記録ID: 5909178
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道南
クロスが映える大千軒岳
2023年09月07日(木) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 07:37
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,183m
- 下り
- 1,182m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から金山番所跡付近までは渡渉と高巻き・段丘歩きを繰り返し、ゆっくりと高度を上げて行きます。ピンテはありますが、川原を歩く箇所や川原から段丘に上がる箇所などピンテが見えにくい所・分かりにくい所があります。特に川原を遡上する個所は踏み跡が確認できず、道迷いの心配があります。GPSの携帯をお薦めします。 金山番所跡を過ぎると、徐々に勾配が上がり、這い上がるような急登もでてきます。登山道脇の笹を刈り払っていただいていますが、刈り払われた笹が重なった急登はたいへん滑りやすく、また、トラバース部分では崖っぷちが見えにくくなっています。スリップや滑落に注意して下さい。私は下山時に3回ほど尻もちをついてしまいました。 |
写真
感想
大人の休日倶楽部パスの利用期間となり、3日間晴天が見込まれる日程を選んで函館近辺の大千軒・恵山・北海道駒ヶ岳を歩くべく出掛けてきた。
初日は大千軒岳。江戸時代初期、禁教令の出た本土を離れ、多くのキリシタンが砂金堀の群れに紛れてこの地で働いていたそうですが、幕府の圧力に耐えきれなくなった松前藩は寛永16年に106名のキリシタンをここで処刑したそうです。
山奥にある金山奉行所跡、ここで砂金が採れたことも不思議に思いますが、ここで多くの人たちがどのように砂金堀をして暮らしていたのか興味がひかれます。大千軒岳の名は最盛期に砂金堀の家が千軒あったことに由来するようです。
因みに処刑の翌年寛永17年6月12日には駒ヶ岳が大噴火。噴火後は砂金の産出もなくなり、キリシタンの祟りとささやかれているとか。
そんな悲話を思いながら歩いた大千軒岳。行程の半分ほどを川沿いに進み、最後に急登を上がって雄大な展望が広がる頂に立つ。9年前に登った幌尻岳のミニ版だと思いました。
千軒平の花畑は広く、初夏にはきっと素晴らしい花園が広がっていることでしょう。今回は期を逸してしまいましたが、花期にまた訪れたい山です。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:313人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する