早池峰山
- GPS
- 04:50
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 935m
- 下り
- 935m
コースタイム
- 山行
- 4:21
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 4:45
天候 | 概ね晴れ、昼前後はガスあり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
7:30時点で河原の坊駐車場はほぼ満車。下山時には小田越までの路上にも多数駐車されていた。 小田越登山口に登山ポスト、トイレあり。 小田越登山口から入ると、比較的なだらかな針葉樹林帯を歩く。ところどころに木道があるが、前日までの低気圧の影響かかなり泥濘んでいた。 御門口から先は森林限界となる。チャート質の硬くて滑りやすい岩がゴロゴロしている。御金蔵から先は急登。ハシゴを登り切るとまもなく剣ヶ峰分岐に至る。 登って左が早池峰主峰。こちらまではものの数分でたどり着く。山頂は広く、混雑していても腰を落ち着けて休憩可能。 分岐を右に進むと早池峰剣ヶ峰に至る。登山者が少なく、ハイマツが登山道を覆い隠すように生い茂っている。分岐から大きく下り、20分ほどで剣ヶ峰に着いた。簡単な標柱があるのみで、すれ違うのにも苦労する狭さだ。分岐〜剣ヶ峰の稜線は狭くすれ違い困難。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
|
---|
感想
2年目の研修も後半戦、降ってわいた2か月のNo当直Noコール生活。暴風とともに低気圧が過ぎ去り、高気圧が北日本を覆っている。せっかく気仙沼にいるのであればと思い立ち、前日に急遽計画を練った。
思えば最後に山頂を踏むような登山をしたのは(たぶん)4年前の穂高以来。その間は奥入瀬渓流だったり十二湖巡りだったり湿原一周だったりとそれなりに歩いてはいたものの、獲得標高1000mにも迫るような登山は久しぶりすぎて若干の不安とともに家を出る。北上山地を縫うように一般国道を駆け抜け、気仙沼から高田、遠野、そして早池峰山麓まで約2時間。
8時までに着けば上出来だろうと高をくくっていたら、7時半の時点で河原の坊駐車場はほぼ満車。どうにか空きスペースに止めていざ出陣。
そしていつもの如く序盤のペース配分をミスる。
河原の坊から小田越までは林道を歩く。そこは問題ではない。小田越から登山道に入り、なだらかな森林地帯を歩く中、調子に乗ってペースをグングン上げていった。気づけば森林限界を抜け、最初のチェックポイントである御門口にたどり着いた。勾配もそんなに急ではなく、言ってみればここまでは前哨戦に過ぎないのに、既に息は上がって大バテ状態である。
実は今回はApple Watchのデビュー戦も兼ねていた。GPSログが取れるだけでも十分満足だが、ヤマレコアプリで心拍数モニターからペース配分、予想通過時刻まで一目で見られるのはもはや革命的だ。ではここまでどんなもんだったかと見てみれば、コースタイムは0.4倍、心拍数は驚異の190超をマーク。
そんなか。そんなに下手くそだったか、ペース配分。
どうりで前胸部の絞扼感を感じる訳だ。もしかして左肩の凝りみたいなのは放散痛か?恐ろしい。明らかに過剰な心筋酸素需要に供給が追い付いていない。
それからはHR 150を基準に、180を超えないように小休止を挟むようにして歩くようにしたところ、立ちどころにバテは解消された。
岩礫帯はチャート質の硬くて滑りやすくて浮いている小岩だらけだが、濡れていないのでそこまでの障害ではない。思ったほどの筋疲労もなく稜線まで上がってきた。
どうやら実習・研修の4年間で白亜の塔を上に下に駆け回っていたのは無駄ではなかったらしい。高校時代に比べれば格段に落ちた下腿の筋肉だが、最低限歩けるだけは残っていたようだ。
剣ヶ峰分岐を左に進み、まもなくして早池峰山山頂に到着。東北の日本百名山はこれで8座目。ついに折り返しである。稜線直下のハシゴ場付近を歩いている時から遠野側からのガスが上ってきており、山頂の眺望は今一つ。盛岡方面(といってもほぼ北上山地だが)は晴れていてよく見えた。
折り返して今度は剣ヶ峰へ。やや広い稜線は八ヶ岳の硫黄岳あたりを思い出させ、ミニ縦走を楽しんでいたのも束の間、分岐から先は半ば藪漕ぎのような縦走になる。登山者も少なく心細い中、どうにかこうにかハイマツをかき分けて剣ヶ峰到着。一刻も早く帰ろうと写真一枚撮ってすぐに引き返す。
岩礫帯は下りのほうが辛かった。ここにきて落ちてきた筋肉が弱音を吐き始め、膝のクッション効果もサボり始める。ただただ無心に、しかし踏み石を見誤らずに下っていく。登りはあれほどしんどい思いをした御門口でようやく一息。ここからは緩やかな土か木道だ。
トータルの所要時間は4時間50分、歩行距離11km、獲得標高は935m。リハビリとしては少しハードだったかもしれないが、程よく負荷のかかった満足のいく山行だった。
帰りは花巻の山の神温泉、なごみの湯へ。駐車場はかなり埋まっており混雑を覚悟していたが、洗い場も湯船も空いていてゆったりできた。内湯はやや熱め、露天はぬるめでメリハリがあってよい。快晴の下色づき始めの木々にカワセミが飛び回っているのを眺めながらマッサージ。
当初は花巻か北上で一泊必要かとも思ったが、思いのほか早く下山できたためそのまま帰宅。この記載が終わったらさっさと寝よう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する