恩方山;北浅川源流域ロング周回のはずが、鳥切場手前で右膝裂傷し緊急エスケープ
- GPS
- 04:16
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 785m
- 下り
- 731m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ちなみに、行き帰りとも、他の車はありませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
車道意外、全ルートがバリエーションで、道標、山頂標識等はほとんどありません。テープ類もごくわずかです。踏み跡は部分的には弱くなりますが、ほぼあります。 全体の感じは、30年位前の北高尾山稜の雰囲気でした。 ただし、枝尾根がたくさんあり、小ピークからの下りで真直ぐ尾根を行くと間違えて枝尾根を降りていしまうとこが多々ありました。ほとんどの枝尾根にも踏み跡がありますので、間違えやすいです。 |
写真
感想
北浅川源流域の周回を予定していました。不動山手前まで計画通りに進んでいたのですが、ここでアクシデント発生し、盆掘林道へと緊急エスケープすることになってしまいました。
それはほぼ平坦な場所でした。高さ40cmほどの岩が踏み跡を挟むように2個並んでいてその間は20cm位でした。その岩の間に左足をおき、右足はひざを畳んで右側の岩の上を通過させるはずでした。ところが、目測を誤ったのか、右膝が岩に直撃、ズボンとタイツがかぎ裂きになり、その下の膝の皮と肉も見事に4cm位横一文字に避けて、膝の皿の骨が見えていました。痛みはそれほど感じず出血もほとんどなく、まずはひざを伸ばした状態で、開いた皮膚の裂け目を絆創膏3枚で繋ぎ合わる応急処置を行い、ただちに下山することにしました。
ぶつかった岩を確認すると、岩のてっぺんが来し方に向かってナイフのように45度程度の鋭角的で水平に張り出していました。こんな鋭利な岩は見たことがなく、これがこの位置にこのタイミングであったのが全くの不運でした。普通の岩だったら打撲だけで済んだと思います。
しかし、あまりに鋭利なので、切り口がきれいで出血しなかったようです。後で考えると、出血していたらまず止血するところからの処置が必要で、絆創膏もすぐにははれず、たいへんだったと思います。不幸中の幸いでした。
さらに幸いなことに、すぐ下に盆掘林道が見えます。そして、伐採地の中に作業道も見え、手前の尾根上にもトレースがありましたので、これを辿って林道へと右ひざを曲げないようにして、ストック(1本)を突いて、空いた手で木につかまりながら急斜面を下りました。ところが林道のすぐ上で崖になっていて林道へ降りられません。林道の上に沿って伐採地の中の踏み跡を辿り、何とか下り口までたどり着いて林道へと降り立ちました。
しばらく林道を歩き、バスにのって車を回収し、整形外科へと急ぎました。病院では中の砂利を取り除く清掃後に5針縫い、膝が曲がらないように包帯でぐるぐる巻きになりました。
バリルートはやはりこうした危険個所があり、一般道とは違って慎重にゆっくりあるくべきであることを痛感しました。ハイスピードで歩いていると瞬間的な判断が必要で、一瞬の判断ミスが命取りになりかねません。今回は地元で山が浅く、すぐに下山できる場所だったことも本当に幸いでしたが、これが先日行った奥多摩の奥地だったら…自力下山ができたとしても当日中は無理、携帯繋がらないから救助要請も不可…と思うとぞっとします。
yamarekoを始めてからロングやバリルートのツワモノに刺激されて、アンチエージングを目指してどんどんエスカレートしていくことを感じていましたが、やはり年齢的にいつまでもそのようなことが続く訳もなく、体力と身体コントロール能力は確実に低下してく年齢であり、少し自粛して今後の山行形態について良く考えようかとも感じています。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
shigetoshiさん、こんにちは。
アクシデントとは。。。と思いレコを読み進めると膝の皿の
骨が見える。。。ですか
すぐに下山できて何よりでした。骨や関節には影響なく
治れば歩くことに何も問題はない感じでしょうか。
感想の記述から想像してみると、右膝で営利な岩の突起を
キック(膝蹴り)したような状況でしょうか。確かに高速
移動していると、リスクは高まりますね。
私、以前より色々な場面でより恐いと感じるようになりました。
(沢を歩いていても、昔だったら恐いと感じなかった場所だよ
なあと思うことがしばしば)
そのためか、ここのところ難易度の高い岩ルートやバリルート
の比率は5、6年前と比べると下がっているように思います。
年齢による考察、shigetoshiさんと同い年なだけに、
考えさせられます。
お大事にして下さい。
youtaroさん、こんばんは。
お気遣いありがとうございます。
骨や関節への影響は、今はひざを曲げられないので分かりません。
傷口がふさがって、膝を曲げられるようになったときに、
millionさんのご助言の通り、慎重に確認しながら復帰へ向けて
調整しようと思います。
ご想像の通り、鋭利な岩に膝蹴りでした。
今までも何度か膝をぶつけたことはあったのですが、
幸い打撲で済んでいましたが、今後は空くl無くともバリルートを行く時は
膝用プロテクターをしていくようかと思います。
そういえば、youtaroさんと行った小川山の下りでも、歩たりとも
太腿を強打したことがありましたね。あれが鋭利な岩だったら
大きな怪我になっていたかもしれません。
最近は、バリでもスピードを追及してしまいましたが、
今後はスピード登山とバリ探検は分けて考えようかと思います。
shigetoshiさん、こんにちは。
頂いたコメントで緊急エスケープとあったので、えっと思い
拝見させて頂いたのですが、大変でしたね。
でも、冷静に対処して自力下山は流石shigetoshiさんです。
私も一度自分で踏んだ石が浮き上がってしまい、逆足で思い切り蹴って
しまったことがありました。幸い打撲で済みましたが、その時蹴ったところが
とがっていたらと思ってぞっとしたことを思い出しました。
>アンチエージングを目指してどんどんエスカレートしていく
分かる気がします。
私の場合、距離・時間へのトライですが、shigetoshiさんの場合は+バリルート
ですから、高いレベルでの総合力が必要ですよね。
膝の外傷、まずはじっかり完治ですね。
昨年、私は膝をぶつけた時、打撲だと思っていたのが、靭帯か半月板に
少しダメージがあったようです。
早期復帰して更に痛めた感じで、復調まで長引いてしまいました。
抜糸出来たら、膝の機能に異常がないか是非確かめて下さいね。
お大事に。
millionさん、こんばんは。
貴重なアドバイス、ありがとうございます。
自力下山できたのは、山が浅くて、道路&バス停が近かったためで、
単なる幸運でしかありません。
何時間も歩かないと下山できないような所だったら、無理だったと思います。
ついついバリでもいつものようにガンガン歩いてしまいましたが、
バリでは一般道に比べて圧倒的に障害物が多いので、本来これらを良く見極めて
歩くべきだったと思います。
膝の治療、焦らないように気をつけます。
骨には異常はなさそうな感じですが、靭帯か半月板はひざが曲げられるように
ならないと分かりません。強打したことは確かなので、影響あるかもしれません
shigetoshiさん、こんばんは。
致命傷にならなくてよかったです。
私だったら近場だと絆創膏も持っていないこともあります。
実は私も鳳凰三山を走っていた時に滑って膝を強打したことがありました。
若いころであれば岩の上で滑ってこけるなど考えもしなかったです。
その時は年なんだなぁとかなりショックでした。
致命的なことが起こらないように、警笛だと思って気をつけるようにしましょう。
ルートの話に戻りますが、陣馬街道の上の尾根に道があったのですね
今度、夕焼け小焼けの帰り道に検討したいと思います。
kurosukeさん、こんばんは。
お気遣いありがとうございます。
財布に入れっぱなしにしている絆創膏が3枚あって、助かりました。
普段は他に頭痛薬位しか持っていかないので
もう少し工夫した方がいいかと思います。
自力下山できる場所での怪我でしたので、大事に至らず良かったです。
本当に警笛ですね。
この尾根、コース状況に書きましたが、枝尾根に入り込みやすいので
要注意です。走っていると知らずに枝尾根に入り込みます。
GPSで位置確認をこまめにしてください。
shigetoshiさん、こんばんは
岩にぶつけて、膝の皿の骨が露出ですか
まさか、という感じですよね。
たまたま鋭利な岩だったという不運でしたが、
不幸中の幸いで林道が近くにあってよかったですね
shigetoshiさんがおっしゃるように、これが奥多摩の奥深い所でなくて良かったです。
登山は何が起こるかわからないリスクと隣り合わせですね。
まさに他人ごとではない出来事ですが、これからはより安全に登山を楽しみたいですね。
早期の回復をお祈りいたします。
hirokさん、こんばんは。
お心遣いありがとうございます。
山のリスク、忘れたころにやってきます。
最近バリ慣れし過ぎました。
初心に戻って慎重に歩くようにしたいと思います。
shigetoshiさん、こんばんわ
いつもと違うタイトルで何かと思いましたが、膝を裂傷ですか とっても痛そうですが、あまり痛みが無く下山もでき良かったですね。私はいつも転ばないようにと意識して歩いていますが、膝をぶつけて大きく切るということは全く考えておりませんでした。今後は私も気を付けたいと思います。それに痛み止めの薬とか包帯とかも必要かもしれませんね。普段は絆創膏とテーピングぐらいしか持っていなかったので、その辺も見直したいと思います。
北浅川の周回いつか完結する日を楽しみにしております。
お大事にして下さいね。
aottyさん、こんばんは。
aottyさんに、年末年始の山行前に、怪我しないように気を付けて、
お気遣いただいたのに、こんなところで怪我してしまい、
とても恥ずかしい思いです。
三角巾(バンダナでも代用可能)と包帯、痛め止め、洗浄用の水、消毒薬等、
あげて行ったら限がありませんが、私も用心のために工夫したいと思います。
裂傷以外にも、靭帯や半月板への影響もあるかもしれず、
焦らず慎重に復帰を目指します。
shigetoshiさん、こんばんは。
怪我、早く良くなると良いですね。暫くは山は自粛ですか。でも良い機会かもしれません。人生万事塞翁が馬ですから。。。
確かにどんなにトレーニングしたり食事に気をつけても、老いには逆らえない事は老眼や白髪等に如実に現れて明白です。反射神経等の衰えは気づき難いですが、こちらも進行しているはずです。
でもロング等に要求される持久力は訓練次第で向上する事も有りますね。それとてある程度の年齢に達すると落ち始めるのを止める事はできないと思います。今回の事は大事故になる前の警鐘になったのかもしれません。
ただ状況に応じて速度を落とせば、shigetoshiさんの年齢ならまだ今の山行形態を変える必要は無いと思います。higaerisazenさんの様に62歳でバンバン難ルートを超速で日帰り山行している人もいますので。しかしヤマレコで刺激されてロングやバリがエスカレートするのは良し悪しですね 自分でも最近のヤマレコの知り合い達のロングやバリのレコが益々過激になっていて発奮させられています。
Futaroさん、こんばんは。
たしかにそうですね。このことが逆に幸福に結びつくことを祈ります。
一昨年、スキーで怪我したあとは、さすがにあまり飛ばさないようになり、
スキーでの怪我のリスクは減ったと思っています。
今回も山でスピードを追うことは、どこかで一区切りする必要があるとは
思っていたので、いい機会だと思います。
iharaさんが誘ってくれる沢登りや山スキー(クロカン)等、まだ経験の浅い
スタイルにもチャレンジしていきたいですし
higaerisazenさんは60過ぎでしたか
すごい方がいますね。とても心強いです。
でも自分も同じだと思ったら大間違いなので、
そこはわきまえて行きたいと思います
もともとはマイペースな性格なので、今後は本来の自分のペースがなんだったのか
を思い出しながら、あるいは改めて自分のスタイルを確立しながら
山を続けて行けたらいいかな。
shigetoshiさん
山を歩いていれば怪我は付き物・・
如何にリスクを減らすかですね。
ロングやバリエーション時は特に。
私も気を付けたいと思います。
kankotoさん、こんばんは。
たしかに、山歩きにリスク無はあり得ませんね。
リスクを減らすためには、私にはもう少し余裕をもった計画と
スピードにする必要があると言うことだと思います。
避けたつもりの岩にぶつかる…というのは
年のせいにはしたくないですが、そういうことなのかなと、
認めないわけにはいかない気持ちです
kankotoさんは若いので心配ないですよ
shigetoshiさん、こんばんは
今回はアクシデントということで大変でしたね
私も以前、躓いて岩に膝をぶつけた時、3cm程裂傷していました。
厚手のズボンを履いていたので、ズボンには傷ひとつなく膝もあまり痛みを
感じなかったので山行を続けたのですが、後からズボンを捲ってみると
その傷と広範囲の打ち身を見てビックリ
岩にぶつかると簡単に切れてしまうものなんだ…とショックを受けた記憶があります。
shigetoshiさん、すぐに病院にかかることが出来て良かったです。
リハビリ山行 が出来る頃には も沢山咲き出すと思うので、奥様と
お花見も兼ねてという感じでしょうか??
どうぞお大事にしてください。早めに回復されることを祈っております(^^)
pippiさん、こんばんは
お気遣いありがとうございます
なんとpippiさんもでしたか
山行を続けてたあとで裂傷に気づいたとのことで、
私の場合よりたいへんだったと思います。
確かに、その時はたいして痛くなくて、
自分の足ではないようで、
私も実は山行を続けようかと少し思いました
でもさすがに医者に行って縫ってもらわないとだめなこと
はわかったので、直ちに下山することにしました。
来週火曜日に抜糸予定で、まだ膝を曲げられないし、
腫れとむくみで右脚が倍位の太さで、
とても不便です
今週末も1日休みをとって、3日間スキー&スノーハイクに
妻と泊りで行く予定でしたが、キャンセルとなってしまいました。
抜糸したら少しずつリハビリして の季節には
山に復帰できるようになりたいと思います
膝の皿の骨が見えるほどとは、ちょっと想像を絶するんですが、、、
冷静な判断と対処、流石ですね
自力下山は幸運って言ってますが、こんな大きな怪我をしたら、
なかなか落ち着いた行動って取れなくて、道路に下りればいいのに、
変なとこ歩いて行っちゃったり、慌てて別の怪我したりって、
なってもおかしくなさそうですよ
運じゃなくて、やっぱり、shigetoshiさんの山力なんだと思います
運動音痴の私は、普通の人より怪我しやすいと思うので、
(実際、小さい怪我は毎度あるし…)
消毒、包帯、痛み止め、湿布、等々持ち歩いてます
夏場だとポイズンリムーバーとかも…
消毒、虫刺され系は、ボトルじゃなくて、コットンみたいのに染み込ませてあって、
小分けになってるのだと、軽いし、かさ張らなくて、なかなかイイですよ
私も怪我で1ヵ月完全休業、1ヵ月はリハビリ歩き、
で最近やっと元通りになってきたとこです
まだ、日常生活も大変だと思いますが、良くなったら、
また、新shigetoshi流で楽しんでください
horikoさん、こんばんは
とってもうれしい励まし&アドバイス&情報、ありがとうございます
結構ショックで、すごくテンションが下がってしまったのですが、
少し前を向いて歩く気(元の気もち=元気)になってきました
でも、いつも偉そうにアドバイスしていたのでとってもお恥ずかしいです
一昨年、スキーで鎖骨を骨折したすぐ後のリハビリ登山で、右手が使えず
絶対転んではいけない中で登山して、それまでは割と平気で転んでいたのですが
その後はほとんど転ばずに高速・ロング・バリを歩けるようになりました。
これからはさらに、障害物を確実に見極めて、
SUBARUのアイサイト(ぶつからない技術)を磨いていこうと思います
それが新shigetoshi流かな
ポイズンリムーバー 、夏から秋にかけては、私も持って行きます。
コットンに染み込ませて持っていく…いい方法ですね。
私も導入しようと思います。
度々すみません
私も山に行けない間は、廃人のようで、歩けないくせに、
バスで西丹沢自然教室まで行って、河原で地図を見て過ごす、とかしてました
偉そうじゃないですよいつもほんとにありがたいです
で、消毒なんですが、コットンに染み込ませて持ってくと(←やったことあるんですが)
ラップしてっても、乾いちゃうので、ダメでした
最初から、小分けになって売ってるのがあるので、ソレを使ってます
http://www.kenko.com/product/item/itm_8332638072.html
もっといいのがあるかもしれなけど、一応のご報告です
horikoさん、こんばんは。
たびたびコメントありがとうございます
山へ行けない間は、horikoさんやみなさんのレコで
山の疑似体験をして楽しみたいと思います
いわゆるアルコール綿というやつですね。
ネットで調べたらいろいろあるんですね。
滅多に使わないから、大量にあっても保管しているうちに
乾燥して使えなくなってしまいそうなので、
少量のものを探して購入しようと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する