五竜遠見尾根・地蔵の頭でイグルー大会

2015年03月14日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 3.5km
• 登り: 10m
• 下り: 826m

コースタイム

日帰り

• 山行: 0:40
• 休憩: 4:20
• 合計: 5:00

11:00 地蔵の頭
11:10 15:30 白馬五竜スキー場 登山口
16:00 ゴール地点

天候

晴れ時々ガス時々突風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

五竜遠見スキー場リフト終点から先10分

写真

3/14 12:10

みんなで現場へ

3/14 12:10

皆で現場へ

3/14 12:31

1989年3月18日の酒井君の雪崩電場。黙祷。

3/14 14:24

深志一年生組イグルーいい線行ってる

3/14 14:24

深志一年女子イグルー
デカいのでお先不安な予感だったが

3/14 14:24

着実に積み上げて

3/14 14:24

いいブロックも確保

3/14 14:42

ちゃんと講師の話を聴いているせいか分かってる。

3/14 14:42

この、長いブロックとれるかどうかが正否の分かれ目だ

3/14 14:44

男子イグルー班長屋

3/14 14:54

長いブロック、これです。

3/14 14:56

マジノ線か！

3/14 14:56

こっちのは深過ぎる

3/14 15:06

天井、最後のツメ。ここまでくれば完成間近

3/14 15:19

長さ1mの信じられない梁。これ三本とれれば屋根完成。

3/14 15:39

これは典型的失敗例。穴深く、サイロになって、手が届かない。

3/14 15:39

万歳しても駄目ズラ！

3/14 16:09

全員集合。大人7人、生徒17人。イグルー15作って、7つ完成。

撮影機器：

Optio W90 ペンタックス

装備

個人装備

スコップとノコギリ

感想

イグルスキー米山

深志高校と大町高校と大町北高の山岳部員にイグルーの講習会した。
1989年3月18日に雪崩で死んだもと同級の酒井君の遭難現場を慰霊で訪ねる。この日もデブリあり。50m以上上からの急斜面があるところ。
まずはイグルーを30分で作ってみせる。ふわふわ雪層が結構厚くて、苦戦するかなと思ったけど、下段の重い層もいいのが採れて、その後の三段目以上のも、なかなか細長いのが採れた。やっぱり標高高いところは楽だ。どうやっても30分で屋根まで出来る。
その後高校生におのおのでイグルー作ってもらった。スコップとノコを10本以上用意してもらったので、1人〜3人一組で、ずらりとイグルー長屋を作った。2時間ほどかけて一人用で成功のひとが4つ。三人で作って成功が3つ。
やはりうまく行かないイグルーの原因は、
●下段のブロックの幅が狭過ぎて、十分な土台が築けず、上につんでも不安定になる。
●内側に寄せるのを意識せず積み続け、サイロになる。
●長細いブロックをどうしても切る事が出来ない。
イグルー作りの要諦は、やはり、よいブロックを切り出す技術なんだな。
初心者のイグルーをたくさん観察して、僕もようやく分かって来た。

最近高校山岳部は部活としては冬山に登っちゃ行けない事になっているそうだけど、やる気のある高校生とバリバリの厳冬期北アルプス山行とかしたい。やりたい奴は名乗り出て欲しい。こんなに楽しい冬山登山、中高年になるまでやらないなんてもったいない。

コメント

tabio

ご指導お疲れ様でした。
講習とはいえ、みんなでやるととても楽しそうですね。

ruonick

はじめまして！
先日、谷川岳にてイグルー作りに挑戦しましたが、傾斜がつけられず、天井が完成しませんでした。。。
(ツェルトで塞いで泊まりました)
傾斜をつけて積むと、どうしても内側に倒れる(崩れる)んです(>_<)
時間が遅くなると、ブロックの表面がツルツルして、雪の接着が悪くなると感じました。

コツを掴むのが難しいですね(>_<)

でも楽しかったです！

イグルスキー米山

ruonickさんRe: はじめまして！
私も初めのころはだましだまし傾斜をつける方法でやっていましたが、今は多角形を重ねる方法でふさいでいます。ヤマノートに詳しく書いたのでご覧ください。http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=44