越後/八海山(県連リーダー養成学校)


- GPS
- 29:00
- 距離
- 2.5km
- 登り
- 207m
- 下り
- 195m
コースタイム
07:30 八海山スキー場山麓駅
(※受講者主体で様々なリスクを出し合い、意見を出し合って
これからの行動予定の総意を決める)
09:00 ロープウェー発
09:10 山頂駅
09:30 出発
10:30 池ノ峰
(※スノーバー、ピッケル、ワカンなどを使い支点作成、
スタンディングアックスビレイ練習)
12:30 下山開始
13:20 ロープウェー山頂駅
14:10 ロープウェー発
14:20 八海山スキー場山麓駅
=小出IC近く 薬師ゆ〜パーク(入浴)
近隣にてテント泊して用意した食材を平らげる
3/21 08:10帰京開始
天候 | 3/20 晴れ(稜線もほぼ無風快晴) 3/21 未明大嵐(雨)のち曇り(黄砂)晴れ(暑いくらい) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
■八海山スキー場ロープウェー 運行時間 8:30〜16:15 料金 往復¥1,800(割引券あれば¥1,300※1枚につき5名まで) ■八海山の避難小屋 ・女人堂、千本檜避難小屋とも地元役所に問い合わせたら 使用可能とのこと。 ただし積雪を掘り出したり、窓の凍結がある可能性あり。 当日は悪天予報のためそこまでは到達せず未確認。 ■神奈川県勤労者山岳連盟 登山リーダー養成学校卒業山行 卒業山行は受講者が主体となり、皆で協力しながら 行く先、装備、食料、危険要素の情報共有とその対応など すべて決めていく。 我々講師はアドバイスを与えるアドバイザー的な役割でついていく。 今回は3/20夜から二つ玉低気圧の通過という悪条件に対し パーティとしてどう行動するかが課題となった。 |
ファイル |
(更新時刻:2010/03/19 21:37)
|
写真
感想
神奈川県勤労者山岳連盟リーダー学校も一年間の集大成、卒業山行の時期となった。
一年間同じ釜の飯を共にしてきた受講者が主体となって山行計画を立てる。
選んだ山は越後の八海山。
3班編成で、それぞれの班の互選で選ばれたリーダー中心に
行程計画、装備計画、食料計画、危険要素の洗い出しとその対応など
山行1ヶ月前あたりからミーティングやメールでの微調整など
全員が参画してひとつの山行を創っていく。
これがこの学校の特徴であり(本来の山行のあり方)、目的である。
単なる知識や技術の習得だけではなく
登山本来のあり方であるメンバーシップ、そして登山リーダーシップの取り方を
年齢を越えて実践し、その難しさと喜びを体感する。
今年もほぼその目的は遂げられたと感じた。
天気予報では大荒れ。
学校の目的からするとメンバーシップとリーダーシップを試されるよい機会。
「大荒れだから最初から中止しよう」というメンバーもいれば
「現地へ行って判断しよう」
「悪天とはどういう状態なのか怖いけれど体験してみたい」
「行けるところまで行きたい」
「なんとか行けるんじゃないか」
おそらく口には出さないが、個々の想いはさまざま。
これらをどのように表に出し、皆の意見を出し合い
パーティとしての総意をどうまとめていくか。
リーダーの力の難しいところでもあるが
自然相手の登山には絶対必要な要素でもある。
山麓駅で全体ミーティング。
個々の意見と危険要素を鑑み
「土曜中に下山」「折り返し時刻は正午または折り返し地点は池ノ峰まで」
と総意が決まる。
稜線に出ても無風快晴で暖かい。
(本当にこの陽気が崩れるの?大丈夫なんじゃない)
そんな気持ちも当然出てくる。
しかし池ノ峰の先、女人堂避難小屋に上がる途中には
場合によってロープを出す急な登りもあるし
そうなれば当然時間もかかってくる。
降りる場合はもっと時間がかかる。
ここで突っ込んでいれば悪天に摑まる可能性も十分ある。
ロシアンルーレットで遭難した事故は今年に入ってからあったばかりじゃないか。
それらを教訓にしてこそ遭難防止。
こんなときこそ
「山は逃げない」っていう言葉を使ってもよい。
それに途中敗退した山ほど後々想いは強くなるもんだ。
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