仁王山 〜惜冬の峰〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 959m
- 下り
- 945m
コースタイム
09:20 大長谷温泉(標高555m)
10:05 第一東屋(標高830m)
10:20 第二東屋(標高961m)
12:10 仁王山山頂(標高1516m) 13:20
14:05 大長谷温泉(標高555m)
【登り時間:02:50】
【休憩時間:01:10】
【下山時間:00:45】
【総行動時間:04:45】
【ルート状況】
残トレース不明瞭。締雪にて沈まず歩き易い。
登り:全スノーシュー 。下り:全壺足。
天候 | 【富山県富山の当日天気】 天気 晴れ 晴れ 気温 最高気温 14.4℃ 最低気温 8.5℃ 露点温度 5.2℃ 湿度 59% 風 風向 北北東 風速 5m/s 気圧 現地気圧 1012.3hPa 海面気圧 1014.4hPa 降水量 0.0mm 積雪深 0cm 日の出 5:37 日の入り 18:14 【現地気候】 雪山日和なり ブナ林を越えて、標高1200m付近から風がでてくる。 山頂では微風。なんとか山頂で過ごせる。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
富山県富山市八尾から国道471号線を南下 凍結・積雪箇所はない。 【アプローチ】 住処:07:45〜大長谷温泉:08:45 【駐車場】 大長谷温泉に駐車させていただきました。 【大長谷・里山たより】 http://nagatan.info/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 確認できず 【登山ポスト】 確認できず 【ト イ レ】 大長谷温泉(休館日であってもトイレは空いています) 【出合った他の登山者】 ゼロ 【登山道】 休館の大長谷温泉の駐車場に車を停めさせていただき、温泉裏の斜面からスノーシュー装着し登山開始。杉林をショートカットし林道まで登り上げる。前日の雨と低体温もあり締雪で歩き易い。21世紀の森公園のフィールドアスレチック施設を左斜面に取り付く。この急勾配斜面は広いので思い思いのコース取りが可能だが、今日は積雪も減ってきている上に根開きや、雪落ちや雪の切れ目があり、雪の続いている箇所を繋げて登っていく、ブナとコナラの原生林は胸のすく気持ちよさがある。高度を上げていくとやがて第一東屋に着く。此処から少し登ると植生が変わって低木となり展望が開けてくる。尾根も細くなり藪漕ぎ箇所もあるが白木峰や金剛堂山の展望を楽しみながら登ると、倒壊の進む第二東屋と山頂方面が見えてくる。右側に切れ込んだ灌木帯の細尾根を進むと尾根の下には雪崩防止柵見えてくる。雪崩防止柵の上部を越えると標高1230m付近から尾根が広くなる。なるほどスキーに最適な素的なゲレンデです。展望もよく気持ちの良い広尾根を詰めると標高1428mの小高いピーク(前仁王山 仮名とします)に着く。前仁王山付近では強風。。ほとんど下りませんが両側が切れているので慎重に山頂へ向けて急斜面を登ってしばらく行くと、今回最大の危険箇所は前仁王から仁王山へ急登。そこに大きな大きな雪割れ斜面がある。この雪割れ斜面は毎年出現します。急登であるのでこの雪割れ斜面をトラバースするのは注意が必要です。雪割れ斜面を回避し急登を登りきると仁王山山頂です。360度の展望。白木峰は隣に並び立つ盟友の金剛堂山以外に周りには高い山がなく眼を遮るものが無い。東に北アルプス、西に両白山地、南に御嶽山から飛騨の山々そして五箇山の峰々、北は富山平野、日本海、そしてその向こうに能登半島の大パノラマと一級の展望。 【雪質・積雪状況】 非常によい締雪で歩き易い。ラッセル箇所なし。踏み抜きも少なかったです。 登り:全スノーシュー。下山:全壺足。 |
その他周辺情報 | 【白木峰(しらきみね)について】 白木峰は標高1569m。ニ等三角点のある北東側のピークには大方位盤がある。小白木峰を従えて北方に幾つもの尾根を延ばして、遠く富山平野に呉羽丘陵に届く周辺に発する谷間の久婦須川、野積川、室牧川(大長谷川)は富山市八尾に集まって井田川となり、富山市婦中で山田川と併せ、富山市で神通川に合流している。分水嶺は南側の岐阜県で、前白木峰(1521.9m)と万波高原があり、その水を集めいて万波川は県境を越えて富山県に流入して久婦須川となっている。山名は、はだの白いブナ林が多いことから。一帯は1974年に白木水無県立自然公園に指定。遊歩道はすべて木道が敷かれた。山上は火山性台地の大草原で多くの地溏があり、中には浮島のある池溏もある。 この山は、飛騨と富山藩との間に所領争いが起こり幕府の裁判に持ち込まれた経緯もありこの問題は昭和に持ち越され解決されたのは1970年だったそうです。そして現在の県境に落ち着いたのとです。 【仁王山(におうざん)1516.6mについて】 白木峰の北方1.5kmにあるお山。お椀を伏せたような形の独立峰。以前は、庵谷集落から杉ヶ谷沿いに登山道が有り白木峰と仁王山の鞍部に出る事が出来たそうですが現在はこの道はなく残雪期に白木峰から北方に延びる稜線を行くか、また杉ヶ谷を詰めるしかない。 【杉ヶ平キャンプ場】 http://www.city.toyama.toyama.jp/sogogyosei/yatsuo/yatuonourinshokou/sugigaharakyampujo.html 【日帰り温泉】 白木峰山麓交流施設・大長谷温泉 住所:富山市八尾町杉平12(大長谷地区) 電話:076-458-1008 http://www.cty8.com/slowtown/onsen.html 営業:AM9:00〜PM6:00 (7・8月はPM8:00まで) (12月〜3月はPM5:00まで) (定休日 木曜日) 料金:大人500円 小学生300円 大長谷温泉が定休日だったので ゆめの森温泉へ初めて行ってきました。 こじんまりとした大長谷温泉と違い広々としてこれまた気持ちよかったです。 八尾ゆめの森温泉、角間温泉 料 金:大人600円、小学生300円 営業時間:9〜22時 定休 日:水曜、9月1〜3日 内 湯:男1・女1 露 天:男1・女1 その 他:サウナ、打たせ湯、圧注浴、気泡湯 タ オル:有料/200円 バスタオル:なし 石 けん:無料 シャンプー:無料 ドライヤー:無料 鍵付ロッカ::無料 大広間 または休憩所:無料 個室休憩所:有料/6畳3150円、8畳4200円(10〜16時) 食 事 処:あり/和食、麺処 売 店:あり 宿泊施設:八尾ゆめの森ゆうゆう館 所在地 富山県富山市八尾町下笹原678-1 問合先 076-454-3330 交通(電車):JR越中八尾駅→コミュニティバス環状線左廻りで17分、 バス停:ゆうゆう館下車、徒歩すぐ 交通(車 ):北陸道富山ICから国道41号経由13km20分 駐車 場:150台/無料 施設URL http://www.uukan.yad.jp/ |
写真
感想
お山に登って展望を楽しむ
その展望の中に
気になる・心に残る峰が生まれる
そして、次はその峰に登りたくなる
その繰り返しが今日まで続いている気がします
今回気になった峰は?
白木峰から仁王山を経て日尾御前山へ続く尾根が心に残りました
ピーク上は灌木もあるが雪付きがよさそうで展望もありそう
きっと素敵な尾根歩きが楽しめそうです
■日尾御前山(1054m)
伝説を秘めた岩壁を抱くお山。白木峰から仁王山を経て祖父岳に至る尾根上の1ピーク。御前山とは本峰金剛堂山に登拝できない人々に為、本峰登拝と同格の御利益を与えるお山をいい、日尾御前山はこれにあたる。ヒオとはヒナタの反対で、朝日の射さない場所、つまり山の西側を言う。山の西側には大岩壁があり日尾御前と呼ばれている。岩壁には行基菩薩が彫り上げたといわれる弥勒菩薩の姿が望まれ、岩壁のふもとの広場では村人は仏に祈りを捧げた。この拝所のまわりには奇怪な形をした杉の大木が林立しているが、オハナ杉と呼ばれる佛への供花の意味をもっている。その他にも比丘尼屋敷、コマノミアト(駒御跡)、鏡岩の伝説が今に伝えられている。日尾御前への道は大長谷の島地の傍らを流れる日尾谷を遡る。道は整備された一本道で迷うことはない。岩壁の広場から上には道がない。岩壁の上、佛頭に当たる部分が日尾御前山。越中平野が一望できる。杉の古木が生え神々しい雰囲気の内にも不気味さが感じられる。
生活圏では春を感じ、
お山に来ると
まだ冬が残っている。
春を待ちわびながら、
雪の消えて行くことを惜しんで
残雪のお山に登ります
冬惜の峰
仁王山さん
ありがとうございました
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