ランタオ島100kmトレイルレース
kennogu
体力度について
- GPS
- --:--
- 距離
- 99.2km
- 登り
- 5,360m
- 下り
- 5,351m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 19:50
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 21:28
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
船
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
ハイキングコースで危険箇所はほとんどないが前半12kmのCP1までと後半60km過ぎに藪漕ぎあり。 GPSの軌跡は主催者の用意したものです。（なので走行時間もおかしくなってます。） CPでの順位 CP1: 407 CP2: 383 CP3: 344 CP4: 290 CP5: 258 CP6: 241 CP7: 197 CP8: 224 CP9: 223 Goal: 219位 （完走404名） |
| その他周辺情報 | Mui Woのフェリーターミナル近くにマック、セブンイレブンあり。 |
写真
[9:32] CP4の食べ物。親切にあれどう？これどう？と薦めてくれる。固形物が喉を通らないのでどうしてもオレンジに手が伸びる。
1
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
短パン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
非常食
行動食
飲料
地図（地形図）
笛
ヘッドランプ2
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
軍手
ポール
|
|---|
感想
★本日のレースの概要★
香港国際空港に隣接するランタオ島をほぼ1周半する累積標高5,800m超、100kmの変則周回コース。制限時間が32時間と緩めの設定なので初100kmの参加者にはうってつけのレース。50km, 25km, 15kmの短い距離のレースも同時に開催される。100kmのスタートは金曜日の23:30。ほぼ2晩走り続けることになる。
★自宅〜スタート★
香港島の中環からフェリーでスタート地点のMui Woに向かう。フェリーは参加者でほぼ満席だ。あちらこちらから談笑の声がする。皆リラックスムードだ。Mui Woの港でフェリーを降りてセブンイレブンでジェルとドリンクを購入して港のベンチで装備の最終チェック。必要な物は全てザックに詰めスタート地点へ向かった。特にチェックは何もなく荷物を預けてストレッチしたり写真を撮ったりしながらスタートを待つ。レース独特のピリっとした雰囲気はなくのんびりとスタートした。
★スタート〜第1CP(12km)★
1回試走した「老虎頭」まで緩い登りが続く。そこで左へ曲がると破線コースへ入る。試走のときにはここで曲がる道が判らず通りすぎてしまったが今日は人の後をついていけば良いので迷うことはない。さすが破線ルートだけあり藪漕ぎが酷い。前を行く女性は手から血を流している。軍手持参で良かった。最後の方はお助けロープで下る箇所もありとてもトレランのレースとは思えない。CP1ではバナナとオレンジを補給して先を急ぐ。
★第1CP(12km)〜第2CP（21km)
ここから標高を一気に800m上げる前半の山場だ。前を行くカップルのペースが快調そうで男性のザックからはポップな音楽が流れてくるので気晴らしに良いかなと思い後ろにつかせてもらった。男性の脚の筋肉をみるとかなり走りこんでいるつき方だ。たぶん女性のペースに合わせているのだろう。標高800mで「大東山」の山頂をコースが巻いた所でペースアップして第2CPへ階段をかけ降りた。第2CP到着は4:40、まだ朝食には早いのでオレンジで補給し先を急ぐ。
★第2CP(21km)〜第3CP(33km)
この区間は下り基調の楽な設定。途中舗装道路の部分もありかなりリラックスして走れる。後半の辛い登り2カ所のことを考え抑え目に走った。途中で夜が明けてきたのでライトをポケットにしまい第3CPに7:16に到着。腹も減ってきたのでここで朝食にした。食べ物、飲み物は豊富にありジャムサンドとオレンジ、バナナ、ナッツ、チーズなどを食べボトルに水とエネルギードリンクを詰めストレッチを済ませて出発。
★第3CP(33km)〜第4CP(44km)〜第5CP(56km)★
第3CPからは舗装道路を観音山の登山口まで下る。そこから山を2つ超えるが試走しているのでそれほどきついとは感じない。むしろ秋の試走より気温が低く快適だ。下りでは何名かの参加者を抜いた。これまでは下りで抜くことなんか無かったので少しは進歩したのだろうか。余り苦労せず第CP4に到着。その少し前から赤シャツ、ピンクソックスのオジさんと相前後した。彼は登りが滅法早く2番目のペースメーカーになってもらった。第5CPまでは登り返しがいくつかあり、登りでは彼に必死についていく。下りは自分の方が早いのでアップダウンで丁度同じ位になる。最後の登りで追いついて下りではお先に失礼。ここで次のペースメーカーの仮称Davidを見つけ第5CPまで一緒に走った。第5CPは港町の中学校。学生ボランティアが食事や給水を手伝ってくれる。
★第5CP(56km)~第6CP(68km)~第7CP(73km)★
Davidはゴールまで一緒に行こうよと言うがついていく自信が無いので先に行ってくれと言ったもののどうも一緒に行動したらしい。60km過ぎて藪漕ぎに入るがそこでも待っていてくれた。ここがこのコースの核心部で急な藪漕ぎを標高で500m位稼がないといけない。藪漕ぎが終わった平らな部分では何名かの参加者が大声を出して休憩していた。難所を超えてホッと一息だ。そこからケーブルカーの中継駅を過ぎると下り基調で第6CPに着く。ここからが香港で実質最高峰の鳳凰山への急登が始まる。フルーツとコーラで補給の後登りにかかる。休憩なしで頂上手前のコルまで標高を上げる。途中で合ハイ（これ死語ですかね、昔は良く使ったけど、、）の女子学生から「頑張れ」の声援を送られる。素直にうれしい。鳳凰山頂はガスガスで展望全くなし。ペースメーカーのDavidは暗くなる前に次のCPに着こうと言うので仕方なしに付いていく。第7CP到着は17:43。ここで夕食とした。
★第7CP(73km)~第8CP(83km)~第9CP(94km)★
日が長くなったので19:00頃ヘッドランプを点灯。第8CPまでは下り基調で快適に飛ばす。第8CPでしっかり補給してストレッチをしっかり行った。ここでペースメーカーを交代して自分が先行した。前年のレースで中国の女性ランナーにこの区間で引っ張ってもらったこともありここは自分で先行したかった。登りも下りもかなりペースを上げ後ろから追走してきた2人も一緒に4人で走った。
★第9CP(94km)~ゴール★
ペースメーカーのDavidは第9CPで休憩せずにゴールまで行こうと言うが自分は休まないと無理なので先に行ってくれと伝えた。彼は香港人の女性ランナーと先行した。自分は最後のCPでゆっくり休憩し、ストレッチをしっかりやって最後の区間に備えた。ボトルに水とエネルギードリンクを入れて出発。走ってサブ25を目指すことにした。1kmほどでDavidと香港人の女性に追いついた。これから走ればまだ25時間切れるよとDavidに言われ、もちろんそのつもりだよと応えて先行した。1つのライトは頭に装着、もう一つを手に持って付いて来ての合図とした。残り時間を計算すると全て走らないと間に合わないので最後の5kmはひたすら走ってゴール。一応ゴールで待ってるよと約束したので24時間58分まで待ったがDavidが来なかったので一人で先にゴールした。
★ゴール後★
15分遅れてDavidがゴール。ハイタッチしてお互いの健闘を讃えた。ゴール後はl完走証を印刷してもらい売店でビールで乾杯。フェリー乗り場へ向かった。次のフェリーは3:40なので仕方なくマックで食事をしてそれでもまだ出航まで2時間あるので乗り場に近い公園のベンチで横になって仮眠。家に着いたのは日曜日の午前5:00。長い長い足掛け3日のレースが終わった。
★感想★
齢五十にして始めたトレラン。これまで3年ちょっとで年間3レース程走ってきたが今回が順位も内容も一番のレースだった。平均時速4kmだとまだまだナンチャッテの域を出ないのかも知れないが、着実に進歩してる気がする。特に今回は今まで苦手だった下りもなんとなく重心の移動が上手くいき以前よりスイスイ下ることができた。この距離をいくつになるまで走ることが出来るか判らないが山行で鍛え、年間何本かのレースに出続けようと思う。
トレイルランニングレース#9
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出張帰りでそのまま出走とのことでしたが、見事完走されたんですね！100kmもランタオ島を走り、すごいの一言です。
mnakanoさんと一緒に山伏修行させていただいたお陰で苦手の下りを少し克服できたかなという気がします。次回来港までにはもう少し鍛えてピッタリ付いていけるようにします。
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