赤鞍が岳・菜畑山〜腰痛の雪山ハイク〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,263m
- 下り
- 1,264m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:44
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
赤鞍が岳〜菜畑山はあまり人が入っていないようでしたが、リボンが随所にあり迷うことはなかったです。菜畑山から大久保(和出村)集落への下山は、1,2箇所わかりずらいところがあります。 |
その他周辺情報 | 道志紅椿の湯に立ち寄る |
写真
感想
東京近郊で静かな山歩きを満喫できる道志の山。雪があることも覚悟の上で、倉岳山・高畑山山行3日後の2月14日、赤鞍山方面に向けて山旅を決行する。交通の便がすこぶる悪いので、自家用車で出発。道志小学校横の道志水源の森の駐車場があり、そこを利用させてもらう。
スパッツを着け6時32分出発。道は南面に付いているので雪はほとんどない。送電線の鉄塔の下はススキの原で富士が良く見える。好ましい樹林帯の道をのんびりと登っていく。ゴトウ石付近から急坂になり、凍った雪道となる。チェーンスパイクを装着。装着時に軽いギックリ腰。立ち上がるのにも一苦労。騙し騙しゆっくりと歩を進める。怪我の功名で相当な急坂でも息が上がらなかった。赤鞍ヶ岳(ワラビタタキ)の無人測候所に着いても休まず歩を進める。ウバガ岩は今日一番の展望のポイント。この冬一番の寒気が来ており、北岳や間ノ岳の白い峰には雪雲が纏わり付いていた。携帯で富士をバックにした自撮りの写真、山好きの親戚に携帯メールで送信する。メカ音痴の私は携帯の操作が今ひとつ掴めず、寒風吹きすさむ中、苦労しながら何とか送信できた。手はかじかみ、身体はすっかり冷え切った。送信した後、すぐに出発。樹林帯の尾根上の雪道は、か細いトレースが消えかかっており、この山域の人の少なさを実感した。しかし適度な上り下りがあり、なんと言っても静寂な雰囲気が気に入った。冬枯れの樹林帯の左手前方には常に富士が見えている。家からも比較的近いし、いっぺんに道志の山のファンになった。ただ腰が痛いので、所々現れるちょっとした岩場の通過では苦労した。
朝日山(赤鞍ガ岳)に9時53分に到着。静寂の中の頂き。時間は早いが鍋焼きうどんとおにぎり、加えてノンアルコールビールとおつまみの昼食とする。まもなく、道志村役場方面から登ってきた初めての登山者と出会う。その単独行者はすぐに頂上を後にして来た道を戻って行った。昼食後、腰を上げるのに一苦労。
朝日山山頂から菜畑山方面の足跡はほとんどない。これから、秋山峠から下山するか、根性を出して予定通り菜畑山まで縦走するか迷ったが、時間も早いので菜畑山方面に縦走を続けることにする。10時34分出発。幸い、一人分のトレースと赤リボンが随所に付けられていたので、迷うことはなかった。雪も深いところで膝下くらい。のんびりと雪山ハイクを楽しむ。ブドウ岩頭でぐっと左へ折れ、急坂を下る。そこで本日2人目の単独行者とすれ違う。土曜というのに、結局2人の登山者しか出会わなかった。アミバと呼ばれる鞍部から菜畑山の頂までは標高差200メートルの急登。この辺りから風が強くなってきた。北面だから雪も深い。樹林帯だが季節風がピューピューと音を立てて容赦なく身体の体温を奪っていく。どうやらこの辺りは今倉山から超えてきた風の通り道らしい。靴の中も湿った雪により、靴下が濡れて冷たくなってきた。心細くなってきて、急かされるような気分になる。一方、足は雪で取られ息は上がり、思うように足が出ない。時々立ち止まり肩で息をする。
東屋のある菜畑山頂上に13時4分到着。南面が開け、久しぶりの富士と対面。大室山が大きい。先ほどまでの大風が嘘のよう。南面の斜面には雪もほとんどなく、のどかな日だまりの頂上であった。後は下るだけ。難関を突破してのんびりとした気分になる。お菓子とミカンを食べる。
チェーンスパイクを外し、菜畑山を後にする。13時17分出発。チェーンスパイクを外すと何と足の軽いことか。雪のほとんどない一直線の急坂を一気に下った後、雪のびっしり着いた林道をさらに下りる。左手に和出村(大久保集落)に至る足跡があるので、それに従い林道から分かれる。途中、送電線の鉄塔の下を通り、まもなく枯れ沢沿いの道になった。この辺りの山道は少し荒れており2回ほど道が途切れルートファインディングが必要となった。しかし、よく見回すと薄い踏み跡が見つかるものである。鹿よけ柵の扉を開けると和出村集落に到着。ダンプの行き交う道志みちを30分我慢すれば、朝、車を止めた駐車場に到着。15時17分。
駐車スペースを一日拝借したので、お礼がてら駐車場主である水源の森のそば処で食事をしようと思ったが、あいにく休業していた。仕方なく車を走らせる。途中、道志紅椿の湯で山の汗を流し、痛めた腰を癒やした。きれいな温泉であった。入浴後、ノンアルコールビールとかき揚げ定食で軽い食事。ほとんど渋滞なく中央道を通過し、自宅に20時過ぎに到着した。今回の山行で、静寂な道志の山が大変気に入った。今度は今倉山辺りを歩いてみよう。
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