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記録ID: 5842172
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沢登り
大雪山

2023年夏1年班大雪メイン カウンナイ〜ヒサゴ沢〜五色沢〜ヌタプカンベツ川〜石狩沢〜沼ノ原沢川〜ヌプントムラウシ川

2023年08月19日(土) [日帰り]
 - 拍手
misa2021 YohsayT その他3人
GPS
--:--
距離
89.3km
登り
4,446m
下り
4,555m

コースタイム

報告_2023.8.11-8.18(7-1)
一年班夏メイン大雪

クワウンナイ沢〜トムラウシ岳〜ヒサゴ沢〜五色沢〜五色岳〜忠別岳At〜ヌタプカンベツ川〜大石狩沢〜石狩岳〜沼ノ原沢川〜ヌプントムラウシ温泉〜曙橋
L齋藤(3 AL鈴木(3 M2小野寺 M1市川田村


day1:清流橋(4:05)ポンカウン出合い(4:20)Co980二股(7:30)Co1170二股(9:40)Co1360滝の降り口(13:00)Co1600(14:30)=C1
【真夏日】小川の送迎で清流橋まで。明瞭な右岸林道を使ってポンカウン出合いから入渓。前日まで雨だったが増水は感じられない。下部いくつかの渡渉も問題ない。Co630函は右岸をへつる、一箇所M空身。Co980二股は右。Co1070魚どめのFは左岸巻道。滝の瀬十三丁がきらきらしていて今日入山にしてよかったと思う。暑いので休憩中は水に浸かる。 Co1120の15mFは右岸巻道。Co1320のオーバーハングの滝は右岸巻き。上部難しいのでMは空身で残置fixでゴボウ、ザック吊り上げ。Co1360両岸Fは中間尾根を登り、左股に降りる。時間見て進められるだけ進み、疲れたのでCo1600で泊まる。ここら辺は水の取れる快適テンバがたくさんある。満点の星空とナキウサギの声に包まれ天国のよう。

day2:C1(4:50)天沼コル(6:00)トムラウシ(7:30)天沼コル(8:45)ヒサゴ沼(10:00)ヒサゴ沢Co1360(15:40)=C2
【晴れのち曇り】トムラウシと化雲岳Atの予定で出発。視界∞で迷わず天沼コルまで。コルに荷物デポしてほぼ空身でトムラウシAt。鈴木からコーラ。ピークで今後の天気予報を見て、化雲岳カットし今日中にヒサゴ沢を下ることに決める。ヒサゴのコルにある雪渓は斜度が緩く乗れる。ヒサゴ沼や夏道は人だらけ。ヒサゴ沢手前にいた調査員の方にお話をうかがったところ、右岸側の岩場を繋ぐと沢の降り口へ出られると教えてくださった。Co1650-1600あたりに大きな雪渓。薄くて斜度が強いので、右岸の尾根を使って大きく巻く。尾根までの斜面は若干緊張。泥壁から沢へ復帰。雪渓対処に1h。Co1550の6mFは右岸cd。Co1500の6mFは右岸ab。Co1450の30m大滝は左岸水流ab。このとき田村がatcとロープと回収用を絡めてスタック、5分間ほど水流に打たれ続けてヒヤリ。そのあと股関節の痛みを訴え荷物を分ける。Co1390に凱旋門。上段は左岸踏み跡使って高度感のある巻き。M2曰く一年班にしては少し難しすぎたらしいが、スタンス指示で通過できた。もう少し上を巻きたかったらしい。下段は簡単。Co1360の少し傾いた草原高台でC2。180°滝に囲まれた唯一無二のテンバ。

day3 :C2(6:45)地獄谷(8:40-9:30)Co1200F巻き終わり(10:25)Co1730(14:30)=C3
【曇りのち小雨】 引き続きヒサゴ沢を下り、トムラウシ川を登るとすぐに地獄谷。熱すぎて入れないので一人分の足湯を掘る。五色沢は基本M2がトップで登る。Co1200Fは左岸尾根を登り、笹の斜面を滑って沢に復帰。Co1400二股を右に入ると斜度の強いガレになり慎重に登る。Co1600でポンと台地に出て、磁石見ながら薄い藪漕ぎ1h。途中から水線とシカ道を見つけて辿る。五色沼が想像より小さくて気づかず通りすぎる。五色沼をすぎたCo1730湿地で快適C3。タープ張れて焚き火もできる。テンバ着いてから晴れてきてトムラウシからニペソツまで見える。

day4:C3(5:00)五色岳(5:45)忠別岳(8:00)忠別岳分岐(9:20)沼ノ原橋(14:30)=C4
【曇りのち晴れ】テンバから15分程ハイマツ漕ぎして草原に出る。霧がかかって幻想的なのっぺりとした大地。木道を歩いて五色岳へ。夏道で忠別岳At、ピークでブロッケン現象が見られた。田村からでか羊羹。忠別岳避難小屋を経由してヌタプカンベツ川を下る。上部は大雪らしい汚れのない自然。シカ道あって快適。下部は冗長な河原歩き。Co1360の8mFは右岸巻き。Lが Co1200のシカ道あたりでパーティからはぐれる。 Co1150から所々ブル道があり、Co1100から明瞭な林道に。Lは一人焦りながら沼ノ原橋に行くと快適テンバが作られていた。

day5:C4(2:40)大石狩沢出合い手前(3:40-4:20)石狩岳コル(8:40)石狩岳ピーク(8:50-9:30)・1289ペテトクコル(12:00)ヌプン小屋(15:45)=C5
【快晴】明日の台風に備えてヌプン小屋を目指す。15時間行動を覚悟。準備は急いで1時間半。田村をほぼ空身にして星空のもと出発。明瞭な林道をラテルネ行動。Co1100あたりから林道が荒れ始めて、Co1120が入渓点。暗いので入渓するか悩んでいたところ、小野寺が林道の途中にヘルメットを置いてきたことに気づく。待っていると日が登る。大石狩沢はガレ沢。Co1500以降はどんどんコンタが上がっていく。Co1700で支沢に入るとアスレチックみたいで楽しい薮の沢型に。10mほど、膝程度のハイマツ漕ぎをするとピーク横のコルに出る。市川からミカン缶、急登のあとで染みる。石狩ピークからは大雪が一望できる。ペテトクコルまでの夏道は明瞭だが急な下りで膝を痛める。あとは無心で沼ノ原沢川を下り、不明瞭なブル道つないで小屋まで。疲弊。

day6:C5=C6
【雨】台風17号の接近で停滞。そこまで悪天ではない。雨は停滞前線によるものか。ヌプン小屋はとても綺麗。焚き火、水汲み快適。やっと休養ができた。

day7:C6(10:30)Co890二股(12:20)ヌプン小屋(13:50)=C7
【雨のち快晴】温泉を掘って遊んでいると晴れてきた。増水もしていないので出発。ヌプン9の沢Co980のテンバを目指す。一度通ったブル道の使い方がわかっているので速い。今日の行動で貫徹を予感していたのだが、Co890二股で田村が股関節の調子から核心部を登れる自信がないと言う。話し合いののちエスケープを決めて引き返し。

day8:C7(7:00)曙橋(11:30)
【晴れ】ヌプントムラウシ温泉からヌプン大橋までは河原を歩いた。ヌプン大橋からCo650あたりまでの林道は崩壊していて歩きにくい。林道が川から離れて以降はまともな道。電波は、曙橋から南に下った牧場で入る。


〈パーティ〉
一年班夏メイン大雪 貫徹ならず (計画ではヌプン9の沢を登ってニペAt)
Ls 判断全般
M2 自立
M1 頑張った、天気図合格

〈チョンボ〉
パーティ テンバ着遅れ(day2,5,8)
齋藤 はぐれる(day4)、熊スプ誤噴射(day5)
鈴木 懸垂回収用セットミス(day2)
小野寺 ヘルメット置き忘れ(day5)
田村 ab水流中でスタック(day2)、股関節痛め(day2〜)、足指痛め(day4〜)

〈感想〉
・齋藤
大雪は癒し系。毎日違う景色を楽しめる自然セラピー山行だった。パーティとカムイに感謝。
・鈴木
遥かな山々を渡り歩けて良かったです。
・小野寺
三年目のLsに感謝と賞賛。
迷惑かけてすみません。
反省を活かして来年はLs頑張りたい。
・市川
初のメイン、貫徹したかった…。でも本当に楽しかったです!天気にも恵まれ、最高でした!パーティーの皆様に感謝!
・田村
大雪の景色が最高でした。自分が要因となって貫徹できなかったことが本当に悔しいです。パーティの方々に感謝します。
天候 だいたい晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
その他周辺情報 くったり温泉
初ピー写
2023年08月12日 07:25撮影 by  iPhone 12, Apple
1
8/12 7:25
初ピー写
凱旋門をテンバから。いい景色だった!
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凱旋門をテンバから。いい景色だった!
五色沼すぎたテンバ。快適。
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五色沼すぎたテンバ。快適。
足湯作って遊ぶ。
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足湯作って遊ぶ。
忠別岳ピーク。羊羹が大きい。
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忠別岳ピーク。羊羹が大きい。
若干ブロッケン現象が写った。
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若干ブロッケン現象が写った。
石狩岳ピークからゴール(ニペソツ)が見える
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石狩岳ピークからゴール(ニペソツ)が見える

装備

共同装備
ザイル40m 回収用シュリンゲ(30mF懸垂するなら必要なくても巻けるらしい) 4人用冬テント DF

感想

入山前、沢自体はなんてことない山行と思っていたが、それぞれの沢が景色に個性があって面白かった。大雪に来れて良かった。

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