世界自然遺産やんばる【与那覇岳・ター滝・大石林山】

2023年09月06日(水) 〜 2023年09月08日(金)

• GPS: 04:45
• 距離: 9.9km
• 登り: 336m
• 下り: 385m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:53
• 休憩: 0:30
• 合計: 5:23

10:49 与那覇岳登山口
11:29 11:34 記念碑広場
12:00 12:00 与那覇岳
12:04 12:15 一等三角点 与那覇岳
12:18 12:18 与那覇岳
12:41 12:41 記念碑広場
13:14 13:15 与那覇岳登山口
14:57 14:57 ター滝駐車場
15:29 15:43 ター滝
16:15 16:15 ター滝駐車場
16:15 宿泊地

2日目

• 山行: 0:55
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:55

13:17 精気小屋
13:45 13:46 大石林山
14:14 沖縄石の文化博物館・ふれあい食堂

天候

🌤️🌤️🌤️

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◾️与那覇岳
登山者用の駐車場あり。
全6台くらい
林道は全舗装路

◾️ター滝
管理された時間貸し駐車場
2h500円以降時間刻み

◾️大石林山
大型駐車場があり入山は1人700円
精気小屋までマイクロバス送迎

コース状況／危険箇所等

●与那覇岳
一般路ルートにて危険無し明瞭
眺望無し、途中から薮が少し
登りのキツイ箇所無し

●ター滝
川歩きルート。途中ロープ場ありますが
安易レベルで外人は海パンのみ
滝壺で泳ぐのがベター

●大石林山
観光地ですが、ヤマレコ者は私の歩いた
一番長い1hルートでも歩き足らない
全遊歩道

その他周辺情報

◾️やんばる（2021年世界自然遺産登録）
山々が連なり、鬱蒼としたという意。
沖縄島北部、国内最大級の亜熱帯照葉樹林
世界的に希少。東洋のガラパゴス
大宜味村、国頭、東村の「やんばる三村の総面積は、日本全体のわずか0.1％にも満たないのに多種多様な生物が生息。
日本で確認されている鳥類のうち、半分の種はやんばるの鳥。その生物多様性が世界自然遺産に登録された理由

◾️マングース
サトウキビを食べるネズミやハブを退治する為に那覇市西原町（那覇空港近くの南部）1910年当初は17頭放たれました。その後生息を拡大し「やんばる」へと広がってきました。マングースの胃やフンを調べたら昆虫、トカゲ、カエル、鳥、ネズミなどを食べ、その中にはヤンバルクイナやノグチゲラなどの希少生物も含まれます。このままマングースを放っておくと希少生物全滅の危険がある為に、捕獲してマングース絶滅を目指しています。
そもそもマングースは昼行性でハブは夜行性で出会う事も無く食べる事は無いそうです。皮肉な話です

写真

◾️富士山上空（1日目）
中央上うす曇り🌥️
一路「那覇空港」へ

台風🌀の合間をぬって
ラッキーな晴れ🌤️

9/5 10:12

◾️那覇空港
羽田空港 7:30発 > 那覇空港 10:10着2h40minってこんなに長かったかなしかしTV（映画）付きシートで快適

9/5 11:46

ランチの炭火焼き「ひつまぶし」
ずっと沖縄料理が多いと予想して
奮発してうなぎ
旨いに決まってます ^ ^

9/5 13:18

◾️ハクソーリッジ
映画「ハクソーリッジ」の舞台
メルギブソン監督
アカデミー賞など様々な賞にノミネートと受賞

沖縄の前田高地という名で148mの崖があり、鋸で垂直に切ったような断崖で、ハクソー（鋸）のリッジ（崖）とアメリカ人に呼ばれていました

第2次世界大戦の沖縄戦で75人の命を救った米軍衛生兵の実話を元にした映画。激戦地（ハクソー・リッジ）での戦闘に衛生兵として参加。敵兵の捨て身の攻撃に一時撤退を余儀なくされるが、負傷した仲間たちが取り残され、たったひとりで戦場に留まり、敵味方（日本兵含む）の分け隔てなく治療を施していくという映画

9/5 13:19

今は、草ボーボーも
平和なあかし

9/5 13:14

前田高地壕群（北側）
前田の戦い（まえだのたたかい）太平洋戦争末期の沖縄戦、前田高地を巡って4月25日から5月6日まで行われた戦闘。アメリカ側からは「ハクソー・リッジ」と呼称され、嘉数の戦いと並んで沖縄戦有数の激戦として知られる。

◾️美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園
動物もいます。今回は昆虫展も実施

9/6 9:51

（2日目）
◾️やんばる野生生物保護センターまずはお勉強に来ました。

ストップロードキル
今年の交通事故件数
ヤンバルクイナ28匹
ケナガネズミ35匹

9/6 10:19

ヤンバルクイナ一家
剥製なども、あります

9/6 10:44

◾️与那覇岳　登山口の案内看板
沖縄最高点503m頂上498m

9/6 10:51

登山口
やんばる国立公園

9/6 10:57

この様な国内最大級の
亜熱帯照葉樹林帯

眺望は無く、ほぼこの景色
のままです。沢を幾つか横断

（写真は私ではありません）

9/6 11:17

国頭郡与那覇岳九号目以上の植物群落
と書いてあります

9/6 11:18

ここだけナメ岩の様な道

9/6 11:29

登山口の広場
「立入制限にご協力ください」
と、書いてあります。
自然保護の為立禁ではありません

ここまで来たのでスミマセンが
行かせていただきます。

9/6 12:02

ここからは
こんな感じのルート
周りは薮林
しっかりした道はあります

9/6 12:22

ルート唯一の眺望可能場所
しかも10°くらいしか無し

9/6 12:04

与那覇岳山頂
眺望ゼロ
木製の折れた標識のみ

9/6 11:00

マングース捕獲機
山のアチコチで見かけた捕獲機
これでもセンターで聞いたら
年間全体で7〜8匹の捕獲との事
大分減ってきたそうです

9/6 11:03

オキナワキノボリトカゲ
土色体

9/6 11:04

緑色体

9/6 12:34

ヤンバルヤマナメクジ
そのままの名前

9/6 12:47

リュウキュウアブラセミ
緑色の線があります

9/6 13:23

◾️Road Kill標識
ヤンバルクイナ
沖縄県レッドデータブック：絶滅危惧ⅠA類
（ごく近い将来、絶滅の危険性が極めて高い）
環境省レッドデータブック：絶滅危惧ⅠA類
（ごく近い将来、絶滅の危険性が極めて高い）
国内希少野生動植物種国指定天然記念物
ヤンバルにのみ生息、飛べ無い鳥、夜間は
襲われない為に木の上で立って眠
1981年新種として発見
（鳴き声らしきは聞こえた）

◾️ケナガネズミ
沖縄県レッドデータブック：絶滅危惧ＩA類
環境省レッドデータブック：絶滅危惧ＩB類
（ⅠＡほどでなく近い将来絶滅の危険性が高い）
国指定天然記念物
国内希少野生動植物種
最も体が大きいネズミ、走る姿はまるでウサギ
（全く見ない）

9/6 13:21

◾️オキナワイシカワガエル
沖縄県レッドデータブック：絶滅危惧ⅠB類
環境省レッドデータブック：絶滅危惧ⅠB類
沖縄県指定天然記念物　国内希少野生動植物種
やんばるのみ生息
世界一美しいカエルと言われます
（全くいなかった）

◾️オキナワキノボリトカゲ
沖縄県レッドデータブック：絶滅危惧Ⅱ類
（絶滅の危機が増大している種）
環境省レッドリスト：絶滅危惧Ⅱ類
（たくさん見かけました）

9/6 16:15

◾️ター滝　駐車場
50台ぐらいの大きな駐車場
入口に小屋があり
レンタルのマリンシューズ他有り

9/6 14:56

滝まで30分

9/6 15:04

入渓地点
ここまで舗装路を10分

9/6 15:10

渓相はこんな感じ

9/6 15:14

深場は様々なルートあり

9/6 15:18

超深場
向かいの岩場から飛び込んでいた
右側に平和な巻道あります

9/6 15:29

ター滝

9/6 15:29

滝壺到着
たくさんの外人の方が大騒ぎ

9/6 15:30

ターザン遊びが出来ます

9/6 15:30

滝口
向かって左側から上への
巻きで登って行けます
一応立禁ですが

9/6 15:31

スローにして撮影

9/6 15:34

濡れず
滝横まで来れます

9/7 9:32

（3日目）
◾️ 嘉陽層の褶曲
2012国の天然記念物（地質）指定
4000万年ほど前の地層。当時海溝に堆積した砂岩と泥岩が交互に重なる層。大規模な褶曲、地層の逆転や級化構造、生痕化石など観察可能
ここで見られる生痕化石は水深2000mを越える深海底の環境を示し日本列島の成り立ちを示すさまざまな現象が保存されており、極めて重要な場所となっています。引用

9/7 9:35

グンニャリ曲がっています

9/7 9:33

言われてみれば
確かに凄い
4000万年前って想像付かない

9/7 9:55

◾️ 東村ふれあいヒルギ公園
マングローブの密度が濃く様々な
生き物が観察できます。遊歩道あり

9/7 11:10

◾️安波のサキシマスオウノキ
西表島には沢山ありましたが
やんばるには、それ程多くない

9/7 11:31

◾️ヤンバルクイナ生態展示学習施設
ヤンバルクイナのクー太が一匹います
いつもは、雌のクーちゃん
ピンチヒッター

9/7 11:31

たくさん入れると
縄張り争いをするそうなので一匹

飛べ無い代わりに脚が発達してます

9/7 11:31

クー太
この個体は人馴れしてて
バンバン、ガラスの前に来ます

養殖に成功し70羽程いるそうです

9/7 13:19

◾️大石林山と精気小屋
マイクロバスでここまで
送迎してくれます

9/7 13:22

奇岩巨石コース
一番遠めのルートで
ゴツゴツの岩だらけ
面白いコースです

9/7 13:25

巨人のこしかけ

色々と岩に名前が付けてます
余り似てないモノが多い
言われてみれば、なんとか・・:

9/7 13:35

山頂方向
見事なカルスト地形

9/7 13:38

ネコ

そんな似ていない岩の中でも
最高点なのが、このネコ岩
岩頂にネコが一匹います。

9/7 13:41

辺戸岬
あそこ迄行くつもりでしたが
時間が推してパス

9/7 13:44

美ら海展望台より
ここは素晴らしい眺望

9/7 13:50

覗く宇宙人

これも確かに見える
ネコ岩の次点

9/7 13:59

帰りは
ガジュマル林コース

9/7 14:01

物凄いガジュマルだらけ

9/7 14:02

オキナワキノボリトカゲ緑体
これが一番大きかった

9/7 14:05

素晴らしい根張り

9/7 14:08

御願ガジュマル

日本最大級の巨大ガジュマル。御願とは願いや祈りを表す沖縄の方言。

ロードキルの標識各種
注意して走りましょう

オシマイ
帰って来た羽田空港は台風
到着前で何とかセーフ

撮影機器：

iPhone 11 Pro Max 256GB SIMフリー Apple

感想

leojiji

運良く台風の合間をぬって沖縄「やんばる」
へ行って来ました。

ター滝と大石林山はただの観光地と言った
ところで「やんばる」らしさはありません

与那覇岳は雰囲気もあり良かったですが
延々と亜熱帯樹林を歩くだけで眺望も無し
悪く言えば退屈。動植物探しは楽しいが・・

だが、また来て見たい素朴で自然深い山々
と森林でした。