2023年〆 大川林道 栗生沢〜大川峠まで...昔バイクで走った場所は今いかに...


- GPS
- 07:42
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 798m
- 下り
- 783m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:41
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 帰りに「道の駅たじま」にてお土産を購入させてもらいました。 |
写真
装備
MYアイテム |
![]() 重量:-kg
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---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
熊よけスプレー
|
感想
昨年(2022年)9月、26年ぶりに大川林道を訪れた。
当時オフロードバイクで走っていた林道だったが、いつの間にか廃道同然状態になっていた。
かつての林道を思い起こしながら、深山橋から峠までの道を歩いた。
この林道は栃木県側から入ることが殆どで、峠から田島までの下りは刺激的な場所もなく、次の甲子林道へ向かうまでの消化試合的な場所だったのだ。
今回、大川林道(栃木県側の深山橋から福島県側の釜沢橋(実際は滝沢橋)まで)の360度映像をコンプリートさせるべく、栗生沢から大川峠までを歩いた。
ストリートビューを見ると2014年時点では釜沢橋まで車で行けることになっていた。
山行直前までそうだと思っていたのだが、何人かの方の山行記録を見ると、落石や路盤崩落場所が有り、下流の滝沢橋付近にバリケードが設置されていて車の通行が出来ないことが分かった。
96年当時の記憶では釜沢橋〜滝沢橋間は舗装されていて「普通の面白くない道」というものであった...
この間4km弱...歩くと1時間ほど...
林道らしい道と言うのであれば歩く気もしたのだが、「普通の面白くない道」...という印象が強く、「寸又川左岸林道スペシャル 1号機」で釜沢橋まで行くことに決めた。
前日夜は「道の駅 たじま」で車中泊させてもらった。
流石にこの時期、この場所...明け方の気温は1℃ほどになっていた。
バイクで通った時は広く感じた栗生沢集落内の道...
車で通ると非常に狭く感じた。
滝沢橋手前の空き地に「多摩ナンバー」の車が...
登山?キノコ採り?...
橋を渡ると赤いジャケットを着た登山客らしき人がバリケードを越えるところだった。
バリケード手前の空き地に車を止め準備をしていると「つくばナンバー」の車が...登山?キノコ採り?...
乗っていたのはおじいさん...私も十分おじいさんなのだが...
キノコ採りの人だった...
もう一、二台停められそうだったが、下流側に空き地が有るからと言って戻って行った。
数分後、かごを背負いカサをかぶった先程のおじいさんがやってきた。
「どっちに行くんですか?」と尋ねると、バリケードの無い右に行くと言う...
「どんな感じの道なんですか?」と尋ねると、「工事用車両とかが入っているよ...ずっと行くとこの道(大川林道)と広場のところで一緒になる。」...
と言っていた。
この先にバリケードが有るか無いかは分からないが、右方向に行っても釜沢橋まで行けるようだった。
「クマには気を付けなよ...」...「特に曲がり角の先が危ない...」...
「俺は曲がり角の手前でコレを鳴らすんだ...」と百均で売っている「火薬銃」を鳴らして見せてくれた。
出会い頭がヤッパ、ヤバいらしい...
今年はクマの被害が多く報道されているし...
私も「自分も持ってます。」と対抗してバンバン鳴らした。
「乾燥しているとマズイんだけど...」と言いながら、爆竹の束に火を着け地面に放り投げ、「気を付けてなぁ〜」と言って、キノコ採りのおじいさんは山へ入って行ったとさ...
自分が滝沢橋を出発したのは7時少し前...
さっき見掛けた赤いジャケットの登山者は随分と先に行ってしまっただろう...
走り始めこそ舗装道路で「普通の面白くない道」だったが、自分のイメージとは違う感じになってきた。
「こんな道だったっけ?」...朝イチの自転車での登りはキツかった...
釜沢橋までは40分近く掛かってしまった...(歩きと変わらないかも。)
釜沢橋先のガードレールに自転車を括り付けようやく林道歩きが始まった。
歩き始めてすぐに道間違いをしてしまった...
最後にここを走った時のイメージで、「植林地帯の直線道路が有ったよなぁ〜」なんて考えながら歩いていた...
「あれっ...なんか変じゃねぇ?」...左の枝道に100m程入ってしまった。
栃木県側と違って、福島県側にはランドマークと言えるものが少ない...
橋が3箇所程有る程度...
栃木県側より荒れておらず歩き易かったが...
ここの林道だけではないが、自分が昔走っていた頃と比較して眺望が悪くなっている。
樹木が育って大きくなったからだ。
以前は対岸の木々がよく見えたのだが、今はほとんど見えない...
廃道になり、人間が入らなくなると元の状態に戻る?...のだろうか...
「オーガざわばし」手前200mほどに擁壁の内側が洗掘された場所がある。
この林道唯一の難所(難所というのは語弊があるかも)と言うか、アトラクション?
画像で見ただけだったが結構掘れてる...
画像に有ったロープが設置されている...
ひねくれ者なのでロープを使わないで降りる方法はないかとあたりを見渡したが、ロープを使うのが一番安全と判断し使わせて頂いた。
ヤマレコの地図に「男鹿岳北西尾根登山口」というポイントがあり、注意していたのだが、気がついたら通り過ぎていた...
この場所の標高が1,124m、峠の標高が1,259m...
標高差100m程...あとはなだらかな登りなのだが...結構長い...
96年に撮影した動画を見ると、真新しい落石防護壁が何箇所も写っている。
四半世紀以上過ぎ、随分と年季の入ったものになっていた...
峠近くになると見通しが多少良くなってきた。
「多分あの辺りが峠」なんて予想できるようになる。
ちょっと湿った感じの路面のまま峠に着いた。
数日前に降った雨の名残なのか?
昼が近いにも関わらず草も濡れている...(夜露ではなさそう...)
昨年9月の時はこんな感じではなかったのだが...
栃木県側に少し行ってみたが、去年の時と比較して見通しが非常に良くなっていた。
去年は良く見えなかった峠手前に設置されていたガードレールが直で見えた。
たった1ヶ月の違いで、葉っぱがこんなにも減ってしまうものとは...
昨年発見できなかった峠の白い放置自動車...
もしかしたら発見できるかも...
去年は踏み込む気にもならなかった笹薮が疎になっている...
釣り竿のような笹をかき分けて進むと薄汚れた白い物体が有った。
「これだ!」多分日産のADバン...
夏になると、またこの笹薮に隠されてしまうのだろう...
峠で早い昼飯を食べ、恒例のコーラ...美味い!
今回は350ml...峠で飲んで、釜沢橋でまた飲むため。
昨年同様ドローンで空撮した。
紅葉には早かったが、一部の木々が黄色や赤に染まっていた。
林道を歩いている時は気が付かなかったが、どピーカン...快晴だった。
いかんせん、林道は木々が多く薄暗い...空もよく見えなかったのだ。
大川峠上空(120m)360度画像(2023/10/18 撮影)
※ 大川峠が何者かに削除されてしまったらしく、昨年9月に撮影した360度画像になってしまっている。
https://maps.app.goo.gl/roLcGpF6EWVDBkoVA
栗生沢から自宅までは下道で4時間以上掛かる。
そんなことも頭に有ったので、もう少しゆっくりしたかったが、早めに峠を下り始めた。
登りで通り過ぎてしまった「男鹿岳北西尾根登山口」...
登山口の看板が有ると思っていたのだが、ピンクのマーキングテープが枝に結ばれている程度...登山口ってこんなものなんでしょうか?
釜沢橋の1.5km程手前...薄暗い林道上に山吹色に光る物体が...
https://maps.app.goo.gl/A8p4QFaibURXniGW9
ピンスポットのように日差しが差し込んでいる?...
いや、太陽の光が差し込むような場所じゃない...
その部分だけ異様に輝いて見えるのだが、ちょっと不気味...
近づいて見ると色づいた葉っぱだったのだが、何か不思議な気分になってしまった。
山吹色→小判→金運が上がる→単なる妄想...
2時間半弱で釜沢橋まで戻ってきた。
残りは4km弱の自転車での下り(一部登り有り)。
寸又川左岸林道で酷い目に遭ったのだが、この程度のオフロードでもノンサス・フロントフォーク&小径タイヤは身体に優しくなかった。
小径タイヤだと旋回性が良すぎてハンドルが切れ込み転倒しやすくなる。(特に下り)
やはりオフロードは大径タイヤでキャスターを寝かした直進性重視のほうが楽だ。
途中の橋上で作業服を着た数人の人と出会った。(若干1名は普通の服装の人)
何か調査しているようだ。
滝沢橋のバリケードから歩いてきたのか?
バイクが1台停まっている。
普通の服装の人が乗って来たようだ。
案内か立会をしているようだった。
ちょっと立ち話をして別れたが、しばらく下った場所に有るバリケード手前に車が停まっていた。
横を見ると「福島県」と書かれていた。
先程の作業服の人たちは福島県の職員だったようだ。
県職員ならバリケードの鍵を開けて入ることも可能であろう。
滝沢橋のバリケードに到着した...が、開けたような形跡は全く無かった。
自分が朝通過したときと変っていなかった。
ふと、朝出会ったキノコ採りのおじいさんの言葉を思い出した。
右側の道を行っても大川林道に出られると...
帰宅後、撮影した動画を確認すると滝沢橋上流700m付近に草むらから出ているタイヤ痕を確認できた。
映像で見る限り、左右から枝や草が張り出していて、自分の車で通ろうとは思わない、そんな道であった。
帰り道、車中泊でお世話になった「道の駅 たじま」に寄って、カミさんのご機嫌取り用のお土産を買った。
塩麹、醤油麹、だったんそば茶、にんにく、唐辛子、アオトマト...
1個か2個と思っていたのだが、思わず買ってしまった。
珍しいので買ってみたのだが、アオトマトが良かった。
普通のトマトだが、寒くて熟成せず青いままというもの。
ポップに浅漬けの素で漬けると良いと有ったので早速試した。
酸味が有りフルーティーで美味しい...止まらなくなる。
機会があればお試しあれ。
寒さに弱いので今年の山行はこれでおしまい...〆。
これから、またまたヨガの眠りに入ります。
命が有って健康であれば、また来年...
山に関係ない内容ばかりで申し訳ない...
それでは...
※参考 過去映像(1996年10月17日撮影)
以下 2023年10月18日撮影
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