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Yamareco

記録ID: 6019973
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
北陸

金沢奥座敷・芝原バス停から吉次山─奥高尾山─高尾山─湯涌温泉

2023年10月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:52
距離
15.9km
登り
982m
下り
949m

コースタイム

日帰り
山行
5:11
休憩
1:17
合計
6:28
8:06
36
芝原バス停
8:42
8:42
2
林道白見谷線分岐
8:44
8:44
40
9:24
9:34
31
鉄塔のあるカーヴ
10:05
10:05
16
採石場登山口
10:36
10:46
2
吉次山三角点
10:48
10:49
19
11:08
11:08
34
11:42
11:52
1
奥高尾山標識
11:53
11:53
27
12:20
12:30
10
12:40
12:40
20
13:00
13:00
13
13:13
13:13
36
13:49
13:49
4
13:53
14:29
5
白鷺の湯
14:34
湯涌温泉バス停
天候 曇り時々晴れ一時雨
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
金沢駅までの往復は、あいの風・IR1日フリーきっぷ(\2,000)を利用。
金沢駅から芝原までの運賃は\580、湯涌温泉から金沢駅までの運賃は\620。

<ゆき>
小杉541━629金沢722=803芝原

<かえり>
湯涌温泉1503=1553金沢1959━2045小杉
コース状況/
危険箇所等
採石場登山口までの林道が草ボウボウ。雨天時、雨上がりには濡れ対策が必要。
登山道は明瞭だけど、落ち枝が多くて歩きづらい。
その他周辺情報 湯涌温泉白鷺の湯で入浴。大人\450。
モンベル金沢店で買い物の後、本多の森ホールのmiletのライヴに行った。
金沢駅東口6番のりばから、湯涌温泉ゆきのバスに乗ります。
2023年10月07日 06:42撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 6:42
金沢駅東口6番のりばから、湯涌温泉ゆきのバスに乗ります。
終点のひとつ手前の芝原バス停から、今回の山旅がスタート!
2023年10月07日 08:06撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 8:06
終点のひとつ手前の芝原バス停から、今回の山旅がスタート!
駐在所
2023年10月07日 08:08撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 8:08
駐在所
ホタルの名所だそうです
2023年10月07日 08:13撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 8:13
ホタルの名所だそうです
お地蔵さんと愉快な仲間たち
2023年10月07日 08:20撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 8:20
お地蔵さんと愉快な仲間たち
カジカガエルの生息地だそうです
2023年10月07日 08:21撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 8:21
カジカガエルの生息地だそうです
白見谷川を渡ります
2023年10月07日 08:25撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 8:25
白見谷川を渡ります
重量制限9.0tの橋
2023年10月07日 08:29撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 8:29
重量制限9.0tの橋
どっちを往くか迷いますが…。
2023年10月07日 08:41撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 8:41
どっちを往くか迷いますが…。
吉次山登山口へはこっち!
2023年10月07日 08:42撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 8:42
吉次山登山口へはこっち!
登山車は通行可だそうです
2023年10月07日 08:44撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 8:44
登山車は通行可だそうです
加賀福光線の巡視路が分かれていきます
2023年10月07日 08:54撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 8:54
加賀福光線の巡視路が分かれていきます
小洒落た別荘だけど、空き家です、たぶん…。
2023年10月07日 08:56撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 8:56
小洒落た別荘だけど、空き家です、たぶん…。
送電線の下を通過します
2023年10月07日 08:59撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 8:59
送電線の下を通過します
この送電塔のたもとで休憩
2023年10月07日 09:24撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 9:24
この送電塔のたもとで休憩
さらに林道を進みます
2023年10月07日 09:34撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 9:34
さらに林道を進みます
「金沢湯涌茅場」の看板が草に埋もれつつあります…。
2023年10月07日 09:38撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 9:38
「金沢湯涌茅場」の看板が草に埋もれつつあります…。
送電線の巡視路が分かれていきます。ここまではクルマが入ることがあるようで、この巡視路分岐を境に急激に路面状態が悪化します…。
2023年10月07日 09:41撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 9:41
送電線の巡視路が分かれていきます。ここまではクルマが入ることがあるようで、この巡視路分岐を境に急激に路面状態が悪化します…。
路面が草ボウボウに…。
2023年10月07日 09:46撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
1
10/7 9:46
路面が草ボウボウに…。
雪の重みに負けた枝が、道路に覆い被さって来ます…。
2023年10月07日 10:00撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 10:00
雪の重みに負けた枝が、道路に覆い被さって来ます…。
どこが道なのか分からなくなってきました…。
2023年10月07日 10:04撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
1
10/7 10:04
どこが道なのか分からなくなってきました…。
雑草だらけの登山口。道はどこだ?
2023年10月07日 10:04撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 10:04
雑草だらけの登山口。道はどこだ?
今回歩いた全ルート中、登山口周辺が一番雑草が酷かった…。
2023年10月07日 10:05撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 10:05
今回歩いた全ルート中、登山口周辺が一番雑草が酷かった…。
登山口から先もしばらくはクルマが通れそうな緩傾斜でしたが、ここはクルマは無理でしょう。
2023年10月07日 10:13撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 10:13
登山口から先もしばらくはクルマが通れそうな緩傾斜でしたが、ここはクルマは無理でしょう。
採石場・少年の森分岐。標識が転がってます…。
2023年10月07日 10:21撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 10:21
採石場・少年の森分岐。標識が転がってます…。
吉次山頂上の三角点。ここで休憩します。
2023年10月07日 10:46撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 10:46
吉次山頂上の三角点。ここで休憩します。
少し進むと、標識の残骸に気付きました。
2023年10月07日 10:48撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 10:48
少し進むと、標識の残骸に気付きました。
吉次山頂上広場といったところでしょうか? 登山者記帳用ノートがありました。
2023年10月07日 10:48撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 10:48
吉次山頂上広場といったところでしょうか? 登山者記帳用ノートがありました。
吉次山頂上広場は、標識の墓場の様相…。
2023年10月07日 10:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 10:49
吉次山頂上広場は、標識の墓場の様相…。
大きな板が転がってたので裏返してみたら、案の定このとおり(苦笑)。
2023年10月07日 10:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 10:49
大きな板が転がってたので裏返してみたら、案の定このとおり(苦笑)。
ちょっと進んだ先の展望地から、医王山。
2023年10月07日 10:53撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 10:53
ちょっと進んだ先の展望地から、医王山。
ようやく遊歩道らしくなりました
2023年10月07日 11:01撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:01
ようやく遊歩道らしくなりました
巨大な池・日尾池。突然目の前に現れてビックリしました。
2023年10月07日 11:08撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:08
巨大な池・日尾池。突然目の前に現れてビックリしました。
この大きさで地形図に載らないのは、国土地理院の怠慢だと思います。
2023年10月07日 11:08撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:08
この大きさで地形図に載らないのは、国土地理院の怠慢だと思います。
さらに上から見下ろします
2023年10月07日 11:08撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:08
さらに上から見下ろします
日尾池と別の池が現れました
2023年10月07日 11:17撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:17
日尾池と別の池が現れました
こっちの池は細長く、縁を通るので池ボチャに注意が必要です。
2023年10月07日 11:18撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:18
こっちの池は細長く、縁を通るので池ボチャに注意が必要です。
ここはブナの宿
2023年10月07日 11:32撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:32
ここはブナの宿
奥高尾山頂上に着いたようですが、奥高尾山の標識もバラバラ…。
2023年10月07日 11:42撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:42
奥高尾山頂上に着いたようですが、奥高尾山の標識もバラバラ…。
今来た方向を示す標識
2023年10月07日 11:52撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:52
今来た方向を示す標識
高尾山頂上を目指します
2023年10月07日 11:52撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:52
高尾山頂上を目指します
順尾山と吉次山の分岐。頂上の標識の残骸があった場所より広くて、ここを奥高尾山頂上とする場合もあるようです。
2023年10月07日 11:53撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:53
順尾山と吉次山の分岐。頂上の標識の残骸があった場所より広くて、ここを奥高尾山頂上とする場合もあるようです。
前高尾山(高尾山)へはこっち
2023年10月07日 11:53撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:53
前高尾山(高尾山)へはこっち
奥高尾山の簡単な標識
2023年10月07日 11:54撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:54
奥高尾山の簡単な標識
医王山方面の展望
2023年10月07日 11:54撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 11:54
医王山方面の展望
高尾山頂上のお地蔵さん
2023年10月07日 12:20撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 12:20
高尾山頂上のお地蔵さん
高尾山頂上から医王山
2023年10月07日 12:21撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 12:21
高尾山頂上から医王山
高尾山頂上から戸室山、キゴ山のほう。奥は宝達山でしょうか。
2023年10月07日 12:21撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 12:21
高尾山頂上から戸室山、キゴ山のほう。奥は宝達山でしょうか。
高尾山頂上の三角点
2023年10月07日 12:21撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 12:21
高尾山頂上の三角点
山頂を示す標識はコレしかなさそう…。
2023年10月07日 12:30撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 12:30
山頂を示す標識はコレしかなさそう…。
高尾山山頂を出発します
2023年10月07日 12:30撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 12:30
高尾山山頂を出発します
高尾山頂上への標識のほうが、頂上にあるものより立派。
2023年10月07日 12:36撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 12:36
高尾山頂上への標識のほうが、頂上にあるものより立派。
ここにも「↑高尾山」の標識
2023年10月07日 12:41撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 12:41
ここにも「↑高尾山」の標識
送電線巡視路とクロス。間違って巡視路に行かないようにしましょう。
2023年10月07日 12:50撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 12:50
送電線巡視路とクロス。間違って巡視路に行かないようにしましょう。
鉄塔の下を通過します
2023年10月07日 13:00撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 13:00
鉄塔の下を通過します
高尾山登山口
2023年10月07日 13:13撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 13:13
高尾山登山口
ここからは車道の歩き
2023年10月07日 13:13撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 13:13
ここからは車道の歩き
高尾山登山口横の歩道案内図
2023年10月07日 13:13撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 13:13
高尾山登山口横の歩道案内図
このような林道を歩きます
2023年10月07日 13:14撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 13:14
このような林道を歩きます
林道分岐点
2023年10月07日 13:27撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 13:27
林道分岐点
林道白見谷線分岐にある案内標識
2023年10月07日 13:29撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 13:29
林道白見谷線分岐にある案内標識
林道湯涌田子島線の標識
2023年10月07日 13:29撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 13:29
林道湯涌田子島線の標識
金沢湯涌江戸村の跡?
2023年10月07日 13:38撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 13:38
金沢湯涌江戸村の跡?
「散策路」だそうです
2023年10月07日 13:41撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 13:41
「散策路」だそうです
湯涌温泉バス停そばの公衆トイレ。バスの運ちゃんも使います(苦笑)。
2023年10月07日 13:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 13:49
湯涌温泉バス停そばの公衆トイレ。バスの運ちゃんも使います(苦笑)。
金沢湯涌夢二館
2023年10月07日 13:53撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 13:53
金沢湯涌夢二館
湯涌温泉白鷺の湯
2023年10月07日 13:53撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 13:53
湯涌温泉白鷺の湯
温泉で汗を流して、着替えました。
2023年10月07日 14:29撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 14:29
温泉で汗を流して、着替えました。
湯涌温泉バス停
2023年10月07日 14:34撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 14:34
湯涌温泉バス停
「味の素」の年代物の看板
2023年10月07日 14:34撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 14:34
「味の素」の年代物の看板
本多の森ホールのmiletのライヴに行きました
2023年10月07日 16:42撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/7 16:42
本多の森ホールのmiletのライヴに行きました

装備

個人装備
Tシャツ アームウォーマー タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 日焼け止め ロールペーパー 保険証 時計 携帯 タオル スパッツ サングラス シェラフ 携帯トイレ 折り畳み傘

感想

 10月7日は金沢・本多の森ホールでのmiletのライヴツアー『5am』を観に行くことになってた。金沢までの往復では、電車だろうがクルマだろうが¥2,000くらいの交通費がかかるんだから、『北陸おでかけtabiwaパス』利用でライヴのついでにどこか近郊の山歩きが出来ないか検討してみた。しかし、ツアー名に引っ掛けて5時開演なのが災いし、公共交通機関使って山に登って降りて風呂まで入ってから金沢に移動して来れる山は限られるため、結局『北陸おでかけtabiwaパス』の利用は諦め、『あいの風・IR1日フリーきっぷ』と北鉄金沢バス利用で『金沢の奥座敷』と呼ばれる湯涌温泉近郊の吉次山─奥高尾山─高尾山の周回に行くことになった。
 国土地理院の地形図マニアになった中学一年生の頃から、地形図の図名として「湯涌」の地名は知ってたし、実際、地形図も当時手にしてたけど、湯涌温泉にはこれまで一度も行ったことは無かった。当時の国土地理院地形図一覧表で1:25,000地形図が2色刷だったのは奥只見や越美山地、南アルプスや吐噶喇列島(苦笑)といった「秘境」ばかりだったけど、「湯涌」も近接の「下梨」、「上梨」、「西赤尾」とともに2色刷。「2色刷の地形図は秘境」という刷り込みが湯涌温泉への足を遠のかせてた要因だったかもしれない(苦笑)。今年、道宗道を踏破し(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5618530.html)「下梨」、「上梨」、「西赤尾」に足を踏み入れてるので、残る「湯涌」にもようやく行ってみることにした。
 休日のバスダイヤでは金沢駅発第一便の湯涌温泉ゆきは7:22発。それに間に合うように小杉駅5:41発の金沢ゆき一番列車で金沢に移動し、6:29に金沢に到着。1時間近く時間を持て余すけど、次の列車ではバスに間に合わない。この待ち時間で、2回もトイレに行った。そのお蔭で、下山するまでトイレが我慢できた(苦笑)。始発の湯涌温泉ゆきのバスは北陸大学経由なので、通学通勤需要もありそこそこ客が乗ってる。終点のひとつ手前の芝原でバスを降りる。こんなところで降りるのは私だけかと思ったら、トレッキングの服装の夫婦と思しき男女ペアも降りた。彼らの目的地が私と同じだったかは…知らない(苦笑)。
 芝原バス停を8:06に出発。駐在所の前から白見谷川のほうへ入ってく。土曜日なのに重機の作業音が響くなか、ホタルやカジカガエルの棲む白見谷川沿いに車道を往く。重量制限9.0tの橋を渡ると車道は白見谷川本流と支流の川谷を分ける尾根を上ってく。途中、道が二手に分かれ、左手の道は白見谷川のほうに下りてくけど、カーヴミラーの柱に括り付けられた標識のとおり、右の道に進む。すぐに畠尾町に到着。石川県では合併して「市」なった集落に「町」を付けるけど、「町」の実態がほぼ無い集落で、大きな民家が健在だけど現役感は無かった。この大きな民家の横にゲートがあり、トラロープと竹棒が渡してある。クルマで来るなら、ここら辺りのスペースに駐車した方が無難だろう。「通行止」の看板があるけど「登山車」は通ってもいいらしい(苦笑)。尾根上に道を敷いたからか土砂崩れや欠損で通れなくなってる箇所も無く、鉄塔のあるカーヴに9:24に到着。もう1時間以上歩いてるので、ここで休憩。例のゲートを通過したクルマも、来れてもこの鉄塔が建つカーヴ辺りまでだろうか。というのも、この鉄塔が建つカーヴから先すぐで送電線巡視路を分けると一気に路面状況が悪化するから。送電線巡視路分岐まではクルマが入ることがあるようだけど、その先に用があるクルマは無いようで、路面が草ボウボウになったかと思うと、そのうち冬場の雪の重みに負けた木枝が道側に倒れかかる。クモの巣も張り放題(苦笑)。トレランのソロのかたがクモの巣を払いながら向こうから下りて来て「ずっとこんな感じですか?」と訊かれたので、「もうちょっと」って答えたけど、その後すぐに雨も降り出したから、あんな軽装で大丈夫だったろうか? こんな区間を歩いてるのに、突然雨が降り出し、たまらず折り畳み傘を開いた。登山口に着く頃には雨は止んだけど、道を見失うほど雑草が繁茂してる…。「ミツガシワ縦走路 吉次山登山口」と標識と金沢市設置の「登山口 吉次山」の標識があるけど、どこが道なのかハッキリしない。適当に歩いてくと無事に山道に入り、ようやく明瞭となった。アクセス道路が草ボウボウで、登山道に入るとマトモ…という図式は、4週前に行った黒菱山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5918777.html)と一緒。
 ロープが設置されてるところもあるけど、傾斜が緩くて危険なところは無い。木の枝が落ちまくってるのが邪魔で、歩きづらい…。登山口から15分で、倒れた標識のある少年の森登山口への分岐に到着。この標識みて「採石場登山口」ってどこ?…って思ったけど、今、私が通って来たばかりの場所(苦笑)。標識では吉次山まで15分となってたけど、標識どおり15分で吉次山三角点に10:36に到着。ここで休憩して、魚肉ソーセージを喰う。山頂を示す標識の類が全然無かったけど、吉次山の頂上は三角点ではなくすぐ横の広場のよう。ここには記帳用ノートが入ったポストがあり、標識の残骸が散らばってた…(苦笑)。大きめの板が転がってたので、「もしや?」と思い裏返してみたら「吉次山」としっかり書かれてた(苦笑)。吉次山から一旦下る。さっきの雨は一時的なものだったようで、時折陽が差すようになった。突然目に前に、地形図に記載の無い大きな池が現れ、ビックリ! 日尾池だけど、こんなに大きい池だったら、地形図に載って然るべきと思うけど。日尾池からの上りで年配の登山者とすれ違った。日尾池から10分ほどで別の池に出た。遠巻きにみる感じの日尾池とは違い、こっちは池の縁を通るので池ポチャしないように用心が必要。
 吉次山にあった標識の残骸には奥高尾山まで60分とあったけど、実際、60分近くかけて奥高尾山の頂上標識に11:42に到着。ここも標識が倒れ、バラバラになってる…。ここで休憩して、ブルボンのビスケット『チョコ&コーヒー』を喰ったけど、ここも東側にある順尾山分岐が一般的に奥高尾山の頂上とされているようで、休憩に適した広場はあるわ、展望も開けてる…。奥高尾山から下ってると、先週登った時にサングラスを落としたというご年配の登山者とすれ違った。捜索の邪魔になるような枝や草をハサミで切り落としながら探されてたど、正直、みつけるのは無理じゃない?…と思った。
 高尾山頂上に向かう道と、そのまま下山する道とに分かれるので、高尾山頂上へ向かう。高尾山頂上には12:20に到着。頂上にはお地蔵さんが風雨に晒されないように電話ボックスみたいな容れ物に入って鎮座されていた。医王山方面の展望が得られ、能登の宝達山までみえたけど、頂上の標識が無い。よくよく探すと小さいモノが木の枝にぶら下がってた(苦笑)。奥高尾山の頂上標識の残骸には高尾山まで20分って書かれたたけど、28分もかかってる…。
 高尾山頂上から下山開始。すぐにメインルートに復帰し、遊歩道ふうに階段状に一部整備された道を歩く。途中送電線巡視路が分岐するところで判断に迷ったけど、問題なく高尾山登山口まで降りて来れた。高尾山登山口にはクルマ1台とスクーター1台が停まってた。ここから先は車道歩き。尾根を乗り越すまでは若干上り基調だけど、尾根方面から来た車道と合流するとあとはひたすら下り。旧・金沢湯涌江戸村と白雲楼の跡地の横を通って、湯涌温泉街に下り立った。湯涌温泉のバス停は目の前で、14:00発のバスがスタンバってたけど、白鷺の湯へ入浴に行く。銭湯なので\450と格安だけど、シャンプーもボディーソープも無い。汗流して着替えて、靴も履き替えて、湯涌温泉のバス停に向かった。15:03発のバスで一旦金沢駅に出て、コインロッカーに荷物を入れて身軽になってから、本多の森ホールに向かった。しかも、全歩きで(苦笑…モンベル金沢店に立ち寄ったら、バス時間と合わせづらくなった)。
 かつて整備されて歩かれてたけど、昔ほど登山者の足が向かなくなって荒れ始めている…いったところでしょうか? 雪の重み等で落ちた枝が登山道に散乱してて歩きにくいし、滑り易い。歩かれなくなった理由については…金沢市が設置した標識のコースタイムの設定が厳し過ぎるため、一般ハイカーに敬遠されるようになったんじゃないの?(苦笑) まあ、林道の荒れ具合と標識のバラバラ具合で、市の登山道整備にかける熱意がどのくらいのものかは察しました(苦笑)。

(P.S.)
 地形図マニアの矜持として(苦笑)、過去の地形図を確認したら、昭和41年補調の1:50,000地形図「鶴来」までは日尾池が載ってた。次の昭和45年編集版以降は記載が無い。「地図は新しいほど正確」とは限らないことを示す一例…。

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