御嶽山 〜慰霊の気持ちを胸に八丁だるみを歩く〜

2023年08月18日(金) [日帰り]

• GPS: 07:33
• 距離: 7.9km
• 登り: 912m
• 下り: 903m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:37
• 休憩: 0:57
• 合計: 7:34

距離 7.9km 登り 918m 下り 918m

7:32 田の原登山口
7:37 田の原大黒天
7:42 遥拝所
7:59 大江権現
8:07 あかっぱげ
8:24 8:30 金剛童子
8:43 8:50 八合目避難小屋
9:16 9:17 富士見石
9:27 9:35 一口水
9:47 9:52 九合目避難小屋
10:53 11:10 王滝頂上山荘
11:13 八丁ダルミ
11:25 御嶽教御神火祭斎場
11:44 11:45 剣ヶ峰山荘
11:48 御嶽頂上避難シェルター
11:56 11:57 御嶽山
12:09 12:11 御嶽頂上避難シェルター
12:25 12:26 黒沢十字路
12:42 御嶽教御神火祭斎場
12:48 八丁ダルミ
12:52 13:00 王滝頂上山荘
13:31 九合目避難小屋
13:44 一口水
13:53 富士見石
14:21 八合目避難小屋
14:30 金剛童子
14:42 あかっぱげ
14:46 大江権現
14:58 遥拝所
15:03 田の原大黒天
15:06 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

今年から田ノ原から剣ヶ峰まで登れるようになったので、登山者が多い。駐車場のかなり下の方に停めました。

コース状況／危険箇所等

下りは、黙々と慎重に降りました。なお、ヘルメットは、王滝頂上から下り8合目まで着けた。

写真

8/18 7:32

3年ぶりの田ノ原。ここから剣が峰を目指しスタート。

8/18 7:36

まずはそろりと花を愛でながら。アザミ。

8/18 7:36

ヤマハハコ。

8/18 7:36

ゴマナ。

8/18 7:38

アキノキリンソウ。

8/18 7:39

8/18 7:46

王滝御嶽山遥拝所に寄る。

8/18 7:59

大江権現。明治初めまで、女人結界の場所だった。しばらくぬかるむ道が続く。

8/18 8:00

8/18 8:07

ナナカマドに早くも秋の気配。

8/18 8:23

朝、田ノ原までの道筋の中央アルプスと雲海は素晴らしかったが。

8/18 8:39

8合目、金剛童子。いよいよ森林限界のごろごろ道へ。

8/18 8:40

コケモモの実。

8/18 8:42

リンドウかな。

8/18 8:43

ナナカマドの実だろうか。

8/18 8:55

イワツメクサ。

8/18 8:59

8合目の石室。

8/18 9:57

チシマギキョウ。

8/18 10:18

王滝頂上への最後の登りが、きつい。

8/18 10:53

王滝頂上避難施設の前はエネルギー補給に絶好な場所だ。

8/18 10:54

まずは、王滝頂上に到着。

8/18 10:54

王滝口頂上奥宮、同社務所からの剣が峰。

8/18 10:58

振り返ると、夏の空。

8/18 11:12

いよいよ、八丁だるみから剣が峰を目指す。

8/18 11:14

まごころの塔越しの剣が峰。

8/18 11:16

御嶽教御神火斎場。

8/18 11:45

途中、2か所シェルターがあった。

8/18 11:50

鎮魂の鐘を鳴らそう。

8/18 11:50

剣が峰の山名柱。

8/18 11:52

遠くに小さく二の池山荘が見える。次第にガスが湧いてきているようだ。

8/18 12:10

噴火災害の慰霊碑。（2018年9月建立）

8/18 12:33

黒沢十字路まで下ってトラバース道を戻る。次第にガスがかかってきた。

8/18 12:44

王滝頂上の向こうは相変わらず青空。

8/18 12:45

オンダテ。

8/18 12:49

八丁だるみの石標。

8/18 12:52

王滝頂上に戻ってきた。田ノ原までこれからが大変。

8/18 13:40

トウヤクリンドウ。

8/18 14:07

ガスがかかる八合目の石室。

8/18 14:13

石が滑ることはないのだが、ごろごろ道の下山は気を使う。。

8/18 14:50

ようやく田ノ原に戻て来た。

8/18 15:06

本日も無事に終了。御嶽山の上部はガスで隠れていた。

8/18 15:06

昨年夏開館した県立御嶽山ビジターセンター「ヤマテラス王滝」を見学。

8/18 15:13

概観と違い、内部は木材がふんだんに。

8/18 15:18

当日の噴火や救助・救出の様子の映像も公開。

8/18 15:25

遺留品の展示も。

8/18 15:35

噴石の実物展示。

8/18 15:35

館内からの御嶽山。

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

fengsan

　王滝コースは、田ノ原から王滝頂上まで登れるようになった3年前の9月14日に登った。
　今年から、夏期の一定期間、王滝頂上から八丁だるみを通って剣ヶ峰までいけるようになった。
　ここは、慰霊の気持ちを込めて何としてでも登らなければなるまい。
　このコースは、大学時代の正月山行ばかりのみならず、高校生の息子と登った思い出のコースでもある。　　　　
　それにしても、よる年波には勝てない。道を譲れば「気をつけて」と労りの気持ちを頂いたり、「健脚ですね」と励ましを受けたり、小学4年生の親子3人連れと亀さんの徒競走よろしくふうふう言いながら踏ん張りあったりした。今回のヤマレコの歩くペースが標準というのは、全く実感に合わないのだが、どうしてだろうか。　　
　噴火で多くの犠牲者が出た八丁だるみは、一歩一歩噛み締めながら登った。
　思えば、2014年9月の大噴火以来、9年の年月がたっていた。下山後、昨年完成した長野県立ビジターセンター「ヤマテラス王滝」を見学したが、噴火・救出・救護時の様子を伝えるビデオシアターもあって、改めて噴火災害の悲しみと時のみが与えることのできる癒しに思いをはせた。