ヌク沢左俣右沢
- GPS
- 11:58
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,367m
- 下り
- 1,364m
コースタイム
- 山行
- 11:37
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 11:43
天候 | 晴れのち高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
沢での安全技術、ライン取り含めたクライミングについて考えさせられる、学びのある一日だった。
なんとなくだが…僕が最初にリードしたときにとったラインの難しいところは、ちょっとずらしたら易しいラインがある気がする…。
あーこれ難しいわ、と思ったら少しダウンクライムしてラインをずらす…ということをやってもいいかも。どこまで降りてみるかという問題もあるけど。それを考えたら、プロテクションの優先順位は、1.に解除しやすいカムやナッツ、2.ハーケンなのだろう。
ロープが屈曲するのを嫌って直上したがる癖があるが、ここも時と場合によって、屈曲を受け入れて前進しよう。
フォローをビレイしてる支点のハーケンが抜けたときはパニクった…。いつも安定して登ってくれるkudanさんありがとう…。もっとうまくなります…。
一見難しくなさそうでも、低くても初見の滝はプレッシャーがある。今まで先行して登ってもらってたけど、次回は僕も先行を引き受けたい。
反省がいろいろあるのも、無事に終えたからこそ。過去最大最難のでかい滝を突破できた!成長したなぁ!!!沢ってめちゃ面白いなぁ!!!
今回の沢は手強かった、ライン取りは超重要
前回行った巳ノ戸谷✕2な印象を受けた。
朝5時半発のため、最初から通しで行くことに最初の核心7mは巻こうと思ったが巻くルートがえがけず結局直登した。安易な巻きは返って危険性が増すことを知る。
堰堤の巻きは結構大変だった。トータル最初も含めて6回巻いた。
大滝の下段は簡単であるものの、ワンミスで死ぬ高度感はあるので怖くはあるし、滑りも強い。
ラバーだったらどうなってたかわからん。
下段はほぼ水線通しで行った。最後だけ左から巻いた。
大滝中段は段々そうなので取り敢えず行けるとこまでフリーでほぼ真ん中から取り付いた。
途中で自分が変なところに立ち込んでしまい降りるのも厳しくなったのでお助け紐下げてもらってクライムダウンした。
真ん中から左にトラバースしてロープ広げられそうなテラスがあったのでそこからツルベで行く。
1ピッチ 友人
途中のテラスから10m位、エライ強点を攻めた直登ライン10c位ありそう。
2ピッチ 自分
そこそこ広いテラスの真ん中から右寄りに進路を変えて段々の割れ目部分に弱点を見出して登る。そこそこ支点はあるものの、途中で細かい立ち込みとヌメヌメスローパーに苦戦し時間をロスする。細かい足の立ち込みを頑張ってやるか、支点から大きく左に5メートルズレてツブカチもって足を広げて立ち込み2タイプどちらに行くか悩む。。
4往復くらいした。支点から離れて登る方が簡単だが落ちたら振り子で大変なことになる。意を決して支点から離れて上がるツブカチをフルパワーで持って立ち込んでもまだ安全圏出ないことに絶望しつつなんとか登る。
気力がなくなったので、上がってすぐの場所でピッチをきる。
3ピッチ目 友人
右寄りから直登、一番濡れるしんどいパートだった。スラブ登りがきつくてルンゼに逃げようとしたら失敗してフルテンかけた。。
後ろから来てる違うグループの人に励まされながらなんとかフォローで登れた。このピッチはきつかったなぁ。登ってくれた友人に感謝。
4ピッチ目 自分
ここから上段部、フリーでも行けるらしいがメンタルがやばいのでロープ出す。途中まで水線突破したが、スラブの立ち込みみたいなところが怖くてできず、左巻きに逃げた。
5ピッチ目 友人
滝を巻いた後、再度滝に入るか、最後まで巻くか悩んでたっぽいが、最後まで巻く決断をした。
その選択は失敗だったようだ。
悪い高巻きをなんとかして落口に付けて一息。
結局大滝に3時間半も時間がかかってしまった。
変なルートに入ってしまったのは事実だが後続がほぼ同じルートであっという間に抜き去っていったので実力不足も事実。。
我々以外に五パーティはルートに入っていたが自分たちが一番実力がないことは確実だろう。
ルートを見る目、プロテクションを見る目、高巻きを見る目、視点構築のスピード、登攀スピード全てが足りないことがわかった。
それでも下山時に林道から見えた大滝にあぁ自分たちがだけの力で登れたことは素直に嬉しかった。
これからも山に敬意を込めつつ精進していきたい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
13時〜14時頃、鶏冠山林道終点に繋がる尾根を降りている時に、沢の方から皆さんの楽しそうな声が聞こえてました。沢登りの人達がいるんだなぁと深山で聞く人の声にソロハイカーの自分はちょっとホッとしたもんです。お疲れ様でした
コメント有難うございます。
確かにその時は同ルートに自分達含めて12人位いたので謎にワイワイ声が聞こえていたかと思います。(何も知らない人からすると不思議ですよね)
お互いに安全登山を楽しみましょう、お疲れ様でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する