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Yamareco

記録ID: 6138991
全員に公開
ハイキング
阿蘇・九重

三俣山・遭難寸前大反省

2023年11月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
12:00
距離
11.1km
登り
908m
下り
904m
歩くペース
ゆっくり
1.71.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:17
休憩
0:40
合計
11:57
6:08
14
長者原登山者用駐車場
8:01
8:01
39
8:40
8:49
37
9:26
9:27
22
9:49
9:51
28
10:19
10:20
6
10:26
10:41
20
11:01
11:04
207
14:31
14:31
61
15:32
15:33
65
16:38
16:45
80
18:05
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
ヤマレコ上では危険個所などの表示はありませんでしたが、三俣山南峰から坊ガツルへの下りは急勾配で、滑りやすい土道や落差の大きい露岩、長いロープ場が続き、初心者・老齢パーティには難しいです。ガイドブックでは南峰からの坊ガツルへの下りはコースタイムを記載せず点線で表示しているものがほとんどのようです。
長者原の登山者用駐車場からコンクリート道を歩く。新調したザックの扱いに慣れず、ペットボトル1本をどこかで落としてしまう。これが後に響くとは・・
2023年11月03日 06:13撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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11/3 6:13
長者原の登山者用駐車場からコンクリート道を歩く。新調したザックの扱いに慣れず、ペットボトル1本をどこかで落としてしまう。これが後に響くとは・・
日の出前、これから登る三俣山
2023年11月03日 06:25撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 6:25
日の出前、これから登る三俣山
やや遅かったが、まだ綺麗な紅葉も残っていた。
2023年11月03日 06:34撮影 by  E-M1X , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 6:34
やや遅かったが、まだ綺麗な紅葉も残っていた。
砂防ダムが続く沢を渡ると、左に登山道の入り口がある。
2023年11月03日 06:53撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 6:53
砂防ダムが続く沢を渡ると、左に登山道の入り口がある。
朝日が昇り、西側の黒岩山に三俣山の影が。
2023年11月03日 07:07撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 7:07
朝日が昇り、西側の黒岩山に三俣山の影が。
長者原にも朝日が差します。
2023年11月03日 07:20撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 7:20
長者原にも朝日が差します。
星生山を背に諏蛾守越を目指す。
2023年11月03日 08:03撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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11/3 8:03
星生山を背に諏蛾守越を目指す。
もうすぐ太陽が見えそう。
2023年11月03日 08:14撮影 by  E-M1X , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 8:14
もうすぐ太陽が見えそう。
諏蛾守越から三俣山西峰を見上げる。
2023年11月03日 08:40撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 8:40
諏蛾守越から三俣山西峰を見上げる。
久住山、星生山、北千里浜の大パノラマを背に登る。
2023年11月03日 09:20撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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11/3 9:20
久住山、星生山、北千里浜の大パノラマを背に登る。
三俣山西峰から三俣山本峰に向かう。
2023年11月03日 09:55撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 9:55
三俣山西峰から三俣山本峰に向かう。
三俣山本峰頂上到着。由布岳がよく見える。
2023年11月03日 10:28撮影 by  iPhone 12 mini, ARYamaNavi
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11/3 10:28
三俣山本峰頂上到着。由布岳がよく見える。
本峰から三俣山南峰を目指す。
2023年11月03日 10:44撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 10:44
本峰から三俣山南峰を目指す。
三俣山南峰からは大船山と麓に広がる坊ガツル、法華院温泉が一望できる。ここまでは標準コースタイム×1.5程度で行動しており、我々パーティとしては上出来。天気に恵まれ良い山行だった。ここから急勾配を下ればあとは散歩道で楽勝のはず・・・
2023年11月03日 11:08撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 11:08
三俣山南峰からは大船山と麓に広がる坊ガツル、法華院温泉が一望できる。ここまでは標準コースタイム×1.5程度で行動しており、我々パーティとしては上出来。天気に恵まれ良い山行だった。ここから急勾配を下ればあとは散歩道で楽勝のはず・・・
滑りやすい急勾配に苦しみながらも、ここまではまだ花を見る余裕あり。
2023年11月03日 11:37撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 11:37
滑りやすい急勾配に苦しみながらも、ここまではまだ花を見る余裕あり。
ロープ場、岩場、滑る道が延々と続き、初心者メンバを苦しめる。途中で水を飲み尽くした。もう写真を撮る余裕もなくなっていました。
2023年11月03日 12:54撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 12:54
ロープ場、岩場、滑る道が延々と続き、初心者メンバを苦しめる。途中で水を飲み尽くした。もう写真を撮る余裕もなくなっていました。
この看板には心を折られました・・・
2023年11月03日 13:28撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 13:28
この看板には心を折られました・・・
初心者メンバの安全を確保しながら下ったので標準コースタイム1時間の3倍以上をかけてようやく南峰の下りを攻略。このルートには危険個所マークがあるべき!
2023年11月03日 14:14撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 14:14
初心者メンバの安全を確保しながら下ったので標準コースタイム1時間の3倍以上をかけてようやく南峰の下りを攻略。このルートには危険個所マークがあるべき!
坊ガツル西辺の九州自然歩道に合流。飲み物はなくなったが、もう下山したも同然、のはずだった・・・
2023年11月03日 14:30撮影 by  E-M1X , OLYMPUS CORPORATION
11/3 14:30
坊ガツル西辺の九州自然歩道に合流。飲み物はなくなったが、もう下山したも同然、のはずだった・・・
九州自然歩道を軽い足取りで進むとすぐに雨ケ池越分岐に到着。
2023年11月03日 14:37撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 14:37
九州自然歩道を軽い足取りで進むとすぐに雨ケ池越分岐に到着。
快晴の下、大勢の登山者が行き交う。
2023年11月03日 14:38撮影 by  E-M1X , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 14:38
快晴の下、大勢の登山者が行き交う。
雨ケ池越に向かって石畳を登る。
2023年11月03日 14:43撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 14:43
雨ケ池越に向かって石畳を登る。
このルートには結構紅葉が残っていた。
2023年11月03日 15:24撮影 by  E-M1X , OLYMPUS CORPORATION
11/3 15:24
このルートには結構紅葉が残っていた。
雨ケ池到着。思ったより足ごたえのある登りでしたが、ここまでの帰路は標準タイム×1.5でやってこれました。あとはルンルンの下りのはず・・
2023年11月03日 15:46撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
11/3 15:46
雨ケ池到着。思ったより足ごたえのある登りでしたが、ここまでの帰路は標準タイム×1.5でやってこれました。あとはルンルンの下りのはず・・
下りに入り、三俣山の下りが足腰に大ダメージを与えていることを感じ始める。ころがる岩がつらい。喉の渇きもじわじわ襲う・・
2023年11月03日 15:54撮影 by  E-M1X , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 15:54
下りに入り、三俣山の下りが足腰に大ダメージを与えていることを感じ始める。ころがる岩がつらい。喉の渇きもじわじわ襲う・・
展望が開けた場所から長者原の駐車場が見えた。日が傾いているのにまだまだ距離がある現状を目の当たりにして愕然。ここからパーティの足取りがガクっと遅くなる・・。ちょっとした落差でコケそうになる・・。この段階で、日暮れ前に長者原に到着できないことを意識しはじめる。写真を撮る余裕もなくなった。恥も外聞も捨て、いよいよすれ違うことが少なくなってきた他の登山者に飲み水を分けてくださいと頼む。有難いことに未開封のお茶ボトルをくださった。大感謝。飲むと気持ちが生き返る。その方が本当に最後に会った登山者だった。
2023年11月03日 15:57撮影 by  E-M1X , OLYMPUS CORPORATION
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11/3 15:57
展望が開けた場所から長者原の駐車場が見えた。日が傾いているのにまだまだ距離がある現状を目の当たりにして愕然。ここからパーティの足取りがガクっと遅くなる・・。ちょっとした落差でコケそうになる・・。この段階で、日暮れ前に長者原に到着できないことを意識しはじめる。写真を撮る余裕もなくなった。恥も外聞も捨て、いよいよすれ違うことが少なくなってきた他の登山者に飲み水を分けてくださいと頼む。有難いことに未開封のお茶ボトルをくださった。大感謝。飲むと気持ちが生き返る。その方が本当に最後に会った登山者だった。
メンバの荷物の配分を変え、弱ったメンバの両手をつなぎ、コケないように慎重に下る。次第に寒くなり、上着を着用。空にはまだ明るさが残るが、林内はついに真っ暗になってしまった。2名はヘッドランプを持っていたので装着するが、視界が限られるのでコース取りは慎重に。ふと気づくと林内や谷底から青く光るたくさんの目がこちらを見ている。九重の目抜き通りとも言えるコース上だが、ビバークすることを想像すると心底ゾッとした。
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メンバの荷物の配分を変え、弱ったメンバの両手をつなぎ、コケないように慎重に下る。次第に寒くなり、上着を着用。空にはまだ明るさが残るが、林内はついに真っ暗になってしまった。2名はヘッドランプを持っていたので装着するが、視界が限られるのでコース取りは慎重に。ふと気づくと林内や谷底から青く光るたくさんの目がこちらを見ている。九重の目抜き通りとも言えるコース上だが、ビバークすることを想像すると心底ゾッとした。
なんとか空に薄明かりが残っているうちに長者原に到着できた。全員無事に帰ってこれたことに感謝。どんな山行でも下調べをしっかりし、ビバークの準備をしておくべき。
2023年11月03日 17:59撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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11/3 17:59
なんとか空に薄明かりが残っているうちに長者原に到着できた。全員無事に帰ってこれたことに感謝。どんな山行でも下調べをしっかりし、ビバークの準備をしておくべき。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック ウエストバッグ 行動食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ
共同装備
携帯トイレ ポンチョ
備考 防寒シート、非常食など、ビバーク用具

感想

1年前星生山に行ったときは、コース上の危険個所のマークの場所で少し苦労しました。今回はコース入力時に三俣山南峰の下りがかなり急であることに気づきましたが、危険個所マークはなく、星生山よりよい道なら少々標準コースタイムより時間がかかったとしても夕方前には下山できるはずとの考えでした。でも甘かった。
三俣山南峰まではすばらしい天気に恵まれた最高の山行でしたが、南峰の下り以降、疲れと渇きで移動速度が大幅に低下し、紙一重で遭難か、という状態に陥ってしまいました。どんな山行でも下調べをしっかりし、ビバークできる準備をしておくべきだと痛感。

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