プラグ山 Mt. Pulag フィリピンで3番目
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- GPS
- 07:12
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 633m
- 下り
- 616m
コースタイム
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:13
天候 | 快晴 気温 11℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
感想が長いが、興味のある方への参考までにと、覚えてる範囲で記載してみることにした。
【場所の選定】
一緒にキナバルに行く予定だった友人が行けなくなり、紆余曲折して、一人でフィリピンへ行くことを決断(笑)
最高峰のアポ山に行こうと思ったが、台風などの影響で登山禁止になっているという…
シンガポールを起点にしてるので、リンジャニ山へ再訪など、いろいろ考えたが、結局、フィリピンの第3位のプラグ山に決定。
【日程】
~1日目~
夜中の2時にマニラのホテルへ迎えの車が来る(前泊が必要)
そこから途中の町、バギオまで4時間の移動、そこで朝食と行動食の購入
更に2時間移動して、DENR Visitor Centerへ到着
9時半 メディカルチェックを受ける
10時 入山に関するオリエンテーションを受ける(映像を含め約30分)
11時 Babadak Ranger Stationへ車で移動(20分)
ここで、翌日の入山手続きと、現地ガイドの予約を行う
12時 Babadak Ranger Stationから少し戻った場所のゲストハウスへチェックイン
Baban's Homestay(標高は約2,400m)
血中酸素濃度は92(SpO2)だった。
13時 ツアー会社の添乗員が昼食を作ってくれる
14時以降は自由行動(Babadakの町を散策)
18時 夕食(基本的に自炊、カップラーメンなどがあると良いかも)
20時 消灯(別に寝なくても良いが、翌日が早いので寝た方が賢明)
~2日目~
0時 起床
0時30分 朝食(添乗員が作ってくれた)
1時 宿を出発→Babadak Ranger Stationへ車で移動(20分)
1時20分 地元ガイドのJeanと合流してハイキング開始
2時 Camp1へ到着
3時10分 Camp2へ到着
この時点でかなりのハイペースだと言われ、ポーターたちが休憩する山小屋で仮眠(30分程度)
4時 Camp2を出発
5時5分 山頂へ到着(“playground of the gods.”)
日の出までの絶景を堪能
6時 下山開始
8時30分 Ranger Station
ハイキングはここまで
10時 Babadakの宿を出発
11時30分 ”Ambuklao Dam”の展望台
17時 マニラのホテル到着
前後1泊とBabadak1泊の3泊は必要となると思う
【ハイキング】
登山ルートは”Babadak Trail" (Ambangeg Trailだと思う)
スタートからガイドのJeanがかなりのペースで引っ張る。
下山後に聞いた話だが、トレランの有名選手だそう…💢
どうりで忍者のように下山して行くと思ったわけだ(笑)
一方、ツアー会社から担当として同行してるMattに関しては、登山途中から離脱し始める…
体重が80キロくらいありそうなのが問題なのか…
いやいや、Jeanが速すぎるだけか…(笑)
登山道はかなり整備されており、歩きやすい
技術を要する場所は無い
手を使って登るような急登も無い
全体的にトレランをやってる人が好きそうな山だと感じた
往復16キロの行程、時間にして7時間から9時間。標高差は約500m。
参考までに"Akiki Trails"が一番長く、登りごたえがあるらしい。
【持ち物】
行動食(菓子パン、チョコバー、ポテチ)
水(1リットル*1本、500ml*3本)
防寒着(フリースとダウンとカッパ)
ズボンは2枚重ね
耳栓
サングラス
日焼け止め
タオル
ヘッドライト(必須)
余裕があれば、魔法瓶とカップラーメンを持参したい(往復7~9時間以上の行程なので、途中でなにか好きな物を食べた方が良い)
【アクセス】
難点は、とにかくアクセスが悪いこと。
飛行機なし✈、電車無し
それによって、必然的に料金も高くなる…(チャーターする車の拘束時間が長く、ドライバーの宿泊も必須となる。
ツアーに入る以外、個人手配による現実的なアクセスが難しい。
マニラから途中の都市バギオ(Baguio)まで4時間。
そこから、ゲストハウス(ホームステイ)のあるベンゲット(Benguet)までさらに2時間、合計6時間以上の移動が伴う。
車の移動だけで6時間以上でやっと登山口の町までたどり着ける(渋滞にはまると、さらに追加で1時間以上は考慮したい)
【宿に関して】
*周辺にホテルは1軒もありません
*Babadakの町は、マニラの空港で購入した現地のSIMカードを使っても電波は入らなかった(現地ガイドは問題ない)
*1ペソ=3分でWI-FIが使える
*BABAN'Sの宿は、家族経営で、建物ごとに部屋の大きさやベッドの作りなど大きく異なるので、ホテルのような過度な期待は持たない方が良い
*トイレとシャワーは共同
*耳栓は持って行った方が良い
*料理は自炊(ガイドが作ってくれるか確認)
*食材は自分で好きな物を持って行く方がストレスにならずに良いと思う
*冷蔵庫は無い
*水はボトルの水があるのでそれを飲める
*村自体は高原野菜(ハイランダー・ベジタブル)で有名(人参、白菜、サツマイモなど)
*Babanの宿が、村で最初のゲストハウス
*Bananが巨大な人参ハウスを畑の端っこに建設中→必見です(観光名所になると思う)
【その他】
*可能であれば土日の週末は避けた方が良い
→週末はフィリピン人も多く訪れ、宿も山の中もかなり混雑するとの事
*その気があるなら早く訪れた方が良い
→Babadakの町は登山の影響で爆発的に宿の建設が進んでるので、ローカルな雰囲気を残してる今の方が楽しめると思う
*行動食や宿の食事は可能であれば日本から、もしくはBaguioで自分の好きの物を購入した方が良い(体調管理の観点から)
*Babadakの町では限られた食材しか購入できない
*登山者へのアルコール販売は禁止されている
→持ち込んでの飲酒に規定はないが、標高2,400mなのでほどほどに
*難しいが、天候の良い日に登りたい
→午後から天気が崩れる事が多いので、日の出を絡めたツアーがほとんど。
私が登った日は、地元ガイドも素晴らしいと言うほどのコンディションだった
*乾季を選んで訪れたい
→1月から5月までが比較的、安定した天気だそうです
*山中のテント泊はCamp1~3で可能だそうですが、週末のテント泊は禁止されてます
アポ山などにいるヤマビルは、AKIKI Trailsと今回のBabadak Trailsのルートにはいないが、別ルートで登ると生息してる場所があるとの事。
道中にある、”Ambuklao Dam”の展望台もぜひとも立ち寄りたい。
さらに余裕があれば、少し北に位置するコルディリェーラの棚田群(世界遺産)にも立ち寄りたい
~追記~
フィリピンの高い山順
Mt Apo 2,954m
Mount Dulang‑dulang 2,938m
Pulag 2,922m
Mount Kitanglad 2,899m
Mount Kalatungan 2,824m
Mount Tabayoc 2,842m
Mount Ragang(Piapayungan) 2,815m
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_mountains_in_the_Philippines
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