ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6230542
全員に公開
ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

藤切谷の北谷からタイジョウ、佐目子谷へ下りクチクマ谷から銚子へ

2023年11月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:04
距離
16.5km
登り
1,144m
下り
1,132m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:40
休憩
0:25
合計
8:05
7:14
22
スタート地点
7:57
7:57
5
8:02
8:03
15
8:18
8:19
9
8:28
8:32
94
10:06
10:08
144
12:32
12:38
17
12:55
12:57
6
13:03
13:03
9
13:12
13:13
7
13:20
13:21
6
13:27
13:27
9
13:36
13:37
6
13:43
13:44
4
13:48
13:49
13
14:02
14:02
4
14:06
14:06
13
14:19
14:21
8
14:29
14:29
12
14:41
14:42
3
14:45
14:46
17
15:03
15:03
15
15:18
15:18
1
15:19
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
藤切谷の北谷出合いから銚子まではバリエーションルートです。
北谷〜タイジョウ:穏やかな谷です。源頭部は急傾斜で注意。
タイジョウ〜佐目子谷:途中細尾根のヤブが厳しい。ちょくちょくヤブっぽく都度巻く必要があるが、尾根筋は明瞭。
クチクマ谷出会い〜銚子:滝もなく比較的容易ですが、谷全体に傾斜がきついので滑落注意です。
蓮如上人の小屋から少し上流から北谷へ入ります。目の前の台地の右手には
2023年11月26日 09:00撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:00
蓮如上人の小屋から少し上流から北谷へ入ります。目の前の台地の右手には
こんなスロープがあり、容易に歩けます。
2023年11月26日 09:03撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:03
こんなスロープがあり、容易に歩けます。
上がった台地にはお屋敷の基礎がありました。
2023年11月26日 09:04撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:04
上がった台地にはお屋敷の基礎がありました。
いくつも屋敷跡と思われる広場があります。
2023年11月26日 09:07撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:07
いくつも屋敷跡と思われる広場があります。
左岸に続く杣道を進むと沢に道が消え、滝が出てきます。少し下流の右岸に巻道があります。
2023年11月26日 09:10撮影 by  X30, FUJIFILM
1
11/26 9:10
左岸に続く杣道を進むと沢に道が消え、滝が出てきます。少し下流の右岸に巻道があります。
右岸はやがて広がりを見せ、大きな窯跡が出てきます。
2023年11月26日 09:15撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:15
右岸はやがて広がりを見せ、大きな窯跡が出てきます。
ついこの間まで使われていたと思わせるような煤が付いています。
2023年11月26日 09:26撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:26
ついこの間まで使われていたと思わせるような煤が付いています。
しばらく右岸の杣道をたどると、
2023年11月26日 09:29撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:29
しばらく右岸の杣道をたどると、
大きな二股に出合います。右股を詰めればアゲンギョへ。今日は左股を詰めてタイジョウへ向います。
2023年11月26日 09:31撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:31
大きな二股に出合います。右股を詰めればアゲンギョへ。今日は左股を詰めてタイジョウへ向います。
忘れ物のような黄葉。
2023年11月26日 09:35撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:35
忘れ物のような黄葉。
また窯跡が出てきました。
2023年11月26日 09:36撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:36
また窯跡が出てきました。
この出合いは右股へ進みます。
2023年11月26日 09:43撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:43
この出合いは右股へ進みます。
また窯跡がありました。
2023年11月26日 09:46撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:46
また窯跡がありました。
立派なものです。
2023年11月26日 09:47撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:47
立派なものです。
更に上流にも窯跡が。
2023年11月26日 09:54撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 9:54
更に上流にも窯跡が。
段々傾斜がきつくなり源頭が近いです。四駆状態で登りました。
2023年11月26日 10:01撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 10:01
段々傾斜がきつくなり源頭が近いです。四駆状態で登りました。
タイジョウの稜線が見えました。うっすら雪がありますね。
2023年11月26日 10:15撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 10:15
タイジョウの稜線が見えました。うっすら雪がありますね。
タイジョウへ寄り道しました。
2023年11月26日 10:23撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 10:23
タイジョウへ寄り道しました。
先程這い上がったところより少し手前に下る予定の尾根があります。マーカーもありました。タイジョウ方面から見ると左に下っています。
2023年11月26日 10:28撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 10:28
先程這い上がったところより少し手前に下る予定の尾根があります。マーカーもありました。タイジョウ方面から見ると左に下っています。
始めはこんな感じで歩きやすい尾根ですが、途中の細尾根のヤブ尾根は手厳しいです。その後もヤブっぽいですが、佐目子谷まで注意して下ります。
2023年11月26日 10:33撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 10:33
始めはこんな感じで歩きやすい尾根ですが、途中の細尾根のヤブ尾根は手厳しいです。その後もヤブっぽいですが、佐目子谷まで注意して下ります。
尾根をそのまま下ると最後はとんでもなく急になるので、その手前で右に獣道でトラバースします。すると支谷に降りてこられます。
2023年11月26日 11:08撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 11:08
尾根をそのまま下ると最後はとんでもなく急になるので、その手前で右に獣道でトラバースします。すると支谷に降りてこられます。
ちょっと先で佐目子谷と合流します。
2023年11月26日 11:10撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 11:10
ちょっと先で佐目子谷と合流します。
振り返って見上げたところ。谷は緩やかに広がり、ここでお昼にしました。
2023年11月26日 11:14撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 11:14
振り返って見上げたところ。谷は緩やかに広がり、ここでお昼にしました。
佐目子谷本流の左岸には踏み跡があります。この踏み跡はすぐに消え、右岸に渡渉すると、
2023年11月26日 11:40撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 11:40
佐目子谷本流の左岸には踏み跡があります。この踏み跡はすぐに消え、右岸に渡渉すると、
台地状の気持ちの良い所に出てきます。
2023年11月26日 11:47撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 11:47
台地状の気持ちの良い所に出てきます。
なんともいい気分で歩いていると、
2023年11月26日 11:51撮影 by  X30, FUJIFILM
1
11/26 11:51
なんともいい気分で歩いていると、
この谷の主様が現れました。木の袂には石組みがあり、祭壇のようにも見えます。写真を撮った場所は石垣が組んであり、主様の前に広場が出来るようになっています。どうも特別な場所のように思えます。
2023年11月26日 11:53撮影 by  X30, FUJIFILM
2
11/26 11:53
この谷の主様が現れました。木の袂には石組みがあり、祭壇のようにも見えます。写真を撮った場所は石垣が組んであり、主様の前に広場が出来るようになっています。どうも特別な場所のように思えます。
やがてクチクマ谷の出合いに着きました。
2023年11月26日 12:05撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 12:05
やがてクチクマ谷の出合いに着きました。
2段の滝ですが、右岸に巻道があります。
2023年11月26日 12:14撮影 by  X30, FUJIFILM
1
11/26 12:14
2段の滝ですが、右岸に巻道があります。
もうすぐ詰め上がります。
2023年11月26日 12:37撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 12:37
もうすぐ詰め上がります。
途中から銚子に向いました。
2023年11月26日 12:49撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 12:49
途中から銚子に向いました。
ここから眺めるイブネはいつも心を開放してくれます。
2023年11月26日 12:54撮影 by  X30, FUJIFILM
1
11/26 12:54
ここから眺めるイブネはいつも心を開放してくれます。
今シーズン初の雪です。
2023年11月26日 13:02撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 13:02
今シーズン初の雪です。
雪と苔と青空と。
2023年11月26日 13:05撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 13:05
雪と苔と青空と。
イブネ北端へ。
2023年11月26日 13:09撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 13:09
イブネ北端へ。
着きました。
2023年11月26日 13:13撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 13:13
着きました。
釈迦ヶ岳の勇姿。
2023年11月26日 13:13撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 13:13
釈迦ヶ岳の勇姿。
イブネの馬酔木が大きくなっている気がします。
2023年11月26日 13:19撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 13:19
イブネの馬酔木が大きくなっている気がします。
午後の日差しで彫りの深い雨乞岳。
2023年11月26日 13:48撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 13:48
午後の日差しで彫りの深い雨乞岳。
綿向山も間近に見えました。
2023年11月26日 13:48撮影 by  X30, FUJIFILM
11/26 13:48
綿向山も間近に見えました。

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 携帯 タオル ストック カメラ

感想

紅葉を楽しんでいた11月上旬からしばらく忙しくしていましたが、ようやくチャンスが回ってきましたので、かねてから気になっていた佐目子谷上流部を彷徨ってみようとでかけました。

佐目子谷は長い谷ですので、上流部へ直接入る方法として藤切谷の北谷を使って入るのが良さそうです。北谷は途中の二股から右股へ詰めると結構厳しい谷と感じましたが、左股は地形図では比較的緩やかな傾斜のようですので、これをコースに考えました。

雨乞岳西尾根の取り付き付近より少し手前あたりで北谷へ入ります。藤切谷へ降りると目の前に台地があり、右手に石垣の登る道がついています。登るとそこは屋敷の跡の広場になっていました。北谷は窯跡が点在する谷のようですので、ここはその基地のような所だったのかもしれません。左岸の杣道を辿ると沢に降り滝が出てきます。何という名前の滝でしょうか?少し下流から右岸へ巻き上がると、広がりのある台地状担っており、気持ちよく歩みを進めました。すぐに大きな窯跡に気づきます。煙突が出ていたと思われる石組みには煤のような黒さがあり、つい近ごろまで使われていたような錯覚を覚えます。

やがて二股に着きます。左股へコースを取り進んでいくと、次々に窯跡が出てきます。穏やかな表情の谷で炭焼きが盛んに行われていた往時がしのばれます。それらしい所にそれらしく踏み跡があり、歩きやすく感じる谷ですね。それでも谷の源頭に近づくと傾斜が増し、最後は四輪駆動状態で這い上がる感じでした。

タイジョウの稜線に上がりピークを踏んですぐに下る尾根を探します。今回の尾根と一本南の尾根とどちらにするか最後まで悩みましたが、できるだけ傾斜のゆるい方を選びました。この尾根は途中まで気持ちの良い疎林ですが、細尾根に変わると一転してヤブっぽくなり、少し手こずります。その後も所々ヤブっぽいですが、進退窮するようなところはなく佐目子谷まで降りてこられました。

谷に下ったところは傾斜が緩やかで、少し広がりのあるところでしたのでお昼にしました。深山に一人座っている状況がすごく強く感じられ、心が落ち着いてきます。ここから上流に向いますが、左岸の杣道はすぐに消え、右岸に続くようになります。右岸は台地状でここに上がると別世界のような所が広がっていました。広い台地に大きな木が点在しています。ひときわ大きな木が目を引きました。まるで特別な木であるかのように石組みの広場があり、木の袂には石組みの台があります。また季節を変えてぜひ再訪したいと思います。この一帯は特徴的ですので名称もあろうかと思いますが、情報がありません。どなたかご存じの方がおられましたら教えていただけたら幸いです。

クチクマ谷の出合に着くと谷は急に細まり険しくなりました。それでも杣人たちが辿ったと思われる谷ですので、なんとなく踏み跡があるように見えます。しばらく登ると稜線部が明るくなり銚子が近いことを伺わせます。最後の一登りを終えると熊の戸平に続く源流部の穏やかな流れに変わりました。この変化は鮮やかでかつ劇的ですね。なんだか騙されたみたいな感じがします。

イブネ、クラシ、銚子の台地は雪がかぶっていました。今季初の雪見になりました。谷を詰めて登ってきてあっけらかんとした明るい頂上台地に飛び出し、はろばろとしたこの景色を目の当たりにすると、心が開放され自由になれる気がします。

ここからは一般道ですので、軽快に帰路を進みました。いつもの雨乞岳を眺め、千種街道を北谷分岐まで戻ってくると、今日辿った北谷と佐目子谷の美しさを思い出し、満足の行く山歩きだったなあと思い返しました。今日もいい一日でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:142人

コメント

セニョールさん、こんばんは。
いつもレコを参考にさせて頂いているbeggioと申します。

驚きました!
このレコの翌日(11月27日)、セニョールさんの昨年5月のレコを参考に、すごく似たルートを歩いてきました。
偶然にしては出来すぎですね。
今回のレコも是非参考にしたいと思います。
お疲れさまでした。
(明後日までにはレコをアップする予定です)
2023/11/28 0:21
いいねいいね
1
ベジさん、こんばんは。
コメントを頂きありがとうございます♪

1日違いで同じようなルートを歩かれていたとは、私もびっくりしました。そのうち山中でバッタリとお会いするかもしれませんね。レコのアップを楽しみにしています。

今後もどうぞよろしくお願いします。
2023/11/28 20:21
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 御在所・鎌ヶ岳 [日帰り]
雨乞岳,東雨乞岳〜甲津畑ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 御在所・鎌ヶ岳 [日帰り]
雨乞岳,東雨乞岳〜甲津畑ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら