記録ID: 5983776
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ハイキング
塩見・赤石・聖
笊ヶ岳ガイドと遭難者発見
2023年09月26日(火) [日帰り]



体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 08:13
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,996m
- 下り
- 2,015m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 9:02
距離 16.0km
登り 2,010m
下り 2,030m
13:19
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トラバース道は大きく6〜7つの沢谷を跨ぐが、急峻であったり、足元が悪かったり、急傾斜地崩壊地の高巻きの箇所がある。 当日は一つ目の沢側壁からの滑落と思われる遭難者を発見した。 椹島ロッジや関係者からは9月23日に遭難したと聞いている。 笊ヶ岳に限った事では無いが、油断は事故の元である。 標柱のコル周辺や土倉沢、土倉沢左岸の草原は地形が穏やかで道迷いには注意が必要。 |
その他周辺情報 | 椹島ロッジ |
写真
鉄塔尾根1372m小ピークから椹島下降点までは携帯電波が繋がらない。
ここで遭難者発見の110番と119番通報をしたが、この稜線からの位置情報通知システムは山梨県南部市に繋がってしまう。
ここで遭難者発見の110番と119番通報をしたが、この稜線からの位置情報通知システムは山梨県南部市に繋がってしまう。
遭難者発見の連絡で、防災ヘリがトラバース道と同じ高度て近づくが、植生が邪魔でピンポイントで近づけない様だった。
電話が通じないし、植生が邪魔で我々を見つけてももらえないので、気にせずに下山の歩みを進める。
電話が通じないし、植生が邪魔で我々を見つけてももらえないので、気にせずに下山の歩みを進める。
撮影機器:
感想
笊ヶ岳は静岡側、山梨側いずれのルートも毎年遭難者がおり、今も行方不明者が存在している様だ。
入山者は少ないが、事故が多い山らしく、統計などの根拠は無いが事故率が高い山の様だ。
私は3回目の笊ヶ岳で2度目のガイドであり、いずれも椹島からのアクセスだ。
急登、急斜面に付けられたトラバース道、いくつも沢谷を跨ぎ、高巻きの上下降、緩やかな地形の進行方向の判断、稜線や山頂からの景色など、これぞ上級登山者や玄人好みの山じゃないかと思う。
チョッと泥臭いけど。
来年も笊ヶ岳のガイド依頼を受けているが、油断無い様に笊ヶ岳を楽しみたい。
また、老平からの笊ヶ岳は未踏であり、こちらも興味深い。
静岡朝日テレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/75b40273f6fd1305f4ade24619d326453030663b
登山を生業とする者として、また同じ登山を楽しむ者として、亡くなられた登山者に、心よりご冥福をお祈りいたします。
さらに、救助に携わった警察消防の各救助隊の皆様、大変お疲れ様でした。
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