相変わらず人の少ない権現山から大きなスギのある要害山へ


- GPS
- 06:10
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 919m
- 下り
- 1,264m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:10
天候 | 晴ときどき曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高尾07:39(JR中央本線) 猿橋08:20 猿橋駅🚌08:23(富士急バス)¥680 浅川🚌08:55 復路: 大堀🚌15:24(富士急バス)¥300 上野原駅🚌15:38 上野原15:46(JR中央本線) 高尾16:03 |
写真
感想
久しぶりに会う友人と権現山〜要害山へ。
最初は甲相国境尾根を菰釣山〜畔ヶ丸を提案してみたのだが、コースタイムが長すぎるとのことで却下。
他の案としては静岡・蒲原の大丸山も挙がったのだが、今日は沿岸部の天気が微妙そうだったので延期。
最終的に扇山の北側の権現山へ行くことになり、過去2回とは違うコースで要害山へ抜けることにした。
要害山は前に上野原駅から小菅の湯に向かうバスに乗った時、運転手さんがあの大きな木のある山が要害山ですよと教えてくれた山で前から登りたかった山だ。
ただ友人によると権現山から要害山へ向かうコースはYAMAPには記載がないらしく、この点においてはヤマレコの方が勝っているねということになった。
権現山へは最短コースの浅川バス停から登る。
浅川バス停へは猿橋駅からバスが出ており、8:23発だったが8:20着の電車でちょっとぎりぎりだ。
ただ、バス停のすぐそばにトイレがあるので寄ることができた。
浅川バス停にはトイレがないので寄っておきたかったのでちょうど良かった。
浅川バス停では他に3名ほど登山者が降りたが、歩くのが遅いという友人を先頭に歩いていくと他の登山者をぐいぐいと引き離してどんどん登っていく。
結局コースタイム2時間のところ1時間半で権現山山頂に到着したのだから全然遅くない。
これなら菰釣山〜畔ヶ丸も歩けたのではないかと思ったのだが、後から聞いたところ畔ヶ丸は行ったことがあったとのこと。
それなら仕方がない。
畔ヶ丸はシロヤシオがあるらしいのでその時季の方が良さそうだ。
日本の季節は夏と冬しかなくなる、なんてことをどこかで聞いた気がしたのが、確かに今年の秋はそんな感じだった。
上旬には夏日だったのにいきなり寒くなった。
なので、紅葉する前に一気に葉が散ってしまった感じがする。
ただ、それでもところどころきれいなヤマモミジの橙色の紅葉を見ることができた。
今年の紅葉もこれが見納めだろうか。
2年前の秋に扇山から権現山へ登った時にクマの糞らしきものをたくさん見かけたが、今回も同じような糞を見かける。
今年の秋は全国でクマの被害が発生していてちょっと怖いのだが、友人はこれはクマではなくイノシシの糞の可能性もあるのでは?とのこと。
確かにクマの糞を思い込んでいたが、シカの糞ではないことは確かだが、イノシシの糞と区別がつくのかは謎だ。
権現山山頂は東側の関東平野と西側の富士山そして北側に雲取山方面を見ることができる。
富士山は残念ながら山頂に雲がかかっていた。
山頂には誰もいない。
南側の扇山は人気でいつも人が多いが、権現山はその分人が少ない気がする。
権現山から雨降山と続く長大な尾根を歩く。
展望のない尾根道だが、ここはミズナラなどの広葉樹が多いので新緑の時季が気持ちが良さそうだ。
アンテナ群のある雨降山も一部で富士山方面が少し見えるだけだ。
ただアンテナの支障になる木が伐採予定と印が付いていたので少し展望はよくなるのかもしれない。
簡易トイレがあり少し期待してしまったが、アンテナ施設の敷地内にあり使用はできなかった。
この権現山やこの東尾根を歩く時はトイレは期待してはいけない。
途中背後でガサガサっと音がして、「クマか!?」と思って振り返ると登山者だった。
結局この長大な尾根を下山までですれ違ったのはこの1人だけだった。
尾根から下るコースは複数あるが標識がたくさんあるので迷うことはない。
前に芦垣下に下った時↓と同じ二本杉から下り始め、御林峠で北に折り返す。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3686123.html
要害山の標識も出てくるので安心だ。
途中で「墓村」の分岐がある。
「暮村」かと思ったのだがよく見てもやはり「墓村」である。
墓村なんて八つ墓村でしか聞いたことがない、なかなか奇抜な地名だ。
富士急行線沿線の「暮地」という地名ですら忌避して駅名は「寿」に変えたくらいなのに。
コヤシロ山では富士山方面の展望があり、次のピークである風の神様では富士山方面だけではなく今まで歩いてきた権現山〜雨降山の尾根が見え、ずいぶんと高度を下げたことが分かる。
それにしてもピーク名が「風の神様」なんて面白い。
そして最後のピークが今回の一番の目的だった要害山。
大きなスギの木のある広々とした気持ちの良い山頂だった。
「要害」という名前が付いているだけあって、標高の割に見晴らしの良い場所だ。
戦国時代には重要な拠点だったのだろう。
富士山にかかっていた雲も取れ、背後から光が射して輝いている。
東側も見晴らしが良く、陣馬山から高尾山まで間近に見え、桂川対岸の石老山が大きく見えている。
中央道上野原IC手前の鶴川大橋が見え、今日は土曜日だからかまだ渋滞は始まっていないようだ。
この時季になると14時も過ぎると西日になって空は淡い色をしていたたが、友人のスマホで写真を撮ってもらうと補正されて噓のようにきれいな青空に写り映える写真になった。
要害山から一番近いバス停は鏡渡橋バス停だが、ここは小菅の湯から来るバスで本数が少なく1時間ほど待つことになってしまうので次の新井バス停まで行くことにした。
ここは別方面の光電製作所から来る路線もあるので本数が増える。
鏡渡橋を渡った後振り返ると、山頂に大きな木のあるきれいな形の要害山が見えた。
新井バス停でもまだ時間があったので、さらに2つ先の大堀バス停まで歩くと、ここは前に八重山に登った時に通った場所だった。
帰りの高尾駅は大混雑で、この時季の高尾山はどんなことになっているのだろうか。
権現山で静かな山登りができて良かった。
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