あまとみトレイル スルーハイク(サウスバウンド:斑尾山頂〜長野駅)
- GPS
- 38:21
- 距離
- 94.0km
- 登り
- 2,873m
- 下り
- 3,466m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 5:52
- 山行
- 11:07
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 11:32
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 9:04
天候 | DAY1:晴ときどき小雨 DAY2:晴、夜雨 DAY3:晴、夜雨 DAY4:雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
東京駅〜飯山駅(北陸新幹線) 飯山駅〜斑尾高原ホテル(タクシー)約\5000 復路: 長野駅〜東京駅(北陸新幹線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
電池がなくなってしまい、DAY4のログがありません。DAY4のみ手動でログを追加しました。ほぼ12時間行動。 DAY1:斑尾山頂〜野尻湖 湖楽園キャンプ場 DAY2:野尻湖〜笹ヶ峰キャンプ場 DAY3:笹ヶ峰キャンプ場〜戸隠キャンプ場 DAY4:戸隠キャンプ場〜長野駅 ※DAY2の笹ヶ峰の牧場内で一部あまとみ公式ルートから外れている※ 要所にあまとみトレイルの表示がありますが、わかりにくいところもあり、割と通り過ぎそうになったりしました。 我々はサウスバウンドで、DAY4戸隠→長野駅の区間でややロスト。 (特にいつくしみ観音から境沢区間、下ってくる者にはわかりにくいのでは) ※見かけた公衆トイレは入るべし。 ※見かけた水場で補給すべし。 ※見かけた商店で補給すべし。次があるとは限らない。(法事で休みの商店があった) この時期、17時には暗くなりはじめ、18時には真っ暗です。 いやもっと効率よく通じる道あるだろ、というのは言わない約束です(笑) あまとみトレイル https://myoko-togakushi.jp/trail/ |
その他周辺情報 | 宿泊 湖楽園\3000/人 17時営業終了 ※管理人常駐せず?事前連絡しておいたほうがよい 笹ヶ峰キャンプ場 ひとはり\1500+\600/人 17時営業終了 戸隠キャンプ場 ひとはり\3000 17時営業終了 食事・補給 飯山駅周辺:つるや(スーパー) 野尻湖周辺:一茶(食堂)、セブンイレブン 苗名滝:カフェグランド(ソフトクリーム) 笹ヶ峰キャンプ場受付横:ポテチ(受付時間ぎりぎりでカップラーメン売り切れ) 戸隠キャンプ場売店:軽食(カップラーメン、パン、レトルトカレー、ごはん、お酒、スナック)※キャンプ場受付と離れている。こちらも17時営業終了。品揃えは他にもかなり充実している 戸隠エリア:宝光社 手打ちそばつる家(てんぷらそば、おやき、揚げまんじゅう) |
写真
感想
飯山で写真展(※1)が開催されているというので、併せてあまとみトレイルを歩くことにした。
DAY1: 斑尾山頂〜野尻湖
写真展を鑑賞した後、いい時間にバスがないためタクシーにて斑尾高原まで行く。
敷地が長野県と新潟県にまたがっているため県境標識があって面白い。
斑尾山頂までゲレンデを一登り。そこで最初のスルーハイカーとすれ違い情報交換。野尻湖湖畔のキャンプサイトには事前に連絡しておいた方がよいとのこと。
あまとみトレイルが山頂を踏むのはこの斑尾山のみ。飯山の駅で購入した名物笹ずし(※2)を食べる。少し進むと大明神岳。ここは絶景ポイントで、妙高、黒姫、戸隠、飯縄、野尻湖がよく見える。荒瀬原の里に出て田園風景の中をしばらく歩き、野尻湖へ登りかえす。この日は野尻湖湖畔にてキャンプ。夕暮れが迫り、急いでテントを張る。利用者は我々のみ、独り占めだ。湖の水はだいぶ引いている。夕食と翌日の食料調達を兼ねて少し歩く。
DAY2:野尻湖〜笹ヶ峰キャンプ場
伝九郎用水沿いに六月の集落を抜け、関川の関を越えると新潟県だ。いもり池越しにあおぎ見る妙高は雲の中。きれいでおしゃれなビジターセンターでコーヒーでも飲みたいところだったが先へ進んだ。苗名滝へ向かう道の途中、四方に山を望む杉野沢の棚田では稲刈りが行われ、日本の秋を代表するかのような美しさだった。私は米どころ出身なので田んぼに郷愁を駆り立てられてしまう。しみじみしていると、あまとみワンデイのスルーハイカー(ランナー?)に出会う。猛者だ。ルート中の熊の出没ポイントを教えてもらう。
この集落の商店で補給する予定だったが、一軒目を次でいいやとやり過ごした結果、二軒目の商店が法事で休業だった。戻る気にもなれず、この日の宿泊予定地、笹ヶ峰キャンプ場で補給できるだろうと判断し、先へ進んだ。
苗名滝を過ぎるとあまとみハイカーがちらほら現れた。送電線下で野尻湖に別れを告げ、巡視路を西野発電所に向かう。関川の吊り橋を渡り、急こう配のインクラインをまたぎ、また同じ標高まで登りかえすと笹ヶ峰だ。雨も降ってきてもうヘロヘロ、キャンプ受付時間内にギリギリ滑りこんだ。(※ここであまとみ公式ルートから一部外れている※)すでに他のキャンパーに食料を買われた後で、我々はポテチしか入手できなかった。ここは焼岳・妙高の登山口で登山者が集まっていた。
DAY3:笹ヶ峰キャンプ場〜戸隠キャンプ場
雨はあがっていた。この日はあまとみ最高地点大ダルミを越える。乙見湖から雪化粧した焼岳、火打が見える。昨夜の雨が山頂では雪だったのだろう。妙高もこの数日が初冠雪だった模様。夢見平遊歩道に入ると、あまとみハイカーと次々すれちがった。あまとみ目的でないと思われるハイカーも多かった。だいぶ足に疲労が出てきて、足の裏、足の指が痛い。古池を過ぎ、戸隠キャンプ場まで車道をショートカットしようかとも思ったが、忠実にあまとみトレイルを守り、牧場を回り込んでいく。(初日に会ったハイカーはここで熊に遭遇したそうだ)高妻山や戸隠から下山してきた登山者が多い。ようやくキャンプ場に入ったがトレイルからキャンプ場受付が遠い…今日もギリギリだ。食料をほとんど食べつくしていたので、売店に滑り込み大量に買い込む。食料が補給できてほっとする。テントを張り終えた頃、また雨が降ってきた。この雨は翌日も降るようだ。
DAY4:戸隠キャンプ場〜長野駅
雨は止む気配がない。もうここでバスに乗って長野に出ようかとも思ったが、そこまで雨足が強くなく、あとは車道と並行していくためいつでも止められるしなと、傘をさして歩き出す。ここからは信仰の道であり、すれ違うのも観光客が多い。私は歴史好きなのでこのエリアも全く苦ではなかった(足は痛い)。戸隠のお蕎麦もいただいた。
雨も上がり、軍足の集落を抜けると棚田の向こうに長野が見えた。翼よあれが長野の街だ!しかし、ここからまだ集落をいくつか越えていかねばならないのだった。りんご畑がここが信州だということを教えてくれる。今回一番ルートがわかりにくかった静松寺をなんとか抜け、長野の街がいよいよ眼下に迫ってきた。が、トレイルはすんなり街へとは入っていかない。何か見せたいものがあるんだろうとは頭では理解できるものの、口から出るのは呪詛であった(笑)。かるかや堂の前を曲がると長野市街の夜景が見えた。しかもこの日はちょうど湯福神社の祭礼と重なり、飾られた赤い提灯が幻想的だ。法被を着た人に導かれるように善光寺へ入った。あとは参道を長野駅まで歩くのみ。文字通り足を引きずりながら長野駅へゴールした。
スルーハイクを通して
季節、天候、時間、進路(方向)によって見えるものが変わるのだろうと思った。我々が見られたものも多かったが、見られなかったものも沢山あったと思う。いいトレイルだったな!
※1:星野秀樹写真展 −木々の集いに誘われて−https://www.city.iiyama.nagano.jp/soshiki/bunkakouryu/bijyutukan/event/54269
※2:笹ずし
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/sasa_zushi_nagano.html
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