今尾頭川周回 - 下山ルートの尾頭道は想定をはるかに超える難路でした。


- GPS
- 07:58
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,108m
- 下り
- 1,094m
コースタイム
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 7:58
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※すべて一般登山道ではありません。 GPS必携(尾頭道においては実績あるGPSログ必須)、ロープ/チェンスパ推奨。 以下、私見です。 <取り付き〜日光市との境界出合> P924手前までは植林帯ですが、以降は落葉広葉樹の明るい尾根です。ヤブもなく快適に歩けます。危険個所もありません。 <日光市との境界出合〜尾頭峠> 比較的アップダウンも少ない稜線歩きです。薄い踏み跡は小ピークを巻いたりして登山道レベルです。三依山からの尾根に合流すると、東電の鉄塔巡視路と思われる広い道に合流し、尾頭峠まで続くと思われます(私は尾頭峠手前のピークに寄ったので未確認)。 <尾頭峠〜下山(尾頭道)> 部分的に古道の趣を残す場所もありますが、多くが崩落などで寸断しており、もはや「道」とは言えない状況で、終始滑落注意の危険路です。 標高1100mから950mは、本来は大きく九十九折れで標高を下げていく道だったと思われますが崩落し歩けないため、斜面を直降せざるを得ないのですが相当の急傾斜です(ロープ推奨)。その後も山腹の、岩根歩き、獣道のような一筋の痕跡歩き、崩落した沢またはルンゼの渡渉が幾度となく延々続きます。意外にも進むべき道を見失うということはないのですが、とにかく足元が不安定なため滑落注意です。下山を目的とするなら、標高950m辺りから尾根筋を通る方が断然安全でしょう。 |
ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2023/10/31 20:42) |
写真
感想
学習能力ゼロ。
前回に続き、何とも危うい山行になってしまいました。
古道って聞くと、歴史に興味がなくても何となくロマンを感じ、歩いてみたくなるんですよね。
ちょうど紅葉の時期だし、山を登るのではなく歩きたい私にとって格好の獲物です(笑)。
尾頭峠までは、随所に急登あり、穏やかな稜線あり、紅葉ありと概ね予想通り。
さて、お楽しみはこれからだと古道尾頭道に入るやいなや、「何だコリャ!」。
里山にあるかつての生活道のような古道ならともかく急傾斜に付けられた古道なんだから、年月が経てば崩落し道は寸断消失することは、事前に容易に想像できそうなものなんだけど。。。
必至にブレーキ掛けながらの直降、そして延々と続く山腹の支尾根越えと支沢越え。実績があるから行けるはずだと自身を励ましながらも、ある日突然大崩落しているとも限らない、という不安を払拭できないまま緊張の約2時間。石碑を見た時は本当に安堵しました。
ただ、前回も思ったことですが、想定と実際とのギャップが小さければ、それなりに楽しめるのかもしれません。
興味のある方は、万全の安全対策を講じた上で挑んでみて下さい。
本山行に当たっては、以下のレコを参考にさせていただきました。感謝申し上げます。
明治尾頭道(塩原側)(kirinkoさん)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3707024.html
塩原温泉郷より古道-尾頭道(タカさん)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3721461.html
古道− 尾頭峠(三島街道)から若見山を回って(yoshifrom2017さん)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4872797.html
尾頭道 「国道400号線」より、ぐるっと一周!(shige-ponさん)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5894140.html
まぁ何とかギリ許容範囲で無事に下山できたから良いものの、バリなんだから準備を怠ってはいけませんね。と今更ながらの教訓を得た山行になりましたとさ。(前回と同文)
※過去写真全てのサイズを1024pxに縮小することで全体の写真容量に余裕ができたので、今回より容量を気にすることなく1024pxサイズで写真をアップしていくことにしました。(現時点で、5.5GB(27.3%)/20GB)
コメント
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栃木の紅葉、楽しませていただきました。下りのルートを見た時に何で尾根筋を歩かないの?と思いましたが、わざわざ古道を歩くためだったんですね。自分も先日の十文字山断念レコでもそうでしたが、沢の渡りや斜面の横断道はそこの土石にあった斜面の角度で平衡状態にあったものを人が無理やり平らに均しているので人が歩かなくなったとたんに元の斜面の角度に戻ろうとするのは当然ですよね。滑りやすいし、落ち葉の下がどうなっているのかわからないし、ほんと神経使います。でも、実はそれも含めて結構魅力的だったり
kinoeさんらしい、バリレコが見れてちょっと安心しました。お疲れ様でした
十文字山のレコ見た時、「なんか同じようなトコ歩いてるなぁ。」って思いました。
それにしても、あそこまで荒れているとは露知らず(想像力欠如)全くの無防備で、急斜面に付けられた九十九折れの道がえぐられ消失しているのを目にした時は、さすがに焦りました。もし実績が無ければ先々の状況もわからないので引き返したことでしょう。
最近は気の緩みというよりも荷物を軽くしたいという理由で、バリでもロープを持たなかったりしていますが、いけませんね。反省しきりです。
> バリレコが見れてちょっと安心しました。
その手には乗りませんよ。
明日…この辺り歩きます😊😊
古道を歩いて紅葉散策🍁
尾頭峠から若見山への周回路。
参考にさせていただきますm(__)m
紅葉が楽しめそうですねぇ〜👍👍
お疲れさまでした♪
明日、尾頭道を塩原側から登り若見山ですか。健脚が羨ましいです。
紅葉具合は、地形(陽当たりなど)にも寄るでしょうが、私が歩いた時は1000〜1100辺りがピークだったような気がします。若見山付近の紅葉も綺麗らしいですね。
余計なお世話だとは思いますが、気を付けて楽しんできてください。
あ、それと、少しは苦労話(もしあれば)も聞かせていただけると嬉しいです。
コメントありがとうございました。m(__)m
古道に惹かれる気持ち、なんとなく分かります!あれはなんなんですかねぇ〜
昔の人が何を考えたり感じたりしながらこの道を歩いたのか想像しながら歩いていくのはなぜか楽しいですよね。
よくこんなところを歩いていたなーと思う所もありますが、やはり使う人が少なくなると自然と歩きづらい道に変わっていくんでしょうね。
kinoeさんのような危険な古道には近づかないと思いますが😇安全な古道を探して行ってみたいと思います! 笑
いやいや、古道に惹かれたのは確かですが、あそこまで危険だとは想定していなかったので、全神経が足元に向けられ往時を偲ぶ余裕など全くありませんでした。
> 安全な古道を探して行ってみたいと思います!
同感です。ノンビリ歩ける古道を見つけたら是非教えてください。
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