西穂高岳(独標近辺)
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂山荘までは積雪はけっこうあったけどトレースがしっかりついているました。 しかしアイゼンは着用。 西穂山荘から稜線上は、風も強いし登山道もいい感じで凍ってました。 凍っているので一歩間違えれば、どの場所でも滑って落っこちて行くと思います。 最終到達地の下りが、急で一番危なかったというか怖かったです。 登山ポストはロープウェイ西穂高口駅2階と4階に有り。 下山後の温泉はそこら中にあるけど、今回も大好きな「ひらゆの森」利用。 通常500円だけど、サークルKにて割引券を購入すると450円です。 新穂高ロープウェイもサークルKにて割引券を購入すると 通常2800円が2240円でした。 4月からは高山市民・飛騨市民は40周年という事で1年間半額になります。 |
写真
感想
今年2回目の登山は東京在住、高校の同級生Y川君と西穂高岳までは無理として、
西穂山荘から行ける所まで行ってみよう登山をしてきました。
なんと言っても本格的な雪山は初めてのど素人やで、無理は禁物、安全第一やさー。
それに、今回の目的の一つは巷で美味しいと評判な西穂山荘のラーメン食べることやし。
相変わらずの登山&ラーメンコラボレーション企画です。
前々から30日に行こうって計画したもんで、一番怖いのは天気です。
やもんで、1週間前から週間天気予報とにらめっこ。
幸い、この時期の足の速い移動性高気圧が30日は日本列島のど真ん中に居座る予報。
天気予報は完璧、さすが日頃の行いがいいでやな。
それは冗談として、Y川君とはこれで3回目の登山だけど3回とも天気は最高です。
きっとY川君が超晴れ男なんやろうな。ありがたい。
当日は7時にY川君をピックアップして、新穂高へ向かいます。
予報通り天気最高、高山も朝から雲一つない青空です。
ただ放射冷却なのか、でーれ寒い。とても3月下旬とは思えません。
途中、サークルKに寄って新穂高ロープウェイ&ひらゆの森割引券をゲットします。
ロープウェイ2800円→2240円
ひらゆの森 500円→ 450円
合わせて610円のお得。相変わらず節約志向な山ちゃんです。
ちなみに、新穂高ロープウェイは4月1日から1年間、40周年記念という事で
高山&飛騨市民は半額になります。
新穂高までの道路は、でーれ凍みてました。
途中の温度計は−10℃を表示しとったし。でーれ冬やし・・
山ちゃんの6年間使用履き潰しスタッドレスでは(使い過ぎ)、
とてもじゃないけど不安で不安でしゃーないので、運転はめちゃめちゃ慎重でした。
平湯トンネルの下りは20km位で走ったりと、普段じゃありえん運転でした。
案の定、軽トラがひっくり返ってる姿や、坂を上がらない大型トラックの姿を途中で見ました。
そして、普段なら1時間で到着するところを1時間30分程かけて、
ようやく着くぞーっていうロープウェイ手前のやや急な坂道で
前を走ってた練馬ナンバーの車があろうことか減速したもんで、
それに合わせて減速したら、坂道途中で停まってしまいました・・・。
タイヤがくるくるくるくる空転してます。
あと少しの距離なのに、最悪・・・。
手前の洞門で追い抜いた大型観光バスにも抜かれる始末。
飛騨ナンバーなのに、何しとるんよー俺、情けないっ・・・。
前に進めないとなると、とりあえずはバックするしかありません。
バスターミナルの辺まで戻り体制を整えます。
ちょっとの距離やで、勢いつければ行けるろーと考え、勢いをつけて、それでもかなりやばかったけど
8時40分
何とか坂道を登り切って、新穂高ロープウェイ駐車場到着。
駐車場も、この時期は無料解放してました。
登山をする前から幸先不安なスタートです・・・。
急いで準備してロープウェイ乗り場へ。
始発には間に合わなかったものの、9時発の便でロープウェイ終点、西穂高口駅に向かいます。
さすがに絶好の好天という事もあり、沢山の団体客で大賑わいのロープウェイの中はハイテンションで盛り上がっています!!!
途中、乗り継ぎをして9時25分頃、西穂高口駅に到着です。
しばし展望台で、観光客に紛れて景色に見とれます。
笠ヶ岳・焼岳・そして目指す西穂高岳バッチシでした。いい天気やさー。
アイゼンを装着して更なる準備完了。
9時40分
まずは、西穂山荘へ向けて出発するとします。
最初は雪の回廊の中を歩いていきます。この辺りは観光客も歩いています。なかなかな雪量でした。
雪はやや深いけど、トレースもバッチシ。迷いようが無いです。ありがたいっ
20分程歩いたら、暑くなってきたのでダウンジャケットを脱ぎます。西穂山荘も微かに見えてきました
結局、西穂山荘までは長袖の上に半袖の重ね着という軽装で歩けて
11時10分
1時間30分程かけて西穂山荘到着。(2年前の夏、極度の二日酔いの中、歩いた時と同じタイム)
小休止して写真を撮りまくりました。
乗鞍岳や霞沢岳がよーく見えました。相変わらず雲一つない青空。完璧です!!!
西穂山荘でラーメン食べて帰るだけでも良かったかなという考えは、
この好天、この好条件で吹っ飛んでもちろん、ここから先に進む判断をします。
まあ丸山、そこから先とりあえず行ける所まで行ってみようーっと。
その為には、まずは服装を変えなくては・・・。
稜線出ると強風が予想されるので、今までのような軽装というわけにはいかないので着込みます。
長袖シャツ・半袖シャツの重ね着の上に長袖シャツ・雨具を着込み、顔も隠して完全防備です。
そして更に、ここで新アイテムの登場です。
山ちゃんが正月に、自分へのお年玉として購入した「ピッケル」です。
初めて使うー。ようやく役に立つ時が来た!!!
やもんで使い方は英語の説明書のイラストと、図書館で借りた雪山入門本から得た知識でしか知りません。何とかなるろー。
準備万端、向かうとします。
いい感じでピッケル雪面に刺さります。
ドゥクス・ドゥクスとピッケルを雪面にブッ刺しながら進みます。でーれ楽しいし。
目指す独標方面を眺めて。強風の為なのか、雪煙が舞ってます。
登山道は雪が深い所や、風で吹き飛ばされている所や色々な状態です。
写真を沢山撮りながら、のんびり向かいます。
さすがに稜線に出たもんで、風は強いです。
ただ風にも呼吸があるみたいで、強弱があるので弱くなった間隙を突いて何とか進みます。
恐る恐る下を眺めます。滑落したら上高地or新穂高まで一直線、確実に死ぬんやろうな。怖い怖い
前方のちょっとしたピークに2人、人がいる姿が見えたので、とりあえずそこまで向かう事に。
12時30分
人が2人いる、ちょっとしたピークに到着。その2人はロープを出してアンザイレンしてました。
そこから先のルートに目をやると、トラバースが続いているので滑ったらイチコロってな感じで、
ちょっと素人にはヤバそうなルートです。
しばし立ち止まって考えます。独標の姿、標柱も視界には入っているので行けそうな気もするけど・・・
そしたら、ここで一瞬ガスってきました。
ガスった瞬間、山ちゃんの心の中の安全装置が働きました。「撤収!!!」決定です。
さてさて、危ない場所から退散するとしますか。
戻るとします。が、ここの下りが今回、一番怖かった・・・。
わずか3m位の距離なんやけど、こりゃどうやって登ったんやろーって悩む位、足跡無いし、
氷カッチンカッチンでアイゼンなかなかささらんかったです。
自分の中の「登れれば下りれる」って考えが一瞬、覆されました。
この自分の中での難所を、慎重にクリアした後は快適な下りでドンドン下ります。
調子に乗って、滑落防止の練習もしてみました。なかなか面白かった!!!
この頃には腹ペコやったもんで、頭の中はラーメンラーメンラーメンでした。そして
13時20分
西穂山荘到着。
いよいよ今回のもう一つの目的、巷で美味しいと評判の西穂ラーメンとのご対面です。
西穂ラーメンはしょうゆ味と、とんこつ味と2種類あって、値段はどちらも800円でした。
登山で空腹になったという最大限の調味料を差し引いても、
確かに下手なラーメン屋より、間違いなく美味い。大満足!!!
これで、今回の目的はすべて制覇、ミッションコンプリートです。
西穂山荘からロープウェイ西穂高口駅までは、尻セードをしながら快適に下れて
14時40分
ロープウェイ西穂高口駅に到着。行って来ましたー!!!
その後は、ロープウェイの時間まで、しばし観光客に成り切り展望台で時間を過ごしました。
そして、ロープウェイ駐車場に戻った頃には、朝悩まされた凍みた道路も、もちろん乾いていたので無問題。
途中「ひらゆの森」で温泉入って高山まで順調に帰れましたー。
今回、初めての本格的な雪山という事だったけど、天気に恵まれたのと安全登山を心がけたので
1箇所以外、危険を感じる所は無かったです。
登山行く前と、帰ってからが大変やったけど・・・。
この景色を見てしまったら、知ってしまったら雪山にはまってしまう理由が少しだけわかった気が。
かなり、いい経験になりましたー!!!。
こりゃ、残雪期登山にはまりそうです。
やっぱり
写真一枚一枚に
解説が付くと見やすいね!
高山の町で遭難した件は?
写真に解説つくとやっぱ、わかりやすいですよね。
高山の街で遭難した件・・・
何の事でしょうか???
わかりませんなあ
こっちでは触れません
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