岡山県玉野市 神登山周回で犬神様とやさしさに出会う
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 04:19
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 389m
- 下り
- 385m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:03
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 4:18
歩行距離8km、歩行時間3時間
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
道がなくなったり、うっかり立ち入り禁止箇所に入ってしまったりしました。事前に玉野アルプス愛好会HPのルートマップを確認すべきでした。おそらくですが、道不明と書かれていない地形図上の道は基本、歩けると思います。赤い破線の道は地形図にはないものの整備された道、青の破線はそれほど整備されていない道ではないでしょうか。 神登山南尾根の標高70m峰から南登山口のある地形図の実線の道北端（アベマキ？のドングリ＜写真24＞撮影地点の少し北）までは、道ではありません。展望は効かず、かなり滑りやすくトゲに絡まれるだけなので、気づいた時点で引き返すことをおすめします。 北から神登山南登山口へ向かう場合は、地形図の実線の道北端（アベマキ？のドングリ＜写真24＞撮影地点の少し北）で防獣柵に出合ったら、柵を越えて南下せずに柵沿いに進むと、鉄塔巡視路と登山道との分岐の道標があります。我々のようにうっかり柵からさらに南下してしまうと、社員以外立ち入り禁止の駐車場に侵入してしまいやすいです。 ゴール直前も立ち入り禁止箇所があります。玉野市民総合運動公園西南西の標高70m辺りで地形図の実線の道をそのまま辿ると北登山口です。地形図の白い太線の道との分岐には「処分場につき立ち入り禁止」の立て札があります。知らずにそちらに出てしまい、そのまま北上、処分場の門の脇をすり抜けて舗装道路に出ました。北登山口からは玉野アルプス愛好会HPのルートマップに記載されている道があるので、そちらは通行許可をいただいているのでしょう。 玉野市民総合運動公園から神登山頂上＜写真16〜20＞までは、舗装道路や整備された道です。 公園からしばらく舗装道路を歩き、国道430号線との分岐で西南西に延びる舗装道路に入りました。ここが東登山口です。リュウノウギク＜写真03＞撮影地点辺りからしばらくコンクリート道が続きました。わんちゃん岩＜写真05〜09＞や隕石岩⁉＜写真10,11＞への道、神登山頂上への道は丸太と土の階段状など、きれいに整備され歩きやすいです。 神登山頂上＜写真16〜20＞から南下し国道430号線までは、道ではない箇所や立ち入り禁止箇所があります。 神登山頂上＜写真16〜20＞から南下し地形図の破線の道終点までは整備された道です。 破線の道終点の手前、標高70m辺りにピンクテープがあり、折り返す方向にある道に入らなければなりませんが、スルーしてしまいました。そのまま進んでいると、地形図の破線の道の終点辺りから木の間の細道になりました。たまに細枝に当たるくらいなので突き進むと、標高70m峰でとうとう道がわからなくなりました。南西方面に方向転換し、低木をつかまないと歩けないほど滑りやすいザレ場を下りました。木の枝をかき分けることはほとんどありませんでしたが、たまにトゲに絡まれ、なかなか痛い思いをして標高20m辺りで地形図の実線の道に出ました。 ここで出合った防獣柵を越えずに西に進めば、すぐ南登山口があり登り返す鉄塔巡視路に入れます。しかし、防獣柵の端をすり抜け、駐車場を囲む白い柵の間に出てしまいました。溝の上で歩きにくかったので白い柵をまたいで西側の駐車場へ、いったん国道430号線に出て登り返すことにしました。登山口を探して引き返すと、先程の駐車場は社員以外立ち入り禁止となっており、駐車場の端を通って先程歩いた地形図の実線の道（実際には駐車場の端）を北上、防獣柵の端をすり抜けて戻りました。南から登る場合は、駐車場を囲む白い柵の間にある溝の上を歩けなくはないので、皆さんそうして回避しておられるのでしょう。 神登山南登山口からゴールの玉野市民総合運動公園までも、立ち入り禁止箇所がありました。 南登山口からしばらくは鉄塔巡視路で、滑りやすい箇所は階段状になっていますが、上りのほうが安全です。西の東屋＜写真45〜48＞北東にある地形図の白い太線の道は、一部、コンクリート道です。ここを過ぎると分岐がたくさんあり、道標がない箇所もあります。 第一モミジ＜写真50＞を過ぎるとコンクリート道になり、標高70m辺りで地形図の実線の道をそのまま辿ると北登山口ですが、見落として地形図の白い太線の道に出ました。地形図の白い太線の道との分岐には「処分場につき立ち入り禁止」の立て札がありました。そのまま北上、処分場の門の脇をすり抜けて舗装道路に出ました。北登山口からは玉野アルプス愛好会HPのルートマップに記載されている道があるので、そちらは通行許可をいただいているのでしょう。 |
| その他周辺情報 | 神登山南西の国道430号線沿いにダイヤモンド瀬戸内マリンホテルがあります。レストラン「サンセット」では、12月2日から来年3月3日まで土日祝限定でランチバイキングが開催されます。11時半〜14時半（LO13時半）で大人2,200円（税込み）です。なお、平日ランチが休みとなる期間や休館日があるので事前にHPで確認が必要です。日帰り入浴は15〜21時（最終受付20時半）で大人1,000円です。 |
写真
02サザンカ…ツバキとは違い、花弁がバラバラに散ります。また、花期が早く11月頃から咲き始める品種が多いのですが、ハルサザンカと呼ばれる例外も増えてきています。この木は咲き始めでした。
1
03リュウノウギク…ノジギクに似ていますが、総苞外片と内片の先端がほぼそろいます。葉の基部の形は、同じ株でも異なることがあり、当てになりません。花色は白で、しぼむ前にピンク色になることがあります。1株だけでしたが、なかなかの大株で見応えがあったので動画も撮りました。
1
05わんちゃん岩…いつの間にか「わんちゃん岩」という木製の小さな道標ができており、丸太と土の階段状の道に入りました。5年ぶりに訪問して納得、犬の頭に見えなくもないです。玉野アルプス愛好会HPのルートマップに記載されていました。
06わんちゃん岩周辺岩場…わんちゃん岩の東側（＜写真05＞のわんちゃん岩の奧）に小さめの岩があり、その上から撮影しました。手前が私が立っている岩、右がわんちゃん岩、左が＜写真05＞の右側の岩です。後で連れが立っている隙間を通り抜けながら動画を撮りました。
2
07わんちゃん岩越しに臥竜山＆直島諸島…わんちゃん岩の頭部分の岩越しに北東方面を望みました。左のほうの中腹に白っぽい部分があり山頂に鉄塔が建っているのが臥竜山です。右端の白い煙が見える辺りは、手前から直島、豊島（てしま）、小豆島です。動画も撮りました。
08わんちゃん岩より下りる…5年前はてっぺんに立ったのですが、今回は下りるのに苦労しそうなので、ここまでにしました。手前に写っている木の辺りからのほうが下りやすかったです。
2
09わんちゃん岩西の岩越しに千々ヶ峰＆鴻巣山＆常山…引き返そうとすると、少し見下ろす位置に岩がありました。岩越しに北北西方面を望みました。手前は玉野市民総合運動公園東の標高132.2m頂上三角点のある「大池」峰、左端が千々ヶ峰、「大池」峰の左奧が鴻巣山（かんすやま）、中央奥は常山です。
1
10隕石岩⁉…玉野和田テレビ中継放送所の少し東で、道はここが終点です。暗くてわかりにくいですが、中央少し右寄りの下のほうに隙間があり、連れがしゃがんでいます。紺色のズボンがわずかに見えています。こういう隙間を見ると、石仏や祠を安置したくなりますが、何もないので代わりに連れを突っ込んでみました😁
11隕石岩⁉東側壁…上には上がれませんが、グルッと一周してみました。東側の隙間には連れは立ったまま入れました。この岩を隕石岩と仮に名付けている訳は・・・＜写真20＞へ。
12西大岩＆神登山分岐より瀬戸大橋…小さな道標があり、ここが西大岩＜写真39〜42＞と神登山＜写真16〜20＞との分岐となっています。岩の上から南西方面に瀬戸大橋が見えました。
2
13神登山頂上直下岩より常山＆飯野山＆角山…頂上はすぐそこだったのですが、ちょっと寄り道。岩の上からは、南南西方面に香川県のきれいな円錐形の山々が見えました。左から常山、讃岐富士とも呼ばれる飯野山、角山です。動画にはさらに右に青ノ山、瀬戸大橋も映っています。
1
14神登山頂上直下岩より巨人の椅子岩⁉…南東方面です。宇宙人親子岩⁉＜写真37＞撮影地点の東斜面に目立つ岩場があります。この上にも岩が見えますが、下半分をズームしてみました。上面が平らで大きいので「イナバ物置岩⁉」としようかとも思ったのですが、100人乗れるかどうかわからなかったのでやめました😁
1
15ジョウビタキ♀…翼に白紋があり、尾羽の裏側や腰周辺がオレンジ色なのが特徴です。動画を撮りましたが、すぐに移動して見えなくなってしまいました。
4
16神登山頂上三角点「日比」…標高188.5m頂上三角点です。この手前から歩きながら動画を撮りました。周辺は開けており、奧に見える岩場で行き止まりです。
17神登山頂上より地蔵山越しに直島諸島＆小豆島…＜写真16＞奧に写っている岩場から東方面を望みました。手前に大きく地蔵山が見えています。左手前が葛島（かつらしま）、その奧が井島、白い煙が見えるのが直島、その奧は豊島（てしま）でさらに奧に小豆島、右端は荒神島です。
2
19神登山頂上より十禅寺山＆金甲山＆天狗山…北北東方面です。手前は臥竜山南斜面で左のほうに尾根東屋が小さく見えています。そのすぐ奧中央の岩がないのが天狗山で右隣の岩だらけが小天狗山、右端のほうの鉄塔の背後が標高142mの天狗南端ピークで奧に天狗ノ南山が重なり、左最奥の鉄塔だらけなのが金甲山（きんこうざん）、すぐ手前は十禅寺山です。
20神登山頂上より隕石岩⁉…やはり北北東方面です。先程、連れが隙間に入り込んでいた隕石岩⁉＜写真10,11＞を見下ろすとこうなります。隕石が落っこちたように見え、インパクト大です。
3
21大槌島噴火⁉…道の西側にある岩の上から南方面を望みました。右手前は旧日比製錬所の煙突、煙が出ているのは日比製煉株式会社の煙突です。煙突と重なり、大槌島が噴火しているように見えるので動画も撮りました。ここは北半分が岡山県、南半分が香川県という変わった無人島です。享保16（1731）年、備前国と讃岐国の間で勃発した漁業権争いが藩の領地問題に発展、幕府の裁許で折半することになりました。裁許状には名奉行として時代劇でおなじみの大岡越前守の署名もあります。
3
23スヌーピー岩…すぐ北にある踏み跡から東側に回り込むと上がれます。南からだと、閉じた目や垂れた耳もちゃんとあり、スヌーピーにしか見えません。これは玉野アルプス愛好会HPのルートマップにも記載されています。下りて動画も撮りました。
3
24アベマキ？のドングリ…トゲがたくさん生えたように見える殻斗はドングリの中では少数派です。クヌギに似ていますが、多少ほっそりしているので、アベマキではないかと思います。
1
25標高70m峰越しに地蔵山＆城山…東北東方面です。中央手前に先程トゲに絡まれながら下りた標高70m峰、左奧に地蔵山、右奧に城山、右端に向日比（むかいひび）港が見えました。
26リスアカネ♂…腹部の先端が2つに割れているように見えます。メスはこの間にちょこっと突き出た部分があります。オスで翅の先端が褐色なのは3種類です。リスアカネは腹部のみ赤くなり、腹部の黒斑は先端の裏側のみです。コノシメトンボは胸部も赤くなり、ノシメトンボは腹部の上面に黒斑が見えます。
3
27宮田山＆竪場島＆児島半島…南西方面に宮田山が大きく見えました。右の大きな建物は岡山県渋川青年の家とダイヤモンド瀬戸内マリンホテル、奧は竪場島（たてばじま）、さらに奧が児島半島です。
28トビ…翼にこのように白い模様が見えることがあります。動画再生中に2羽で鳴き交わしていたことに気づきました。鉄塔の上でのんびり羽繕いする様子が可愛かったです。
29カワウ飛行中…トビ＜写真28＞を見ていると、鳥の群れが飛んできました。遠かったので動画撮影中はカモかと思っていたのですが、拡大してよく見ると、カワウのようでした。上から3番目の個体の顔が最もそれらしく見えます。頭部全体が白く見えますが、もう繁殖羽になっているのでしょうか。
2
30カワウV字飛行…岡山市内の海岸沿いを含め、県内ではウミウは見たことがありません。カワウが群れで飛んでいるのは初めて見ました。多少いびつにはなりますが、だいたいV字型を保っていました。
31見晴台見上げて…北北西方面です。見晴台＜写真32〜36＞を見上げて動画も撮りました。歩けそうに見えませんが、鉄塔があるので道がついています。玉野アルプス愛好会HPでは、このピーク全体を見晴台としているようです。
32トド夫婦岩⁉…前方を少し見上げると、同じような大きさの岩が2つ見えました。左はひれのような前足を挙げ、右は小首をかしげてその姿を優しく見つめているようです。仲睦まじいトド夫婦のキャラクターがイメージできました。
1
33トド親子岩⁉でした！…トド夫婦岩⁉＜写真32＞の正面にやってきました。なんと、松の陰から子供が登場、夫婦ではなく、親子でした😅右の岩はやはり微笑んでいます。玉野アルプス愛好会様、トド親子岩で名前の採用をお願いします。ムリかなぁ〜😊
2
35見晴台より岩越しに高山＆矢出山＆新割山…西方面に岩越しに中央に高山、奧に尖った矢出山、さらに右奧に新割山が見えました。左手前の大きな建物は製錬所のようです。さらに奧には岡山県渋川青年の家とダイヤモンド瀬戸内マリンホテルが見えています。
37宇宙人親子岩⁉…道沿いです。宇宙人親子の顔に見えました。左がシュッとしたET、右は大きな前歯がチャームポイントの子供です。スマホで撮ると、連れの脚がやたら長い😅
1
38おむすび岩⁉…道沿いにありますが、西側に回り込むと、このような三角形でした。おにぎりかおむすびかで悩みましたが、万物を生成・完成させる霊的な力のことを産霊（むすび）といい、聖なる山の形をモチーフに三角形にしたのがおむすびであるという説があるようなので、おむすび岩にしました。右下の白っぽいのは具のタラコで、外に出ちゃってます。左上に閉じた両目があるように見えるので、おむすびの神様かも😁
40西大岩の西側壁…てっぺんより少し下です。左端ギリギリに「おもちゃ王国」の大観覧車＜写真42＞が見えています。動画には岩越しに矢出山が映っています。
1
42西大岩より「遊びの創造ランドおもちゃ王国」大観覧車…北西方面に見える大観覧車をズームしてみました。おもちゃで遊べる屋内施設や遊園地の定番の乗り物が充実しており、人気メーカーのおもちゃを購入できるショップもあります。
2
44ドルーピー岩⁉…岩の間を道が通っています。左側の大きな岩が犬の横顔に見えました。ドルーピーは、昔、トムとジェリーの30分番組で、3本立ての真ん中で放送されていたお話にたまに主人公として登場していたそうです。連れがめちゃくちゃよく覚えていました。
45西の東屋越しに大槌島…地形図上には南東に道が延びていますが、ここで行き止まりです。南南東方面の香川県の山々などが写っています。煙突の右の尖ったのが串ノ山、その右の台形が勝賀山、さらに右の柱の陰が紅峰、右手前が大槌島でその奧は五色台です。
46西の東屋内部…ドアを開けると、正面奥は木製のアニメキャラクターがずらりと並んでいました。のらくろやピカチュウ、ミッキーマウスやポパイなど、新旧国内外勢揃い。ほっこりしました😊
2
49ヤクシソウ…直径2�冂�の花はハナニガナなどに似ていますが、葉の付け根周辺が急に細くくびれて茎を抱く独特の形をしています。1株だけですがよく咲いていました。
2
50第一モミジ発見！…ゴールにかなり近づいた頃、この日お初のモミジ発見！日に透かしてみると、実際よりも色が薄くオレンジ色に見えました。このほうが好みです。動画も撮りました。
52コニシキソウ紅葉…周辺にじゅうたんのように広がっていました。秋にはこのように赤くなるいわゆる草紅葉が見られます。コニシキ・ソウではなく、コ・ニシキソウです。ニシキソウよりも小さな葉は1�冂�で、地面を這う毛深い茎が特徴です。葉の斑紋は出ないこともあります。ハイニシキソウなどは葉が楕円ではなく円形です。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
防寒具
手袋（防水加工）
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
|
|---|
感想
【“神様が宿る聖地”神登山へ】
今回のコースでは、玉野市民総合運動公園を出発点とし、5年ぶり3回目となる神登山の魅力を探ることにしました。
2016年2月14日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-813663.html
2018年2月04日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1374140.html
神登山はその山名から“神が登る山”、つまり、神様が宿る聖地を連想させる山です。具体的な山名の由来はよく分かりませんが、神登山周辺に何か所もある巨岩や奇岩の岩群はまさに神様が宿っていそうなロケーションでした。また、瀬戸内海や遠く四国まで一望できるスポットが多数あり、山の神だけでなく、海の神も宿っているのかもしれません。いずれにしても、パワースポットに違いないので、その力を肌で感じるべく、神がかった所を巡りました。
【わんちゃん岩&スヌーピー岩＆ドルーピー岩（仮称）🐶】
神登山は東登山口からアプローチしました。しばらくはコンクリート道でしたが、「わんちゃん岩」という道標が出てきたので、丸太と土の階段状の道に入りました。
すると、5年前にも訪れたことがある岩群＜写真05〜09＞が目の前に現れました。帰宅後確認してみると、玉野アルプス愛好会HPのルートマップに「わんちゃん岩」として記載されていました。なるほど、てっぺんの岩が犬の頭に見えなくもありません。
前回はてっぺんにも上りましたが、下りるのに苦労しそうなので、年齢も考慮してやめました。その代わり、岩群の間を通り抜けたり、もっと低い岩に上って展望を楽しんだりしました。また、さらに東南東にある隕石岩⁉＜写真10,11＞も相変わらずおもしろかったです。
神登山頂上へは、予定を変更して歩いたことのない西側の道を進んでみることにしました。わんちゃん岩の道標まで引き返し右折するとコンクリート道で、途中から砂利道になりました。神登山頂上から瀬戸内海の島々や玉野市の山々の展望を楽しみ、南尾根を下りました。
整備された土道を歩き標高140m辺りまで下りると、道沿いに巨岩が出てきました。玉野アルプス愛好会HPのルートマップには「スヌーピー岩」と記載されており、南から見ると、確かにスヌーピーに見えました。すぐ北にある踏み跡から東側に回り込んで「スヌーピー岩」のてっぺんに上り＜写真23＞、周辺の山や瀬戸内海の絶景を楽しみました。
登り返した西側の尾根には、道沿いにやはり犬の横顔に見える巨岩がありました。これは玉野アルプス愛好会HPのルートマップには載っていませんでした。仮にドルーピー岩⁉＜写真44＞としましたが、愛好会で素敵な名前を考えていただけるでしょうか。
神登山の神様は犬神様なのかもしれません😊
【神が与えたやさしさと試練?】
実は、わんちゃん岩＜写真05〜09＞と隕石岩⁉＜写真10,11＞には、私だけ2回行きました。理由は、おかわりしたいくらい楽しかったからではなく、忘れ物をしたと勘違いしたからです。
神登山頂上に連れを残し、スマホ片手に往路で通らなかった道から両岩に到着、探しても何も見つからず、ひょっとして勘違いだったかもと思いながら、帰りは念のため往路を歩きました。すると、声をかけてこられた女性から、物は頂上にあるという連れの伝言をお聞きしました。頂上まで戻ってくると、女性3人組からも心配のお声をいただきました。
待っていた連れの話によると、私が出発してすぐに物があることに気づき、引き返そうとしたタイミングで女性が登ってこられましたが、私とは別ルートでした。追いかけても間に合わないし、下手をすると出会えないかもと思い直し、頂上で待機することにしたのですが、この女性がとても親切で、どの道を通ったかなど詳しいことを尋ねて相談に乗ってくださいました。私の別のスマホが手元に残されていることに気づいた連れ、電話のかけ方がわからず女性に教えていただきました。結局、こちらのスマホが機内モードでつながらず、女性も諦めて下山なさることに。もしも私に会ったら、忘れたと思ったものは頂上にあると伝えると約束してくださいました。
この女性と入れ替わりに女性3人組が登頂、忘れ物の話は女性から聞いておられました。そのうち戻ってくるからと慰められ、連れも安心したそうです。
わんちゃん岩に二度も行くことにはなりましたが、おかげさまで人のやさしさに触れることができました。
神登山の犬神様？に感謝😊
犬神様の粋な計らい？はまだ続きます。
神登山南尾根を下山中、標高70m辺りでピンクテープを見落として折り返す方向にある道との分岐をスルーしてしまいました。連れが分岐に気づいていたので引き返してもよかったのですが、そのまま進んでいると、地形図の破線の道の終点辺りから木の間の細道になりました。なんとなく嫌な予感がしましたが、たまに細枝に当たるくらいなので突き進むと、標高70m峰でとうとう道がわからなくなりました。南西方面に方向転換し、低木をつかまないと歩けないほど滑りやすいザレ場を下る羽目に。木の枝をかき分けることはほとんどありませんでしたが、たまにトゲに絡まれ、なかなか痛い思いをして標高20m辺りで地形図の実線の道に出ました。
防獣柵の端をすり抜け、駐車場を囲む白い柵の間に出ると、連れを待つ間にドングリをパチリ。溝の上で歩きにくかったので白い柵をまたいで西側の駐車場へ、いったん国道430号線に出て登り返すことにしました。登山口を探して引き返すと、先程の駐車場には社員以外立ち入り禁止の表示が見えました。仕方なく、駐車場の端を通って先程歩いた地形図の実線の道（実際には駐車場の端）を北上すると、地形図上の道の北端に神登山南登山口があり、防獣柵の端をすり抜けて入りました。
実は、連れは久しぶりにヤブコギしたいと前夜遅くまで他の山を探していましたが、下調べが間に合わないと判断、神登山に決定した時点でヤブコギは諦めていました。そうです、神登山の神様は、連れの願いを叶えてくださったのでした。トゲ攻撃と滑りすぎるザレ場には閉口したようですが、強烈なヤブコギをしたいという願いが叶えられたので、文句は言えません。
神登山の犬神様？に感謝😊いいことがあったのは連れだけのような気もしますが😅
【大槌島噴火😱瀬戸内海オーシャンビューコース】
神登山の尾根を歩いていると、常に目に入ってくる印象的な島があります。この島は大槌（おおづち）島＜写真21＞といい、北半分が岡山県（玉野市）、南半分が香川県（高松市）と、二つの県（市）にまたがっています。
尾根上にたくさんある展望スポットのうち、この大槌島と、日比製煉株式会社の煙突から出る煙が重なり、まるで大槌島が噴火しているように見えるスポット＜写真21＞があります。神様が怒っているようにも見えます。
下山でも予定を変更したので、本当に神様に怒られたのかもしれません。
予定では西大岩＜写真39〜42＞の南の分岐から処分場の東側を歩くことにしていました。しかし、たまに見ていた西大岩の道標が気になり、立ち寄ってみました。5年前にあっちこっちに上り楽しんだ岩場でした。ここからそのまま北西に進み、処分場の西側を通りました。
第一モミジ＜写真50＞を過ぎるとコンクリート道になり、標高70m辺りで地形図の実線の道をそのまま辿ると北登山口だったようですが、見落として地形図の白い太線の道に出ました。出る時に見た「マムシ注意」の立て札を振り返って見ると、「処分場につき立ち入り禁止」😓とりあえず、そのまま北上、処分場の門の脇をすり抜けて舗装道路に出合い右折、無事にゴールしました。
神登山の犬神様？に陳謝🙇
いろいろありましたが、今回も神登山で充実した一日を過ごせました。
神登山の尾根は岩群がたくさんあり、巨岩が展望地となっている所も多く、渋川海岸沿いにある山、瀬戸内海に浮かぶ諸島、そして瀬戸大橋や四国の海岸近くの山まで見られ、展望所でない所でも美しい景色を見ることができます。まるで海の神様が誘っているかのようです。山の神様、海の神様に導かれ、この山域の魅力を十分感じることができました。
次に訪問する際は食の神様に導かれ、12月2日から「冬のランチバイキング」が開催されるダイヤモンド瀬戸内マリンホテルをゴール地点に設定しようかと検討中です😊
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
神登山の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する