記録ID: 612701
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ハイキング
中国
岡山と兵庫の県境 八塔寺川〜山伏峠〜才ヶ峠〜八塔寺川ダム
2015年04月12日(日) [日帰り]
Machapuchare
その他1人
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 05:23
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 526m
- 下り
- 538m
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| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
八塔寺川沿いの道はよく整備されており、ファミリーでハイキングができるほどです。並行して車道もあるので、歩いている人をほとんど見かけませんが、桜やツツジが咲く春や紅葉が美しい秋は歩くのが一番です。大又桜園から山伏峠までの舗装道路は車やバイクがけっこう通るので注意が必要です。 山伏峠から才ヶ峠までは岡山県と兵庫県の県境をひたすら歩きます。展望はほとんどありませんが、この時季はコバノミツバツツジがあちらこちらに咲いているのを楽しむことができます。道がはっきりとついているかと思えば、尾根の分岐で突然道が不明瞭となり、ルートファインディングで苦労するので、地図やコンパス、あるいはGPSナビなどがないと難しい山行となります。県境三角点288.5m（長谷）からは道がはっきりしなくなったため、2日前の雨で崩れやすくなった急斜面を適当に下りました。 才ヶ峠からの下りはひたすら沢沿いのコースを歩きます。渡渉点が何度も出てきますが、水量の少ない沢ですので、難なく進めます。ただし、道がぬかるんでいる箇所も多いので、足場を慎重に見極めながら進むことが必要です。そして最後の出口には鉄柵が出てきます。ここは強行突破するしか術がありません。 |
| その他周辺情報 | 今回のコース上では二箇所グルメスポットがあります。 一つは出発点でもあり、ゴール地点でもある「八塔寺ガルテン」＜写真01と30参照＞です。“地産地消”をテーマに地元で取れた新鮮な野菜をふんだんに使用したヘルシーな農村バイキングを味わうことができます。料金は大人1,200円（税込）で子ども（小学生以下）は600円（税込）です。11時から15時まで営業しており、水曜日が定休日です。 もう一つは体にやさしいパンの店「カントリーキッチン木立」＜写真18＞です。すべてのパンに国産小麦、有機レーズンからおこした天然酵母、水はピュアウォーターを使い、無添加で体に負担のかからない材料を厳選しています。ウッドデッキやテラスの上の喫茶スペースで無料のコーヒーやハーブティーを飲みながら、ゆっくりとランチを楽しむのがよいでしょう。営業しているのは土日祝日ですが、GWまではまだオープンしていないと思います。 |
写真
01八塔寺ガルテン駐車場
岡山県備前市吉永町高田の八塔寺川ダムの隣にある田舎料理バイキング・野菜直売の施設です。20台程駐車できます。
岡山県備前市吉永町高田の八塔寺川ダムの隣にある田舎料理バイキング・野菜直売の施設です。20台程駐車できます。
02コウヤミズキ岡山県では備前市、美作市、新見市の一部のみで自生しており絶滅危惧�粁爐忙慊蠅気譴討い泙后�若いときに表面に伏毛があり裏面は粉白色で星状毛があります。八塔寺ガルテンの玄関脇の木はほとんど咲き終わっていました。
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02コウヤミズキ
岡山県では備前市、美作市、新見市の一部のみで自生しており絶滅危惧�粁爐忙慊蠅気譴討い泙后�若いときに表面に伏毛があり裏面は粉白色で星状毛があります。八塔寺ガルテンの玄関脇の木はほとんど咲き終わっていました。
岡山県では備前市、美作市、新見市の一部のみで自生しており絶滅危惧�粁爐忙慊蠅気譴討い泙后�若いときに表面に伏毛があり裏面は粉白色で星状毛があります。八塔寺ガルテンの玄関脇の木はほとんど咲き終わっていました。
03大杉谷公園の桜
この地域（岡山県南地方）で桜が見られるのはこの一両日が最後でしょう。背景の建物は八塔寺ガルテン。
この地域（岡山県南地方）で桜が見られるのはこの一両日が最後でしょう。背景の建物は八塔寺ガルテン。
04和気清麻呂公屋敷跡江戸時代の地誌に和気清麻呂屋敷跡が南谷の御所ケ平（なる）にあったと記されています。八塔寺川ダムの建設によって水没しました。モニュメントの前にはレンギョウが綺麗に咲いていました。
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04和気清麻呂公屋敷跡
江戸時代の地誌に和気清麻呂屋敷跡が南谷の御所ケ平（なる）にあったと記されています。八塔寺川ダムの建設によって水没しました。モニュメントの前にはレンギョウが綺麗に咲いていました。
江戸時代の地誌に和気清麻呂屋敷跡が南谷の御所ケ平（なる）にあったと記されています。八塔寺川ダムの建設によって水没しました。モニュメントの前にはレンギョウが綺麗に咲いていました。
05大杉谷公園のツツジ
コバノミツバツツジが八塔寺川沿いにたくさん咲いていました。
コバノミツバツツジが八塔寺川沿いにたくさん咲いていました。
06八塔寺川ダム＆桜
堤の長さ226m、高さ44mもあります。ダムの南下にはまだ桜が咲いており、その先に南谷の集落が広がっています。
堤の長さ226m、高さ44mもあります。ダムの南下にはまだ桜が咲いており、その先に南谷の集落が広がっています。
07ダム下南谷集落桜並木
八塔寺川ダムの下にある南谷集落のビニールハウス群と八塔寺川沿いの桜並木です。ダムの影響で川下の水量は少ないです。
八塔寺川ダムの下にある南谷集落のビニールハウス群と八塔寺川沿いの桜並木です。ダムの影響で川下の水量は少ないです。
08ダム湖overツツジ＆松
人工的なダム湖と自然との景観が妙にマッチしています。ダム湖周辺は散策道が続きます。
人工的なダム湖と自然との景観が妙にマッチしています。ダム湖周辺は散策道が続きます。
09ダム湖over桜with蜂湖水面上に映る対岸の山々と桜のコントラストが綺麗でした。この桜にはたくさんのクマバチがホバリングしていました。相手かまわずパートナー探しをしているのでしょうか。
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09ダム湖over桜with蜂
湖水面上に映る対岸の山々と桜のコントラストが綺麗でした。この桜にはたくさんのクマバチがホバリングしていました。相手かまわずパートナー探しをしているのでしょうか。
湖水面上に映る対岸の山々と桜のコントラストが綺麗でした。この桜にはたくさんのクマバチがホバリングしていました。相手かまわずパートナー探しをしているのでしょうか。
10あかね橋overツツジ紅葉の時季は人でにぎわう橋ですが、この日は誰一人会うことはありませんでした。しかしツツジとの相性も抜群で春でも十分堪能できます。
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10あかね橋overツツジ
紅葉の時季は人でにぎわう橋ですが、この日は誰一人会うことはありませんでした。しかしツツジとの相性も抜群で春でも十分堪能できます。
紅葉の時季は人でにぎわう橋ですが、この日は誰一人会うことはありませんでした。しかしツツジとの相性も抜群で春でも十分堪能できます。
11あかね橋通過
けっこう揺れます(*_*;イタズラ好きのパートナーがいる場合は注意喚起が必要です。
けっこう揺れます(*_*;イタズラ好きのパートナーがいる場合は注意喚起が必要です。
12紅葉広場＆桜
紅葉の時季は色づいたモミジが広範囲にわたって見られる格好の紅葉スポットですが、桜も見ごたえがありお花見ができる所でもあります。
紅葉の時季は色づいたモミジが広範囲にわたって見られる格好の紅葉スポットですが、桜も見ごたえがありお花見ができる所でもあります。
13桜園地over八塔寺川
川沿いにある桜は風流で気が安らぎます。あと一週間早ければ桜がもっと広範囲に咲いていたのでしょう。
川沿いにある桜は風流で気が安らぎます。あと一週間早ければ桜がもっと広範囲に咲いていたのでしょう。
14紅葉橋北広場
正面に見えている岩場が気になりました。また機会があれば登ってみたいものです。
正面に見えている岩場が気になりました。また機会があれば登ってみたいものです。
15都留岐(つるぎ）の謎の神社まるで修験者が修行に用いる秘密の祠と洞窟があるかのようでした。高度差約60mぐらいの急登を詰めていくと辿りつくことができるでしょうか。
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15都留岐(つるぎ）の謎の神社
まるで修験者が修行に用いる秘密の祠と洞窟があるかのようでした。高度差約60mぐらいの急登を詰めていくと辿りつくことができるでしょうか。
まるで修験者が修行に用いる秘密の祠と洞窟があるかのようでした。高度差約60mぐらいの急登を詰めていくと辿りつくことができるでしょうか。
16大又桜園
八塔寺ふるさと村へつながる道との分岐にありました。残念ながら桜はすでに半分以上が散っていました。
八塔寺ふるさと村へつながる道との分岐にありました。残念ながら桜はすでに半分以上が散っていました。
17コブシ＆サクラのコラボ
大又桜園のこの一角だけは桜とコブシが共演していました。共に白く輝いてまぶしいくらいでした。
大又桜園のこの一角だけは桜とコブシが共演していました。共に白く輝いてまぶしいくらいでした。
18カントリーキッチン木立知る人ぞ知る人気のパン屋さん（木立＝こだち）です。ここでもやはり桜が咲いていました。季節営業なのでGW辺りからオープンのはずです。
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18カントリーキッチン木立
知る人ぞ知る人気のパン屋さん（木立＝こだち）です。ここでもやはり桜が咲いていました。季節営業なのでGW辺りからオープンのはずです。
知る人ぞ知る人気のパン屋さん（木立＝こだち）です。ここでもやはり桜が咲いていました。季節営業なのでGW辺りからオープンのはずです。
19県境山伏(やまぶし）峠
岡山県備前市吉永町と兵庫県上郡町の県境です。ここから才ヶ峠まではひたすら県境を歩くことになります。
岡山県備前市吉永町と兵庫県上郡町の県境です。ここから才ヶ峠まではひたすら県境を歩くことになります。
20県境岡山県側の謎の池
位置的には岡山県吉永町都留岐(つるぎ）に属しています。標高は310m程でこの山域唯一の池です。
位置的には岡山県吉永町都留岐(つるぎ）に属しています。標高は310m程でこの山域唯一の池です。
21県境尾根展望地県境尾根の途上、標高320m地点で急に展望が開けるスポットに出てきました。素朴でなだらかな堂後山など八塔寺川西部の山域の眺望が楽しめます。
21県境尾根展望地
県境尾根の途上、標高320m地点で急に展望が開けるスポットに出てきました。素朴でなだらかな堂後山など八塔寺川西部の山域の眺望が楽しめます。
県境尾根の途上、標高320m地点で急に展望が開けるスポットに出てきました。素朴でなだらかな堂後山など八塔寺川西部の山域の眺望が楽しめます。
22県境三角点342.2m
県境尾根上で最初に出てきた三角点（地点名：延野）です。山の名前は特に表記されていませんでした。
県境尾根上で最初に出てきた三角点（地点名：延野）です。山の名前は特に表記されていませんでした。
23死んだふりしたトカゲまだ小さなニホンカナヘビです。人が滅多に来ないせいか、我々大動物の不意の訪問にフリーズして、まったく動かなくなってしまいました。
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23死んだふりしたトカゲ
まだ小さなニホンカナヘビです。人が滅多に来ないせいか、我々大動物の不意の訪問にフリーズして、まったく動かなくなってしまいました。
まだ小さなニホンカナヘビです。人が滅多に来ないせいか、我々大動物の不意の訪問にフリーズして、まったく動かなくなってしまいました。
24県境謎の大岩
県境の山域は岩場がほとんどありません。そのため、普段ならスルーしてしまうような岩場も非常に際立って見えます。
県境の山域は岩場がほとんどありません。そのため、普段ならスルーしてしまうような岩場も非常に際立って見えます。
25シダ＆ツツジのコラボ
乾燥したアカマツ・コナラ林などを好むコバノミツバツツジと乾燥をあまり嫌わないコシダとが共生していました。
乾燥したアカマツ・コナラ林などを好むコバノミツバツツジと乾燥をあまり嫌わないコシダとが共生していました。
26県境三角点288.5m県境尾根上で二番目に出てきた三角点（地点名：長谷）です。山の名前は特に表記されていませんでした。ここから道が不明瞭になったため、急斜面を適当に下りました。沢に出る直前は広範囲にぬかるみがありました。
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26県境三角点288.5m
県境尾根上で二番目に出てきた三角点（地点名：長谷）です。山の名前は特に表記されていませんでした。ここから道が不明瞭になったため、急斜面を適当に下りました。沢に出る直前は広範囲にぬかるみがありました。
県境尾根上で二番目に出てきた三角点（地点名：長谷）です。山の名前は特に表記されていませんでした。ここから道が不明瞭になったため、急斜面を適当に下りました。沢に出る直前は広範囲にぬかるみがありました。
27才ヶ峠から沢ルート才ヶ峠への尾根の岡山県側(西側）に延びている沢沿いの道を進みました。何度も渡渉を繰り返しますが水量の少ない沢なので登山靴でも支障はありません。
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27才ヶ峠から沢ルート
才ヶ峠への尾根の岡山県側(西側）に延びている沢沿いの道を進みました。何度も渡渉を繰り返しますが水量の少ない沢なので登山靴でも支障はありません。
才ヶ峠への尾根の岡山県側(西側）に延びている沢沿いの道を進みました。何度も渡渉を繰り返しますが水量の少ない沢なので登山靴でも支障はありません。
28沢ルートのラストは鉄柵地形図上で唯一掲載されていた岡山県側の下山ルートのゴールがまさかの鉄柵でした。針金で完全に施錠されており、針金強度も弱いので通り抜けや乗り越えは不可能でした。
28沢ルートのラストは鉄柵
地形図上で唯一掲載されていた岡山県側の下山ルートのゴールがまさかの鉄柵でした。針金で完全に施錠されており、針金強度も弱いので通り抜けや乗り越えは不可能でした。
地形図上で唯一掲載されていた岡山県側の下山ルートのゴールがまさかの鉄柵でした。針金で完全に施錠されており、針金強度も弱いので通り抜けや乗り越えは不可能でした。
29鉄柵強行突破！意を決して、鉄の網をホールドにして、壁を北方面にトラバースしながらエスケープしました。おそらくこのポイントが数少ないエスケープルートの一つだと思います。
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29鉄柵強行突破！
意を決して、鉄の網をホールドにして、壁を北方面にトラバースしながらエスケープしました。おそらくこのポイントが数少ないエスケープルートの一つだと思います。
意を決して、鉄の網をホールドにして、壁を北方面にトラバースしながらエスケープしました。おそらくこのポイントが数少ないエスケープルートの一つだと思います。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
防寒具
手袋（防水加工）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
ファスナー付クリアーファイル
筆記用具
携帯
時計（防水）
タオル
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（山使用可能）
eTrex30（GPSナビゲーター）
|
|---|---|
| 備考 | GPSナビの電池が突然切れました。予備電池を持っていたので、助かりました。GPSナビがなければ本日のコースは迷路となっていたでしょう。 |
感想
県南部地方ではこの日が事実上、桜の見納めとなることを想定し、前半は桜やコバノミツバツツジの花見を採り入れたコースを設定しました。八塔寺川ダム周辺は数kmにわたってまだ辛うじて桜の花が散りかけながらも残っていました。コバノミツバツツジはまだ旬の最中でしたので至る所で楽しむことができました。また、八塔寺川がこれらの植物に音と景観を添えてくれ、心が和むシーンがいくつもありました。フラットな道が続くので、ファミリー層でもゆっくりと安全に散策ができます。
後半の岡山県と兵庫県の県境はなかなかハードでした。マウンテンバイクで通過した人も過去にはいたようなので、道は完全に整備されているものと思っていましたが、登山者がほとんどいない山域にありがちな自然回帰現象？が多くの所で生じていました。道はほとんど県境沿いについているのですが、地形図でもわかる通り、尾根がたくさん枝分かれをしており、尾根の分岐で道が不明瞭になることが、しばしばありましたので、このコースを進むときには地図とコンパス、あるいはGPSナビは必携です。
県境尾根上にある288.5mピーク（長谷）から本来は才ヶ峠までは尾根上を進むはずでしたが、なぜか標高250m辺りから沢道に入りました。境界指標が随所にありましたので、このコースで間違いないと思っていましたが、一向に尾根と合流することもなく、結果的には才ヶ峠から八塔寺川までの沢沿いの道にそのまま合流し、地形図上にある登山道(沢道）を進みました。ピンクテープを追いながら順調に進んだのですが、このコースの最後に現れたものは＜写真28＞のような鉄柵でした。通常なら人間が開けやすいように1・2か所のみ止め具や紐などで仮止めしてあるだけのことが多いのですが、この鉄柵は人間の通過を容易に許さない程、頑丈にロックされていました。また、鉄柵の上を越えていこうとすると、鉄柵全体の強度があまりにも弱く人の重みに耐えきれない状態でした。そこで＜写真29＞のように、鉄柵の上までいったん急な斜面を登り、そのまま鉄の網をホールドにしながら、北にトラバースし無事脱出できました。県境のアプローチやエスケープは兵庫県側が無難です。もちろん、サプライズを楽しめる人は岡山県側もありかと思います。
昨年の秋に鳥取県、兵庫県、岡山県の県境に興味を持ってから、“県境ルート”に惹かれています。特にこの県境を挟んだ両県は文化・風習・言語などが相当異なっている気がします。その要因の一つが交流を阻むこの山域特有の地形にあるのではないでしょうか。昔の人から見れば、この山域はごく一部のルートのみが両国をつなぎ、大半は迷路そのものだったのでしょう。
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