田貫湖から長者ヶ岳と天子ヶ岳周回


- GPS
- 04:55
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 959m
- 下り
- 950m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 4:42
天候 | 快晴 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道標等完備されていて間違い易いところや分かり難いところはなし。 |
写真
感想
田貫湖畔の駐車場には5:50に到着。気温はマイナス2度だが、途中休憩してきた道の駅朝霧高原はマイナス7度だったので、それよりはだいぶ暖かく感じた。外は無風。富士山が暗いながらもよく見える。外に出て準備をするが、富士山の様子も気になる。写真を撮ったりしながら準備する。支度中に写真を撮るなんて珍しいけど、景色がいいので仕方ない。6:05に行動開始するが、やはり湖畔に吸い寄せられて夜明け前の富士山見物となってしまった。このままここで夜明けを待つほうがきれいな富士山が見られる気がしたが、日の出までは30分ほどあるのでさすがに待てない。ヘッドライトを点灯しつつ今度こそ本当に行動開始。駐車場から東海自然歩道に合流するが、悲しいかな登山道は濃い杉林のため展望が得られない。所々で木々が開いて富士山が見えるところはあったが、やはり湖畔から見たほうがきれいだったように思う。帰りの時間のこともあるので夜明け前の行動開始は致し方ないが、天気が良かっただけに少し残念。
歩き出しは気温が低かったので色々着ていたが、風はないし登山道は急登が続くので、あっと言う間に体は暖まった。帽子やグローブを夏用に交換したり、フリースを脱いだりして都度調整する。歩いて止まってを繰り返すが仕方ない。歩き出しは氷点下だったが、風が弱いので数字ほど寒さは感じなかったし、歩いたらやはり暑くなるのはいつもどおりだった。長者ヶ岳への登りは東海自然歩道となっているので、整備状況はとても良い。あちこちに休憩に適したベンチはあるし、道幅も広い。実際にどれくらいの人が歩いているのかは分からないけれど、急登が続くのを除けば良い道だった。標高が上がっても樹林帯から抜けることはなかったが、左手側には樹木越しに富士山が見えた。広葉樹が落葉する前の季節だったら、もっと何も見えなかっただろう。脱ぎ着の休憩が多かったが、7:36に長者ヶ岳の山頂に到着。富士山の眺望良し。反対側は南アルプスが雪を被っていた。山頂にも立派なベンチがあるし、眺めも良いので休憩には最適だった。先客は2名だったが、時間が遅ければもっと多くの人で混雑したかもしれない。山頂には田貫湖にかけているのか、たぬきの置物が置かれていた。長者ヶ岳から北に延びる縦走路もあるらしいが、登山地図では点線ルートになっているし、山頂付近で少し見た限りでは、踏み跡も薄く、歩くには勇気が要りそうだった。行くなら入念に下調べが要りそう。
山頂で十分休んだら天子ヶ岳へ向けて行動再開。しばらくはほぼ平坦な歩き易い縦走路が続く。相変わらず樹林帯なので展望はないが、それでも富士山が樹木の向こうになんとか見える。平坦路が終わったら一旦標高を下げ、それが終わると天子ヶ岳へ向けて再度標高を上げる。とは言え天子ヶ岳と長者ヶ岳の標高はほぼ同じなので、下って登るのも大したことはなかった。8:25頃に天子ヶ岳の山頂付近に到着。長者ヶ岳とは異なり樹林帯で展望はないが、少し離れたところに展望地があるのでそこまで移動する。そこからの富士山はよく見えた。ここまできたら後は下るのみ。天子ヶ岳を過ぎると一気に標高が下がる。事前に地図を見ていて急坂だと思ったが、やはりそのとおりだった。小石がゴロゴロしていて歩きにくい。スリップや転倒に最大限注意して下る。滑って転んで骨折は避けたい。天子ヶ岳の下りでは、途中駿河湾が見えるところもあった。山行中に海が見えると何だか得した気分になる。結構長い下りに感じたが、それほどの時間ではなかったのかもしれない。林道に交差するとあとは消化試合。舗装路とダートの林道を歩いて田貫湖まで戻る。途中オートキャンプ場があったが、既にシーズンオフなのか、利用者は少なかった。休暇村に至るところは坂が急でしかも登り。休憩適地がなくておやつを食べ損ねたので登りは辛いところ。でも休暇村に至るとそれまで樹林帯で見えなかった富士山が再度見えるようになった。これは嬉しかった。休暇村から田貫湖に向かい、湖岸を半周して駐車場まで戻る。キャンプ場には既に多くのテントが張られていた。12月になり朝夜はかなり冷えると思うが、キャンパーには関係ないのかもしれない。我々は長者ヶ岳の山頂で飲み食いして以降何も食べてなかったので、湖畔の展望地のベンチに腰掛けてようやく久々に食料を減らすことができた。展望地では、海外からの観光客が代わる代わる富士山の写真を撮影していた。田貫湖畔は、登山やハイキングの人よりも、普通の観光客のほうが圧倒的に多かった。早朝から風が弱かったが、この時間になると湖畔は少し風が冷たく吹いていた。富士山も朝はすっきり見えていたが、お昼前になると雲が出てきて一部しか見えないようになってきていた。終日雲がかからない富士山を見られるのはなかなかないのだろう。整備され、舗装された遊歩道を歩いて駐車場に10:52に戻る。出発時は半分くらいの入りだったが、この時間は既に満車で、路駐もできていた。人気の観光地のように見えた。後片付けしている時も富士山はもう見えず。
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