笊ヶ岳【老平登山口からピストン】

2023年10月21日(土) [日帰り]

• GPS: 10:28
• 距離: 25.6km
• 登り: 3,726m
• 下り: 3,729m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:03
• 休憩: 1:25
• 合計: 10:28

4:06 笊ヶ岳老平駐車場
4:31 4:34 林道終点
4:54 4:56 タケ沢吊橋
5:34 5:56 広河原
6:21 6:29 山ノ神
7:14 7:14 ４本桧の肩
8:06 8:06 桧横手山
9:19 9:24 布引山
10:08 10:43 笊ヶ岳
11:26 11:27 布引山
12:15 12:15 桧横手山
12:44 12:44 ４本桧の肩
13:11 13:13 山ノ神
13:22 13:27 広河原
14:01 14:02 タケ沢吊橋
14:12 14:13 林道終点
14:33 14:33 老平駐車場
14:34 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

老平登山口の駐車場を利用

コース状況／危険箇所等

特になし

その他周辺情報

ヘルシースパサンロード　しもべの湯

写真

10/21 4:07

真っ暗ななか、老平の登山口を出発します。

10/21 4:13

頭上には満天の星空が広がっています。
おうし座、オリオン座、おおいぬ座ですね。

10/21 4:35

林道終点です。
ここから山道に入ります。

10/21 4:42

林道終点からすぐのところに廃屋がありました。
古い建物のようですが、状態は結構良さそうです。

10/21 4:45

鹿がいました。
ガサガサと音がして、少々びっくりしましたが（笑）。

10/21 4:55

吊橋です。
真っ暗で下が見えませんが、かなりの高度感です。

10/21 5:04

夜明けが近そうです。
東の空が白んできました。

10/21 5:19

この橋はかなり厳しいですね。
左の欄干に足を乗っけて渡りました。

10/21 5:54

だいぶ明るくなりました。
広河原に到着しました。ここで朝食をとりました。

10/21 5:54

広河原から急勾配の山道に取り付きます。

10/21 6:09

稜線に向けて、こんな勾配の山道を登っていきます。

10/21 6:28

山ノ神に到着しました。
ここから稜線を登り詰めていきます。

10/21 7:27

紅葉がきれいです。
青、黄、赤！

10/21 7:27

紅葉の中の急登を登っていきます。
こんな感じの急登が断続的に現れます。

10/21 7:58

桧横手山に到着しました。
標高2,021メートルということで、2021年にはよく登られていましたね。

10/21 8:16

まだまだ登っていきます。

10/21 8:42

勾配が緩んできました。
布引山の頂上はもうちょっとです。

10/21 9:03

樹間から富士山が見えました。
展望が楽しみです。

10/21 9:06

布引山頂上直下のガレ場に出ました。
頂上部分をとらえました。

10/21 9:06

西側には、南アルプス最南部が広がります。
右から、聖岳、小河内岳、茶臼岳、そして、その左奥に光岳。

10/21 9:17

布引山の頂上に到着しました。
展望はありません。

10/21 9:45

笊ヶ岳が見えました。
左奥のピークが笊ヶ岳、右が小笊です。

10/21 10:09

笊ヶ岳の頂上に到着しました。
お待ちかねの大展望です。

10/21 10:09

小河内岳には雲がかかってしまいました。
右には聖岳。

10/21 10:09

赤石岳（左）と荒川三山（右）です。

10/21 10:09

こちらは小笊です。
疲労がすごいので、あちらに行くのはあきらめます。

10/21 10:10

塩見岳です。

10/21 10:10

甲府盆地まで見えます。
左奥には奥秩父の山々ですね。

10/21 10:21

南アルプス北部の山々です。右から、北岳、間ノ岳（手前に農鳥岳）、左隅に仙丈ヶ岳です。

10/21 10:23

北岳をアップ。
こんなピラミダルな形をしているんですね。

10/21 10:24

山麓では紅葉がきれいです。

10/21 10:42

頂上で昼食をとって、下山を開始します。
まずは、布引山に戻ります。

10/21 11:02

苔むした石の上にナナカマドの落ち葉。
粋ですね。

10/21 11:18

富士山は雲に囲まれてしまいました。

10/21 11:25

布引山まで登り返してきました。
足がかなり厳しい（笑）。
でも、ここからは下りです。

10/21 11:31

本当に、とてもいい天気です。
南側は、駿河湾が遠くに見えています。

10/21 11:31

御前崎ですかね。
こんな遠くまで見通せるなんて、この季節ならではです。

10/21 11:31

雲がかかってしまいましたが、これで見納めです。

10/21 13:27

だいぶ下りてきました。
上の方には紅葉がまばらですがありますね。

10/21 14:01

吊橋を渡ります。

10/21 14:12

林道まで下りてきました。

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

装備

個人装備

MS CROW GTX（SALEWA）

感想

tomtan

南アルプス南部の展望台と呼ばれ、また山梨県のグレーディング7Dの厳しさをも持つ笊ヶ岳です。
途中に水場がないので、汗をかく暑いシーズンは避け、紅葉が始まっている、この時期を狙っていました。

老平の集落の登山口駐車場に前夜に到着し、車中泊をして、午前4時に歩き始めます。自分が到着したときにはすでに1台、朝起きたらもう1台駐車していました。

満天の星空の下、真っ暗な林道や登山道をヘッドライトを頼りに歩いていきます。
広河原に着く頃には明るくなり、渡渉点を探すのが楽でした。河原に出たところより、だいぶ上流に行くと、靴を濡らさずに渡れるポイントがありました。

河原で朝食をとって、急登に取り付きます。噂通りの急登で、それが延々と続くのが辛いところです。
山ノ神までは九十九折でしたので、急登ではありましたが、体力的なきつさより、精神的な辛さが強くありました。
山ノ神からは稜線を直登することになり、ところどころで勾配は弱まりますが、総じて急登。日帰り装備なのでそこまでは辛くありませんが、布引山に到着する頃には、登り用の足を使い切ってしまいました。

布引山手前のガレ場からの南アルプスはとてもきれいに見え、笊ヶ岳からの眺望に期待が高まります。
布引山から一旦下り、笊ヶ岳への登り返しでは、もう休み休みで、小笊をパスすることが早々に決定しました（笑）。
笊ヶ岳からの眺望は素晴らしく、南アルプスの全景を楽しむことができました。
赤石岳を中心にした南アルプス南部の山々を望めるのは知っていましたが、北方には遠く北岳まで見えることには驚きでした。
また、甲府盆地も見下ろせて、その奥の奥秩父の山々まで見えました。
南アルプス南部の展望台どころか、全南アルプスの展望台だと思います。
お目当ての紅葉はところどころで始まっていました。

下山は、同じ道を戻るのですが、布引山の登り返しにも手こずり、また、落ち葉の溜まった急傾斜は慎重に歩き、何とか無事に下山することができました。

道中、二組だけにしか会わず、とても静かな山行でした。
とても厳しい登山道でしたが、頂上からの眺望は絶品でした。

今シーズンのアルプス登山は、おそらくこの笊ヶ岳が最後かなと思います。
下山後のお風呂で居合わせた方が、八ヶ岳にも雪が降ったとおっしゃっていました。