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Yamareco

記録ID: 589779
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

藤野から大草里山、醍醐丸、市道山、臼杵山、五日市・城山へ冬の尾根歩き

2015年02月15日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 東京都 神奈川県
 - 拍手
tanigawa その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:25
距離
15.4km
登り
1,245m
下り
1,473m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:01
休憩
0:43
合計
8:44
距離 15.4km 登り 1,264m 下り 1,476m
8:24
133
10:37
10:38
25
12:08
12:09
30
12:39
12:54
51
13:45
13:46
34
14:20
14:26
5
14:31
14:32
38
15:10
4
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15:15
20
15:35
15:41
17
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4
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16:04
8
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14
16:27
16:30
25
16:55
11
17:06
17:07
1
17:08
ゴール地点
天候 快晴。
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR藤野駅からバスで和田へ。
下山は城山から五日市へ下り、西東京バスでJR武蔵五日市駅へ。
上部の踏み跡めざして、佐野川林道に取り付く。
2015年02月15日 08:42撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 8:42
上部の踏み跡めざして、佐野川林道に取り付く。
林道が倒木や崩落で車止めになり、さらに林道そのものがなくなるところから、杉の植林地帯に入る。
2015年02月15日 09:15撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 9:15
林道が倒木や崩落で車止めになり、さらに林道そのものがなくなるところから、杉の植林地帯に入る。
急登だが、作業に人が入るため、その踏み跡を拾って、左斜めへと進む。
2015年02月15日 09:35撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 9:35
急登だが、作業に人が入るため、その踏み跡を拾って、左斜めへと進む。
支尾根に出た。尾根の反対側は、自然林。
2015年02月15日 09:39撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 9:39
支尾根に出た。尾根の反対側は、自然林。
尾根の踏み跡をたどって、縦走路を目指す。
2015年02月15日 09:39撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 9:39
尾根の踏み跡をたどって、縦走路を目指す。
猟犬の吠え声が、左の谷から響いてくる。
2015年02月15日 09:59撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 9:59
猟犬の吠え声が、左の谷から響いてくる。
稜線に上がって、大草里山方面へ向かう。最初にあった道標。
2015年02月15日 10:22撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 10:22
稜線に上がって、大草里山方面へ向かう。最初にあった道標。
富士山が大きく正面に見える。
2015年02月15日 10:22撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 10:22
富士山が大きく正面に見える。
尾根道。努めて、稜線通しにすすむが、南面に巻き道がある。
2015年02月15日 10:36撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 10:36
尾根道。努めて、稜線通しにすすむが、南面に巻き道がある。
尾根道。積雪12センチ。
2015年02月15日 10:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 10:38
尾根道。積雪12センチ。
2015年02月15日 10:41撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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大草里山を越えて、その先で、和田から上がってくる登山道が合流する。
2015年02月15日 10:42撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 10:42
大草里山を越えて、その先で、和田から上がってくる登山道が合流する。
尾根道。
2015年02月15日 10:58撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 10:58
尾根道。
醍醐丸は、樹林の中の分岐点。
2015年02月15日 11:14撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 11:14
醍醐丸は、樹林の中の分岐点。
醍醐丸から市道山の縦走路は、西側にミズナラなどの広大な自然林が展開する。予想外の景観。
2015年02月15日 11:42撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 11:42
醍醐丸から市道山の縦走路は、西側にミズナラなどの広大な自然林が展開する。予想外の景観。
市道山は遠い。
2015年02月15日 11:44撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 11:44
市道山は遠い。
生藤山方面。
2015年02月15日 11:50撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 11:50
生藤山方面。
自然林。
2015年02月15日 11:51撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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自然林。
途中、左手に林道が迫り、自然林が伐採中。
2015年02月15日 12:11撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 12:11
途中、左手に林道が迫り、自然林が伐採中。
市道山の手前のピーク。上り下りを何十回も繰り返す、タフな縦走路。
2015年02月15日 12:17撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 12:17
市道山の手前のピーク。上り下りを何十回も繰り返す、タフな縦走路。
市道山。縦走の6割に到達。
2015年02月15日 12:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 12:53
市道山。縦走の6割に到達。
下降。
2015年02月15日 13:56撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 13:56
下降。
キツネなどが、体を樹木に擦りつけて、毛を抜いたところ。
2015年02月15日 14:21撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 14:21
キツネなどが、体を樹木に擦りつけて、毛を抜いたところ。
臼きね山。
2015年02月15日 14:28撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 14:28
臼きね山。
ようやく、下界に秋川流域の人家が見えてきました。
2015年02月15日 14:59撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 14:59
ようやく、下界に秋川流域の人家が見えてきました。
越えてきた山やま。
2015年02月15日 15:00撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 15:00
越えてきた山やま。
下降。
2015年02月15日 15:14撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 15:14
下降。
下降。
2015年02月15日 15:17撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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下降。
大岳山方面と馬頭刈尾根。
2015年02月15日 15:20撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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大岳山方面と馬頭刈尾根。
前方に荷田子分岐。
2015年02月15日 15:40撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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前方に荷田子分岐。
城山を目指します。ここからの最後の1・9キロと、城山からのさらに下降が、しんどかった。
2015年02月15日 15:41撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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城山を目指します。ここからの最後の1・9キロと、城山からのさらに下降が、しんどかった。
軍道集落。昨年末に登った馬頭刈尾根の基点。
2015年02月15日 15:50撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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軍道集落。昨年末に登った馬頭刈尾根の基点。
やっと城山山頂へ。
五日市の街を見下ろす。
2015年02月15日 16:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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2/15 16:38
やっと城山山頂へ。
五日市の街を見下ろす。
2015年02月15日 16:40撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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城の説明。
2015年02月15日 16:41撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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城の説明。
撮影機器:

感想

 神奈川県の相模湖の側から、奥多摩の五日市までは、一度で縦走したいと思っていたところ。先日にアラゲンさんが中央線の藤野駅から五日市線への日帰り縦走を見事のやってのけたのに励まされて、今回初めて縦走をすることにした。
 一昨年来の病気も回復して、体調もいいし。ルートはちょっと短縮して、藤野駅からバスで和田のバス停へ行き、ここを起点にした。

 今日は、生藤山〜大草里山(おおぞうりやま)〜醍醐丸とつながる稜線の一角に、まず上がりたい。
 和田バス停の少し先で、陣馬山方面へ向かう登山者ら見送り、左へ。沢井川を橋で渡り、次の小さな沢が佐野川。この沢にそって中段で沢から見て右手の支尾根に上がり、生藤山への縦走尾根にある大草里山(おおぞうりやま)付近に上がろうと思う。
 この佐野川にそって、大草里山付近へ上がる踏み跡が、私の古い地図には書いてある。

 しかし、佐野川からは作業道でなく、細い林道が沢沿いに上がっていた。
 とりあえずこの佐野川林道に取り付いて上がる。
 林道を200mほど登ると、軽トラに乗った地元のハンターが、降りてきた。

 私「この林道から尾根へ上がる道がありますよね」
 ハンター「林道の終点から左の尾根へ上がる作業道があるけど、あんまり使われてないよ。」
 古い地図にあるのは、林道終点から右手の尾根だが、ハンターは左手へ上がれという。
 私「なんとか行ってみます」
 ハンター「熊鈴はあるの? このあいだも熊が出たよ。今日もみんなが猟で山に入るから、知らせるためにも鈴を鳴らした方がいい」
 カミさん「はい、そうします」

 急な林道をさらに進むが、日蔭に入ると薄氷が張って、つるつるだ。氷を避けて雪があるところ、枝や落ち葉の上を選んで上がる。
 林道は次第に荒れ、倒木や崩落で車が入らないところまで上がった。結局、地図にあった、林道から右手の支尾根へ上がる踏み跡は、確認できない。

 林道終点では、沢の左手に沢添いの作業道があるが、これも崩れかけたところもある、頼りない踏み跡だった。これがハンターの言う左手の作業道か。
 これを上がると決め、支尾根方向へ接近を心がけながら、斜めに急な樹林を上がる。踏み跡は電光形に曲がり、崩落して途切れ、あるいは別の踏み跡が合流してくるが、とにかく左手にあるはずの支尾根に接近を心がけて、登りあがる。年に何人が歩くのだろうという踏み跡。

 林道終点から1時間余りかかって標高600mほどの地点で明るい支尾根に登り上った。明瞭な踏み跡が、尾根の下部にも上部にも伸びていた。
 支尾根は幅8m幅くらいで樹木がない。防火帯の役目のためだろう。暗かった杉の植林地帯にくらべまぶしいくらいに明るい。
 そして枯れ草さえないのは、鹿の食害のせいだ。尾根はほとんど裸地になっている。
 上部を見上げると、比高200mくらいの位置に生藤山と大草里山の間の稜線のスカイラインが見える。お菓子を食べて、登り上る。
 熊追い?の犬たちが、支尾根の左手の谷の自然林のなかを吠え声を上げながら上がっている。追われているのはクマか鹿か。

 10時10分ごろ、稜線着。標高920mで、今回の登山の最高到達の地点。
 尾根の北側には5〜10センチほど雪が残る。
 10:37大草里山(837m)に到着。
 ここから醍醐丸まで、7つくらいの小ピークが連続する。初体験の私たちは、登りがあるたびに、稜線通して上り下りして付き合った。が、醍醐丸が近づいたあたりで、小ピークはおもに南側に平坦なまきみちがあることがわかった。初めての山域だから、まあこれも体験としては良かったかもしれない。

 11:03醍醐丸に到着。山というより、尾根上の分岐点。
 醍醐丸からは北面の残雪が多い一帯を下降する。途中の日当たりがいいテラスで先が長いのでしっかりカロリー補給した。

 中間点の市道山への縦走。この一帯はミズナラを中心に、自然林がずっと続く。とくに登山道の西側の緩斜面。それとつながる南側の谷から、大草里山方面も山上の大きな競技場のような馬蹄形の大斜面に、ミズナラの林と雪のスロープが広がっている。今回の縦走のなかで一番この時期らしい景観に出合うことができた。

 市道山の名前は、江戸期から「市」が立った五日市への往還にあるから付いた名のかなと思った。中間点のこの山へは、休まず歩いても遠い。近づくと杉の人工林地帯が増えてくる。

 さらに1時間余りかかる臼杵山も、また近くはない。縦走路は山々尾根筋でたどるから、アップダウンが続く。下がると展望がないが、すぐまた上がると、だんだん奥多摩南部の御前山、大岳山が近くなってくる。
 この縦走路全体では、アップダウンは大小数えると、20回はあるのではないだろうか。
 その8割方を終えて、15:35荷田子峠に着いた。見晴台のような雪のテラスがある。

 ここからおとなしく荷田子の集落へ下山するか。
 それとも、さらに1・9キロの縦走で、終点の城山に向かうか。
 あと1時間あればと踏んで、私たちは縦走の完遂をめざした。
 しかし、これが、甘かった。

 この先、道は足場が悪くなり、右手は盆掘川へ、左手は秋川本流へ急傾斜で落ち込む岩場が混じる痩せ尾根になってきた。しかも、4度ほどのアップダウン。5度目の登り上りで、ようやく城山に着いた。
 標高420m。お城とはいえ、戦国時代の合戦の時に水はどうして得たのだろう。そこから見下ろす山間の、意外に狭い盆地を埋める家並みが、五日市町だった。
 駅まで歩くことになるかな、と思って、街道まで降り立つと、ちょうど停留所があった。バスはすぐ来た。17時ちょうど。10分そこそこで武蔵五日市駅に着く。
 身近なところで、奥行きのある自然に包まれた山歩きを体験できる地域だと、あらためて感じさせられた。

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コメント

行ったんですね!
私は上野原から生藤山へ行こうかなと思ったのですが、寝坊したので止めました
2015/2/17 20:27
Re: 行ったんですね!
アラゲンさんに刺激されて、出かけました。
なかなか広大な自然林が、残っている地域ですね。
笹尾根、三頭山とつなぐのも、おもしろそうに感じました。

次は、道志山塊の、まだ未踏区間の尾根歩きか、天気が合えば上信国境方面です。
2015/2/17 23:03
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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陣馬山から市道山、臼杵山を経て荷田子 
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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