【福岡県の山No.36】大法山・白馬山〜三高山〜鴨ヶ岳。縦走
- GPS
- 06:10
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 381m
- 下り
- 414m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
下山は、(旧稲築町)緑が丘バス停から、バスを使い下山田小学校前バス停まで利用。料金・210円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。 白馬山、三高山、大法山の稜線歩きの「白馬大法自然歩道」は、しっかり整備されていて、大変キモチ良く歩けます! 大法第一展望所下から分岐があり、鴨ヶ岳までの尾根歩きは、結構、距離有ります! 道迷いは、心配ないが、踏み跡は少ないので、注意! 鴨ヶ岳から、ライオン岩の案内があったので、行ってみたが、途中で分からなくなってしまいました!その先は、稲築へ下山したのですが、土地勘がない場合は、目印も少なく、GPSがないとかなり不安になると思います! |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
福岡県の山の本のNo.36に紹介されている「大法山」に行って来ました!
嘉麻市(旧山田市)と田川市の境にある200mクラスの低山山地なのですが、これが、どうして、素晴らしい山域で、びっくりしました!
やはり、本に紹介されるだけのことは、あると思いました!
下山田小学校前の交差点を、「梅林公園」に向かって、狭い道を登って行きます。
安国寺と梅林公園の駐車場に(たまたま今は工事中でしたが、日曜日でお休みだったので)クルマを停めて、舗装された道を梅林公園の左横を登って行きます。
梅林公園上部から、登山道が始まります。
まずは、白馬山に向かって登りますが、苔むした石段や、随所に案内板があり、安心して進めます。
森の中は、大木が目立ちます!あきらかに、手つかずの原生林!って感じで、歩き出してすぐなのに、またこんな低山なのに、このワイルドな自然には、ちょっと感動ものでした!母も、すごいね〜を連発してました!
樹齢数百年クラスの大木があちこちに見られるのですが、なんと言っても目玉は「バクチの木」です!皮が剥がれて真っ赤な姿の大木なのですが、森の中でも存在感は、ピカイチ!でした。県の天然記念物に指定されているようです!
巨岩も結構見られ、奥の院も、厳かな雰囲気でした!
ちょっと求菩提山の五窟巡りの岩を思い出しました!
説明文によると、かつて、足利尊氏が、菊池氏(おそらく熊本の豪族だと思われます)との戦いで、苦戦し、この白馬山の山域に逃げ込み隠れたらしいのですが、その際、ここで、祈ったところ逃げ切れたそうで、それから、この奥の院が、神聖な場所として祀られてきたそうです。
やがて、尾根に出て、ちょっと登ると、白馬山の山頂に出ます!
展望は、ありませんが、ベンチがひとつ設置されています!
山頂碑の側には、天狗のウチワで有名な「カクレミノ」の木があり、見上げると葉のカタチが、カナダの国旗に描かれている様な、大きな三つ葉のかたちでした!
それから、下ると、すぐに稜線に出ました。
左に行けば「大法山」で右に行くと「三高山」となっています!
とりあえず、ちょっと「三高山」に行ってみる事にしました!
白馬山付近の森は、本当に大木が多くミズナラの大木等が目に付き、その度に感嘆の声を上げてしまいます!
251mのピークに出て、ここが三高山かな?と思ったのですが、違ったようで、そこから急激に下る様になってます!ここは、土が柔らかく滑ります!
そして、何度かのアップダウンを繰り返して、三高山の山頂に到着です!
ここも展望はありませんが、案内板に、更に先に進むと展望台と記してあったので、行ってみる事にしました!
10分程、縦走路を歩いて進むと、開けた展望台に出ました!
麓の上山田の町並みが見渡せますし、遠くには、『英彦山〜鷹巣山』の展望が素晴らしく良いです!更に犬ヶ岳の大きな山塊も見えます。
また、『馬見山〜屏山〜古処山』の嘉穂アルプスも大きく見えます!
なかなかの、絶景ポイントでした!
お日様も差して気持ちよかったし、ここで、ゆっくりお弁当を食べる事にしました!
イス代わりの巨岩もありました!
ここから更に、下ると国道322号線への登山口へおりれるようです。ですが、ここは、来た道を引き返すことにしました。
白馬山からの分岐まで戻り、今度は、大法山を目指します!
痩せ尾根を進んだりしながらの稜線歩きは、心地よいです!
左側には、自然林、右側にはスギの人工林です。
ほどなくして、あっけなく大法山の山頂に出ます!
山頂というよりは、稜線のひとつの小さなピークと言った感じでした!
展望もありません。ここでは、休憩をせずに、先に進みます。
すると、すぐに四叉路に出ます!
天慎寺と善応寺を結ぶ峠道のようです。
ですが、この辺りから巨岩が目立ち始めます!四叉路を直進して『法華経ガ峰』と称する巨岩が積み重なった方へ進みます。添田町の岩石山や耶馬渓の檜原山の「針の耳」の様に、巨岩の隙間をくぐり抜け、鎖場(と言っても巻き道に立派な鉄階段が設置されている)を越えて、舗装された遊歩道を進みます。
休憩用のベンチが随所にあり、行き届いた自然道に感心しながら進みます!
やがて、展望台方面への分岐が現れますので、ここは、展望台の方へ登ります。(直進すれば、庄内町へ行けるようです!)
この展望台への道は、赤土なんですが、滑らない様に、階段状に土を掘ってありました!感動です!いやぁ、実に素晴らしいです!
ほどなく、鉄網に囲まれた開けた第一展望台に出ます!
ベンチやテーブルもあり、ここでも英彦山方面の展望が良いです!
ですが、先ほどの三高山の展望台の時より、天候も明らかに曇りになってました。
ちょっと休憩して、先に進みます。
ガイド本によると、この先に第二展望台があり、そこから、安国寺方面へ帰れる様です。
すると、第一展望台から10mくだった所から「鴨ヶ岳」への分岐がありました!
まだ時間もあるし、ちょっと行ってみよう!と母と話し、そちらの分岐へ入って行きました!
下調べしていなかったし、いささか不安もありましたが、GPSを作動させていたし、低山なので、いざとなれば、近い場所にエスケイプしよう!と思って、行ってみる事にしました!
鴨ヶ岳への稜線歩きは、それまでとは、違って、赤テープだけを頼りにする感じの道でした。基本、尾根歩きみたいなので、そんなに心配ありませんでしたが、距離は結構ありました。途中、痩せ尾根に巨岩があって、そこは、ちょっと慎重になりました。
小1時間ほど歩いて、「鴨ヶ岳」と「ライオン岩」の分岐に出ます!
鴨ヶ岳を目指して、左折し、進むと、「ご来光場所」と書かれた案内板にベンチが設置されている場所を過ぎ、山頂に到着です!
山頂には、登頂記念帳のポストまでありました!
苅田町の高城山や香春町の障子ヶ岳と同じく、稲築の町の人から愛されている山なんだな。と感じました!こういうの本当にいいですね!
ベンチも設置されてますが、そのベンチには嘉穂工業高校の生徒による手作りのベンチのようでした!!
そのベンチに腰掛け休憩し、行動食を食べながら、少し開けた展望を楽しみました!
鴨ヶ岳からは、屏山〜古処山と、大法山や三高山の展望台からは、樹木で見えなかった宝満山や三郡山、それとおそらく大根地山が見えました!
北九州の山からは、なかなか見えないので、さすが筑豊の山だな。って思いました!
これからは、機会があれば、筑豊の山にも足を運んで、地理を勉強したいな!って思いました!
さて、鴨ヶ岳を後にして、大法山の第一展望台方面へ来た道を戻るつもりでいましたが、どうしても気になったのが、『ライオン岩』です!さきほどの分岐から18分となっています!しかし、手元のGPSにも当然、そんな記載はありません。
ですが、母も同様に気になっていたようで、思い切って、行ってみる事にしました!
時刻は午後4時を回っていたので、本当は、ここは、ライオン岩はあきらめて、来た道を戻るべきでした。もし戻っていたら6時位に駐車場に戻れたでしょう!(おそらくですが)
ライオン岩を目指し、気持ち焦りながら歩きます。
幸い赤テープの目印は続いています!
ですが、何処にライオン岩があるのか検討もつかないので、このまま進んでいいのだろうか?とそんな気持ちのまま進みました!
しばらくすると、四叉路に出ます。
案内標識によると、左折すれば、登山口です(後で調べたら稲築の東平登山口のようです)直進で登れば、ライオン岩となっています。右折は、どこに行くのか検討もつきませんでした!(後で考えてみたら、ひょっとしたら、大法山の第一展望台分岐での庄内町方面の道と合流するのではないか?と思いました。)
とにかくライオン岩に向かって、直進します。
すると、高圧線鉄塔に出ました!
鉄塔の下を通り、先に進むと、踏み跡がわからなくなりテープの目印も見当たりません。ただ、古い標識に「右方面へ行くと「松の廊下(10mの崖)を経て登山口」と書いてありました。
この時に、もっと冷静になれば良かったな。と振り返って思いました。
ここは、直進したら、ライオン岩に行ける様でした!
ですが、その時は、それに気づかず、「10mの崖」=「ライオン岩」なんだろう!と身勝手な憶測をして、右折してしまいました!
それから、踏み跡がほとんどなくなり、テープだけが頼りの状態となってしまいました!時間も、18分はとうに過ぎて30分近く経っていました。
なので、この辺りで、とにかく、下山しよう!と考えを改めました。
GPSを見ながら、このまま進めば、稲築の集落に出そうだ!と思い、テープを頼りに進みます。
やがて、標識はありませんでしたが、あれが松の廊下なのかな?という大きな一枚岩の崖の上を過ぎ、尾根を下って行きます。
すると、林道に出ました。
右折か?
左折か?
ここは、GPSで確認しましたが、この道は記載はありません。仕方なく、道路に繋がりそうな方向って事で、左折を選びました。
林道は、途中崩壊している箇所もあり、現在は全く使われていない様でした。
やがて、舗装道に出て、そこから、集落の外れに出ました。
どうも旧庄内町みたいです!
なので、ここから、舗装道を下山田方面に近い方角って事で、登り返し(これが、小さな峠で、結構しんどかったですね)そのあと、下って行くと、旧稲築町の緑が丘に出ました!
すると運良く、そこにバス停がありました!
時刻表を見てみると、下山田方面へ行けるようで、次のバスは、なんと、1分後!!
それをのがすと、1時間はない!!
本当にラッキーでした!!
そこからバスに乗って、10分程で、下山田小学校前で下車。
安国寺まで10分程歩いて、なんとか6時過ぎにクルマに戻る事が出来ました!!
最後は、結構、疲れましたが、原生林の中を歩き、英彦山等の名山の勇姿を望みながらの昼食!
巨岩を巡っての整備された遊歩道の稜線を歩き、最後は、冒険山歩き!まで、色んな楽しみを満喫出来ました!!
最高に楽しかったです!
是非、また訪れたいと思います!
今度は、ライオン岩を登頂しなくちゃ!です!
コメント
この記録に関連する登山ルート
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めちゃめちゃ 飛ばしてますね〜っ
最近では あなたの レコ見るのが 日課になりました!!
nh1030さん
コメントいつもありがとうございます!
私のつたないレコをいつも見て頂いてるなんて本当に光栄です。
このサイトを知り、みなさんのレコを拝見すると、ジブンが知らない世界がそこにあったんだ!そう思うと、楽しくなってしまいます。それでジブンの足で歩いてみると、またそこに発見があったりで、山歩きがこんなに奥深いものだったとは…。本当に感動してます。
これからもよろしくお願い致します!
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