高野山町石道の一部(矢立茶屋〜大門〜壇上伽藍)【和歌山県、高野山】


- GPS
- 04:23
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 557m
- 下り
- 202m
コースタイム
- 山行
- 3:40
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 4:14
矢立茶屋 852 ― 舗装路から山道へ 857 ― 袈裟掛石 903 ― 押上石 907 ― 五十町石 916 ― 国道横断 933 ― 展望台(四十町石) 938/小休止/1005 ― 国道脇 1007 ― 三十町石 1022 ― 鏡石 1028 ― 二十町石 1044 ― 十町石 1105 ― 大門下降点 1114 ― 高野山大門 1115/1123 ― 釜飯店で昼食 1127/昼食/1157 ― 金堂、根本大塔 1207/1229 ― 金剛峯寺 1237/1244 ― 駐車地点 1307
● 行動時間 4:15
天候 | 晴れ、快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
11/25 (広島の家〜かつらぎ町、泊地) 11/26 (泊地=矢立茶屋前) 矢立茶屋前 ― 大門 ― 壇上伽藍 ― 金剛峯寺 ― 大門手前 (駐車地=橋本駅、橋本=難波=新大阪=広島、広島駅=広島の家) ●登山口へのアクセス ○矢立茶屋前 ・公共交通機関はない。南海高野線「紀伊細川」駅から徒歩約50分 ・町石道は、この地点で国道370号を横断する。六十町石を見て国道を横断、茶屋の左脇から登っていく ※現在、町石道は九度山町から矢立茶屋までが通行禁止となっている。2023年6月の豪雨によるもの。まだ復旧の目処は示されていない ○大門(七町石、町石道下りの入り口) ・壇上伽藍の側から大門へと歩いて来た場合は、大門をくぐり国道480号を渡ると小ぶりな展望スペースになっている。その右手から下降する山道が町石道の入り口 ・大門へは、高野山中心部から歩いても10分は要しない程度。ケーブルカーの高野山駅からのバス便もある ○壇上伽藍 ・高野山観光の中心でもあるので行き方は割愛 ・町石道は、金堂前から右へと続く車道がそれ ・約100m進むと一町石がある。道路沿いではあるが、寺の敷地内に設けられているため、寺の外塀の内側に目を向けないと見落としてしまう (いずれの記述も2023.11現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○矢立茶屋〜大門 ・最初と最後が急な坂 ・道筋は明瞭かつ惑うような分岐はない。道標は矢立の入り口と大門の車道口、途中の国道横断地点くらいだが町石が約100mごとにあるので目安になる。危険箇所は、途中の国道横断地点。見通し距離がないカーブ道ながら、車速があることもあるので、横断には注意を要する ※四十町石は展望台のある辺り。三十七〜三十九町石は国道沿いにある ○大門〜壇上伽藍 ・車道歩き。根本大塔から金剛峯寺方面へは境内を歩いて行くことができる。ちなみにそちらには奥の院へと続く別の町石が建てられている (いずれの記述も2023.11現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ○コンビニエンスストア 高野山より手前は、橋本市街やかつらぎ町市街までにしかない。高野山にもコンビニはあるが24時間営業ではない ○飲食店 ・矢立には茶屋があり、昔ながらの焼き餅を販売している。昼食とはならないまでも、一服に使える ・高野山中心部には多数の飲食店がある。ごま豆腐や釜飯など、ならではの店も多い。今回もそうだが、観光客が一気に増加しており、正味の昼時には混雑は避けられなさそうだ ●日帰り温泉 ・日帰り入浴施設、温泉 国道371号を下ると「やどり温泉」がある。またかつらぎ町花園には「花圃の里」がある。 また、いわゆる日帰り入浴施設では、橋本市内の「ゆの里」、かつらぎ町の「八風の湯」などがある (いずれの記述も2023.11現在) |
写真
感想
和歌山の山の友からのお誘いを受け、およそ半年ぶりに高野山へ。
前日、前夜祭よろしくかつらぎ町の宿泊施設で小宴。その場で実は当方の百名山完登の祝を兼ねていると聞き、びっくり。しかも凝ったビデオも披露された。手間をかけてくれたことに感謝感激。食料などの準備もそうだが、ほんとうにありがたいことだ。
翌日はよく晴れてはいるが寒い朝。霜が降りている。そんな中を矢立に向かい、山歩きをする4人とそこで別の用事に向かう2人が別れ、さらに足故障から回復中の1人は車送迎班として大門へと向かった。
今回のコースはずいぶん短い。6月の雨のために矢立までは通行止めになっている。6月の雨も思いで深いのだが、その爪痕が甚だしく残っているとは残念なことだ。矢立茶屋から国道を渡り、六十町石の脇の九度山方面を見やると入口には「通行禁止」と書かれた立て看板が設置されていた。一日も早い復旧を期待したい。
矢立からの登りはしばらくは急な坂道だが、ほどなく緩やかな道取りになる。袈裟掛石、押上石と弘法大師由来の石が続く。歴史を背負った道らしい。やがて国道を渡り一登りで展望台に到着。前回も通ったはずだが、印象に薄い。そのときは和歌山に来て最初の山行きだった。おそらく、見える山並みの同定も利かず、あまり目に入らなかったのであろう。
同行のF氏がコーヒーを出してくださる。いつもながら、荷は軽そうなのに、ドラえもんのごとくにものが出てくる。十分に休憩して出発。展望台より上部には色づきの良い紅葉も散見されるようになった。先に行った宮島が紅葉を通り越したような姿だっただけに、赤や黄色に癒やされる。
最後の急坂を登ると、大門にも朱塗りの門にも負けないくらいの紅葉が待っていた。
釜飯でお昼として、最後は壇上伽藍まで歩く。いよいよ雲が切れて、空は快晴に。抜けるような青空の下、根本大塔の朱が映える。
青空を背景に広がる緑と朱を見ていると、身も心も洗われるようだ。そのコントラストは目を通り抜けて頭の中へと染み入った。
帰りに見た大門前の紅葉も陽の光を通して輝いているように見えた。
天上の極楽をあとに帰路へ。さあまた日常が待っている。
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