時点で2泊3日の縦走はなくなりピストンに変更としました。

初日は三国小屋泊し、2日目に切合小屋まで上がり、テントを張って余分な物を置いて、軽装備で飯豊山をピストンしてそのまま切合でテント泊。
3日目に川入へ下山となりました。
この時期の暑さによる計画変更は想定外でした。

とにかく三日間暑かったです。朝の5:30で既に照りつける太陽の強い日射しによって毎日やられました。百名山の中でも一番苦労した山になったような気がします。
本山から御西小屋までの陵線がいいらしいので、いずれ機会を作って、今度こそ縦走したいと思います。
それでも三国小屋で出会った方は、三泊四日で縦走を計画されて、2日目の朝早くに出発されてましたが、無事縦走できたことでしょう。私もやはり3泊4日で計画してれば達成できたと思うと悔やまれます。飯豊山を少し舐めてましたので反省しております😅
でも、それなりに懐の深い飯豊山を堪能することができたと今は満足です。

コメント

いーぐる

kumaoさん、こんにちは！
　行って来られましたね。　そうですね、この山の夏の暑さは半端ないですね。
確かに普段のkumaoさんのペースなら、2泊3日で縦走できるはずですね。でも暑さによる消耗は予想以上なんですよね。翌朝に切合小屋にテント張って軽装でピストン、流石の判断でしたね。
　本山から先の稜線、私も歩いてみたかったですが、あの暑さではとても無理なので、狙うなら紅葉の頃ですかね〜。
猛暑の中、お疲れさまでした。

kumao3193

いーぐるさん、こんばんは!

コメントありがとうございます。
暑さで全く奮わず不本意な山行になってしまいました。改めていーぐるさんの飯豊山の時のレコ拝見しましたが、朝早くから歩き出せたとは言え本山まで行かれたんですよね、いやー、私には考えられないです😂 すごいです!
あのアップダウンの連続と暑さでとてもとても無理でした。いつかまた今度はもう少し日程に余裕を持って縦走したいと思います。😄