東京から筑波山へ (1) 御茶ノ水〜湯島天神〜摺鉢山〜北千住


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 10m
- 下り
- 20m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路……北千住駅から乗車(JR常磐線・東京メトロ千代田線・東武伊勢崎線・つくばエクスプレス) なお、途中のエスケープは随所で可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところはあるはずがないですが、車との接触にはお気をつけ下さい。 |
写真
感想
3月に入って日も長くなりつつある今日この頃。既に先月下旬あたりから、あちこちの春の花の便りが喧伝されるようになっていますね……。ただ個人的には、先月6日に標高の低いロングコースを歩いて以来、土日も関係ない忙しさ (苦笑)。花見を兼ねてガンガン歩くわけにも行かず、運動不足のかたまりとなっておりました。まぁ花粉症のシーズンに突入してしまいましたので、朝から晩まで長時間うろつきたいわけでもないのですが……。
しかしようやく仕事の修羅場ピークを過ぎ、本日は昼過ぎまで会合に出席したのち早めに切り上げることが出来ましたので、午後ちょいと、春の雰囲気を感じつつ都内を約10kmほど歩いてみることにしました。上から下までバッチリとスーツ姿で……(笑)。
まずは職場にほど近い御茶ノ水駅からスタート! 大規模な改造工事が始まって徐々に変わりゆく御茶ノ水駅と、何となく春めいた雰囲気に変わった神田川の土手の風景を眺めたあとは、平将門を祀った勝負の神様・神田明神にて今後の徒歩旅の武運長久を祈りまして、さらにサクッと歩いて湯島天神へ。梅が見頃に達して、老若男女がほっこりしている平和な光景が広がっていました♪ 梅は現在7〜8分咲きですので、これからしばらく楽しめるでしょう。
この後は不忍池を経て上野公園に進み、本日のピークである擂鉢山へ。といっても公園の中の小高い場所であるに過ぎません (笑)。上野公園内の桜は、僅かに寒桜が咲いていたのみで、あと約1ヶ月後のソメイヨシノ満開を控えて嵐の前の静けさという雰囲気でしたが、今年の花見は先日の春節以上に中国・台湾・香港あたりから観光客が殺到し、もう超ギッチギチになるのでしょう (爆)。こういうことを考えるにつけ、観光客が行かない山中の桜の穴場を知っているハイカーは強いな、と思います♪
鶯谷にて、上野東京ライン開通を控えた東北・常磐線を跨いだあとは、根岸界隈の昔ながらの下町を通過して三ノ輪橋・南千住へ。約20年前、写真雑誌を中心に昭和な街のスナップ写真が流行った頃、私もその真似事で訪れたものですが、タワマンが多少増えた他は雰囲気がその頃と何一つ変わらず、時間が止まったまま高齢化が進んでいるのには少々考えさせられました。
貨物系鉄ヲタスポットである隅田川駅(南千住駅南側の貨物駅)にて偶然貨物列車の発車シーンを目撃してニンマリしたあとは、千住大橋を渡って旧日光街道の千住宿へ。近代に入り北千住駅が街の中心となる前は、千住大橋の北側が界隈の中心だったわけですが、今は場末の雰囲気の中に松尾芭蕉の像が佇むところとなっています。そこで「諸行無常よのぅ……」と芭蕉先生らしい感慨に耽りつつ、やがて北千住駅付近の賑やかな商店街に進んでゴールイン!
というわけで、漫然と電車に乗っているだけではなかなか分からない、江戸・東京という街の歴史的変化を感じつつ、春の花と空気に触れる約10km・2時間20分の旅となったのでした。運動不足も多少はマシになったかな?ということで、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
--------------------ここからはルート策定をめぐる、割とどうでも良い話の備忘録です、スミマセン m(^^;)m。
ちなみに今回の街歩きは、個人的には勝手に超重要なプロジェクトに位置づけておりまして、今後のヤマレコ赤線つなぎ踏破目標として考えている《東京都内〜筑波山〜那須岳》ルートの第一弾に当たります。忍耐の下道歩きが延々と続くなんて、止せば良いのに……と自分でも思うのですが、あのマップ画面を見つめていると無鉄砲な誘惑が……(^^;)。
そこで都内から東北方面へ向かう場合、普通なら日本橋を起点として日光街道を歩くところでしょう。と申しますか、原理主義的な街道マニアならそうするはず。しかし個人的には、
* 目標の山に到達するのになるべく距離が短く効率的な道を
* 途中面白そうなスポットを挿入しつつ
* 排気ガスと騒音が鬱陶しい主要道は回避しながら
チョイスすることを重視しておりますので、途中宿場町的なところの雰囲気は味わいたいと思いつつも、街道そのものにはこだわっておりません。また、都内の起点を御茶ノ水としたのは、いずれ御茶ノ水から赤坂見附を経て大山街道を歩く予定ゆえです(3.11のとき、職場に近い御茶ノ水から国道246号線を歩きまして、延々と大通りを埋め尽くすクルマの排気ガスと太く単調な道にウンザリしたことから、明るい時間に旧街道を含めたルートを歩くことで、将来のもしもに備えるとともに、赤線延ばしをするつもり)。
具体的なルートの決め方は、まずヤマレコの赤線引き画面にて御茶ノ水から筑波山まで直線を引いて保存し、その軌跡をいわば『天空の城ラピュタ』の飛行石の光に見立て (笑)、なるべくこの直線に近く、かつ大通りではない道を選びながら赤線を引いて行く、というものです。するとあら不思議! 上野方面から抜け出た鶯谷から千住大橋に至るまで、ちょうどうまい具合に都市計画とは関係ないウネウネ古道があるではありませんか! 昔の人も、上野あたりで花見を楽しんだ後この道を通って三ノ輪に向かい、日光街道に合流していたに違いない……と思うと、我ながら良い道を見つけたな♪ということで気分スッキリです (笑)。
コメント
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bobandouさん、こんばんは。mamepapaです。
最近レコアップがなかったのでお忙しいのかと思ってましたら、なんとも壮大な計画を実行されるようで…お嬢一家には到底まねできない計画です。
しかも第1弾はスーツ姿で(゚o゚) ということは革靴で歩かれたのでしょうか(・・?
山歩きもしながらの計画だと思いますが、街歩きの面白い箇所のレポも期待してます。
御茶ノ水駅、変わってしまうんですねぇ…周りは変わっても駅だけはあのままでいてほしかった…
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
仕事が土日休みとは限らず、繁忙期はそれこそひたすら休み返上ということもあり、往々にして他の用事も重なったりで、他の皆様と同じように定期的にどこかを歩いてアップするというわけには行かなかったりします。楽しみにして頂いておられるということに感謝感謝です m(_ _)m
とはいえ、そんなこんなでウロウロできないからこそ、次第にたまる体のダルさをダーッと吹き飛ばしたいという思いとともに、とんでもない妄想赤線延ばしを考えてしまいました (笑)。東京都その周辺を縦断する、コンクリートジャングル尽くしの道がどう考えてもツラいのですが、そこらへんはなるべく早めに片付けたうえで、山道&田舎道歩きへとつなげて行きたいと思っております。
あ、もちろん、天気の良い日は丹沢・三浦・箱根・高尾・奥多摩の山登りです……(^^;)。曇っている日のオプションとして平地の赤線延ばしを、という感じです。
それはさておき、今回はスーツ姿で、他に登山靴やウォーキングシューズを持参したわけではありませんので、革靴です (笑)。とはいえ、出張ついでにスーツと革靴で観光することもありますし、何と言っても震災の時には革靴で御茶ノ水から田園都市線の江田まで30km以上歩きました……(電車が復旧しなければ、自宅まで50km近く歩くことになっていたかも)。
東京駅で開業時以来の古い鉄柱が先日撤去されてしまいましたので、山手線内でこれほど古き良き風情を残した駅というのは残り僅かとなってしまいましたが (水道橋や代々木なども結構古い雰囲気)、とくに御茶ノ水の場合は本の街・楽器の街・学生街という雰囲気と、あの狭くてゴチャゴチャした雰囲気の駅がマッチしていたように思います♪ でも、バリアフリーに対応しきれておらず、夕方のラッシュ時など狭いホームに人があふれそうになるのが常ですし、数年後から中央線にグリーン車を連結して12両編成とする関係でホームを延ばさなければなりませんので、ここらで一気に積年の課題を解決したいとJRは判断したのでしょう。これまでの雰囲気を楽しみたければ今のうち……ということなのでしょうね〜。
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