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Yamareco

記録ID: 616937
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雪山ハイキング
甲信越

八海山・・・登山者を拒む山

2015年04月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
11.7km
登り
1,381m
下り
1,376m

コースタイム

5:50広堀橋―7:50高度1050m35°壁手前―9:50阿寺山三ノ池付近11:20五竜岳―入道岳直下で撤退―13:05阿寺山―14:15 1050m―15:30広堀橋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
阿寺山登山口へ向かう広堀橋まで除雪されていて、そこで駐車。
コース状況/
危険箇所等
入道岳山頂直下はクレバス多発で撤退しました。
阿寺山の尾根取付き。既に目的の入道岳が見える
2015年04月18日 06:19撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 6:19
阿寺山の尾根取付き。既に目的の入道岳が見える
背後には魚沼丘陵に朝日が
2015年04月18日 06:19撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 6:19
背後には魚沼丘陵に朝日が
取付き部には水路に勢い良く水が流れていた
2015年04月18日 06:20撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 6:20
取付き部には水路に勢い良く水が流れていた
積雪は1.5mくらい
2015年04月18日 06:25撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 6:25
積雪は1.5mくらい
暫く右手の高倉山を目印に進む
2015年04月18日 07:00撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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暫く右手の高倉山を目印に進む
八海山の全容が見えてきた
2015年04月18日 07:01撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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八海山の全容が見えてきた
高倉山が少しづつ低くなってくる
2015年04月18日 07:22撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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高倉山が少しづつ低くなってくる
いよいよ南西向きの尾根にも朝日が当たってきた
2015年04月18日 07:32撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 7:32
いよいよ南西向きの尾根にも朝日が当たってきた
背後を振り返ると、朝日でまぶしい
2015年04月18日 07:37撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 7:37
背後を振り返ると、朝日でまぶしい
高倉山の左手に金城山が見えてきた
2015年04月18日 07:37撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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高倉山の左手に金城山が見えてきた
朝日が気持ちいい
2015年04月18日 07:37撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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朝日が気持ちいい
いよいよ35°の壁
2015年04月18日 07:49撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 7:49
いよいよ35°の壁
壁を超えると、左手に巻機山が見えてきた
2015年04月18日 08:03撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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壁を超えると、左手に巻機山が見えてきた
拡大するとこんな感じに。
2015年04月18日 08:03撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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拡大するとこんな感じに。
そして左手には八海山の全貌が
2015年04月18日 08:04撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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そして左手には八海山の全貌が
阿寺山直下の緩斜面になった
2015年04月18日 09:12撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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阿寺山直下の緩斜面になった
八海山の形が整っている感じ
2015年04月18日 09:13撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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八海山の形が整っている感じ
右手には巻機山方面
2015年04月18日 09:13撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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右手には巻機山方面
ここもクラストしていて歩きやすい
2015年04月18日 09:26撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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ここもクラストしていて歩きやすい
三ノ池?付近の、風の弱いことろで休憩。
2015年04月18日 09:47撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 9:47
三ノ池?付近の、風の弱いことろで休憩。
丹後山方面
2015年04月18日 09:54撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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丹後山方面
中ノ岳
2015年04月18日 09:54撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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中ノ岳
越後駒ヶ岳
2015年04月18日 09:54撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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越後駒ヶ岳
目的地の八海山入道岳
2015年04月18日 09:54撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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目的地の八海山入道岳
オカメノゾキ。50°位に切れ落ちているだね。
2015年04月18日 10:08撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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オカメノゾキ。50°位に切れ落ちているだね。
五竜岳手前の痩せ尾根の崩壊している積雪が当面の心配ごと
2015年04月18日 10:12撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/18 10:12
五竜岳手前の痩せ尾根の崩壊している積雪が当面の心配ごと
積雪崩壊部はブッシュを掴みながら進めた。
2015年04月18日 10:19撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 10:19
積雪崩壊部はブッシュを掴みながら進めた。
阿寺山を振り返る。今日は天気がいいので近くに感じる
2015年04月18日 10:26撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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阿寺山を振り返る。今日は天気がいいので近くに感じる
五竜岳への稜線に出た。桑の木山からネコブ・下津川山方面
2015年04月18日 10:27撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 10:27
五竜岳への稜線に出た。桑の木山からネコブ・下津川山方面
このブッシュを越えると五竜岳は近い
2015年04月18日 10:51撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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このブッシュを越えると五竜岳は近い
五竜岳に着いた。やっと越後駒の全容が見えた
2015年04月18日 11:11撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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五竜岳に着いた。やっと越後駒の全容が見えた
中ノ岳への連なり
2015年04月18日 11:12撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 11:12
中ノ岳への連なり
阿寺山を振り返る。その向こうには巻機山
2015年04月18日 11:12撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 11:12
阿寺山を振り返る。その向こうには巻機山
目指す入道岳は目前
2015年04月18日 11:12撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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目指す入道岳は目前
だが、クレバスが大きく口を開けている。とにかくもう少し進もう。
2015年04月18日 11:13撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/18 11:13
だが、クレバスが大きく口を開けている。とにかくもう少し進もう。
気が付けば、自分のルートもクレバスの上でヒヤッとした。
2015年04月18日 11:15撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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気が付けば、自分のルートもクレバスの上でヒヤッとした。
口を開けているクレバスの他にも多数のクレバスが。危険すぎる。撤退することに。
2015年04月18日 11:21撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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口を開けているクレバスの他にも多数のクレバスが。危険すぎる。撤退することに。
帰り道も暫くは気を抜けない
2015年04月18日 11:23撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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帰り道も暫くは気を抜けない
さらば。
2015年04月18日 11:27撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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さらば。
中ノ岳への稜線
2015年04月18日 11:31撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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中ノ岳への稜線
残念だった・・・
2015年04月18日 11:52撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 11:52
残念だった・・・
ブッシュまで降りてきた。もうここは春だ。
2015年04月18日 11:56撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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ブッシュまで降りてきた。もうここは春だ。
よく見ると、まさに芽吹いている
2015年04月18日 12:03撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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よく見ると、まさに芽吹いている
気持ちいいくらい
2015年04月18日 12:03撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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気持ちいいくらい
こちらも
2015年04月18日 12:13撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 12:13
こちらも
猫柳のような芽
2015年04月18日 12:14撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 12:14
猫柳のような芽
シャクナゲ、あの大ぶりな花の芽がこれ。
2015年04月18日 12:18撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/18 12:18
シャクナゲ、あの大ぶりな花の芽がこれ。
だいぶ戻ってきた。相変わらずクラストしていて歩きやすい。
2015年04月18日 12:54撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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だいぶ戻ってきた。相変わらずクラストしていて歩きやすい。
阿寺山直前。芸術的?な形
2015年04月18日 13:06撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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阿寺山直前。芸術的?な形
壁の最後はシリセードで〆る
2015年04月18日 13:58撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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壁の最後はシリセードで〆る
少し遅いお昼
2015年04月18日 14:14撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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少し遅いお昼
今シーズン初めてのイワカガミ
2015年04月18日 14:43撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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今シーズン初めてのイワカガミ
タムシバ?
2015年04月18日 14:56撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/18 14:56
タムシバ?
ブナの木もこんなに芽吹いて。
2015年04月18日 14:59撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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ブナの木もこんなに芽吹いて。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ザック 輪カンジキ アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ
備考 反省ではないですがワカンは不要でした。

感想

二年前、GWの初日にもトライしたが、五竜岳の手前で天候悪化のため撤退していた。
昨夜から晴天だったので雪面はクラストして歩きやすい。積雪量は前回よりやや多く、阿寺山の尾根取付き部では1-1.5m程度だった。ここから本日の目的である入道岳がほぼ見えるが、こんな山は珍しい。
アイゼンを履き、ブナの森を気持ちよく進む。尾根の下側も前回はかなり雪が無かったが今回は雪面が続く。背面には南魚沼市越しに魚沼丘陵に朝日が当たっている。尾根伝いに登っているので景色はそこそこ良い。当面は右手の高倉山を目印に進む。7:30頃になると向かう尾根にも朝日が射してきた。
そして標高1050m付近、このルートの難所の一つ、平均斜度35°の壁が目前になる。あたり一帯はグラウンドが作れそうなほど平らな地形になっていて、右手には金城山から巻機山へ連なる山なみが見えてきた。左手には八海山の全容が圧倒的だ。特に上部は雪がほとんど付いていない45度以上の斜面だ。
今日はガチガチにクラストしていて、ピッケルのおかげで何とか進める。それで斜度が少しでも緩いところをと、左右にルートを探しながら進む。
30分程で突破して一旦広いテラス状の所に出る。巻機山から牛ヶ岳への全体が見える。この上の斜面はやや緩いのでピッケルからストックに持ち替えて進む。1時間ほどして阿寺山直下のなだらかな斜面になる。今日は阿寺山の山頂には行かず、入道岳に向かってショートカットして進む。さすがに風が強くなってきたが、幸いなことに点在する池の窪地に風の弱いところがあり、ゆっくり休める。
五竜岳への稜線に出ると、まず正面の中ノ岳が圧巻だ。そして右側は下津川山へ、左は奥側は越後駒ヶ岳に、手前は八海山へと続く。有難いことにクラストした雪面が続き歩きやすい。
五竜岳への尾根は雪面の崩壊が結構あり、一旦左斜面に降りようかと思っていたが、行ってみるとブッシュを掴む程度で難なく進めた。
づっと風は強いのでブッシュの終わりで暫く休憩してから、五竜岳へ詰める。左手の入道岳はもう目前だ。
程なく五竜岳へ。素晴らしい眺めだ。越後駒ヶ岳から巻機山への連なりが全貌できる。しかし目指す入道岳直下には2か所クレバスが大きく口をあけ、いつ全層雪崩になってもおかしくない。とりあえず行けるところまで進む。が、その他にも多数のクレバスが見えてきた。いさぎよく撤退するしかない。もっと経験を積めば乗り越えられるのだろうか?
五竜岳直下のブッシュまで下がって、ビールで乾杯だ。
帰りもしっかりクラストしていて歩きやすい。こんなに歩きやすい春山は初めてだ。例の35°の壁は逆に大変だった。滑ったら暫く止まらないので、後ろ向きになって、ピッケルの柄を刺し、キックステップで降りる。最後数十mはシリセードができて軽快だった。スピードのコントロールと向きを修正するために足を曲げ、アイゼンを時々効かせながら下りる。
少し遅くなったが、もう危険な所はないのでゆっくり昼食だ。今日はラーメンにコーンサラダを載せてみた。ちゃんと炒めなくても結構おいしい。
標高700m付近で今シーズン初めてイワカガミとタムシバが迎えてくれた。いよいよ魚沼の山にも本格的な春が来た。

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