快晴の奈良(なろう)山 夏は藪漕ぎ必至の残雪期の山?!


- GPS
- 05:45
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 921m
- 下り
- 913m
コースタイム
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:45
天候 | 快晴♪ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
須坂市街方面へ右折後、信号「幸高町」で右折 信号「八丁」を左折し、信号「坂田町」を右折 道なりに約6kmで五味池高原線ゲート前に着きます 道路脇に5台ほどの駐車スペースがあります |
コース状況/ 危険箇所等 |
県道五味池高原線は冬季閉鎖の為、ゲート前から歩きます 積雪0〜20cm程度、日影は締まっていますが、 日向は大分緩んできています 県道と登山口への林道分岐には二箇所 古いですが、看板が立っていますので 見落とさなければ、迷わず登山口に着けます 林道は未舗装で、道路上には落石もあります 積雪も徐々に増え、峠付近で20〜40cm程 峠から高山村に向かう路面には 小灌木が生えかなり荒廃している様子でした 登山口から山頂までは深い雪で 特に登山口付近は雪が緩み、踏み抜きで体力消耗しました ワカンがあった方が歩き易かったかと反省です 登るに連れ雪が締ってきて、歩き易くはなりました トレースは全くないですが 様々な色のテープやら境界見出標に導かれ 迷う心配はありません |
写真
感想
地図上で「奈良山」の東隣に記されている「悪婆山」。
以前から気にかかっていた山名です。
足に辛くとも、残雪期の山が、少し面白くなってきたので
奈良山から縦走できるか試してみたくなり、出かけてみました。
奈良山は、山の会に所属していた頃に、登った事がありました。
雪のない時期、高山村から荒れた林道を車で走り、
落石が多くて進めなくなった辺りから歩き始めた事を覚えています。
とても一人で来られるような山ではないと思った藪漕ぎでした。
悪婆山に登るには奈良山を通過して行った方が
(10年前の記憶ですが)登山道の状態が分かっていますし、
残雪期なら、あの時の藪漕ぎの大変さもないと考えました。
どこから入るかの問題では、高山村の林道の記憶があまりにも酷く
五味池高原線途中から入る林道の記憶を頼りに、須坂市豊丘に向かいました。
県道と林道の分岐に「奈良山登山口林道」と書かれた
古い小さな青色看板があったのは嬉しい驚きでした。
記憶に間違いなく、須坂市側から入る林道があったのです。
しかも御親切な方の看板までありましたから。
どうせ歩くのですから、残雪がどれくらいあろうが、
落石があろうが、その道しるべに勇気百倍。
登山口からずっと続くカラマツの幅広い植林帯には
目印が豊富に付けられ、「境界見出標」も頼りになります。
以前登った時にこんなに目印が豊富にあったか
団体行動では、人の後ろに着いて行くだけなので記憶にありませんが
これだけ、頻繁に目印があると、迷う心配は皆無。
カラマツの下を覆う熊笹と伐採されたまま散らかった木材が
とても歩きにくかった記憶がありますが、今の時期なら
とてもスムーズに歩けます(下方では雪が緩み、踏み抜きましたけれど)
次第に急坂が連続し、キックステップにも疲れてきました。
こんな時には、誰か交代してくれる人がほしくなります。
予定より一時間遅れでの山頂でしたし、
悪婆山まで、まだずっとノートレースの雪道を想像すると嫌になり
潔く来た道を戻る決心をして、山頂でのんびり静寂を楽しみました。
長野市街から須坂市街方面を眺める時、
妙覚山の奥に堂々と聳える、立派な体躯の奈良山ですが
眺望もなく、藪漕ぎの山であるのが惜しいような気もします。
ですが、そんな山だからこそ、
いつ来ても完璧な静寂の中に身を置ける、心安らぐ里山。
快晴の予報通りの青空が一日続き、大満足でした。
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