剱岳（早月尾根日帰り）

2023年08月18日(金) [日帰り]

• GPS: 10:57
• 距離: 15.6km
• 登り: 2,369m
• 下り: 2,370m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:42
• 休憩: 1:15
• 合計: 10:57

3:24 馬場島
4:07 4:07 松尾平
5:14 5:14 早月尾根標高1600m標識
5:59 6:00 1920.9m三角点
6:49 6:58 早月小屋
7:48 7:48 標高2600m標識
8:29 8:35 標高2800m標識
9:01 9:02 カニのハサミ
9:11 9:44 剱岳
9:48 9:53 カニのハサミ
10:17 10:24 標高2800m標識
10:55 10:55 標高2600m標識
11:39 11:50 早月小屋
12:23 12:23 1920.9m三角点
13:01 13:03 早月尾根標高1600m標識
13:51 13:51 松尾平
14:21 馬場島

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

北陸道滑川ICから馬場島荘の前の駐車場で前泊

その他周辺情報

上市町のアルプスの湯
８月中は５００円で入れるようです

写真

8/18 3:23

とうとう来ました。剱岳です。早月尾根から登ります

8/18 3:30

試練と憧れの石碑を拝んでからスタート

8/18 3:31

まだ真っ暗ですが暗いうちに距離を稼ぎたい

8/18 4:50

歩いてしばらく、明けてまいりました。

8/18 4:54

富山の街並みが見える

8/18 5:13

早月川の流域部分もよく見える

8/18 5:14

途中にある標識。まだ1600m。

8/18 6:19

ようやく2000mを突破。小屋までもう少し

8/18 6:47

早月小屋が見えてきました。ここで休憩して残りの登りに備えます

8/18 7:29

剱岳は逆光

8/18 7:29

小屋を過ぎて2350mくらいで森林限界。岩場が増えてきます

8/18 7:38

早月尾根は別山尾根と比べて岩場のイメージはなかったですが普通にありました。

8/18 8:20

2800m手前くらいで雨…予報じゃ少なくとも10時ぐらいまではもちそうなんだけど…
撤退が頭をよぎりつつもまだパラパラと降ってるだけなので雨具装着して先に進みます

8/18 8:45

ここら辺が獅子頭、カニのハサミ付近でしょう。
足を乗せたり差し込んだりする場所がない箇所もあり鎖と靴のグリップに頼るのは結構怖い

8/18 9:00

どうやらそろそろ別山尾根と合流なようです。

8/18 9:06

とうとうキター剱岳登頂！

8/18 9:06

登った直後はガスってました

8/18 9:11

しばらく待ってるとバッチリ晴れてきましたよ

8/18 9:12

大きい薬師岳。ここに折立から登る計画も考えてたんですが、熊が出没する影響でキャンプ場は閉鎖、車中泊深夜発は危険な雰囲気なんで今年はそっちからは無理ですかね…

8/18 9:12

雲ノ平と奥に笠ヶ岳。雲ノ平は日程と天候さえ上手く合えば近いうちに行きたい。薬師もその計画の中で回るべきかな

8/18 9:12

立山近い。行きたいけどまだそこまで焦っていく必要もないかな

8/18 9:12

五竜岳

8/18 9:12

鹿島槍。

8/18 9:12

白馬岳

8/18 9:12

こっちは毛勝山ですかね

8/18 9:12

天候はむしろ良くなってきました

8/18 9:15

早月川と富山湾、能登半島の方角

8/18 9:27

雲が晴れると槍も見えました

8/18 9:47

山頂を満喫しましたし天候の悪化の懸念もあるので名残惜しいですが下りますか…2000m以上下るとなると気分が下がりますが

8/18 9:59

長丁場ですが落ち着いていきましょう。まだまだ登ってくる方がいるので特に落石はしないように

8/18 10:01

難所カニのハサミ。行きはボルトにかける足を間違えたせいで足の入れ替えにあたふたしました。帰りはサクッと通過

8/18 10:05

稜線良い

8/18 10:12

剱岳を振り返ります

8/18 10:17

どんどん下る

8/18 11:49

早月小屋まで戻ってきました。ここで大休止をとります

8/18 11:39

山頂はどうやらガスった様子

8/18 14:16

小屋から先は難所もないのでひたすら下りるだけ。ようやっと戻ってきた

8/18 14:16

今度は明るい状況で石碑を拝んで終了。お疲れさまでした

今回の花。綿毛になったチングルマ

ミヤマリンドウ

トリカブト

トリカブト大群落

撮影機器：

COOLPIX W300 ニコン

感想

Snail

ずっと行きたいなーと思ってた山剱岳。とうとう登れました。
剱岳はなんとなく別山尾根より早月尾根をやりたいと常々思ってましたが、グルっと回って富山県側に行くのが遠く二の足を踏んでる中、夏休みということで一念発起して行ってみました。
天気は結局どの日も朝方が勝負みたいな予報なので暗いうちから出発、同じ北アの薬師で熊が出没するという話も聞きそれを恐れながらも先へ。
800m弱から2200mの早月小屋まで到着した際はそこいらの山ならもう登頂してるなとか思いつつ剱岳はここからが本番だった。
早月小屋を過ぎ岩場の登りで手足を使って登る様子はまさしく剱岳がそう例えられた地獄の針の山を登るがごとく…
もう山頂がそこまでと思った場面で雨に降られた際はどうしても山頂を踏みたい衝動と雨が激しくなったら撤退をする覚悟も考えつつ先へ。幸い雨は激しくなりませんでした。
そして山頂に無事登頂。登った直後は曇っててまぁ無事登れただけ良かったと思ってましたが、晴れてくれて本当に感謝です。
山頂は非常に賑わっており自分と同じ早月尾根や別山尾根、あるいはクライミングルートから来た人も居たようです
下りは登りよりむしろ晴れているくらいでしたが、途中で雲が増えてちょうど車に向かうくらいで少し雨。崩れないうちに下れたのは良かったです。
本当に色々濃い経験になりました。かなりキツかったのに何故かまたいつか行ってみたいと思うのはなんなんでしょうね。

余談ですが剱岳と言えば「劔岳　点の記」の映画を見た時にルートが見つからず四苦八苦してるのを見て早月尾根ルートとかそんなわからないものなのかと思ったんですが、実際行ってみると今では車でスイスイ馬場島まで入れますが、当時早月川流域も整備されてなかったでしょうし、森林限界以下は藪だったろうしそれより上に行っても決して易しい道ではなく鎖やボルトがあってようやくみたいな感じだったので当時の人々の苦労とこの道を整備してくれた人たちの努力を改めて噛み締めました。