中山道69次を歩く （長久保宿〜下諏訪宿）和田峠越え

2023年11月18日(土) [日帰り]

• GPS: 10:48
• 距離: 32.5km
• 登り: 941m
• 下り: 909m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:02
• 休憩: 1:00
• 合計: 11:02

7:00 スタート地点
9:13 9:15 和田本陣跡
11:30 11:56 接待（永代人馬施行所）
12:47 12:47 東餅屋跡
13:28 13:31 中山道古峠
14:05 14:05 西餅屋茶屋跡
14:10 14:10 西餅屋一里塚跡
14:22 14:22 旧中山道・R142出合
14:48 14:50 水戸浪士塚
15:00 15:02 樋橋茶屋本陣跡
15:32 15:33 横断地下道
15:45 15:48 御柱木落し坂
16:32 16:42 諏訪大社下社春宮
16:48 16:51 龍の口
17:08 17:13 下諏訪宿
17:13 17:13 甲州道中・中山道合流之地
17:19 17:22 諏訪大社下社秋宮
18:02 ゴール地点

天候

曇り/雪

アクセス

利用交通機関：

バス

写真

11/18 7:12

宿を出発し手前の落合橋を左に進むと中山道へ戻る。空は青空だが天気予報は良くない

11/18 7:21

ここから国道142号線を離れ右へ

11/18 7:32

青面金剛・道祖神。少し変わった丸みを帯びた石塔

11/18 7:34

上深山口バス停。中山道を意識してか藁屋根、管理が大変そうだ

11/18 7:46

ミミズの碑　ミミズの夫婦が寄り添うような石碑。
「落ち葉等を食べ植物が育つ土壌を造り、煎じれば解熱剤にもなる」ミミズに感謝して建てられた

11/18 7:50

水場　芦田宿から下諏訪宿にかけて水場が沢山あり飲み水には苦労しない

11/18 8:01

左の石碑は古そうに見えるが平成八年（1996）建立、二人の童と獅子舞の祝祭碑

11/18 8:09

阿亀馬頭観世音塔。お亀と馬頭観音？どんな姿なのだろう

11/18 8:12

若宮八幡宮。戦国時代当地の領主と武田信玄が戦い、敗れた領主の墓がある

11/18 8:14

枝が道路を横断する境内の樹齢三百年ケヤキの大木

11/18 8:16

江戸より49里、「上組の一里塚」跡。後ろはクルミ畑、近辺にはクルミ畑が多くある

11/18 8:36

是より和田宿

11/18 8:53

祝言道祖神　平成3年(1991)建立の新しいもの。隣に水場もありバブル時代の代物か？ふるさと創成一億円事業なんてのもあったけど

11/18 8:55

追川橋の向こう右手に旧旅籠「かわちや」、歴史の道資料館として公開されている。後ろに黒曜石の資料館もある

11/18 9:12

本陣跡　長井家

11/18 9:14

旅籠の意匠を残しているが民家、狭い玄関前に上手に駐車している

11/18 9:14

「米屋鐵五郎」は上の問屋だった、現在は和田宿休憩所

11/18 9:16

脇本陣　翠川家

11/18 9:16

旧庄屋宅（なが井）を改装した旧本亭旅館

11/18 9:16

和田宿の家並、京方面を見ると峠が白く見える

11/18 9:17

江戸方面は青空

11/18 9:18

万屋　立派な卯建が目立つ

11/18 9:21

高札場跡「法令などの周知、次の宿までの駄賃、犯人の罪状などを人々に知らせる場所」　

11/18 9:30

双体道祖神　芦田あたりから双体道祖神の数が増えたような気がする

11/18 9:34

「鍛冶足の一里塚跡」日本橋より区切りの五十里目

11/18 9:47

「ごみ無し童地蔵」不法投棄防止の地蔵の様だが、標柱が壊されていた

11/18 9:59

祝言道祖神

11/18 10:01

峠に向かうが雪が降り出し、車道沿いに歩道は無く車を気にしながら歩く

11/18 10:15

ビーナスライン・扉峠方面は通行止め

11/18 10:16

11/18 10:38

唐沢の一里塚

11/18 10:54

和田峠口
ここから国道を離れ旧道を歩く

11/18 11:01

休み茶屋跡にある避難小屋と三十三体観音
避難小屋のトイレは使用禁止

11/18 11:17

11/18 11:27

ごみ無し童地蔵にも雪

11/18 11:27

接待茶屋跡　　ここで休み昼食
「江戸の豪商が幕府に千両寄付し、その利子を碓氷峠坂本宿と和田宿に下付し設けられた接待所。
11月から3月まで旅人に粥と焚火、牛馬には年中煮麦を施行した」

11/18 11:57

向かいに「接待の湧水」があり、水汲みに来る人が絶えない

11/18 12:20

長坂の避難小屋

11/18 12:36

広原の一里塚　江戸より52里

11/18 12:45

東餅屋立場跡。力餅が名物だそうだが今は廃墟となった東餅屋ドライブイン

11/18 13:05

国道142号を離れビーナスラインを潜る

11/18 13:18

ビーナスラインを何度か横断して旧道へ

11/18 13:28

和田峠へ付くと先ほどまでの雪が嘘のように晴れ渡った

11/18 13:31

11/18 13:40

少し下ると今度は吹雪、ここに石小屋があり避難所だった

11/18 14:03

11/18 14:05

西餅屋茶屋跡。和田峠と下諏訪宿の中間に設けられた

11/18 14:08

江戸から53里　西餅屋の一里塚

11/18 14:19

11/18 14:19

11/18 14:41

旧道から大型車が行き交う国道142号線に出るが、やはり歩道が無く滑る路面は怖い

11/18 14:47

浪人塚。1864年天狗党は朝廷へ尊皇攘夷の志を訴えるべく京都へ向かう途中ここで幕府から討伐の指示を受けた高島藩・松本藩と戦った。双方とも10人前後の死者を出したが天狗党が勝利し加賀藩に投降するまで進軍した

11/18 14:59

樋橋茶屋本陣

11/18 15:37

四本の柱に囲まれた道祖神

11/18 15:43

木落し坂

11/18 15:52

芭蕉句碑「ゆき散るや 穂屋のすすきの 刈残し」今頃の季節か？

11/18 16:04

注連掛（しめかけ）。木落し後の御柱を一旦ここに安置し、注連縄を掛けて清め休ませる所

11/18 16:18

道祖神　このあたりの神様は御柱4本が建っている

11/18 16:38

諏訪大社下社春宮

11/18 16:47

臨済宗妙心寺派白華山慈雲寺　この階段を上がったところにある。武田信玄は慈雲寺中興の祖といわれる天柱和尚を師と仰いでおり、戦場に赴く際に慈雲寺に立ち寄った

11/18 16:48

龍の口　江戸の旅人もここで給水したのだろう

11/18 16:53

下諏訪の一里塚（江戸から55里）

11/18 17:04

岩波本陣跡。午後5時には日もとっぷりと暮れ闇夜に提灯の明かりがありがたい

11/18 17:12

甲州街道・中山道合流の地

11/18 17:18

諏訪大社下社秋宮　もうなんだかわからない

11/18 19:40

宿に着くころまた雪が降り出した

撮影機器：

RICOH WG-50 リコー

感想

noyama141

　何日も降らなかった雨が降った昨日、今年の初雪で吹雪の峠越えの本日
機能性の高い衣服や靴のなかった時代の先人の苦労を思えば大したことは無いのですが、街道旅の艱難辛苦や醍醐味を少しばかり味わった気分。
歩行時の困難の大きさが帰って来た時の思い出の深さに比例するようです。
　中山道135里の内まだ55里、これからも楽しみです