高梁市 西登山口から成羽天神山周回＋総社市宝福寺方丈見学＆紅葉
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 03:00
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 311m
- 下り
- 294m
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| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。 往路は一部、道が不明瞭で逸れてしまいましたが、すぐに復帰できました。擬木の階段が多いので、探しながら歩けば大丈夫です。また、明星崖への道など、ササが足に当たる箇所があります。今回は大丈夫でしたが、時期によってはマダニ対策が必要です。 鈴振（すずふり）崖＜写真13〜15＞と明神崖の間は、往路はすべて岩場を歩き、復路はピンクテープに従って一部岩場を巻きました。ただし、この時期は落ち葉で滑りやすいので岩場を上ったほうが安全だったかもしれません。 成羽天神山西登山口から岩屋虚空蔵菩薩＜写真07,08＞に立ち寄り天満神社＜写真10〜12＞までは、一部、道が不明瞭で逸れてしまいましたが、すぐに復帰できました。 成羽天神山西登山口からロープをまたいで砂利道に入ると、すぐに舗装道路に出て左折しました。落ち葉が積もりたまに未舗装になる道には倒木もありますが、歩くのに支障はありません。この舗装道路は岩屋虚空蔵菩薩＜写真07,08＞への道との分岐まで続きました。 岩屋虚空蔵菩薩＜写真07,08＞分岐の道標は見上げると右上に見えますが、見落としてスルーし、慌てて引き返しました。ササがまばらな細道はすぐにきれいになり、たまに小石が転がっている程度でした。道の終点からは、左右に岩屋が見えます。右側の石段がないほうが岩屋虚空蔵菩薩でした。 引き返し登山道に入ると、小石がゴロゴロした箇所があり、西日本豪雨の影響かと思いました。一部、ちょろちょろ流れ沿いに歩きますが、大雨でなければ問題ないでしょう。たまに倒木をまたぎ、擬木の階段を探しながら歩きました。 標高620m辺りからしばらく地形図の破線の道から少し逸れていますが、普通に歩けました。 標高710m辺りで道が不明瞭になり、木を掴んで1m程の高さを上ったら、完全に逸れてしまいました。歩けますが崩れやすそうな斜面で、南下したら標高720m辺りできれいな道に戻れました。 標高740m辺りから天満神社＜写真10〜12＞直前できれいな土道に出合うまでは、ササが足に当たりますが擬木の階段が見える土道でした。 天満神社＜写真10〜12＞から鈴振崖＜写真13〜15＞を経て明神崖までは、往路はピンクテープを無視してすべて岩場を歩きました。巻き道がありますが、落ち葉で滑らないよう注意が必要です。 天満神社＜写真10〜12＞から手すりのある岩盤道で鈴振崖＜写真13〜15＞に到着しました。鎖をまたぐと、南東方面には目印はありませんが、木の間がなんとなく通れそうに見えます。 すぐに岩場が現れ、少し離れた場所に下に道が見えましたが、往路では無視して岩場を下りました。標高740m辺りで2つ目の岩場も下り、復路で巻き道に気づきました。 細道を少し進むと、ロープ場＜写真16,17＞が2か所あります。往路は上りで、ゴツゴツした岩なので濡れていても滑りにくそうです。ロープなしで上り下りできますが、東側＜写真17＞のほうは、岩の細い裂け目に落ち葉がたまっているので、足を置く位置は気をつけたほうがいいでしょう。 ハート形の穴＜写真18,20＞は、西からくぐったほうが通りやすいのか、今回はザックが引っかかりそうにならずにすみました。緩やかな細道をさらに東へ、明神崖頂上辺りで引き返しました。 復路のように東からだと、ハート形の穴＜写真18,20＞の上の幅50�冂�あるブリッジ状の部分を歩き、穴の前に下りられます。ロープ場＜写真16,17＞北西の岩場2か所は復路はピンクテープに従い巻き道で上りましたが、落ち葉で滑りやすいので岩場を上ったほうが安全だったかもしれません。 天満神社の鳥居＜写真12＞辺りから成羽天神山頂上＜写真23＞を経て西登山口までは、ササが足に当たる箇所があります。今回は大丈夫でしたが、時期によってはマダニ対策が必要です。 天満神社の鳥居＜写真12＞辺りまで戻ると、ササが足に当たるものの、擬木の階段が見える道に入りました。東に延びている中国自然歩道との分岐で探鳥路方面へ、ササが足に当たる擬木の階段道はすぐに終わり、広々としてどこでも歩ける尾根を進みました。明星崖にはベンチがありますが展望は効かないようなので、途中で明神崖と鈴振崖の展望＜写真22＞を楽しんで引き返しました。 地形図の破線の道を忠実に辿ったらササの茂みに突っ込んでしまいました。一部、高さ1m程ありましたがなんとなく足元は踏み跡らしく見え、標高750mで地形図の実線の道に出合うと、そこからは舗装道路でした。 すぐに道標で左折して地形図の破線の道に入ると、きれいな土道が成羽天神山頂上＜写真23＞まで続きました。 下山では、往路の北側の道を歩きました。最初はササが足に当たりますが足元は見える細道で、次第にきれいになりました。西登山口に近づくとササが復活しましたが、今度は足に当たることはありませんでした。無事に登山口に戻ってから振り返ってみましたが、往路と復路の分岐には目印がなく、知らなければ往路の道を進んでしまいそうです。 |
| その他周辺情報 | 成羽天神山西登山口から高梁川沿いを南東に進むと、自動車で50分程かかりますが、JR美袋（みなぎ）駅北北西の国道180号線沿いに農産物直売所「たね井や」があります。レストランは11〜14時のランチバイキング＜写真25〜28＞のみで、大人一人1,300円（税込み）です。また、売店では野菜や果物、菓子＜写真29＞などが購入できます。 |
写真
01メマツヨイグサ…天神山西登山口に1株だけありました。花の直径は3cm少々と小さめでしたが、しぼんでも赤くなっていないことから間違いないと思います。草丈40cm程と全体的に小さな株でした。
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02ノコンギク…メマツヨイグサ＜写真01＞の隣で花盛りでした。ヨメナに似た花は直径2.5�兪宛紊脳�し小さめのことが多いです。よく枝分かれした茎の先端につくのでよりびっしりと咲いて豪華に見えます。茎の枝分かれは先端から3〜5�儔爾�多いです。葉柄のない葉には毛が多く、葉裏に毛があれば可能性が高いです。この株は、葉を触ると驚くほど毛深く、久しぶりに条件がすべてそろったザ・ノコンギクを見ました。
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03肥料用トマト⁉…斜面に生えた木の根元に直径5cm程の小さいトマトがたくさん転がっていました。そのうち土に返るので放置しても問題ありません。登山口に不法投棄禁止の掲示がありましたが、まさかこれのこと？
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05岩屋虚空蔵菩薩向かいの岩屋内部…横に長く、奥行や高さはあまりありません。お堂ではなく祠のように見えますが、岩屋虚空蔵菩薩＜写真07＞は以前ここに祀られていたのかもしれません。
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06ウマーベラスの木⁉…引き返そうと振り返ると、幹が空洞になった木がありました。ゼロの形に見えます。サンドウィッチマンの伊達さんのゼロカロリー理論を思い出したら、ウマーベラスの歌詞が頭の中に流れました。🎵どれだけ食べてもゼロカロリー ウマーベラス ウマーベラス😁
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08岩屋虚空蔵菩薩の岩屋…こちらのほうが向かいの岩屋＜写真04,05＞よりも高さや奥行があります。石段はありませんでしたが、手前に手水鉢がありました。こちらにお引越ししてこられたのかもしれません。
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09白っぽいキノコ…カサの直径は15〜20cmで裏にはひだがあり、高さは数cmでつばやつぼはありませんでした。引っこ抜かれてひっくり返ったものもあり、この周辺だけ石がゴロゴロしていました。
11天満神社のイヌシデ…岡山県緑化推進協会の「岡山の巨樹老樹名木・科名樹種名別検索リスト」には記載がありませんが、幹周約4m、推定樹齢300年ともいわれている大木です。動画も撮りました。
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13鈴振崖より明星崖直下の岩場…少し西から動画を撮りながら歩いて鈴振崖に到着しました。これは北北東方面です。明星崖の南にある岩場がこれだと思います。ズームしてみました。
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15鈴振崖…復路で岩の上から動画を撮りました。鎖で囲まれているので、南東に延びる道は下山で利用するときはわかりにくいです。鎖をまたぐと、目印はありませんが、木の間がなんとなく通れそうに見えます。ここからいよいよ、ロックショーの始まりです😄往路では岩場を2か所下り、案の定、連れがもたつきました。復路は巻き道で上り返しましたが、落ち葉で滑りやすいので岩場を上ったほうが安全だったかもしれません。
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19口を開けたモンスター岩⁉…東側からだと、登山道の脇にあるこの岩が口を開けたちょっと愛嬌のある顔立ちのモンスターに見えます。段差があり、岩の上にはすぐに上れますが、今回は視界が悪かったのですぐに下りました。少し東に上り、明神崖頂上辺りで引き返しました。
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20ハート形の穴…再び戻ってきました。幅50�冂�あるブリッジ状の穴の上を歩けます。連れが座って休憩中。この後、右に歩いて下りてきました。往路で動画を撮っていなかったので、ここからくぐりながら動画を撮りました。
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21鈴振崖南東の岩場…前回はハート形の穴の上（＜写真20＞で連れが座っている辺り）から望みましたが、今回は下りた辺りから前方を見上げてみました。連れはこれをキングコング岩と呼んでいます。ゴリラの上半身に見えるのだそうです。顔には目鼻口があり、左右に腕があります。残念ながら、この角度だと、キングコングはうつむいて迫力に欠けます。
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22明星崖南尾根より鈴振崖…道の右側に見えました。左が明神崖、右が鈴振崖＜写真13〜15＞でしょうか。ズームして動画も撮りました。明星崖にはベンチがありますが展望は効かないようなので、ここで引き返しました。
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23成羽天神山頂上三角点「天神山」…標高777.3m頂上三角点「天神山」です。開けていますが展望は効きません。紅葉は見られず天気があまりよくなかったので、すぐに下山することにしました。
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24恐竜の骨⁉…木の幹に直径30�冂�のコブができており、まるで恐竜の骨のように見えました。連れが『ワイルドでいこう!』の替え歌で🎵Born to be bonesと歌っていました😁
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25「たね井や」ランチバイキングNo1…12時40分頃に入店しましたが、満席にはなりませんでした。大人1,300円で食べ放題、ただし、生卵は一人2個まで😅柿が豊作だったのか、柿の白和えや柿とキュウリのサラダなどがありました。マヨネーズ風味がしないかなりあっさりのポテトサラダは、岡山県民には好評でしょう。連れはこのくらいでちょうどいいそうです。
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26「たね井や」ランチバイキングNo2…天ぷらは冷めていましたが、かき揚げのタマネギがとても甘くて驚きました。ニンジンやピーマンなども味が濃いです。筑前煮や酢鶏などは岡山県らしい薄味です。飲み物は番茶（ホットとアイス）、濃いめのホットコーヒーくらいでした。
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27「たね井や」ランチバイキングNo3…ジビエカレーは後からピリッと辛みがきます。残念ながら、肉はゲットできず。右下は、しし肉の野菜いためです。甘醤油味の汁をよく吸った肉は、本来の味が消されていました。以前、ここで初めてイノシシ肉を食べた連れは、臭みがなく肉の旨みしかしないと大絶賛していたので、今回のはがっかりしていました。調理法や個体差によるのでしょう。次回に期待😊
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28「たね井や」ランチバイキングNo4…ミカンと柿が収穫期を迎えているようで、みかんジュース、寒天なしのフルーツポンチにも大量に使用されていました。ミカンは味が薄かったのですが、柿はズルズルですが完熟でおいしかったです。
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29「たね井や」土産おからせんべい＆吉備ポンせん…食後、売店で購入しました。おからせんべいは、太鼓せんべいを薄焼きにした感じで、おからは全くわかりません。吉備ポンせんは、ポン菓子をかためたような感じで、中央にすりおろした濃い甘味の生姜が大量に載っています。お米の風味は消されますが、この生姜が体を瞬時に温めてくれました。夜は寒かったので助かりました。
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30宝福寺「少年雪舟像」…帰路、総社市の紅葉の名所、宝福寺に寄り道。山門横にこの像がありました。修行よりも絵を描くことに熱中した罰で縛られてしまい、側にやってきたネズミの絵を涙で描いたという逸話がモチーフです。
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32宝福寺山門…知らずにふらりと立ち寄ったのですが、この日は方丈＜写真36＞の内部が特別に公開されていました。初めてなので、最後にゆっくり見学することにしました。
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33モミジ越しに宝福寺山門…くぐってから振り返ってみました。例年の見頃は11月20日前後なので、やはりモミジは色づき始めでした。曇天なのであまり鮮やかには見えません。
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35宝福寺仏殿内部…ご本尊の虚空蔵菩薩が安置されています。中に入ったのは初めてです。いつも紅葉目当てで人の少ない朝を狙って訪問していたので、開いていなかったかもしれません。
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36モミジ越しに宝福寺方丈＆庫裏…右が庫裏で、そちらが入口です。後で見学料一人500円を払って中に入りました。見学者は少なく、ガイドさんつきっきりで見学できました。撮影は禁止ですが、方丈でネズミを描いたとされる雪舟の水墨画のレプリカなどが目近で見られました。
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37宝福寺方丈前の雪舟像…かなり仏像チック。修行しなくてももう悟りを開いていそうです😅もう1週間もすれば周辺の紅葉が見頃になるでしょう。ちなみに、現在の方丈は再建なので、床にネズミの絵はありません。
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38宝福寺経蔵＆モミジ…経典などが収められています。白壁の本当に蔵のような建物はここでは異質で目立ちました。左奧のモミジはもう真っ赤になっています。
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40モミジ越しに宝福寺三重塔…手前のモミジ1本だけが赤くなっていました。モミジ越しに国指定重要文化財の三重塔を動画にも撮りました。室町時代中期の建造物で、戦前は国宝でした。
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41宝福寺般若院…以前はここで湯豆腐などが食べられたようですが、現在は微妙に店の位置が移動しています。人気がなく入りづらい雰囲気だったので、門から少し入って引き返しました。ここもモミジは色づき始めでした。
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42宝福寺雪舟碑…高さ4.5mもありますが、木立の中なので説明板がなければ気づきにくいです。上段は雪舟の自画像、中段は雪舟による風景画、下段は国学者藤井高尚の撰文と漢詩人頼山陽の碑文といいますが、暗くてよく見えませんでした。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
手袋（防水加工）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子（フード付き）
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー（防水用）
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
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感想
【成羽天神山でロックショー😁】
今年の4月17日に成羽（なりわ）天神山を訪問しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5378503.html
その時はカタクリやコバノミツバツツジなど春の風物詩がたくさん見られ、成羽天神山南東尾根上にある岩群に魅了され、充実した山行となりました。
今回は西登山口から周回し、岩場を楽しむため明神崖までピストンすることにしました。紅葉や秋の花などを期待していたものの、山中には花はなく、頂上周辺の紅葉は終わり、展望地から見える山肌の紅葉はまだ見頃には早いようでした。しかし、今回も巨岩や奇岩が魅力的な鈴振（すずふり）崖＜写真13〜15＞と明神崖の間でロックショー!を楽しむことができました。
成羽天神山西登山口には駐車スペースがありますが、今回は雑草に覆われて駐車不可能でした。申し訳ないのですが、ロープが張られ不法投棄禁止の掲示がある砂利道の入口に停め、ロープをまたいで山行を開始しました。
お目当ての岩屋虚空蔵菩薩＜写真07,08＞への道との分岐の道標は見上げると右上に見えますが、見落としてスルーし、慌てて引き返しました。道の終点からは、左右に岩屋が見えます。右側の石段がないほうが岩屋虚空蔵菩薩でしたが、向かいの岩屋＜写真04,05＞も趣がありました。
引き返し登山道に入ると、たまに倒木をまたぎ、擬木の階段を探しながら歩きました。西日本豪雨の影響でしょうか、小石がゴロゴロしていたり、道が不明瞭な箇所もありましたが、ヤブコギはせずにすみました。
天満神社＜写真10〜12＞から手すりのある岩盤道で鈴振崖＜写真13〜15＞へ、生憎の曇天で遠くは見えませんが、高梁市成羽町の吹屋ふるさと村がわずかに見えました。
ここからいよいよ、ロックショーの始まりです😄鈴振崖の鎖をまたぐと、南東方面には目印はありませんが、木の間がなんとなく通れそうに見えます。すぐに岩場が現れ、少し離れた場所に下に道が見えましたが、連れが下りられると言うので、道を無視して岩場を下りました。落ち葉が積もって滑るのを極度に恐れた連れは、かなりもたついていました。和気町の佐伯天神山で落ち葉で滑って高さ数mの崖から落ちたのを思い出したそうです😅標高740m辺りで2つ目の岩場下りもなんとかクリア、復路で巻き道に気づきました。
細道を少し進むと、ロープ場＜写真16,17＞が2か所あります。往路は上りで、ゴツゴツした岩なので濡れていても滑りにくそうです。ロープなしで上り下りできますが、東側＜写真17＞のほうは、岩の細い裂け目に落ち葉がたまっているので、足を置く位置は気をつけたほうがいいでしょう。
ハート形の穴＜写真18,20＞は、西からくぐったほうが通りやすいのか、今回はザックが引っかかりそうにならずにすみました。緩やかな細道をさらに東へ、明神崖頂上辺りで引き返しました。
復路のように東からだと、ハート形の穴＜写真18,20＞の上の幅50�冂�あるブリッジ状の部分を歩き、穴の前に下りられます。ロープ場＜写真16,17＞北西の岩場2か所は復路はピンクテープに従い巻き道で上りましたが、落ち葉で滑りやすいので岩場を上ったほうが安全だったかもしれません。
天満神社の鳥居＜写真12＞辺りまで戻ると、明星崖方面に向かいました。明星崖にはベンチがありますが展望は効かないようなので、途中で明神崖と鈴振崖の展望＜写真22＞を楽しんで引き返しました。
ここからは楽勝かと思いきや、地形図の破線の道を忠実に辿ったらササの茂みに突っ込んでしまいました。一部、高さ1m程ありましたがなんとなく足元は踏み跡らしく見え、標高750mで地形図の実線の道に出合うと、そこからは舗装道路でした。
今度こそ前回歩いているので大丈夫、すぐに道標で左折して成羽天神山頂上＜写真23＞へ、天気がいまいちだったので、すぐに引き返し、往路の北側の道で出発点に戻ることにしました。
最初はササが足に当たりますが足元は見える細道で、花や紅葉は見られませんでしたが、歩きやすかったです。
【「たね井や」でヘルシーランチ】
山行を終えたのは、まだ12時前でした。帰路で高梁川沿いの国道180号線を走り、農産物直売所「たね井や」で昼食をとることにしました。
12時40分頃入店しましたが、満席にはなりませんでした。ここのレストランは11〜14時のランチバイキングのみで、以前より値上げはしましたが、大人一人1,300円（税込み）です。地元野菜やジビエ（猪や鹿）料理＜写真25〜28＞がウリで、特に野菜料理が充実しており、いくら食べても胃もたれせず、ヘルシー感満載です。全体的には岡山らしく薄味で、野菜本来の風味が強く感じられました。ご飯もおいしいので、新鮮卵の卵かけご飯やジビエカレーも秀逸です。写真にはありませんが、辛くないマーボー豆腐や、ピリ辛の「しじみちゃんのきゅうりのからし漬け」などもありました。
ランチ後は農産物直売所で小松菜やナスなどの地元野菜、さらに手土産として「おからせんべい」や「吉備ポンせん」＜写真29＞を購入しました。帰宅後食べたところ、昔懐かしの味がして、お菓子が贅沢な嗜好品だった子供の頃を思い出しました。
【宝福寺で方丈見学と紅葉】
「たね井や」を出た後、総社市の中心部に向かいました。成羽天神山の頂上周辺の紅葉がもうほとんど終わっており、成羽川沿いのイチョウが半分ほど散っていたこともあったので、今年は早そうなので総社市の宝福寺ならもしかして・・・という期待を持って訪問しました。
目的地付近まで来ると、第1駐車場は満車で、誘導された第2駐車場は4割程埋まっていました。山門前の駐車場は満車かと思いきや、2割程空きがありました。
宝福寺といえば、雪舟。修行よりも絵を描くことに熱中した罰で縛られてしまい、側にやってきたネズミの絵を涙で描いたという逸話はあまりにも有名です。1955年、ユネスコの国際会議で世界十大文化人に選ばれるなど、その水墨画は世界的にも認められています。
この日は、ネズミの逸話の舞台として有名な方丈で「秋期特別方丈公開」が催されていました。 なお、18日（土）・19日（日）も公開されています。境内を周り、最後に見学料一人500円を払って中に入りました。見学者は少なく、ガイドさんつきっきりで見学できました。撮影は禁止であまり多くありませんが、掛け軸や屏風などが目近で見られました。
国宝『天橋立図』を見たときは、「まさか…」と思いましたが、さすがに、これはレプリカでした。ちなみに、本物は京都国立博物館にあります。『天橋立図』は日本三景の一つ、丹後天の橋立を東側から鳥瞰的にとらえた図で、雪舟80代の明応10（1501）年から永正3（1506）年の間の作とされています。『四季山水図』の冬の絵が使用された長野オリンピックのポスターや、雪舟の自画像がデザインされたルーマニアの切手の写真もありました。
室町時代末期の兵乱で宝福寺の三重塔以外は消失しましたが、寺全体が岡山県の史跡に指定されています。唯一戦火を逃れた三重塔からは、解体修理の際、永和2（1376）年の墨書銘（ぼくしょめい）が発見されており、岡山県下2番目の古塔として国指定重要文化財にもなっています。
紅葉は全体的にはまだ色づき始めでしたが、仏殿や三重塔などの建造物を背景に一部、鮮やかなモミジも見られました。また急に冷え込みが厳しくなったので、1週間後には最高のロケーションになっている可能性があります。ただし、見頃にはまだ早く天気がいまいちのこの日でも駐車場はかなりの利用率だったので、見頃で天気が良ければ駐車場渋滞が生じるかもしれません。
紅葉狩りには早すぎましたが、このタイミングで訪問してよかったです。
こっそり拍手
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