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Yamareco

記録ID: 5869942
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

【暑さに失速!】祓川駐車場から疣岩山─三国岳─種蒔往復【飯豊本山敗退】

2023年08月25日(金) 〜 2023年08月26日(土)
 - 拍手
GPS
10:07
距離
14.7km
登り
1,483m
下り
1,519m

コースタイム

1日目
山行
0:18
休憩
0:00
合計
0:18
17:30
18
17:48
2日目
山行
8:25
休憩
1:27
合計
9:52
5:04
76
6:20
6:30
19
6:49
6:49
56
7:45
7:45
13
7:58
8:08
38
9:13
9:13
24
駒返し
9:37
9:37
28
10:05
10:20
23
10:43
10:43
22
11:05
11:05
14
駒返し
12:11
12:21
13
12:34
12:34
32
13:06
13:06
14
13:20
13:30
59
14:29
14:39
17
14:56
祓川駐車場
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
津川I.C.から国道49号に下り、県境を越えたすぐ先で福島県道384号徳沢宝坂線に入り、国道459号に出て、あとは案内標識に従って弥平四郎へ。
『キャラメルハウス』(自宅)から祓川駐車場まで、343 km。
コース状況/
危険箇所等
祓川山荘は蚊の巣窟なので、宿泊する場合には防虫対策が必要。
松平峠から疣岩山までの道は花崗岩ムキ出しのザレ場の尾根道。上りは危険を感じなかったけど、下りは慎重さが必要。
祓川駐車場。先客は3台ほど。
2023年08月25日 17:30撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/25 17:30
祓川駐車場。先客は3台ほど。
シーズン中だけ設置されるという簡易トイレがあります。
2023年08月25日 17:30撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/25 17:30
シーズン中だけ設置されるという簡易トイレがあります。
新旧の案内図
2023年08月25日 17:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/25 17:31
新旧の案内図
上ノ越へのコースを見送って、祓川山荘へ向かいます。
2023年08月25日 17:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/25 17:31
上ノ越へのコースを見送って、祓川山荘へ向かいます。
祓川山荘への入口
2023年08月25日 17:33撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/25 17:33
祓川山荘への入口
新しく出来たばかりの橋を渡ります
2023年08月25日 17:36撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/25 17:36
新しく出来たばかりの橋を渡ります
祓川山荘に着きました。中は蚊の巣窟…。
2023年08月25日 17:48撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/25 17:48
祓川山荘に着きました。中は蚊の巣窟…。
山荘前の水場
2023年08月25日 17:48撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/25 17:48
山荘前の水場
朝の祓川山荘
2023年08月26日 05:04撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 5:04
朝の祓川山荘
いきなり倒木…。
2023年08月26日 05:07撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 5:07
いきなり倒木…。
ずっとトラヴァースが続きますが、一旦尾根に乗ります。
2023年08月26日 06:14撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 6:14
ずっとトラヴァースが続きますが、一旦尾根に乗ります。
十森の水場
2023年08月26日 06:20撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 6:20
十森の水場
山のほうは、ガスがかかってます。
2023年08月26日 06:43撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 6:43
山のほうは、ガスがかかってます。
松平峠に着きました
2023年08月26日 06:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 6:49
松平峠に着きました
対岸の沢の流れの音が、こっちまで響いてます。
2023年08月26日 06:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 6:49
対岸の沢の流れの音が、こっちまで響いてます。
麓のほう
2023年08月26日 06:53撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 6:53
麓のほう
疣岩山までまだまだ遠い…。
2023年08月26日 07:35撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 7:35
疣岩山までまだまだ遠い…。
疣岩分岐に出ましたが、この時点でバテバテで「敗退」がアタマをよぎります…。
2023年08月26日 07:45撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 7:45
疣岩分岐に出ましたが、この時点でバテバテで「敗退」がアタマをよぎります…。
古い標識
2023年08月26日 07:52撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 7:52
古い標識
疣岩山頂上の三角点
2023年08月26日 07:58撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 7:58
疣岩山頂上の三角点
飯豊本山がみえてます
2023年08月26日 07:59撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 7:59
飯豊本山がみえてます
あそこまで行かなきゃいけないようです…(汗)。
2023年08月26日 07:59撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 7:59
あそこまで行かなきゃいけないようです…(汗)。
ヤマレコマップに「×0.7で歩けてるゾ!」と元気をもらい、疣岩山を出発します。
2023年08月26日 08:08撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 8:08
ヤマレコマップに「×0.7で歩けてるゾ!」と元気をもらい、疣岩山を出発します。
気持ちのいい縦走路
2023年08月26日 08:19撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 8:19
気持ちのいい縦走路
トレイルがハッキリ分かります(苦笑)。
2023年08月26日 08:28撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 8:28
トレイルがハッキリ分かります(苦笑)。
三国小屋がみえてきました
2023年08月26日 08:37撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 8:37
三国小屋がみえてきました
三国小屋に着きました。どの小屋も極端な水不足だというので、サイダーを購入。
2023年08月26日 08:56撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 8:56
三国小屋に着きました。どの小屋も極端な水不足だというので、サイダーを購入。
ハシゴ場。上のハシゴには×がつけられてます。
2023年08月26日 09:12撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 9:12
ハシゴ場。上のハシゴには×がつけられてます。
七森。ここでもう限界に近かった…。
2023年08月26日 09:37撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 9:37
七森。ここでもう限界に近かった…。
種蒔山が近くなってきました
2023年08月26日 09:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 9:40
種蒔山が近くなってきました
金属の矢印が特徴的な難所の岩場
2023年08月26日 09:55撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 9:55
金属の矢印が特徴的な難所の岩場
切合小屋がみえてきました
2023年08月26日 10:03撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 10:03
切合小屋がみえてきました
種蒔山のほう
2023年08月26日 10:03撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 10:03
種蒔山のほう
種蒔標識。12時までに飯豊本山は無理と判断。ここでタイムアップ!
2023年08月26日 10:05撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 10:05
種蒔標識。12時までに飯豊本山は無理と判断。ここでタイムアップ!
切合小屋まで行ってから「敗退」という選択もありましたが、水不足甚だしいとのことなので、水補給もアテに出来ず、寄る意味無し…と考え、種蒔止まりにしました。
2023年08月26日 10:19撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 10:19
切合小屋まで行ってから「敗退」という選択もありましたが、水不足甚だしいとのことなので、水補給もアテに出来ず、寄る意味無し…と考え、種蒔止まりにしました。
三国小屋で買ったサイダーを飲み干してから、種蒔を出発します。
2023年08月26日 10:20撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 10:20
三国小屋で買ったサイダーを飲み干してから、種蒔を出発します。
金属の矢印が特徴的な難所の岩場。上りのパーティーとすれ違います。
2023年08月26日 10:27撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 10:27
金属の矢印が特徴的な難所の岩場。上りのパーティーとすれ違います。
行ってみたい平原。御坪あたりでしょうか。
2023年08月26日 10:35撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 10:35
行ってみたい平原。御坪あたりでしょうか。
七森。下りになると早かった(苦笑)。
2023年08月26日 10:43撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 10:43
七森。下りになると早かった(苦笑)。
ガスの奥に、三国小屋が見え隠れしてました
2023年08月26日 10:50撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 10:50
ガスの奥に、三国小屋が見え隠れしてました
使われていないハシゴが横たわっています。もともと上のハシゴのさらに上部に架けられてたそうです。
2023年08月26日 11:03撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 11:03
使われていないハシゴが横たわっています。もともと上のハシゴのさらに上部に架けられてたそうです。
使用禁止の上のハシゴが不憫なので、下りで使ってみました。このハシゴ、一部のボトルが岩に埋まってなくね?
2023年08月26日 11:05撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 11:05
使用禁止の上のハシゴが不憫なので、下りで使ってみました。このハシゴ、一部のボトルが岩に埋まってなくね?
三国小屋に戻りました。管理人さんと登山者たちが談笑中。
2023年08月26日 11:19撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 11:19
三国小屋に戻りました。管理人さんと登山者たちが談笑中。
会津の平地がみえてます
2023年08月26日 11:29撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 11:29
会津の平地がみえてます
大人の迷子は遭難です
何処へ行くの?
何処から来たの?
2023年08月26日 11:30撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 11:30
大人の迷子は遭難です
何処へ行くの?
何処から来たの?
左手に川入の盆地がみえてます
2023年08月26日 11:33撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 11:33
左手に川入の盆地がみえてます
この標識から尾根を外れます
2023年08月26日 11:36撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 11:36
この標識から尾根を外れます
疣岩山に戻ります
2023年08月26日 11:36撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 11:36
疣岩山に戻ります
疣岩山まであと少し
2023年08月26日 11:48撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 11:48
疣岩山まであと少し
弥平四郎の集落がみえます
2023年08月26日 11:52撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 11:52
弥平四郎の集落がみえます
疣岩山頂上に戻りました
2023年08月26日 12:11撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 12:11
疣岩山頂上に戻りました
三国山と小屋がみえます
2023年08月26日 12:12撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 12:12
三国山と小屋がみえます
川入方面
2023年08月26日 12:12撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 12:12
川入方面
飯豊本山は雲のなか
2023年08月26日 12:21撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 12:21
飯豊本山は雲のなか
疣岩山からの下りでみえた御西岳─飯豊本山方面
2023年08月26日 12:25撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 12:25
疣岩山からの下りでみえた御西岳─飯豊本山方面
御西岳
2023年08月26日 12:27撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 12:27
御西岳
御西小屋でしょうか。小屋がみえています。
2023年08月26日 12:28撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 12:28
御西小屋でしょうか。小屋がみえています。
疣岩分岐。上ノ越に向かうか迷いましたが、水場の関係で往路を戻りました。
2023年08月26日 12:34撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 12:34
疣岩分岐。上ノ越に向かうか迷いましたが、水場の関係で往路を戻りました。
磐梯山
2023年08月26日 12:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 12:40
磐梯山
松平峠に下りる前にある、コブ。外国人の大所帯パーティーとすれ違い、切合小屋の水場の状況を訊かれました。
2023年08月26日 12:57撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 12:57
松平峠に下りる前にある、コブ。外国人の大所帯パーティーとすれ違い、切合小屋の水場の状況を訊かれました。
手すりもロープも無い「馬の背」地形
2023年08月26日 13:04撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 13:04
手すりもロープも無い「馬の背」地形
松平峠に着きました
2023年08月26日 13:06撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 13:06
松平峠に着きました
ロケーション的に、祓川山荘の水場の水源と思われます。
2023年08月26日 14:25撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 14:25
ロケーション的に、祓川山荘の水場の水源と思われます。
祓川山荘に戻りました
2023年08月26日 14:29撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 14:29
祓川山荘に戻りました
山荘の内部
2023年08月26日 14:38撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 14:38
山荘の内部
台所は生活感満載
2023年08月26日 14:38撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 14:38
台所は生活感満載
備品が置かれたままになっています
2023年08月26日 14:39撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 14:39
備品が置かれたままになっています
2階もあります。2階なら蚊が居ない…ということはありませんでした(苦笑)。
2023年08月26日 14:39撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 14:39
2階もあります。2階なら蚊が居ない…ということはありませんでした(苦笑)。
祓川山荘を出発します。
2023年08月26日 14:39撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 14:39
祓川山荘を出発します。
新しい橋を渡ります。
2023年08月26日 14:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 14:49
新しい橋を渡ります。
登山口の看板と、登山者カウンターが見えて来ました。
2023年08月26日 14:53撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 14:53
登山口の看板と、登山者カウンターが見えて来ました。
祓川駐車場に戻りました。クルマが2台ほど増えてましたが、外国人大所帯パーティーの分かな?
2023年08月26日 14:56撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/26 14:56
祓川駐車場に戻りました。クルマが2台ほど増えてましたが、外国人大所帯パーティーの分かな?

装備

個人装備
Tシャツ 半袖シャツ アームウォーマー タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 日焼け止め ロールペーパー 保険証 時計 携帯 タオル スパッツ サングラス テントマット シェラフ ガスカートリッジ コンロ コッヘル

感想

 前日の金曜日のうちに駐車場から20分ほど歩いた場所にある祓川山荘に前泊し、事実上の日帰りで飯豊本山を目指したけど、蒸し暑さと、三国小屋から先の細かいアップダウンに体力を奪われ、種蒔着10:05になったところでタイムアップ。飯豊本山12:00着をデッドラインにしてたので、もう間に合わない…。いざという時の小屋泊まり装備は持ってたので(祓川山荘泊まってるし…苦笑)、急遽、小屋泊まりの選択もあったけど、弟子(妻)に「泊まってくるかもしれない」の一言を伝えるのを忘れた痛恨のミス! 当日中に下山しないと通報されるため下山せざるを得ず、あえなく敗退となった…。

 以前より飯豊山に行くなら、弥平四郎コースを狙ってた。去年、御神楽岳に登りに行ってる(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4384753.html)けど、磐越道津川I.C.までの運転の下見を兼ねてた(苦笑)。去年のうちに決行のつもりだったけど、8月の豪雨で弥平四郎までの道が決壊したため昨年は断念してた。
 8月25日の午後は有給を取得。スーパーマーケットで食糧を買い込んでから『キャラメルハウス』(自宅)に戻り、13時前にクルマで出発。富山西I.C.から北陸道を目指す。事前に調べてなかったので知らなかったけど、20時から翌朝6時は磐越道の新潟中央J.C.T.─安田I.C.間は通行止め。前日のうちに現地入りせずに早朝移動を考えてたら、現地着が大幅遅延するところだった。愛車『Anonymous 2112』号のエアコンが不調のため、車内温度が高いなかの長時間ドライブを余儀なくされ、それが体調不良につながったのかもしれない。17:21に祓川駐車場に到着。クルマの数は少なく、余裕で駐車出来た。初日は祓川山荘までの20分ほどだけのつもりだったので、スーパーマーケットで買い込んだ食糧はそのまま買い物袋に入ったまま手に下げて歩く。いきなり奥川へトラロープもある急坂を下りる。真新しい橋を渡った後もトラロープ設置の急坂もあり、荷物を手提げ袋に入れて持って歩くような道では無かった(苦笑)。祓川山荘には17:48に到着。山荘には先客は居らず、その代わり、蚊の巣窟(苦笑)。晩御飯食べてる間に3箇所刺された。「こりゃ、蚊に刺されて痒くて寝れないかもしれない」と心配になったけど、虫除けスプレーを塗りたくったら、朝まで刺されることなく安眠出来た(笑)。いずれにせよ、今の時期に祓川山荘に宿泊の場合には虫対策がマスト(苦笑)。
 翌8月26日は朝4:10に起床。朝食喰って支度してから、5:04に祓川山荘を出発。比較的標高が低いため、朝から蒸し暑い。ブナ林は風通しも悪く、汗がダラダラ流れて止まらない…。途中2度ほど水分補給。昔からあると思われる道は歩きやすいんだけど、土砂崩れなどのため付け替えられたと思しき区間は歩きづらく、体力を消耗。十森の水場には6:20に到着。渇水が心配だったけど、この水場は大丈夫だった。虫除けスプレーを塗りたくって最強のつもりでいたら、この水場での休憩中に蚊に3発刺された。もう効果が切れたらしい…(苦笑)。松平峠には6:49に到着。峠から疣岩分岐を目指して歩いてると、ラジオを鳴らした下山の登山者ひとりとすれ違った。三国小屋に着くまで出会った登山者は、彼1人だけ。
 松平峠からは道の状況が一変し、それまでの樹林帯ではなく、脆い花崗岩の尾根を往く。足元が不安定な登りに手こずり思うように標高が上がっていかない。この時点ですでに「敗退」がアタマのなかをよぎり始める。疣岩分岐で上ノ越からのルートと合流。「敗退」するにしてもピーク1つくらいは踏みたいと思い、疣岩山頂上を目指す。7:58に疣岩山頂上に到着。頂上からは飯豊本山がみえる。遠い! ここで引き返すつもりだったけど、『ヤマレコMAP』を確認するとそこそこのペースで歩いて来れてると表示されてたので、それに気を良くして先を進むことにする。疣岩山から三国小屋までは気持ちの良い穏やかな稜線歩き。8:46に三国小屋に到着。小屋の日蔭(北側)で休憩してると、川入へ下る登山者から、切合小屋が渇水で大変なことになってる…と聞き、この先の水分補給に懸念があったため三国小屋でサイダーを購入。ホントはコーラがよかったけど、売り切れ…。8:58に三国小屋を出発。
 駒返しのハシゴあたりまでは順調だったけど、七森あたりから様子がおかしくなり、再び「敗退」の文字がちらつくようになる。細かいアップダウンにペースはどんどん落ち、『ヤマレコMAP』に現在のペース「×2.0」と表示される始末(苦笑)。「ここまで来たからには、引き返すなら種蒔だろう」と思い、種蒔までは頑張った。「種蒔」の標識に10:05に到着。切合小屋に10時着の想定だったので、飯豊本山まで行くと本日中の下山は無理と判断し、潔く「敗退」を決断。もう下山するからには飲料水の節約に気を使う必要は無くなったため、三国小屋で購入した500 mlのサイダーはここで一気飲み!(笑) 10:20に種蒔を出発し、多くの上りの登山者とすれ違いながら三国小屋に11:29に戻る。小屋前の広場では、管理人さんが多くの登山者と談笑中。各山小屋の水場の渇水状況や、昨夜非常識な若い登山者が居た…という話で盛り上がってた。11:39に疣岩山へのルートに足を踏み入れた途端、静かになった(苦笑)。「敗退」を決断し、「下るだけだ」と思った途端、カラダが軽くなったように感じられたものだけど、三国岳より高い疣岩山への登り返しはキツかった(苦笑)。三国小屋から疣岩山には40分で戻るつもりだったけど、2分超過(苦笑)。
 12:21に疣岩山を出発。下りのルートが御西岳方面を向いてて、御西小屋らしき小屋がハッキリみえた。疣岩分岐から上ノ越に向かうか、松平峠に戻るか迷ったけど、給水の都合で松平峠に下りることにした。ということで、往路を戻ることになったけど、この花崗岩のザレ場の尾根は上り以上に下りが歩きにくい! 途中外国人の大所帯パーティーとすれ違ったけど、切合小屋の水場の状況を訊かれたけど、今日の道中で聞いたとおり、殆ど無い状態とお伝えした。59分で十森の水場に着き、次の59分で祓川山荘に到着。水場で汗臭いタオルを洗濯(苦笑)するつもりで、手袋を脱いだら、両手とも浮腫んでパンパンになってた…。今までこんな経験は無く、今日の体調不良のせい?…と勘繰ってしまう。山荘から奥川に下りて、架け直されたばかりの橋を渡る。駐車場への上り返しが疲れた身にはキツかった(苦笑)。14:56に祓川駐車場に戻った。土曜日になってもクルマはあまり増えてない印象。
 しょーじき、飯豊本山を日帰りなんて無理じゃね?…と当初から不安に思ってたけど、その不安が的中した形。もっと涼しい季節だったら何とかなったかもしれないけど…。出直しですな…。

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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 飯豊山 [2日]
飯豊山 弥平四郎登山口周回
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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